「私が三億円事件の実行者です」 自称犯人の告白が「小説家になろう」に...信憑性は? 3億円事件の犯人は私 投稿が話題 2018年10月2日 7時0分 J-CASTニュース 写真拡大 ﹁府中三億円事件を計画・実行したのは私です。﹂――こんなタイトルの﹁告白文﹂が、今ネット上で話題を呼んでいる。 三億円事件。その﹁犯人﹂を自称する人物や、﹁真相解明﹂をうたう書籍は、これまでたびたび登場してきたが、今なお未解決のままだ。また同じ穴のムジナか――と思いきや、ちょっと今回は趣が違う。というのも、その文章が公開されたのが、人気投稿サイト﹁小説家になろう﹂なのだ。 妻の死をきっかけに「告白」決意「小説家になろうをご覧の皆さん。この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。--府中三億円事件を計画、実行したのは私です。今なお語り継がれる未解決事件の全貌を、みなさんにお話し致します」 ﹁小説家になろう﹂に掲載された独白は、こんな一文から始まる。最初の投稿は2018年8月8日、以後は中断を挟みながらもコンスタントに書き継がれ、9月23日に﹁完結﹂した。分量はおよそ8万字だ。 ﹁白田﹂を名乗る筆者は現在、子どもや孫にも恵まれ、平穏な生活を送っている。ところが先日、事件の共犯者でもあった妻が事故死した。これをきっかけに、真相を語り残すことを決意、息子の勧めもあり、マスコミではなく﹁あらぬ脚色等や偏見もなく﹂自らの文章を直接読んでもらえるサイトとして、﹁小説家になろう﹂への投稿を決めた――というのが、その筋書きだ。 三億円事件は1968年12月10日、白バイ警官を装う犯人が、現金輸送車ごと約3億円を奪い去った事件だ。その鮮やかな手口、そして半世紀が経つ今なお真相が明らかになっていないことから、戦後最大の未解決事件ともいわれる。 一方﹁小説家になろう﹂は日本最大級の小説投稿サイトである。ここから書籍化・アニメ化された作品も数多い。一方で、寄せられる作品の多くはファンタジーもののライトノベルで︵その作風を半ば揶揄して﹁なろう系﹂とも︶、読者は若い世代が中心である。そんなサイトに突如、事件の﹁真相﹂とされるものが投稿された――その経緯のミステリアスさもあいまって、ツイッターやまとめブログなども通じ、話題が拡大している。 白バイの﹁真相﹂とは? その内容はどのようなものか。 筆者である﹁白田﹂は、実際に事件の有力容疑者とされた﹁少年S﹂︵父が白バイ警官だったため捜査線上に浮上も、直後に自殺。作中では﹁省吾﹂と呼ばれている︶の友人だと名乗る。 学生運動に挫折した白田は、その過程で思いついた﹁現金輸送車を襲う﹂というアイデアを親友の﹁省吾﹂に持ちかける。2人は協力して計画を練るが、省吾の恋人﹁京子﹂をめぐる三角関係もあって、白田は省吾への不信を募らせるように。最終的に、彼を出し抜いて京子と2人で計画を決行、ジュラルミンケースに省吾の父の警察手帳を残して逃亡する――というのが、語られる﹁真相﹂のあらましだ。こうした経緯や、その間の筆者の心情が、もう一人の女性﹁三神﹂との恋愛なども交えながら語られる。 ツイッターでは、 ﹁なんか今んとこ本当っぽいんだよなー﹂ ﹁発煙筒の着火法やジュラルミンケースの中の遺留物に関してもしっかり押さえてたからマジなのかなー﹂ ﹁本当に本人なのかな﹂ など、﹁もしかして......﹂と期待をかける人もいる一方、﹁明らかに嘘くさい﹂と不審がる向きも。確かに、その文体はいかにも小説調で、また当時の写真のような﹁物証﹂もなし。ネット上には描写のつじつまの合わなさを指摘する声もあり、その意味ではどうしても眉唾感は否めない。一方で﹁昼から夢中で読んでしまった﹂﹁本当かどうかは分からんけど面白い﹂など、真偽はともかく﹁読み物﹂としては興味深い、という声も少なくない。 リンクをコピーする みんなの感想は? 外部サイト 韓国騒然「バルチック艦隊の金塊」とは? 総額「15兆円」日本でもかつてブームに ティファニーの指輪を左手薬指にはめて、轢死した彼女は「行旅死亡人」になった 福岡3億8000万円強奪事件はナゾだらけ 逮捕の韓国人4人は関与否定 関連情報(BiZ PAGE+) 徳島, 東京, 老人ホーム, 鎌倉, 在宅医療, 置床工事, 床暖房, 神奈川, ネジ, 思いやり