MHD発電(読み)エムエッチディーハツデン(英語表記)magnetohydrodinamic generation of electricity

デジタル大辞泉 「MHD発電」の意味・読み・例文・類語

エムエッチディー‐はつでん【MHD発電】

MHDmagnetohydrodynamics》⇒電磁流体発電

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改訂新版 世界大百科事典 「MHD発電」の意味・わかりやすい解説

MHD発電 (エムエッチディーはつでん)
magnetohydrodinamic generation of electricity


MHD5055%40%MHD

 30001km/s2-2000

 MHD146T23MHD

 MHD

 MHD︿MHDelectrofluid dynamic generation of electricityEFDMHD


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「MHD発電」の意味・わかりやすい解説

MHD発電
えむえいちでぃーはつでん


MHDmagnetohydrodynamics

 20003000()1000MHDMHD

 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MHD発電」の意味・わかりやすい解説

MHD発電
エムエイチディーはつでん
magnetohydrodynamics power generation

電磁流体力学を応用した発電法。従来の発電機の固体の導電体の代りに,高温で電離状態になった導電性の気体であるプラズマをダクトに流して直角に磁界を加え,そのいずれにも直角方向に起電力を発生させる方法。磁界の中に高温プラズマを通し,直接に電磁的に電気を得るので,熱電子発電,熱電発電などとともに直接発電の一分野とされる。研究開発中の発電方式なのでいろいろな方法や可能性があるが,いまのところ電磁界内に高温高速の導電性ジェット流を通過させ,これと平行に設けた対向電極の間に直接に電気を発生させる方式が研究されている。直接に発電するため熱効率が高く,同時に磁界を通過したあと高温の排ガスを火力発電機の蒸気タービンに誘導して火力発電をすると全体の熱効率は著しく上がる。両者を合せた総合熱効率は従来の火力発電より5割以上高い 50%程度といわれている。将来の発電方式として研究,開発が盛んである。高温ガスの電離を促すための添加剤や使用するガスや燃料,またガスの通路の材質,冷却技術など多くのむずかしい課題をかかえている。発電機の形式としては,ファラデー型,ホール型,ダイアゴナル型がある。アメリカ,日本,ロシアなどで開発が進められている。

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百科事典マイペディア 「MHD発電」の意味・わかりやすい解説

MHD発電【エムエッチディーはつでん】

 
MHDmagnetohydrodynamics
 

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知恵蔵 「MHD発電」の解説

MHD発電

強力な磁石の間に高温ガス・プラズマを通過させて電極から電流を取り出す発電方式。ファラデーの電磁誘導の法則の直接的応用。燃焼ガスの運動エネルギーを直接電力に変換するので効率が高く、排出ガスで蒸気タービンを回すことで総合効率50%以上を望める。燃焼ガスを導電化するには、シード物質としてカリウムなどを添加する。問題点は、電極の耐久性。日本語では電磁流体力学発電という。

(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2007年)

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世界大百科事典(旧版)内のMHD発電の言及

【直接発電】より


MHD

※「MHD発電」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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