アフガニスタン、危険な市街地から安心の団地へ

首都カブールの郊外で、ようやく近代的で落ち着いた暮らしを手に入れた人々

2018.02.02
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特集フォトギャラリー4点(画像クリックでリンクします)
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経済的に余裕のある市民は、カブールのカサバ地区に新しくできたフワージャ・ラワーシュ団地に引っ越している。タリバンの攻撃が続く市街地より快適に暮らせるし、何よりも安全だ。PHOTOGRAPH BY ANDREW QUILTY

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 ある日の午後、団地の住民は不吉な光景を目にして立ちすくんだ。白い煙がゆらゆらと立ち上っている。山岳地帯から北に向かって反政府武装勢力タリバンが放った迫撃砲が、近くの空港を直撃したのだ。

 タリバンと欧米諸国の支援を受けた政府軍との戦闘が激化すれば、カサバの平穏も脅かされかねない。住民の一人はカサバの今後を心配している。「この地区も、戦いに巻き込まれる危険はかなりあります」

※ナショナル ジオグラフィック2月号特集「カブール 中間層の暮らし」は、アフガニスタンの首都郊外に暮らす中間層を描いたフォトストーリーです。

文=スナ・エンゲル・ラスムセン

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