医療・健康
新着記事
-
医療プレミア特集
「思い出さない方が楽」 5歳でドナーとなり、5人の命を救った愛娘 その“偉業”を父が語る理由/5
2024/7/11 05:30医療プレミア 4145文字5歳だった三浦愛來(あいく)ちゃん(愛称、くーちゃん)は数年前に急性インフルエンザ脳症で倒れ、父の拓(ひらく)さん(46)と母の彰子さん(43)=西日本在住=が、脳死下での臓器提供を決断した。その後、時の経過とともに、三浦さん夫妻の心中や取り巻く環境が徐々に変化。2021年にはくーちゃんの弟、長男
-
ヘルスデーニュース
米国で乳がんによる死亡者数が6割近くも減少 そのわけは
2024/7/11 04:00医療プレミア 1819文字1975年から2019年の間に米国では乳がんによる死亡者数が58%も減少し、この減少には、医療技術の進歩と定期的な乳がん検診の導入が寄与した可能性のあることが、米スタンフォード大学助教のJennifer Caswell-Jin氏らによる研究で明らかにされた。この研究の詳細は、「Journal of
-
野菜販売に手話対応…「選ばれる薬局」へユニークな取り組み加速
2024/7/10 14:00 1702文字薬を出すだけの薬局から﹁選ばれる薬局﹂へ――。高齢化やデジタル化の影響で、調剤薬局や薬剤師の役割が大きく変わり始めている。患者とより緊密に関わり、多様なニーズに応えることで顧客の獲得につなげようとユニークな取り組みをする薬局も出てきている。 ﹁今日入ってきたばかりですよ﹂。東京都世田谷区の﹁薬局ラ -
ほむほむ先生のアレルギー入門
小さな子やアトピーの子にも日焼け止めを使う方がいい?
2024/7/10 05:30医療プレミア 6151文字日差しが強くなってくると、小児科外来では「子どもに日焼け止めを使ってもいいですか?」という質問を受けることが増えてきます。 日焼けは健康的だという考え方をされている方、特に年配の方には、外で長く遊んで真っ黒になっている子どもが健康だと考える方もいるかもしれません。確かに適度な日光浴はビタミンDを生
-
ヘルスデーニュース
男性不妊症 精液中のマイクロバイオームと関連か
2024/7/10 04:00医療プレミア 1430文字ヒトと共存する微生物の集団全体を表す「マイクロバイオーム」という言葉は、皮膚や腸との関連で耳にすることが多い。しかし近年、マイクロバイオームは男性の精液にも存在することが示され、それと不妊との関連を探る研究も進められている。こうした中、新たな研究で、精液中のマイクロバイオームが精液の質のパラメータ
-
-
きょうのセカンドオピニオン
耳鳴りが後頭部からも=答える人・和佐野浩一郎准教授(東海大医学部・耳鼻咽喉科学)
2024/7/10 02:01 786文字Q 耳鳴りが後頭部からも 急な難聴の後、耳鳴りが続いています。﹁ゴー﹂と後頭部からも聞こえます。周囲に理解してもらえず、一生続くのかと気が重いです。︵大阪府、80歳、女性︶ A 気にしなくなる方法を模索 急に耳が聞こえなくなることを﹁急性感音難聴﹂といいます。このうち、脳腫瘍やウイルスなど原因が明 -
熱中症搬送者数予測サイトを公開 8都道府県で 名工大
2024/7/9 19:10 297文字名古屋工業大のチームは9日、東京や大阪、福岡など8都道府県の1週間先までの熱中症搬送者数予測値などが分かるウェブサイトの公開を始めたと発表した。搬送者急増による医療逼迫の回避に向けた準備や、適切なタイミングでの注意喚起に役立つとしている。順次、対象地域を拡大する方針。 地球温暖化などの影響で熱中症
-
急性咽頭炎や気管支炎、感染症法上の5類に分類 厚労省が方針
2024/7/9 18:21 473文字厚生労働省は8日、季節性インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などが含まれる感染症法上の5類感染症に、新たに「急性呼吸器感染症」を位置付ける方針を示した。定点となる医療機関から、急性の咽頭(いんとう)炎や気管支炎といった症状の患者を幅広く報告してもらう。新たな病原体による感染症の迅速な覚知が目的
-
関西初のファシリティードッグ導入へ 大阪で訓練開始 支援募る
2024/7/9 10:30 894文字医療チームの一員として働く犬「ファシリティードッグ」を関西の病院に初めて導入することを目指し、日本補助犬協会(横浜市旭区)は17日から、大阪府泉佐野市の医療施設で候補犬の実地訓練を始める。同協会は「入院中の子どもたちに笑顔を届けられるように育成したい」と説明し、クラウドファンディング(CF)で育成
-
牛由来の高病原性鳥インフルエンザ ヒトに高い感染力か 東大チーム
2024/7/9 08:23 721文字牛に感染したH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ヒトへの感染効率が鳥由来のウイルスよりも高い可能性があると、東京大新世代感染症センターの河岡義裕機構長らのチームが発表した。マウスやフェレットに強い病原性を示すことも確認。ウイルスが変化した可能性があり、ヒトへの感染拡大が懸念される。 チ
-
-
ヘルスデーニュース
食べ過ぎにご用心! 10代の肥満は腎臓病のリスク
2024/7/9 04:00医療プレミア 1491文字10代に肥満であることが、若年成人期の腎臓病発症リスク因子である可能性を示すデータが発表された。ヘブライ大学︵イスラエル︶のAvishai Tsur氏らの研究によるもので、詳細は﹁JAMA Pediatrics﹂に12月11日掲載された。BMIが基準範囲内ながら高値の場合も、リスク上昇が認められる -
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
ワクチン・予防薬の登場で進展した乳幼児のRSウイルス対策 課題は
2024/7/8 05:30医療プレミア 3892文字RSウイルスの高齢者用ワクチンの発売から数カ月が経過し、日本でも少しずつ高齢者に対するリスクが注目されるようになってきていますが(「高齢者には『死に至る病』 私がRSウイルスワクチンを推奨する理由」)、RSウイルスは乳幼児にとっても注意が必要な感染症です。2023年9月には2週にわたり、乳幼児のR
-
ヘルスデーニュース
犬に人気がある動画コンテンツとは?
2024/7/8 04:00医療プレミア 1776文字愛犬がテレビで何を見るのが一番好きか考えてみてほしい。自然のドキュメンタリー番組だろうか、動物の映像だろうか。米ウィスコンシン大学マディソン校獣医学部教授のFreya Mowat氏らが「Applied Animal Behavior Science」1月号に発表した研究によると、犬が最も興味を示す
-
楽しく下げる高血圧
冷凍食品売り場は「オレオレ詐欺」と同じ 冷たいビールの一気飲みも危険 油断できない夏の血圧管理
2024/7/7 05:30医療プレミア 3613文字本格的な夏が近づいてきました。暖かくなるにつれ、血圧が下がってきたという方も多いのではないでしょうか。しかし、油断は禁物です。夏でも思わぬ場面で血圧が急上昇することがあります。また、十分に水分を補給しないと、血液がドロドロになり、命にかかわるような思わぬ事態につながりかねません。今回は暑い夏、生活
-
ヘルスデーニュース
早寝早起きの人は……拒食症のリスクが高い
2024/7/7 04:00医療プレミア 1457文字夜更かしよりも早寝早起きの生活パターンになりやすい、いわゆる“朝型”の人は、神経性食欲不振症(拒食症)のリスクが高いことを示唆する研究結果が報告された。米マサチューセッツ総合病院のHassan Dashti氏らの研究によるもので、詳細は「JAMA Network Open」に1月4日掲載された。
-
-
チアダンス、燃える「もみじ」は86歳 起業や介護…続くチャレンジ
2024/7/6 13:00 1971文字笑顔と華やかな演技で競技者自身も見る人も元気にするスポーツ「チアダンス」。チャレンジはいくつになってもわくわくするもの。福岡県内では、50代以上のグランド世代(年長者)を対象に「グランチア」と名付けたチアダンス教室が活況を呈している。 金髪のウイッグに水玉模様のおそろいの衣装――。6月上旬、福岡市
-
ER Dr.の救急よもやま話
強い感染力、アルコールは効かない 夏に流行するやっかいなウイルスが引き起こす病
2024/7/6 05:30医療プレミア 2066文字﹁先生! なんだか熱があって、喉が痛くて……。目がゴロゴロするし、目やにがどんどん出てくるんです。こすっていたせいか、目も痛くなり、光がまぶしくなってきました﹂ 30代の女性が、時間外の外来を受診されました。診察すると、目の結膜︵白目の部分︶は真っ赤になっています。﹁あ! これは……﹂ 私は、少し -
ヘルスデーニュース
骨密度低下にストップ! ポイントは「骨への衝撃」
2024/7/6 04:00医療プレミア 1462文字運動や日常生活の中で骨にわずかな衝撃を与えるだけで、加齢に伴う骨密度(BMD)の低下を抑制できる可能性のあることが、ユヴァスキュラ大学(フィンランド)のTuuli Suominen氏らによる研究で示唆された。大腿骨頸部と呼ばれる股関節の重要部位に焦点を当てて運動による介入の効果を検討したこの研究の
-
これ大事!いま知りたい医療ニュース
「断食」で得た効果を自宅でも維持するためには 笹田信五・健康道場長が説く最良の方法
2024/7/5 11:00医療プレミア 5646文字兵庫県・淡路島の「五色県民健康村健康道場」で3泊4日の絶食を経験した記者(58)。目的は減量による生活習慣病予防だったが、道場長の笹田信五医師(75)は「絶食には不安感の解消など『心』の健全性を取り戻す効果がある」と話す。どういうことだろうか。健康道場設立の経緯や「健康医学」への思いについて笹田医
-
これ大事!いま知りたい医療ニュース
3泊4日で体重はどこまで減るか 淡路島の「公営断食道場」体験記
2024/7/5 05:30医療プレミア 5443文字医療用医薬品の肥満症治療薬や市販の腹囲減少薬が登場し、「肥満」が医療のトピックに挙がる機会が増えた。かくいう記者(58)も年齢とともに腹囲が広がり、健康診断のたびにLDLコレステロール値や血圧の改善を指導されている。運動習慣を取り入れて半年以上経過したが、4月初め時点で身長169センチに対して体重
-