誰でも描けるリアル背景、「山」の描き方:漫画家直伝イラストテクニック(1)(1/2 ページ)
紙とペンを用意してお読みください。
漫画家の作画テクニックを伝授するコーナー「漫画家直伝イラストテクニック」。第一回は漫画『折れた竜骨(原作:米澤 穂信)』や『アルマディアノス英雄伝(原作:高見粱川)』を連載中の漫画家、佐藤夕子(@makaidaibouken4)先生に、誰にでも描ける“リアルな山の描き方”を聞きました。
第一回:「リアルな山」
STEP1‥シルエットを描く
用意するものは紙、鉛筆、ペン︵漫画用ペン・ボールペンなど︶です。まずは鉛筆で描きたい山の形をざっくりと紙に下書きします。﹁山の形﹂と一言でいっても、円すい形の富士山、なだらかな山容の恵那山、2つのピークが存在する双耳峰の天狗岳などさまざまな形状が存在します。今回は槍ヶ岳のような鋭くとがったものを描いてみます。STEP2:目安を入れる
次に山全体に“目安”を入れていきます。目安とは山の斜面の流れの向きをイメージするためのもので、山の尾根や谷にかけて放射状に描いていくことがポイントです。線の間隔は均一でもバラバラでも構いません。目安そのものを斜面の角度の参考にしても構いませんし、目安を参考にブロック分けをして考えたり、目安を山肌のボコボコしている部分の基点にすると、完成形のイメージがしやすくなります。
STEP3:ペン入れ(影入れ)
「カケアミ」は陰影を付けるための技術で、交差させない1本線の束を等間隔に引く「1カケ」、2本線を直交させるように等間隔に重ねていく「2カケ」、2カケにもう1本線を重ねる「3カケ」など重ねる線の数によって呼び名が変わります。
基本的には緑地を2カケ、濃い影や岩を3カケで表現していきますが、ここでポイント。一般的に水平垂直に線を交わらせると知られている2カケですが、今回はあえて交わる線の角度を傾けすぎない形にします。通常の2カケによって生まれる白が正方形なら、今回はひし形を作っていくイメージです。こうすることにより、規則的でありながらも、整いすぎない自然な影が生まれます。3かけも同様に任意の角度で線を引いていきますが、いずれも「線は等間隔に引く」ことを忘れないようにしましょう。
また木々の表現として、影のグラデーションを付けるとリアリティーが増すので、1カケ、2カケ、3カケを効果的に使い分けて濃淡を付けてみましょう。
STEP4:消しゴムをかけて完成
最後に山の輪郭を描き込み、原稿のインクが乾いたことを確認してから全体に消しゴムをかけて完成です。白い紙に立派な山がそびえ立ちました!編集部でも描いてみた
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