イスラエル・ハマス戦闘

子どものがん患者ら20人、ガザから搬送　検問所制圧以来、初

　AP通信は27日、パレスチナ自治区ガザ地区のがんなどを患う子ども約20人が海外で治療を受けるため、南部ケレム・シャロム検問所を経由してエジプトに向かったと報じた。イスラエル軍が5月上旬にラファ検問所を制圧して以来、ガザから患者が搬送されたのは初めて。　ラファ検問所の閉鎖以降、病気を患ったり負傷した

イスラエルの最高裁　「不平等」とユダヤ教超正統派の徴兵命じる

　イスラエルの最高裁は25日、宗教的な理由から建国以来、徴兵を免除されてきたユダヤ教超正統派の国民も徴兵するよう政府に命じる判決を言い渡した。パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスとの戦闘が続く中、判決は「負担の不平等はかつてないほど深刻だ」と指摘した。イスラエルメディアが伝えた。　イスラエル

イスラエル首相、停戦案合意へ「努力しており、立場変わらない」

　パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相は24日、米国が求める停戦案について「（合意に向けて）努力しており、我々の立場は変わらない」と強調した。前日の地元テレビでのインタビューでは停戦案に消極的な姿勢をみせたが、発言を修正した。　バイデン米大統領が5月末に発表した停戦案は、

イスラエル首相「ガザでの激しい戦闘は終わりに近づいている」

イエメン・フーシ派、紅海で空母攻撃と主張　米側は否定

　イエメンの親イラン武装組織フーシ派は22日の声明で、紅海で米原子力空母ドワイト・アイゼンハワーを弾道、巡航ミサイルで攻撃したと主張した。フーシ派は攻撃が成功したと説明したが、米中央軍は「全くの誤りだ」と否定した。　フーシ派はアラビア海で別の船舶をミサイルで攻撃したとも表明。声明で「パレスチナ自治区

イスラエル軍、ガザ地区北部を攻撃　少なくとも42人が死亡

イスラエル軍「人道支援ゾーン」に砲撃か　「25人死亡」とガザ当局

アルメニアもパレスチナを国家承認　即時停戦求め　イスラエルは抗議

京都市のホテル、イスラエル人の宿泊拒否　市が運営会社を行政指導

米政府高官、イスラエル首相の発言に不快感　支援抑制は「不正確」

　カービー米大統領補佐官（広報担当）は20日の記者会見で、イスラエルのネタニヤフ首相が18日に「米国はイスラエルへの武器弾薬の提供を控えている」と主張したことについて、「間違いなく不正確な声明だ。イスラエル側には深い失望を伝えた」と不快感を示した。パレスチナ自治区ガザ地区への侵攻を巡って、バイデン政

イスラエル軍、軍民区別の原則に組織的違反の可能性　国連報告書

　国連人権高等弁務官事務所（OHCHR）は19日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区で、国際人道法に基づき民間人と戦闘員や、民間施設と軍事施設などを区別しなければならない原則を組織的に違反して攻撃した可能性があるとする報告書を発表した。　OHCHRは、昨年10月から12月にかけて、市場や難民キャ

ハマス壊滅は「達成不可能」　イスラエル軍報道官が異例の政府批判

　パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、イスラエル軍のハガリ報道官は19日、地元テレビのインタビューで、ネタニヤフ政権が掲げるイスラム組織ハマスの壊滅は「達成不可能だ」として、異例の政府批判を展開した。ガザ最南部ラファでの攻撃を続ける中、軍事作戦の限界を示唆した形だ。ネタニヤフ首相は、軍は政府の決定

ハマス4大隊の「半数を解体」　ラファでイスラエル軍発表

　イスラエル軍は17日、地上作戦を進めるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、四つあったハマスの大隊のうち半数を解体したと発表した。数週間で作戦目的を達成できるとの認識を示した。ラファを「ハマスの最後のとりで」と位置付けるイスラエルの作戦後の出方が注目される。　一方、ハーレツ紙は治安筋の話として、イス

イスラエルが戦時内閣を解散　極右閣僚の参加阻止が狙いか

病院で死を待つ負傷者たち　イスラエルは歓喜　ガザの人質救出作戦

　パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラットで8日にあったイスラエル軍の人質奪還作戦で、負傷した一部の市民らは約5キロ離れた中部デルバラーの病院などに運び込まれた。だが、ガザでは医療物資の搬入は制限され、十分な治療はできない。毎日新聞の現地助手が10日に病院を訪ねると、負傷者は痛みを我慢しながら、ベッ

「無差別」の空爆、ばらばらの遺体　イスラエル・人質救出作戦の裏側

　イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラット難民キャンプで、人質奪還作戦を行い、イスラム組織ハマスが拘束していた4人の救出に成功した。だが、その裏では多くのパレスチナ人が攻撃にさらされ、命を落とした。ガザ当局によると、死者は274人。現場で何が起きたのか。毎日新聞の現地助手がヌセ

イスラエル、ガザ南部の一部で軍事活動を停止　各地で空爆は続く

　イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援物資の搬入を進めるため、15日からガザ地区南部の一部地域で一定の時間、軍事活動を停止する措置を始めたと発表した。ただイスラエル軍は「作戦の停止ではない。ラファでの作戦は継続している」としており、16日も各地で軍事作戦を実施した。　軍によると

イスラエル軍の兵士8人死亡　ハマス、装甲兵員輸送車を攻撃し爆発

赤根智子・ICC所長「政治圧力に屈しない」　プーチン氏に逮捕状

メディア規制「愚かな決断、他に手段あった」　イスラエル左派研究者

　イスラエル政府が放送停止を決めた中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は、パレスチナなどでは人気のメディアだ。なぜ、イスラエルは国際的な批判を承知でアルジャジーラの活動を止めたのか。アラビア語メディアの研究を専門とするヘブライ大学のシュローミ・ダスカル講師に背景を分析してもらった。【聞き手・エルサレム