クラシックナビ
新着記事
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びわ湖ホールから
子供に楽しい企画 8月、涼しく過ごす /滋賀
2024/7/7 05:14 836文字夏真っ盛りの8月。びわ湖ホールではお子様が存分に楽しめる企画が並びます。 まず8月10日は、秋に行われる﹁現代音楽﹂公演のプレ企画﹁どうぶつおんがくたい×C3︵シーキューブ︶0歳からのどうぶつ音楽会﹂。動物をテーマにした童謡、民謡、ジャズ、古楽、現代音楽などをカッコいいアレンジとダンスでお届けする -
びわ湖ホールから
七夕ロビーコンサート 星や夏の歌、家族で楽しむ /滋賀
2024/6/30 05:05 552文字子供も大人も気楽に楽しめる、毎年大好評の七夕ロビーコンサートを本年も開催いたします。琵琶湖を臨む広々としたホールのメインロビーで、声楽アンサンブルの美しい歌声を楽しんでみませんか。 ロビーコンサートは、四季の景色の美しさとすてきな演奏を楽しむことのできる約30分のミニコンサートで、無料でどなたでも
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びわ湖ホールから
教会音楽の魅力堪能 システィーナ礼拝堂、秘曲も /滋賀
2024/6/23 05:07 828文字公演のサブタイトルになっているシスティーナ礼拝堂は、イタリア・ローマ市内のバチカン市国にあります。バチカンの面積は東京ディズニーシーとほぼ同じ、人口は1000人に満たないので面積、人口ともに世界最小の国です。 小さいながらも、カトリック教会の最上位の聖職者・ローマ教皇の居住地であるために、世界的に
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びわ湖ホールから
コレペティトゥア育成 阪哲朗オペラセミナー /滋賀
2024/6/16 05:01 728文字びわ湖ホールでは、さまざまな役割の専門家が集結して一つの公演を作りあげています。特にオペラに取り組む際には、コレペティトゥアと呼ばれる、ピアノを弾きながら歌手に音楽的な指導を行うコーチの存在は必要不可欠です。多くの場合は専門的知識を豊富に持ったピアニストが務めますが、オペラ指揮者もコレペティトゥア
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音のかなたへ
無音の果て
2024/6/16 02:00 1280文字原爆の開発者を描く話題の映画﹁オッペンハイマー﹂を見た。主人公のオッペンハイマーが物理学を学び始めたころ、数式を楽譜のように読む、と教えられる。物理学者の感性が画面を通して刻印された。黒板に書いた長い数式をオッペンハイマーが﹁美しい﹂と評するのも、音を思えば分かる。楽譜から音が聞こえるか、とオッペ -
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びわ湖ホールから
ダネル弦楽四重奏団 室内楽の魅力を知る /滋賀
2024/6/9 05:01 834文字多彩な演奏家による室内楽の魅力を幅広い層の方々に紹介する「室内楽への招待」シリーズ。今年度のトップバッターは、ベルギーのダネル弦楽四重奏団です。 1991年にベルギーで結成、現代のクラシック音楽シーンにおいて重要な地位を占め、演奏会や録音は世界のクラシック音楽ファンから支持されています。彼らは、新
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びわ湖ホールから
子供に本物の音楽を 今年も学校巡回公演 /滋賀
2024/6/2 05:13 579文字びわ湖ホールでは、2001年から毎年春先に「学校巡回公演」を開催しています。ホール専属の16人の歌手「びわ湖ホール声楽アンサンブル」が県内10校の小中学校を訪問し、体育館でコンサートを行います。 今年は湖北、湖東、湖南地域にある六つの小学校と四つの中学校で、約2000人の児童・生徒に歌声を届けまし
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びわ湖ホールから
品川カルテット公演 弦楽のエンターテイナー /滋賀
2024/5/26 05:06 693文字来月13日、品川カルテットがやってきます。品川カルテットは、屈指のエンターテイナーであるバイオリニスト古澤巌を中心に、「TSUKEMEN」のバイオリン奏者として活躍するTAIRIK(品川カルテットではビオラ担当)がプロデュースし、組まれたユニットです。 カルテット=弦楽四重奏と聞くと堅苦しいイメー
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びわ湖ホールから
プロ歌う名曲に浸る 「美しい日本の歌」 米原公演も /滋賀
2024/5/19 05:12 811文字びわ湖ホール声楽アンサンブルが、だれもが知る唱歌、童謡、昭和・平成のヒットソングを上演する「美しい日本の歌」シリーズ。日ごろプロのオペラ歌手として生の歌声をホールいっぱいに響かせる声楽アンサンブルが歌う「美しい日本の歌」が圧巻だと、毎年大好評をいただいています。 5年目となる今回は、びわ湖ホールに
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音のかなたへ
「独りにして」
2024/5/19 02:00 1268文字街に、影をひく人がいる。 おそらく街にいながらも、街の喧騒︵けんそう︶に背を向けている人だ。彼であろうが彼女であろうが、人との齟齬︵そご︶、他者との無関係性が、そこだけ切り取られたように沈んでゆく。 ﹁独りにして﹂という言葉を詞にする歌が多い。呼び掛けながら、独りを望む自己矛盾がある。 ﹁初めから -
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びわ湖ホールから
音楽と融合、竹取物語 今秋オペラ上演 4館共同制作 /滋賀
2024/5/12 05:15 783文字誰もが知る日本最古の物語を原作に、昭和歌謡を意識した親しみやすくも非常に美しい音楽でつづられたオペラ「竹取物語」。本年度、びわ湖ホール、iichiko総合文化センター(大分)、札幌コンサートホールKitara、やまぎん県民ホール(山形)の4館で本作を共同制作し、上演します。びわ湖ホールで先月24日
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びわ湖ホールから
音に触れ楽しもう 来月1日、オーケストラ公演 /滋賀
2024/5/5 05:01 641文字びわ湖ホールが特におすすめするオーケストラ公演の一つ「音楽会へ出かけよう!」は、大人も子供も存分に楽しめるコンサートです。 まず、演奏する曲は誰もが耳にしたことがあるえりすぐりの名曲を集めたプログラム。運動会のBGMで有名な「スイス軍の行進」から始まり、「ハンガリー舞曲第5番」や「ファランドール」
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びわ湖ホールから
歌手の成長、間近で 「林康子声楽曲研修」 /滋賀
2024/4/28 05:07 688文字全国から厳しいオーディションを経て選ばれた声楽家集団、びわ湖ホール声楽アンサンブル。5月23~25日の3日間、声楽アンサンブルのメンバーが歌唱レッスンを受ける様子を皆さまにご覧いただける「林康子声楽曲研修」を開催します。普段は舞台の上で演奏する姿を披露する歌手の成長する過程を、間近に見ることができ
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びわ湖ホールから
気軽に多彩な演目を びわ湖の春音楽祭 ロビーコンサート 27、28日 /滋賀
2024/4/21 05:03 812文字4月27、28の両日、春の風物詩「びわ湖の春音楽祭」を開催します。この音楽祭の2日間は、オーケストラや吹奏楽、邦楽など、多彩な演目をお楽しみいただけます。 ホール公演の合間にはメインロビーでの物販スペースや、屋外の飲食ブースなどをお楽しみいただくことができますが、無料のロビーコンサートにもぜひお越
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音のかなたへ
金沢の“第9”
2024/4/21 02:00 1264文字能登半島地震の被災地、石川県には唯一のプロの交響楽団「オーケストラ・アンサンブル金沢」がある。本拠とする金沢市の石川県立音楽堂は微少な被害にとどまったが、1月の定期公演は4月へ延期され、既に売られたチケットを簡便な手続きで払い戻しできるようにした。また避難所でのボランティアコンサート、各地でのチャ
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びわ湖ホールから
帰国後初のリサイタル 若きスターバリトン /滋賀
2024/4/14 05:08 839文字今月の27日、28日に開催する﹁びわ湖の春音楽祭﹂では、びわ湖ホール芸術監督を務める阪哲朗を中心に、多くの一流の演奏家が熱い饗宴︵きょうえん︶を繰り広げます。 その中でも注目を集めるのが、バリトンの黒田祐貴です。日本音楽コンクール第2位と岩谷賞︵聴衆賞︶を受賞して注目され、2021年に兵庫県立芸術 -
びわ湖ホールから
春めでる、和の調べ 音楽祭 箏と十七弦による「瀬音」 /滋賀
2024/4/7 05:06 722文字27、28日に﹁びわ湖の春音楽祭﹂を開催します。一つ一つの公演時間が短く、さまざまなジャンルの公演を少しずつ渡り歩いていただけるのが音楽祭の大きな魅力です。この機会に邦楽器の魅力を味わってみませんか。 今回登場するのは、箏︵こと︶の遠藤千晶と十七弦の山本修也です。遠藤は和・洋の垣根を越えて国内外の -
びわ湖ホールから
音楽祭で「南国気分」浸る 黄金の音の宴「バリ・ガムラン」 /滋賀
2024/3/29 05:03 715文字びわ湖ホールの春の風物詩ともなった音楽祭。第3代芸術監督、阪哲朗がプロデュースする「びわ湖の春音楽祭」として2年目となる今年は、「夢と憧れ」をテーマとし、魅力あふれるコンサートを多数ご用意しています。そのうちの一つが南の島への“夢と憧れ”の気分に浸れるバリ・ガムランです。 「ガムラン」はインドネシ
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びわ湖ホールから
歌と京響の豪華共演 春の風物詩、音楽祭 /滋賀
2024/3/22 05:08 680文字びわ湖ホールの春の風物詩となった音楽祭。芸術監督としての手腕を随所に発揮している阪哲朗プロデュース2年目の幕開けとなるのが、4月27日午前11時から始まるオープニング・コンサートです。 今を時めく人気ソプラノ小林沙羅と、活躍めざましいカウンターテナー藤木大地をソリストに迎え、阪哲朗指揮のもと、びわ
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音のかなたへ
孤独の種類
2024/3/17 02:01 1308文字孤独は無数にある。深い芸術の核に刻まれ、密告社会の様相を帯びたSNSの背景に不気味に広がる。互いの孤独については互いに分からない。他人からは触れられないし、表そうとしても伝わらない。安易に表したものは、プラスチック類か紙類か分別されず道ばたで風に吹かれるゴミのようだ。 ブランショの﹁孤独のアポリア -