第45回東京モーターショー2017 特集

ドライバーの意思をもっと分かりやすく伝えたい、LEDで路面にクルマの動きを表示自動運転技術

三菱電機は車両の後退やドアが開くことを光で知らせる技術「安心・安全ライティング」を開発した。車両に注意喚起のマークを表示したり、路面に車両の挙動を示す図形を投影したりする。2020年度以降の事業化を目指す。

» 2017年10月11日 07時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 三菱電機は2017年10月10日、東京都内で会見を開き、車両の後退やドアが開くことを光で知らせる技術「安心・安全ライティング」を開発したと発表した。車両に注意喚起のマークを表示したり、路面に車両の挙動を示す図形を投影したりするものだ。2015年に発表した「路面ライティング」のコンセプトを量産可能な部品で実現した技術となる。

 三菱電機のプロダクトデザインやインタフェースデザインを担うデザイン研究所が開発を担当し、クルマの動きを誰にでも分かりやすく示す表示の仕方を追求した。2020年度以降の事業化に向けて、自動車メーカーへの提案を進めていく。

「安心・安全ライティング」で意思表示。後退時(左)とドアを開ける時(右)の様子(クリックして拡大)

どの角度から見ても分かるように

通常の後退灯が点灯した様子。歩きスマホの人などには気付かれにくい。そもそも、後退灯の意味を万人が理解しているとも言いにくい(クリックして拡大)

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車両に装着したLED光源やディスプレイで図形を表示する(左、中央)。赤外線センサーでドアを開けようとしていることを検知する(右)(クリックして拡大)
明るい場所でもライティングが分かるようにした(クリックして拡大)

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