1月に紹介した、約6年作り続けられている『乙嫁語り』(森薫)のアミル(第一の乙嫁)の衣装が、このほど完成したそうです!
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前回記事をお読みになっていない方のために、ざっくり内容を説明すると、大の森薫ファンであり大大大の﹃乙嫁語り﹄ファンである、コスプレイヤーの祭さん︵@maturiiiiin︶という方が、どーーーーしても作品と同じアミル衣装を作りたくなってしまい、作品同様に衣装の刺繍と装飾は全て手仕事で施し、似た色の糸・布・皮がなければ自分で染め、さらには作品に近いブーツが見つからないからと、モンゴルまで買いに行っちゃった!という執念の1着をご紹介しました。
制作年数は約6年。内約3年ほどは中断した時期もあったそうですが、実質制作期間だけでも3年はかかっているという衣装です。
前回は、本体衣装部分︵コートや中のシャツ︶はほぼほぼ完成しており、あとは帽子の刺繍や小物類の制作が残っているだけという状況。そして、2月8日開催の﹃ワンダーフェスティバル2015 冬﹄︵以下、ワンフェス︶での初披露を目標にしている!というところまでを紹介していたのです。
それが無事、2月8日開催のワンフェスで初披露されました。
前回紹介した記事は反響に反響をあつめ、﹁実物を見たい﹂﹁どこかで展示するべき﹂といったコメントが多くよせられていましたが、この衣装はあくまで個人の方が“趣味の範囲で作っているもの”。
そのため、どうしても実物を見たくなった読者の方が、何人も祭さんに会いに行ってくれたそうです。祭さんからも﹁記事見たよ!とたくさんの方に言って頂きました~﹂という嬉しい報告をいただきました。
実は今回掲載している祭さんの写真も、編集部で撮影したものではありません。編集部に﹁見に行ったよ!﹂報告をしてくださった方のものです。
実は……、この写真の撮影者……なんと!全日本ロードレース選手権に今年も出場が決定している、大久保光選手︵@hikari_No78︶なのです!
大久保選手はその界隈でちょっと知られた﹁オタレーサー﹂。昨年には、マンガ﹃ああっ女神さまっ﹄の大ファンだったことから、作者本人に大久保選手が直にお願いをして、日本グランプリ及びMFJグランプリに﹃ああっ女神さまっ﹄痛バイクで出場しています。
今年のレースは、参戦クラスを変えてST600クラスにフル参戦することが決定しているそうです。大久保選手は﹁初年度からチャンピオン目指します!﹂と意気込んでいます。近日中には今後の展開について重要発表もあるそうなので、ますます目が離せない選手の一人になりそうですね。
その大久保選手も前回記事をたまたま見かけて、祭さんにワンフェスで会えることを楽しみにしていたそうです。なお、今回の写真は他の方同様、列に並んで撮影されています。
さて、今後についてですが、祭さんはこのアミル衣装で一区切りをつけ……ず、なんとアミルの愛馬スルキークの馬装具の制作に取りかかるそうです!!制作期間は約半月。半年ではありません、半月です。馬装具にも刺繍を施すそうですが、2月末に馬との撮影を予定しているとかで、とりあえずざっくり仕上げるそうです。とはいえ﹁正直タイトスケジュールです﹂と苦笑いしていました。
そして撮影者の大久保選手についてですが、今回撮影をお願いしたとき、祭さんが撮影した人達に対し、“ちょっとしたお菓子”を配っていたそうです。それがとても嬉しかったとのことで﹁とても嬉しい気持ちになりました。私も大会のときにやってみようかなぁと思います。﹂と仰ってます。
祭さんが配っていたのはバレンタイン近くということで﹁アミルの好きなザクロの飴とお茶﹂。全員には配布できなかったそうですが、大久保選手はその貴重な1個を幸運にも手に入れることができたみたいですね。
今年レースに足を運ばれる方は楽しみにしているといいかもしれません。