大原雄介の特別コラム

「ネコと共存する環境でも耐えるPC」を作る(前編)






 9鹿PCPCPC(:PC)


PC 1

 Mebius(1)使MebiusHDD(2)(3)

 HDDOffice DocumentPC6kg1mPCTOUGHBOOK(2004)TOUGHBOOK CF-73 TOUGHBOOK CF-M34(20)()
【写真1】実によく使い込まれたMebius。パームレストとかタッチパッドの左スイッチに、その利用ぶりが偲ばれる 【写真2】確かOSはWindows Meか98 Se。とりあえずHDDにバッドセクタが結構発生。液晶は、「このくらいだったらまだ使える」(恩人談) 【写真3】液晶の角度を変えるとこんな具合に。流石にこれでは使えないと言っていた(当たり前だ)

 結局すったもんだの挙句、

・小さいデスクトップを作って下に押し込めておけば、普段机の上に置かれるのは液晶ディスプレイとキーボード、マウスだけで、それほど邪魔にならない
・本体には耐衝撃性を備えさせる。キーボード/マウス/液晶は普通のものを使うが、これらは「壊れたら買いなおし」と割り切ればよい。本体を買い換えるよりはるかに安い

というあたりで落ち着き、ちょっとマシンを自作することにした。

 さて、では本体をどうするか? Mini-ITXを使ったMicroTowerですら「でかい」とか言われたので、もう少し小さいものを探さねばならない。ただし逆に性能はDuronを積んだMebiousでも十分だったとの事なので、それほど高い性能は不要だった。結局ベースにしたのはShuttleのベアボーン(写真4)で、これに適当に部品を組み合わせた(写真5、6)形だ。別にオーバークロックとかはしなかったと思うのだが、「とにかく配線がごちゃごちゃするのはイヤだ」というご要望にあわせ、カードリーダとブロードバンドルータを写真7のようにまとめた。

【写真4】実は「これって何だっけ?」状態。時期や価格を考えると、多分SN45Gだったのではないかと思う 【写真5】後ろのブロードバンドルータも重要なパーツ。SN45Gはオンボードグラフィックを持ってないので、多分手持ちだったGeForce4 400か何かのカードを組み合わせたのだろう。CPUはたぶんAthlon XPの2000+前後のモデルではないかと思う
【写真6】なぜかメモリとHDDを入れ替えなおし。メモリは確か相性が出たためだと思うが、HDDはなんで交換したのだろう? 【写真7】100円ショップで売ってたマジックテープを使い、こんな具合に上面に固定。後ろで配線を束ねてすっきり

 MebiusADSLSoftware Firewall(Norton Internet Security)CPUSoftware FirewallSoftware FirewallState-full Packet Inspection

 PC(100)3(8)()(9)1
【写真8】スタッフ1号。当時はずっと痩せてた(泣) 【写真9】とりあえず乗ってみるのが義務だと思ってるらしい

 (IBMSpaceSaverII)Software Firewall使()


PC 2

 5Inspiron使()HDDHDDFinalDataMyDocument1(6)

 PC使()

 ShuttleSK22G2 V2Socket AM2Athlon 64 X2 3800+()DDR2-533 256MB×2120GBATA HDDDVD-R使(*1)

(*1)101

 

()



(1011)1SK22G2 V2(200×300×185mm/××)DIY()250×910mm(60×910×20mm/)92(10mm)4
【写真10】まだ天板は固定していない状態。ちなみに水性ラッカーで軽く塗装済み 【写真11】だから乗るなっつーに 【図1】キャスター付きラック

 LAN



/

/DIY(12)(13)(14)1m1(15)1XGA( LM14XV)
【写真12】142円/mで、1m購入。チューブの左上にあるのはスタッフ1号の後ろ足 【写真13】HDMIケーブルとかなら切らなくても通せたのだろうが、VGAのコネクタは無理だった
【写真14】プラスチックチューブそのものもケーブルタイで止めなおす 【写真15】ちなみにブツはこれ。バックライトが赤くなりつつあるのみならず、UXGAではうまく表示できなくなっており、XGA表示オンリーで使っていた。「まぁこれが壊れたら新品買ってください」というつもりだったが、まさか納品前に壊れるとは

 43P(16)DIY(17)(18)16使
【写真16】長さの見当がつかず、一番長い2.5mを用意したが、実際は1mのもので十分だった 【写真17】こちらは42円/mと格安。2.5m分で105円 【写真18】ケーブル径は17~18mmとド太くなった

 最後のキーボードは、洗濯機の排水ホースに通し、末端をホットボンドでキーボードに取り付け(写真19)、更に根元を切り開いて90度曲げた上体で再び固定した(写真20)。これがどんな風になるか、というと写真21のような具合だ。90度曲げた事により、フロントからうまくキーボードを納められるようになった。マウスはウチに余っていたロジクールの「V500」を持っていったら大変に喜ばれたので、それで解決している。

【写真19】黒いケーブルが本来のキーボードの配線。ちなみにキーボードは秋葉原のどこかの店で売ってた、580円ナリの日本語109キータイプ 【写真20】この状態で再びホットボンドで固定 【写真21】ディスプレイの配管の具合もここからわかると思う

 使BenQx530V500

 (22)LAN150(2324)(22cm)2(25)(26)
【写真22】スピーカーはダイソーで100円で売ってたステレオ用。非常にプアーであるが、とりあえずなのでこれで勘弁していただいた。本当は液晶ディスプレイにスピーカが付いていればよかったのだろうが。カードリーダは確かImationの奴だったと記憶している 【写真23】左側面はこんな感じ。以前はディスプレイケーブルをカバーするチューブをケーブルタイで固定していたが、自由度が足りないので外してしまった 【写真24】右側面。猫の手は入るが、猫本体が入るほどではなく、またケーブルを触るにはちょっと不便なので、実害は無いとの事
【写真25】チェックをしているのは師匠宅の智ちゃん。通称智ぴー 【写真26】下端は、やはりステップルを打ち込んで、それと網をねじりっ子で留めてある。強度的には人間が引っ張ると簡単に抜けてしまう程度だが、猫には十分すぎるほど。これで不足なら、木ねじで金具などを取り付ければいいだろう

 2

 (?)


PC 0

 使MicroATX(TSUKUMO eX.)Pentium 4 2.4GHz使


()

Intel 852GME+Pentium M 1.60GHz

 5cmφ×2使

 (28)(2930)12cm2(350mm)(31)30使使(8cmφ9cmφ)
【写真28】自宅で使うから見栄えなんてどうでもいい、ということでダンボール製。外に出すならもう少し何か考えたかも 【写真29】これを作ってかれこれ2年経つが、未だにダンボール+ガムテープの構造に「やれ」が生じないのはちょっとした驚き
【写真30】下に見えるのがもともとの5cmφのファンの排気口。これでは排気が十分でないのは明白だ 【写真31】ちなみに固定も何もなく、乗せてるだけ。ファンの振動でビビリ音がでるか、と思ったが、1,200rpmの低速ファンのためか、全く問題なし。最初はファンガードもつけるつもりだったが、猫が近づきもしなかったので結局つけないことに

 283129(3234)1PC
【写真32】フロントパネルを取るとこの有様。左側の吸気ファンは外してある 【写真33】背面もこの有様。埃でバックパネルが構成されつつある? 【写真34】もちろんここもこんな具合。当然マザーボードの方も、いたるところに埃が

 ということで、これを解決すべく新マシンを作っているので、次回ご紹介したい。

(2007年8月28日)

[Reported by 大原雄介]


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