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人間は光や音を感じるより前に遡ってタイミングを知覚している

~NICT CiNet、感覚入力のタイミングを知覚するための神経機構を解明

人間は光や音が意識に上るより前の時点に遡ってタイミングを知覚している

 (NICT)

 

 

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 NICT (CiNet)

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単純反応課題と同時性判断課題
単純反応時間は刺激の強度によって大きく変化したが、同時性判断課題で得られる主観的同時点の変動は相対的に小さい

 この運動が切り替わる際の脳活動を脳磁計によって計測し、2つの行動指標の説明を試みた結果、運動の知覚に要する時間と、運動が生じた時間の知覚は、どちらも感覚入力に対する、脳活動の積分信号が閾値を超えた時間によって説明可能であったという。両者の違いは、同時性判断の閾値が単純反応よりも低いということであり、つまり、視覚入力や聴覚入力が生じたタイミングは、これらの入力が知覚された瞬間よりも、前の時間に遡って知覚されていることが示唆されたことになる。

同時性判断課題に加えて運動の方向を回答させたところ、運動方向は分かるが、同時性は分からないという状況は存在するが、その逆は生じない
閾値を比較したところ、単純反応の閾値が同時性判断より有意に低い結果に

 

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