児孫のために美田を買わずの解説
︻読み方︼
じそんのためにびでんをかわず
︻意味︼
児孫のために美田を買わずとは、子孫のために、あえて財産を残さないようにすること。
︻注釈・由来︼
﹁児孫﹂とは、子供と孫。子孫。
﹁美田﹂とは、地味が肥え、作物がよくとれる田地。
よい田地を買うなどして、むやみに財産を残すことで、子孫が仕事もせずにのんきな生活を送るようになるのを恐れ、戒めたもの。
西郷隆盛が大久保利通に寄せた詩﹃偶成﹄の一節、﹁一家の遺事人知るや否や、児孫の為に美田を買わず﹂から。
︻出典︼
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︻例文︼
・児孫のために美田を買わずというから、今ある土地は処分しておいた方がいいだろ。
・児孫のために美田を買わず、可愛い子には旅をさせよだ。子供のためを思うなら、親の支援は少ない方がいいぞ。
・児孫のために美田を買わずというが、買えるだけの金もないから心配ない。
︻注意︼
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