PDD図書館管理番号       0001.0072.9000.19

                 百   科   辞   書    《はに》     編集:獨  澄旻

-------- はに --------------------------------------------------
はにー
 【ハニー】
 ◇[英]honey
 ○(1)[食]ハチミツ(蜂蜜)。
 ○(2)甘さ・甘味・甘いもの。
 ○(3)[俗]かわいい人。
  参照⇒はねむーん(ハネムーン)
ばにー
 【バニー】
 ◇[英]bunny
 ○(1)[幼児語]ウサギ(兎)・うさちゃん。
  ⇒うさぎ(ウサギ,兎)
 ○(2)バニーガール(bunny girl)の略称。
  ⇒ばにーがーる(バニーガール)
[1]ばーにあ
 【バーニア】
 ◇[英]vernier
 ○[工]⇒ばーにや(バーニヤ)
[2]ばーにあ
 【バーニア】
 ◇Pierre Vernier
 ○[人]フランスの数学者(1580〜1637)。
  計測定規のバーニヤ(vernier)を発明。
  参照⇒ばーにや(バーニヤ)
ぱーにあ
 【パーニア】
 ◇[英]pannier、[フ]panier
 ○⇒ぱにえ(パニエ)
ぱにあい
 【パニアイ】
 ◇Paniai
 ○(1)[地](Danau Paniai)⇒ぱにあいこ(パニアイ湖)
 ○(2)(Kabupaten Paniai)⇒ぱにあいけん(パニアイ県)
ぱにあいけん
 【パニアイ県】
 ◇[インドネシア語]Kabupaten Paniai、[英]Paniai District
 /Paniai Regency
 ○インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)
 中西部のパプアテンガ州(Propinsi Papua Tengah)中央部の県。
 南部をミミカ県(Kabupaten Mimika)に接し、東部をパプアティ
 モール州(Propinsi Papua Timur)、西部をパプアバラト州(Pro-
 pinsi Papua Barat)に隣接。
  県都はエナロタリ(Enarotali)。
ぱにあいこ
 【パニアイ湖】
 ◇[インドネシア語]Danau Paniai、[英]Lake Paniai
 ○[地]インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニ
 ア島)中西部のパプアテンガ州(Propinsi Papua Tengah)中央部
 のパニアイ県(Kabupaten Paniai)中央部にある湖。
  南緯3.83°、東経136.33°の地。
 〈面積〉
  120平方キロメートル。
ばーにあえんじん
 【バーニアエンジン】
 【バーニア・エンジン】
 ◇[英]vernier engine
 ○[工]ロケット・ミサイルなどで進路制御に用いる小型の微調
 整用補助エンジン。
  「バーニヤエンジン」とも呼ぶ。
ばーにあろけっと
 【バーニアロケット】
 【バーニア・ロケット】
 ◇[英]vernier rocket
 ○[工]ロケット・ミサイルなどで進路制御に用いる小型の微調
 整用補助ロケット。
  「バーニヤロケット」とも呼ぶ。
ぱにえ
 【パニエ】
 ◇[フ]panier(パニェ)、[英]pannier(パーニア)
 ○(1)荷役動物(ウマ・ロバなど)またはオートバイなどの左右
 にかける、二つを結んだ大きな荷籠(ニカゴ)。
  参照⇒ふりわけ(振り分け,振分け)(3)
 ○(2)[服]スカート部分を大きく広げるための張り枠。
  鯨のひげ・針金・籐のつるなどで作られていた。
  参照⇒ふーぷ(フープ)(6),くりのりん(クリノリン)(2)
 ○(3)[服]⇒くりのりん(クリノリン)(3)
 ◎ラテン語の「パンを入れる籠(panarium)」から。
ぱにえすかーと
 【パニエスカート】
 ◇[和製造語]panier skirt、[英]pannier skirt
 ○[服]⇒くりのりんすかーと(クリノリン・スカート,クリノリ
 ンスカート)
ばにぇーら
 【バニェーラ】
 ◇[西]banera
 ○(スペイン語で)浴槽。
  ⇒よくそう(浴槽)
はにかむ
 【ハニカム】
 ◇[英]honeycomb
 ○(1)ハチ(蜂)の巣(comb)。特にミツバチの巣。
 ○(2)ハチの巣状のもの。
  亀甲(キッコウ)模様や穴だらけなど。
はにかむこうぞう《はにかむこうざう》
 【ハニカム構造】
 ○[空]航空機の骨組材に強度をもたせて軽くした、六角形の穴
 だらけの構造。
  参照⇒じゅらるみん(ジュラルミン)
ばにーがーる
 【バニーガール】
 ◇[英]bunny girl
 ○クラブ・キャバレーなどで、ウサギをかたどった衣装を着け
 たホステス。
  接待よりも、注文を取り次いだり、タバコなどを売ったりし
 て店内を歩いている役が多い。
  単に「バニー」とも呼ぶ。
 ◎「バニー」は幼児語で「ウサギ」の意味。
はにしなぐん
 【埴科郡】
 ◇[日]Hanishina Gun
 ○長野県中北部の郡。
  坂城町(サカキマチ)のみ。
 ◎2003. 9. 1(平成15)戸倉町(トグラマチ)、更埴市(コウショクシ)・更級
 郡(サラシナグン)上山田町(カミヤマダマチ)と合併して千曲市(チクマシ)を発
 足。
はにぞく
 【ハニ族】
 【哈尼族】
 ◇[中]Hani zu/Hanizu
 ○中国南西部の雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)に居住する一
 少数民族。
  参照⇒こうがはにぞくいぞくじちしゅう(紅河ハニ族イ族自
 治州,紅河哈尼族彝族自治州)
 ◎「哈日族(Harizu)」は台湾の若者の風俗。
  参照⇒はーりーずー(ハーリーズー,哈日族)
ぱにっく
 【パニック】
 ◇[英]panic
 ○(1)(突然の)恐慌(キョウコウ)・恐怖。
 ○(2)[経](特に)経済恐慌。
 ○(3)火事・地震などの災害時の大混乱・狼狽(ロウバイ)。
 ◎ギリシア神話の牧神パン(Pan)が引き起こすと考えられてい
 たことから。
  参照⇒[3]ぱん(パン)
ばーにっしゅ
 【バーニッシュ】
 ◇[英]varnish(ヴァーニッシュ)
 ○⇒わにす(ワニス)
ばにてぃー
 【バニティー】
 ◇[英]vanity
 ○(1)虚栄心・うぬぼれ。
 ○(2)空虚・無益。
はにーとらっぷ
 【ハニートラップ】
 ◇[英]honey trap(甘い罠<ワナ>)/honeytrap
 ○(1)[俗]政府などが、下層階級に豊かになる夢を見させて奉
 仕させる、実現できない約束。
 ○(2)[俗]示し合せた異性を恋人に接触させて、恋人の誠実さ
 を調べること。
 ○(3)[俗]諜報活動で、異性を接触させて誘惑する色仕掛け。
ぱーにに
 【パーニニ】
 ◇Panini
 ○[人]紀元前4世紀ころのインドの文法学者(BC. 520ころ〜BC.
  460ころ)。北インド(現:パキスタン)の出身。
  サンスクリット文法の細則を研究整頓して集大成し、8編か
 ら成る世界最古の文典『パーニニ文典(アシュターディヤーイ
 ー<Astadhyayi>)』を作成。
ぱーにーぱっと
 【パーニーパット】
 ◇Panipat
 ○インド中北部、ハリヤナ州(Haryana State)の都市。
  デリー北方約80キロメートルにある古戦場。
  参照⇒ぱーにぱっとのたたかい(パーニーパットの戦い)
 〈人口〉
  1991(平成3)19万1,212人。
ぱーにぱっとのたたかい《ぱーにーぱつとのたたかひ》
 【パーニーパットの戦い】
 ◇[英]Battle of Panipat
 ○[歴]インド中北部のパーニーパットで行われた、インド史上
 で重要な3つの戦い。
 〈第一次〉
  1526. 4.21(大永6)ウズベク族(Uzbeks)に中央アジアを追わ
 れたバーブル(Babur)が北インドに侵入してロディー朝(Lodhi 
 Dynasty)第3代王イブラーヒーム・ロディー(Ibrahim Lodhi)
 の大軍を破る。
  ムガール帝国(the Mughal empire)建設の契機となった。
 〈第二次〉
  1556.11. 5(弘治2)第3代皇帝アクバル(Akbar)がアフガン
 族(Afghan)の武将ヒームー(Hemu)を倒し、デリーを奪回し、ム
 ガーム帝国の基礎を固める。
 〈第三次〉
  1761. 1.14(宝暦11)名目的なムガール皇帝に代り実権を持っ
 たデカン高原のマラータ同盟(Maratha Confederacy)が、アフ
 ガニスタン王アフマド・シャー・ドゥッラーニー(Amad Shah 
 Durrani)と戦い壊滅的に敗れて北インドから後退する。
ばーにや
 【バーニヤ】
 ◇[英]vernier
 ○[理][工]長さ・角度などを測定する際に、主尺の最小目盛の
 間隔を更に細かく測るために刻まれた補助目盛。
  主尺に沿って移動でき、一〇分の一または二〇分の一くらい
 の精度で読み取るもの。
  「バーニア」,「副尺(フクシャク)」,「遊尺(ユウシャク)」,「遊標(ユウヒョウ)」と
 も呼ぶ。
 ◎バーニヤ・マイクロメーター(vernier micrometer):⇒のぎ
 す(ノギス)
 ◎発明者のフランス人数学者バーニア(Pierre Vernier)(1580
 〜1637)の名前に因(チナ)む。
ばーにゃ
 【バーニャ】
 ◇[露]banya、[英]banja
 ○ロシア式の蒸し風呂。
  束ねたシラカバ(白樺)やカシ(樫)の枝葉で体を叩き血行を良
 くする。
 ◎ロシア文字では"баня"。
 ◎フィンランド式:⇒さうな(サウナ)
  トルコ式:⇒はまむ(ハマム)(1)
ばーにやえんじん
 【バーニヤエンジン】
 【バーニヤ・エンジン】
 ◇[英]vernier engine
 ○[工]⇒ばーにあえんじん(バーニアエンジン,バーニア・エン
 ジン)
ばーにやきゃりぱす
 【バーニヤ・キャリパス】
 ◇[英]vernier calipers
 ○[理][工]⇒のぎす(ノギス)
はにやすのいけ
 【埴安の池】
 【埴安池】
 ◇[日]Haniyasu no Ike
 ○[歴]奈良県橿原市(カシハラシ)の南東部、香具山(カグヤマ)の北麓に
 あった池。
ばにゃっくしょとう《ばにやつくしよたう》
 【バニャック諸島】
 ◇[インドネシア語]Pulau-pulau Banyak、[英]Banyak Islands
 ○[地]インドネシア西部、スマトラ島中北部の西岸沖合いの群
 島。
  ナングロ・アチェ・ダルサムラ州(Propinsi Nanggroe Aceh 
 Darussalam)アチェシンキル県(Kabupaten Aceh Singkil)の県
 都シンキル(Singkil)の沖合いで、シムルエ島(Pulau Simeulue)
 の南東方、ニアス島(Pulau Nias)の北方。
ばーにやまいくろめーたー
 【バーニヤ・マイクロメーター】
 ◇[英]vernier micrometer
 ○[理][工]⇒のぎす(ノギス)
ばにゃるか
 【バニャルカ】
 ◇Banja Luka
 ○ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国北西部、ブルバス川(the 
 Vrbas River)沿いにある都市。
  「バニャルーカ」とも呼ぶ。
 〈人口〉
  1991(平成3)14万2,644人。
ばにゃるーか
 【バニャルーカ】
 ◇Banja Luka
 ○⇒ばにゃるか(バニャルカ)
ばーにやろけっと
 【バーニヤロケット】
 【バーニヤ・ロケット】
 ◇[英]vernier rocket
 ○[工]⇒ばーにあろけっと(バーニアロケット,バーニア・ロケ
 ット)
[1]ばにやん
 【バニヤン】
 ◇[英]banyan
 ○[植]⇒ばんやんじゅ(バンヤン樹,バンヤンジュ)
[2]ばにやん
 【バニヤン】
 ◇John Bunyan
 ○[人]イギリスの宗教文学者・説教師(1628〜1688)。
  二部作の寓意物語『天路歴程(The Pilgrim's Progress)』で
 知られる。
  「バンヤン」とも呼ぶ。
[3]ばにやん
 【バニヤン】
 ◇Paul Bunyan
 ○[アメリカ伝説]⇒ぽーるばにやん(ポール・バニヤン)
ばにやんじゅ
 【バニヤン樹】
 【バニヤンジュ】
 ◇[英]banyan tree
 ○[植]⇒ばんやんじゅ(バンヤン樹,バンヤンジュ)
はにゅう《はにふ》
 【羽生】
 ◇[日]Hanyu
 ○(1)⇒はにゅうし(羽生市)
 ○(2)[交]⇒はにゅうえき(羽生駅)
はにゅうえき《はにふえき》
 【羽生駅】
 ○(1)[交]埼玉県羽生市にある、東武伊勢崎線の駅。
  南羽生駅と川俣駅の間。
 ◎東武伊勢崎線には南羽生駅、秩父鉄道には西羽生駅がある。
 ○(2)[交]埼玉県羽生市にある、秩父鉄道の駅。
  西羽生駅の次でターミナル駅。
ばにゅうがわ《ばにふがは》
 【馬入川】
 ◇[日]Banyu Gawa
 ○[地]神奈川県中央部を南流する相模川(サガミガワ)の最下流部、
 河口付近の呼称。
はにゅうし《はにふし》
 【羽生市】
 ◇[日]Hanyu Shi
 ○埼玉県北部の市。
 〈面積〉
  58.55平方キロメートル。
 〈人口〉
  1995(平成7)5万6,037人。
 ◎1954(昭和29)羽生町・新郷(シンゴウ)村・須影(スカゲ)村・岩瀬
 (イワセ)村・川俣(カワマタ)村・井泉(イイズミ)村・手小林(テコバヤシ)村が
 合併して市制施行。
 ◎田山花袋(カタイ)の『田舎教師』の舞台。
★ばにら
 【バニラ】
 ◇[西]vanilla、[英]vanilla
 ○(1)[植]([学]Vanilla planifolia)クサスギカズラ目(Aspara-
 gales)ラン科(Orchidaceae)バニラ属(Vanilla)のツル性(蔓性)
 常緑多年草。熱帯アメリカ原産。
 ○(2)[食]⇒ばにらえっせんす(バニラ・エッセンス)
 ○(3)[食]バニラ・エッセンスで香りをつけたアイス・クリー
 ム。
ばにらえっせんす
 【バニラ・エッセンス】
 ◇[英]vanilla essence
 ○(1)[食]バニラの熟さないサヤ状の実を発酵させて作った香
 油。
 ○(2)[化]⇒ばにりん(バニリン)
ばにりん
 【バニリン】
 ◇[英]vanillin
 ○[化]バニラ・エッセンスの芳香成分。甘い香気のある無色の
 針状結晶。
  分子式はC6H3(OH)(OCH3)(CHO)。
  工業的にはパルプ製造の副産物リグニン(lignin)などを原料
 として製造。
  食品香料として広く用いられる。
  「ワニリン([独]Vanillin)」とも呼ぶ。
★はにわ
 【ハニワ】
 【埴輪】
 ○[歴]古墳時代に墓の副葬品に用いられた素焼きの土製品。
  参照⇒はじき(土師器)
 ◎葬列:参照⇒しばやまこふんぐん(芝山古墳群)
  武人:参照⇒さじん(左衽)
はにわり
 【半月】
 ○[生]⇒はんいんよう(半陰陽)
はにわるっく
 【はにわルック】
 【埴輪ルック】
 ○[俗][服]中高生の女子が制服の短いスカートの下にジャージ
 を履(ハ)いたスタイル。
  冬期、防寒にために重ねて着用したもの。
 ◎古墳のハニワの服装に似ていることから、1980年代末期から
 使われ始めた若者言葉。
  見っともないとして、2000年代から女子のスラックスを採用
 する学校も出てきている。
ぱーにん
 【パーニン】
 ◇Nikita Ivanovich Panin
 ○[人]ロシアの政治家・外交官(1718. 9.29〜1783. 4.11)。
ばぬあつ
 【バヌアツ】
 ◇Vanuatu
 ○南太平洋のメラネシア、ニューヘブリデス諸島(the New Heb-
 rides)から成る共和国。
  正称はバヌアツ共和国(Republic of Vanuatu)。
  首都はエファティ(Efate)島のビラ(Vila)。
  住民はメラネシア人。
  参照⇒にゅーへぶりですしょとう(ニューヘブリデス諸島)
 〈面積〉
  1万2,189平方キロメートル。
 〈人口〉
  1977(昭和52)10万人。
  1984(昭和59)12万8,000人。
  1988(昭和63)15万人。
  1995(平成7)16万8,000人。
  1997(平成9)18万人。
  2001(平成13)19万2,910人(推計)。
 ◎1980. 7.30(昭和55)イギリス・フランス共同統治領から独立。
  1982(昭和57)中国と国交を樹立。
  2004.11. 3(平成16)中華民国(台湾)と国交を樹立。
  2004.11.10(平成16)中華民国(台湾)と国交樹立声明を取り消
 し。
はぬか
 【ハヌカ】
 ◇[ヘブライ語]Hanukah、[英]Hanukkah/Festival of Dedica-
 tion
 ○[宗]ユダヤ教の祭りの一つ。
  キスレブ(Kislev)(第3月、旧第9月)25日より八日間、「宮
 潔(ミヤキヨ)めの祭り」が行われる。
  ミノラー(menorah)と呼ぶ9手(または7手)の燭台(ショクダイ)
 のロウソクを一日一本づつ点(トモ)していく。
  「ハヌカー」とも呼ぶ。
 ◎ミノラーの真ん中のロウソクは種火とし、絶やさない。
はぬかー
 【ハヌカー】
 ◇[英]Hanukkah
 ○[宗]⇒はぬか(ハヌカ)
ばーぬーす
 【バーヌース】
 ◇[英]burnoose/burnous
 ○[服]アラビア風のフード付き大型マント・外套(ガイトウ)。
  アラブ人・ムーア人などが用いる。
  「ビュルヌ([フ]burnous)」,「ビュルヌス([フ]burnous)」とも
 呼ぶ。
  参照⇒かふたん(カフタン)(1)
はぬまっと
 【ハヌマット】
 ◇Hanumat
 ○⇒はぬまーん(ハヌマーン)
はぬまん
 【ハヌマン】
 ◇Hanuman
 ○⇒はぬまーん(ハヌマーン)
はぬまーん
 【ハヌマーン】
 ◇Hanuman
 ○(1)[宗]ヒンズー教の不死身で賢明豪勇な神猿。風神バーユ
 (Vayu)と天女アンジャナー(Anjana)の子。
  叙事詩『ラーマーヤナ(Ramayana)』に登場し、猿の軍勢を率
 いてラーバナ(Ravana)の魔軍を破り、主人公ラーマ(Rama)を助
 ける。
  「ハヌマン」,「ハヌマット(Hanumat)」とも呼ぶ。
  参照⇒らーまーやな(ラーマーヤナ)
 ○(2)[哺]インドの神獣とされる尾長猿ハヌマンラングールの
 略称。
  参照⇒らんぐーる(ラングール)
はね
 【刎】
 【刎ね】
 ○[助数詞]兜(カブト)などを数える語。
★はね
 【羽】
 【翅】
 ◇[英]wing
 ○(1)[鳥]鳥類の翼(ツバサ)。飛ぶための器官。
  「ウイング」,「ウィング」とも呼ぶ。
 ◎一枚の羽(ハネ)・羽毛(ウモウ)は「フェザー(feather)」。
 ○(2)[虫]虫類の翅(ハネ,ツバサ)。飛ぶための器官。
  「ウィング」とも呼ぶ。
★はね
 【羽根】
 【羽】
 ○(1)[鳥]鳥類の体表に生えている羽毛(ウモウ)。
  「フェザー([英]feather)」とも呼ぶ。
 ◎大羽(オオハネ):プルーム([英]plume)。
  翼(ツバサ):ウイング([英]wing)。
 ○(2)[鳥][虫]⇒はね(羽,翅)
 ○()
 ○()パチンコ台の役物(ヤクモノ)の一つ。
  玉が当たると回転して弾(ハジ)き飛ばすもの。玉の動きを変
 えるための仕掛け。
  回転している羽根に玉が当たると、また別のところに飛んで
 しまい、動きは一定にならない。
  参照⇒やくもの(役物)(2)
 ◎「うこん(羽根)」とも読む。
  参照⇒うこん(羽根)
★ばね
 【バネ】
 【発条】
 【撥条】
 【弾機】
 ◇[英]spring
 ○[機]素材の弾性作用を利用した部品の総称。
  「スプリング」とも呼ぶ。
 ◎渦巻きバネは「ぜんまい(発条,撥条)」とも呼ぶ。
 ◎ヘリカル・スプリング
ぱね
 【パネ】
 ◇[伊]pane
 ○[食](イタリア語で)パン・ケーキ。
  ⇒ぱん(パン,麺麭)
★はねかくし
 【ハネカクシ】
 【羽隠虫】
 【隠翅虫】
 ◇[学]rove beetle
 ○[虫]甲虫目(鞘翅目)(Coleoptera)カブトムシ亜目(多食亜目)
 (Polyphaga)ハネカクシ上科(Staphylinoidea)ハネカクシ科
 (Staphylinidae)の昆虫の総称。
  上翅(ジョウシ)は短く、飛翔用の後翅(コウシ)を小さく折り畳(タタ)
 んでその下に収納する。
  世界に約3万種が分布。
 〈17亜科〉
  ハネカクシ亜科(Staphylininae)。
  アリガタハネカクシ亜科(Paederinae)。
  アリヅカムシ亜科(Pselaphinae)。
  オオキバハネカクシ亜科(Oxyporinae)。
  コケムシ亜科(Scydmaeninae)。
  シラオビシデムシモドキ亜科(Apateticinae)。
  シリホソハネカクシ亜科(Tachyporinae)。
  セスジハネカクシ亜科(Oxytelinae)。
  チビハネカクシ亜科(Micropeplinae)。
  ツツハネカクシ亜科(Osoriinae)。
  デオキノコムシ亜科(Scaphidiinae)。
  ニセマキムシ亜科(Dasycerinae)。
  ハバビロハネカクシ亜科(Proteininae)。
  ヒゲブトハネカクシ亜科(Aleocharinae)。
  ヒラタハネカクシ亜科(Piestinae)。
  メダカハネカクシ亜科(Steninae)。
  ヨツメハネカクシ亜科(Omariinae)。
はねこうらん《はねかうらん》
 【刎高欄】
 【跳高欄】
 ○[建]高欄の架木(ホコギ)(一番上の横材)の突き出した先端部を
 反(ソ)り上げたもの。
はーねす
 【ハーネス】
 ◇[英]harness
 ○(1)馬具。馬車馬の引き具。
  参照⇒さんがい(三繋,三懸,三掛)
 ◎口輪は「マズル(muzzle)」。
 ○(2)安全ベルト・パラシュートの背負い革・赤ん坊を倒れな
 いようにする革ひもなど。
 ○(3)盲導犬(モウドウケン)の制御具。
  参照⇒りーど(リード)
はねだ
 【羽田】
 ◇[日]Haneda
 ○(1)東京都大田区東端、多摩川の河口左岸(北岸)の地名・工
 業地区。
 ○(2)[俗][空]東京国際空港の通称。
  ⇒とうきょうこくさいくうこう(東京国際空港)
はねだえき
 【羽田駅】
 ○[古][交]天空橋駅の旧称。
  ⇒てんくうばしえき(天空橋駅)
はねだくうこう《はねだくうかう》
 【羽田空港】
 ○(1)[俗][空]東京国際空港の通称。
  ⇒とうきょうこくさいくうこう(東京国際空港)
 ○(2)東京都大田区南部の地名。13丁目。
 ○(3)[交]⇒はねだくうこうえき(羽田空港駅)
はねだくうこうえき《はねだくうかうえき》
 【羽田空港駅】
 ○(1)[交]東京都大田区羽田空港にある、京急空港線の駅。
  天空橋(テンクウバシ)駅と金沢八景(カナザワハッケイ)駅(横浜市)の間。
 ○(2)[交]東京モノレールの駅。
  新整備場(シンセイビジョウ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
はねだひこうじょう《はねだひかうじやう》
 【羽田飛行場】
 ○[古][空]東京国際空港の旧称。
  ⇒とうきょうこくさいくうこう(東京国際空港)
はねつき
 【羽根つき】
 【羽根突き】
 【羽子突き】
 ○⇒おいばね(追羽根,追い羽根)
ばねっと
 【バネット】
 ◇[登録商標]VANETTE
 ○[交]日産自動車のバン、トラック。
 ◎マツダが製造。
ばーねっと
 【バーネット】
 ◇Frances Eliza Burnett(フランシス・ホジソン・バーネット)
 ○[人]アメリカの女性作家(1849〜1924)。
  作品は1886(明治19)『小公子(Little Lord Fauntleroy)』・
 1905(明治38)『小公女(The Little Princess)』など。
ばーねっとく
 【バーネット区】
 ◇[英]Barnet Borough
 ○イギリスの大ロンドン(Greater London)北西部の区。アウタ
 ー・ロンドン(Outer London)の一区。
 ◎1965(昭和40)ミドルセックス州(County of Middlesex)が大
 ロンドンに編入されて新設。
はねぺん
 【羽根ペン】
 【羽ペン】
 ◇[英]feather pen
 ○鳥の羽根の付け根を削(ケズ)ってペンとしたもの。
  ハト(鳩)・クジャク(孔雀)などが用いられる。
  参照⇒たけぺん(竹ペン)
はねぼうき《はねばうき》
 【羽根箒】
 【羽箒】
 ○⇒はぼうき(羽箒)(1)
はねむーん
 【ハネムーン】
 ◇[英]honeymoon
 ○(1)結婚後の1ヶ月間。結婚した当月。
  「蜜月(ミツゲツ)」とも呼ぶ。
 ○(2)新婚旅行。
  「蜜月旅行」とも呼ぶ。
 ○(3)(転じて、新婚生活のように)親密な関係にあること。ま
 た、その期間。
  「蜜月」とも呼ぶ。
はねやま
 【万年山】
 ◇[日]Hane Yama
 ○[地]大分県西部、玖珠郡(クスグン)の玖珠町(クスマチ)南部と九重
 町(ココノエマチ)との境にある山。標高1,140メートル。
  耶馬日田英彦山(ヤバヒタヒコサン)国定公園に含まれる。
ぱねらい
 【パネライ】
 ◇[登録商標]PANERAI
 ○[経]腕時計のブランド名。
 ◎1860(万延元)ジョバンニ・パネライ(Giovanni Panerai)(1825
 〜1897)がフィレンツェで創業。
  高級時計店を経営する一方で、イタリア海軍向けの精密機械
 メーカーとして発展。
  1997(平成9)商標権などをカルティエが購入し、一般向けの
 腕時計を販売。
はねる
 【刎ねる】
 ◇[英]cut one's throat/behead
 ○人の首を払い斬(キ)る。打ち首にする。
  参照⇒じふん(自刎)
 ◎本来の意味は「頚動脈を斬る」こと。
  「刎」の漢音は「ブン」で、「フン」は慣用音。
ぱねる
 【パネル】
 ◇[英]panel
 ○(1)[建]壁・ドア・格子天井・建具などの四角い枠にはめ込
 む一枚板。鏡板(カガミイタ)・羽目板また、その区切り。
 ○(2)[建]一定の規格の寸法・仕様で製造された、建築用の板。
 ◎コンクリート・パネル
 ○(3)[放]クイズ番組などの解答者陣。
 ○(4)討論会・座談会などの講師団。
 ◎パネル・ディスカッション
 ○(5)[交](自動車・飛行機などの)計器盤。
 ○(6)[電]配電盤。
 ○(7)[美]カンバスのかわりに油絵を描く画板。また、板に書
 いた絵。パネル画。
 ○(8)[写]引き伸ばした写真やポスターなどを貼る展示用の板。
 また、板に貼ったもの。
 ○(9)[写]縦長の約8.5×4インチの写真サイズ。
 ○(10)[服]婦人服で華(ハナ)やかさを出す、別色・別種の生地な
 どの装飾用の布。パネル飾り。
  スカートなどの脇・前後などに、上から垂らしたり、縦の切
 り替え線にはめ込んだりする。
 ○(11)[法]陪審員名簿。
 ○(12)[法]陪審団。
ぱーねる
 【パーネル】
 ◇Charles Stewart Parnell
 ○[人]アイルランドの政治家(1846. 6.27〜1891.10. 6)。
  1875(明治8)イギリスの下院議員となる。
  1879(明治12)土地同盟(Land League)を結成し会長となり、
 アイルランド解放運動に奔走。
  友人の夫人との私通の疑いで失脚。
  参照⇒[2]ぼいこっと(ボイコット)
★はのい
 【ハノイ】
 【河内】
 ◇Hanoi
 ○ベトナムの首都。同国北部、トンキン(東京)地方ソンコイ川
 (Songkoi River)下流の都市。
 〈区部([ベトナム語]Quan、[英]inner District)〉
  ホアンキエム区(Quan Hoan Kiem)。
  バーディン区(Quan Ba Dinh)。
  ドンダー区(Quan Dong Da)。
  ハイバーチュン区(Quan Hai Ba Trung)。
  タイホー区(Quan Tay Ho)。
  タインスアン区(Quan Thanh Xuan)。
  コウザイ区(Quan Cau Giay)。
 〈郡部([英]rural District)〉
  ザーラム郡(Gia Lam District)。
  ドンアイン郡(Dong Anh District)。
  タインチー郡(Thanh Tri District)。
  トゥーリエム郡(Tu Liem District)。
  ソックソン郡(Soc Son District)。
 〈人口〉
  1960(昭和35)42万人、64万人(都市域)。
  1979(昭和54)89万7,000人。
 ◎李朝時代の名称は「昇竜」。のち「東都」または「東京」。19世紀
 のグエン朝(阮朝)から「ハノイ(河内)」。
  フランス植民地時代はインドシナ総督の所在地。
  1939(昭和14)路面電車(全線50キロメートル)、開通。
  1991(平成3)路面電車、廃止。
はのいのとう《はのいのたふ》
 【ハノイの塔】
 ◇[英]Tower of Hanoi
 ○3本の棒と大きさの異なる数枚の孔(アナ)の空いた円盤から成
 るボードゲーム。
  1本の棒に大きい円盤が下になるように全ての円盤を刺し、
 他の空いている2本の棒を利用して、小さい円盤に大きい円盤
 が重ならないように注意しながら円盤を1つづつ動かし、全て
 の円盤を他の棒に移動させるもの。
はのーヴぁー
 【ハノーヴァー】
 ◇Hannover
 ○⇒[1]はのーばー(ハノーバー)
はのーヴぁーおうけ《はのーばーわうけ》
 【ハノーヴァー王家】
 ◇[英]the House of Hanover
 ○[歴]⇒はのーばーおうけ(ハノーバー王家)
[1]はのーばー
 【ハノーバー】
 ◇Hannover
 ○ドイツ北部、ニーダーザクセン州(Bundesland Niedersachsen)
 の州都。
  北緯52.40°、東経9.73°の地。
  「ハノーヴァー」とも、ドイツ語読みで「ハノーファー」とも呼
 ぶ。
 〈人口〉
  1970(昭和45)52万3,900人。
  1976(昭和51)55万人。
  1986(昭和61)50万5,000人。
  1987(昭和62)49万4,900人。
  2002(平成14)51万6,800人。
 ◎もと西ドイツ地区。
[2]はのーばー
 【ハノーバー】
 ◇Hanover
 ○(1)(Nanover County)⇒はのーばーぐん(ハノーバー郡)
 ○(2)アメリカ合衆国南東部、バージニア州(Virginia Common-
 wealth)中東部にあるハノーバー郡の郡都。
★はのーばーおうけ《はのーばーわうけ》
 【ハノーバー王家】
 ◇[英]the House of Hanover
 ○[歴]イギリスの王家(1714〜1901)。
  1714(正徳4)アン(Anne)女王の死によりスチュアート朝(Stu-
 art Dynasty)が断絶し、第19代王ジェームズ一世(James I)の
 曾孫にあたるドイツのハノーバー家のゲオルク・ルートヴィヒ
 (Georg Ludwig)がジョージ一世(George I)として迎えられて開
 朝。
  1901(明治34)サックス・コーバーグ・ゴータ王家(the House 
 of Saxe-Coburg-Gotha)と改称。
  1917(大正6)ウィンザー王家(the House of Windsor)と改称。
  「ハノーヴァー王家」,「ハノーバー家」,「ハノーバー王朝(Han-
 over Dynasty)」とも呼ぶ。
  参照⇒うぃんざーおうけ(ウィンザー王家)
 〈歴代王〉
  <1>ジョージ一世(George I):在位1714〜1727。
  <2>ジョージ二世(George II):在位1727〜1760。
  <3>ジョージ三世(George III):在位1760〜1820。
  <4>ジョージ四世(George IV):在位1820〜1830。
  <5>ウィリアム四世(William IV):在位1830〜1837。
  <6>ビクトリア女王(Victoria):在位1837〜1901。
はのーばーおうちょう《はのーばーわうてう》
 【ハノーバー王朝】
 ◇[英]Hanover Dynasty/Dynasty of Hanover
 ○[歴]⇒はのーばーおうけ(ハノーバー王家)
はのーばーぐん
 【ハノーバー郡】
 ◇[英]Nanover County
 ○アメリカ合衆国南東部、バージニア州(Virginia Common-
 wealth)中東部の郡。
  郡都はハノーバー(Hanover)。
  ノースアンナ原発(North Anna nuclear station)がある。
はのーばーけ
 【ハノーバー家】
 ◇[英]the House of Hanover
 ○[歴]⇒はのーばーおうけ(ハノーバー王家)
はのーふぁー
 【ハノーファー】
 ◇Hannover
 ○⇒[1]はのーばー(ハノーバー)
★ぱのぷてぃこん
 【パノプティコン】
 ◇[英]Panopticon
 ○[建](円形の)一望監視施設。中央に監視所があり、一目で見
 渡すことが出来る施設。
  刑務所や製造工場などに応用される。
 ◎1791(寛政3)イギリスの功利主義者ベンサム(Jeremy Ben-
 tham)が構想。
  「全て(pan-)を監視する(-opticon)」からの造語。
ぱのらま
 【パノラマ】
 ◇[英]panorama
 ○(1)全景・広い眺望。
 ◎パノラマ写真
 ○(2)実物の全景を眺めているように見せる模型装置。
  遠景を凹曲面に描き、その前面に多くの立体模型を配置した
 見世物。
  自然の名所・都市・戦闘などの歴史的景観など再現する。
  参照⇒さいくろらま(サイクロラマ),じおらま(ジオラマ)
 ◎1788(天明8)スコットランド人画家ロバート・バーカー(Rob-
 ert Barker)(1739〜1806)が創設。
  1890(明治23)上野の浅草公園で日本初公開。
 ○(3)(転じて)概観・全容。
 ◎ギリシア語の「全て(pan)の景色(horama)」から。
ぱのれっくす
 【パノレックス】
 ◇[英]panorex
 ○[医]回転断層撮影法。
 ◎パノラマX線写真(panoramic X-ray)から。
★はは
 【母】
 ○
  ⇔ちち(父)
 ◎上代には、当時のなぞなぞから「ぱぱ」または「ふぁふぁ」と発
 音していたと考えられている。
  そのなぞなぞは、母は二度合い、父は一度も合わないという
 もので、答えは唇(クチビル)が触れ合うというもの。発音が「はは」
 であればなぞなぞが成立しなくなる。
  参照⇒しんおん(唇音)(1),しんしおん(唇歯音)
 ◎英語:マザー(mother)。
  ドイツ語:ムッター(Mutter)。
  スペイン語:マドレ(madre)。
  イタリア語:マドレ(madre)。
  フランス語:メール(mere)/ママン(マモ)(maman)。
  トルコ語:アンネ(anne)。
  中国語:母親(muqin)/媽媽(mama)。
  朝鮮語:オモニ(omoni)。
  タイ語:マエ(mae)。
  エスペラント語:パトリーノ(patrino)。
[1]ばは
 【バハ】
 ◇[西]baja
 ○(スペイン語で)減少する、沈む、落ちる。
[2]ばは
 【バハ】
 ◇[登録商標]Baja
 ○[交]富士重工業の北米向け高級ピックアップトラック。
 ◎2002. 1. 7(平成14)新型モデル、スバル・バハを発表。
  2002. 7.(平成14)生産開始。
  2002. 9.(平成14)発売。
  2003. 2.15(平成15)廉価モデルのバハスポーツを2月下旬か
 ら発売すると発表。
[1]ばば
 【ババ】
 ◇[英]Bubba
 ○(桁外れに)大きいもの・大きい人。
[2]ばば
 【ババ】
 ◇[トルコ語]baba、[英]father
 ○(トルコ語で)父。
 ◎トルコの父(Ataturk):⇒けまるあたちゅるく(ケマル・アタ
 チュルク)
  アンネ(anne):母。
[3]ばば
 【ババ】
 ◇[マレー語]Baba
 ○マレーシアに移住した、またはマレーシア生れの中国人男性。
  参照⇒かきょう(華僑)
 ◎福建省の中国人が多い。
ばば
 【婆】
 ○(1)年老いた女性。老婆(ロウバ)。
 ○(2)トランプのジョーカー(joker)の別称。
  「ばば抜き」ゲームなどで呼ばれる。
  参照⇒じょーかー(ジョーカー)(3)
ばーばー
 【バーバー】
 ◇[英]barber
 ○理髪師・理容師・床屋。
  男性の理髪師を指し、女性または女性相手の理髪師は「ヘア
 ードレッサー(hairdresser)」と呼ぶ。
  ⇒りようし(理容師)
 ◎理髪店は「バーバーショップ(barbershop)」。
ぱぱ
 【パパ】
 ◇papa
 ○(1)父・お父さん。
  ⇔まま(ママ)(1)
  参照⇒ちち(父)
 ◎1934. 8.29(昭和9)松田源次文部大臣は「パパ・ママ」と呼ぶ
 ことを非難。
 ○(2)(芸者・愛人などの女性が)パトロン・旦那(ダンナ)の男性
 を甘えて呼ぶ言葉。
  参照⇒だんな(檀那,旦那)(6)
 ○(3)[宗](カトリック教会で)ローマ教皇の愛称。パッパ([葡]
 Papa)。
  参照⇒ぱぱもーびれ(パパモービレ)
ばばあんね
 【ババアンネ】
 ◇[トルコ語]babaanne、[英]father`s mother
 ○(トルコ語で、父方の)祖母。
★ぱぱいあ
 【パパイア】
 【蕃瓜樹】
 ◇[西]papaya、[学]Carica papaya
 ○[植]フウチョウソウ目(Brassicales)パパイア科(Caricaceae)
 パパイア属(Carica)の常緑の草本状小高木。熱帯アメリカ原産
 の果樹。
ばはいきょう《ばはいけう》
 【バハイ教】
 ◇[英]Bahaism
 ○[宗]イラクの近代宗教。
ばばうとう《ばばうたう》
 【ババウ島】
 ◇[英]Vava'u Island、[フ]Iles Vava'u
 ○[地]南太平洋、トンガ諸島(Tonga Islands)中央部のババウ
 島群(Vava'u Group)の中心となる島。
★はばかり
 【憚り】
 ○()
 ○()便所の別称。
  ⇒べんじょ(便所)
ばはかりふぉるにあしゅう《ばはかりふおるにあしう》
 【バハカリフォルニア州】
 【バハ・カリフォルニア州】
 ◇[西]estado de Baja California、[英]Baja California 
 State
 ○メキシコ北西部、カリフォルニア半島北部(基部)にある州。
 南部をバハカリフォルニア・スル州(estado de Baja Califor-
 nia Sur)、北東端をソノラ州(estado de Sonora)に接し、北部
 をアメリカ合衆国カリフォルニア州(California State)に隣接。
  州都はメヒカリ(Mexicali)。
  州最大の都市はティフアナ(Tijuana)。
  旧称は「バハカリフォルニア・ノルテ州(estado de Baja 
 California Norte)」。
 〈面積〉
  7万0,113平方キロメートル。
 〈人口〉
  1990(平成2)169万1,900人。
  1995(平成7)211万2,100人。
  2000(平成12)248万7,400人。
  2002(平成14)266万1,800人。
ばはかりふぉるにあするしゅう《ばはかりふおるにあするしう》
 【バハカリフォルニア・スル州】
 ◇[西]estado de Baja California Sur、[英]Baja California 
 Sur State
 ○メキシコ北西部、カリフォルニア半島南部(先端部)にある州。
  州都はラパス(La Paz)。
  「南バハカリフォルニア州」とも呼ぶ。
 〈面積〉
  7万3,677平方キロメートル。
 〈人口〉
  1990(平成2)32万2,400人。
  1995(平成7)37万5,500人。
  2000(平成12)42万4,000人。
  2002(平成14)45万0,000人。
ばはかりふぉるにあのるてしゅう《ばはかりふおるにあのるてしう》
 【バハカリフォルニア・ノルテ州】
 ◇[西]estado de Baja California Norte、[英]Baja Califor-
 nia Norte State
 ○[古]⇒ばはかりふぉるにあしゅう(バハカリフォルニア州,バ
 ハ・カリフォルニア州)
★はばかる
 【憚る】
 ○
はばき
 【はばき】
 【ハバキ】
 ○刀剣・薙刀(ナギナタ)などの刀身を柄(つか)や柄(え)に差し込
 む茎(ナカゴ)に巻く金具。
  刀身を鞘(サヤ)に収めたとき、鞘の鯉口(コイグチ)に食い込んで
 抜け落ちないようにするもの。また、鐔(ツバ)のがたつきを抑
 える役目もある。
  「はばきがね(ハバキ金)」とも呼ぶ。
  参照⇒こいぐちをきる(鯉口を切る),なかご(茎,中心,中子)
 ◎「(「金」偏+「祖」)」と書く。
  名称は足に巻く「はばき(脛巾)」に形が似ることから。
★はばき
 【脛巾】
 【行纏】
 【脛衣】
 ○[服]
  参照⇒きゃはん(脚絆,脚半)
 ◎イチビ脛巾
はばきがね
 【はばき金】
 【ハバキ金】
 ○⇒はばき(はばき,ハバキ)
ははきぎ
 【ハハキギ】
 【箒木】
 ○[植]⇒ほうきぐさ(ホウキグサ,箒草)(1)
★ははきぎ
 【箒木】
 ○(1)[植]⇒ほうきぐさ(ホウキグサ,箒草)(1)
 ○()
 ○()[文]『源氏物語』の巻名。
 ○()[古](江戸吉原で)間夫(マブ)の隠語。
ははくそ
 【黒子】
 ○⇒ほくろ(ホクロ,黒子)
ははくろ
 【黒子】
 ○⇒ほくろ(ホクロ,黒子)
ははこぐさ
 【ハハコグサ】
 【母子草】
 ◇[学]Gnaphalium affine
 ○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ハハコグサ属
 (Gnaphalium)の二年草(越年草)。
  道ばた・野原に自生する。高さ1030センチメートル。茎・
 葉は白い綿毛を密生。春・夏に黄色の頭状小花を密につける。
 食用になり、春の七草の一つ。
  「御形(ゴギョウ,オギョウ)」,「五行(ゴギョウ)」,「母子(ハハコ)」,「ほう
 こぐさ(母子草)」,「引艾(ヒキヨモギ)」とも呼ぶ。
  漢名は「鼠麹草(ソキクソウ)」。
ばばこーむわん
 【ババコーム湾】
 ◇[英]Babbacombe Bay
 ○[地]イギリスのイングランド南東部、デボン州(County of 
 Devon)東部にある、英仏海峡に面するライム湾(Lyme Bay)西部
 の支湾。
ははこもち
 【母子餅】
 ○(1)[食]ハハコグサ(母子草)の若葉を用いた草餅。
  参照⇒くさもち(草餅)
 ○(2)[食]草餅の別称。
  ⇒くさもち(草餅)
★ばばさきもん
 【馬場先門】
 ○江戸城の門。かつて門内に馬場があったので名付けられた。
  日露戦争の際、門を通過する祝賀の行列に死傷者が出たので、
 1906(明治39)門は取り払われた。
ははじま
 【母島】
 ◇[日]Haha Jima
 ○[地]小笠原諸島に含まれる母島列島の主島。
  最高点は標高463メートルの乳房山。
  標高約400メートルの山地には大形木生シダ植物のマルハチ
 (丸八)などの雲霧林(ウンムリン)になっている。
  東京都小笠原支庁(オガサワラシチョウ)小笠原村(オガサワラムラ)に所属す
 る。
  参照⇒ははじまれっとう(母島列島)
 〈面積〉
  20.8平方キロメートル。
ははじまれっとう《ははじまれつたう》
 【母島列島】
 ◇[日]Hahajima Retto
 ○[地]小笠原諸島に含まれ、南部に位置する島嶼群。
  主島は母島で、向島・平島・姉島・妹島・姪島などがある。
  主産業は農漁業や観光業。
  東京都小笠原支庁(オガサワラシチョウ)小笠原村(オガサワラムラ)に所属す
 る。
  小笠原国立公園に属する。
  参照⇒おがさわらしょとう(小笠原諸島)
 〈面積〉
  26.58平方キロメートル。
 ◎第二次世界大戦末期、1944. 6.(昭和19)住民が本土に強制疎
 開させられるまでは北村・沖村・西浦の集落があった。
ばーばーしょっぷ
 【バーバーショップ】
 ◇[米]barbershop、[英]barber's shop
 ○理髪店・床屋。
  ⇒とこや(床屋)(2)
 ◎「バーバー(barber)」は「理髪師」。
はーぱーずふぇりー
 【ハーパーズ・フェリー】
 ◇[英]Harpers Ferry
 ○(1)アメリカ合衆国東中部、ウェスト・バージニア州(West 
 Virginia State)北東端のジェファーソン郡(Jefferson County)
 東部の町。
 ○(2)アメリカ合衆国中央部、アイオワ州(Iowa State)北東端
 のアラマキー郡(Allamakee County)東部の町。
 ○(3)[軍]アメリカ海軍のドック型揚陸艦(LSD49)。
  佐世保基地に所属。
ぱはっぷす
 【パハップス】
 ◇[英]perhaps
 ○[副]⇒めいびー(メイビー)
[1]はーばーと
 【ハーバート】
 ◇[英]Herbert
 ○[人]男性の名前。
[2]はーばーと
 【ハーバート】
 ◇[英]Edward Herbert,1st Baron Herbert of Cherbury
 ○[人]イギリスの哲学者・詩人・外交官(1583〜1648)。
  「ハーバート・オブ・チャーベリー」とも呼ぶ。
はーばーど
 【ハーバード】
 ◇John Harvard(ジョン・ハーバード)
 ○[人]アメリカの牧師(1607〜1638)。イギリス生れ。
  死後、財産と蔵書をハージード大学に寄付。
  「ハーヴァード」とも呼ぶ。
ばはとぅるむ
 【バハトゥルム】
 ◇[独]Wachturm(ヴァハトゥルム)
 ○(1)展望塔・望楼・見晴台([英]lookout tower)。
 ○(2)監視塔・物見櫓(ヤグラ)・見張り塔([英]watchtower)。
はーばーとおぶちゃーべりー
 【ハーバート・オブ・チャーベリー】
 ◇[英]Herbert of Cherbury
 ○[人]⇒[2]はーばーと(ハーバート)
はーばーどだいがく
 【ハーバード大学】
 ◇[英]Harvard University
 ○[教]アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ(Cam-
 bridge)市にある大学。
  1636(寛永13)創立で、アメリカ最古の大学。
  参照⇒いぐのーぶるしょう(イグノーブル賞)
 ◎ケンブリッジ大学はイギリスの大学。
はばな
 【ハバナ】
 ◇[英]Havana
 ○(1)キューバ共和国の首都。
  同国北西部、メキシコ湾に面した港湾都市。砂糖・葉巻(ハマキ)
 タバコを輸出。
  現地名は「ラバナ([西]La Habana)」。
 〈人口〉
  1966(昭和41) 99万人。
  1975(昭和50)101万人。
  1986(昭和61)203万6,000人。
  1995(平成7)224万人。
 ○(2)⇒はばなたばこ(ハバナ・タバコ)
ぱばな
 【パバナ】
 ◇[伊]pavana、[フ]pavane、[英]pavane/pavan
 ○[楽]⇒ぱばーぬ(パバーヌ)
はばなたばこ
 【ハバナ・タバコ】
 ◇[英]Havana cigar
 ○キューバ産の高級葉巻(ハマキ)タバコ。
  単に「ハバナ」とも呼ぶ。
ははにささげるばらーど
 【母に捧げるバラード】
 ○[楽]武田鉄矢作詞、海援隊作曲の歌謡曲。
  歌は海援隊。
 ◎1973(昭和48)発売。
はばにや
 【ハバニヤ】
 ◇al-Habbaniyah
 ○(1)[地]⇒はばにやこ(ハバニヤ湖)
 ○(2)イラク西部、アンバル州(Muhafazat al-Anbar)東部の町。
  南西にハバニヤ湖がある。
はばにやこ
 【ハバニヤ湖】
 ◇Hawr al-Habbaniyah、[英]Lake Habbaniyah
 ○[地]イラク西部、アンバル州(Muhafazat al-Anbar)東部にあ
 るユーフラテス川の貯水湖。
  北東岸にハバニヤがある。
  南方にはラザザ湖(Buhayrat ar-Razazah)がある。
  「ハッバーニーヤ湖」とも呼ぶ。
ぱばーぬ
 【パバーヌ】
 ◇[フ]pavane、[伊]pavana、[英]pavane/pavan
 ○[楽]16〜17世紀、ヨーロッパで流行した緩やかで荘厳な宮廷
 舞踊。また、二拍子(duple meter)系の舞曲。
  「パヴァーヌ」,「パバナ」,「パバン」とも、また女性の踊り手の
 優雅に歩く姿から「孔雀の舞」とも呼ぶ。
  参照⇒ういんなわるつ(ウインナワルツ)
はばねら
 【ハバネラ】
 ◇[西]habanera
 ○(1)[楽]19世紀前半キューバで生れた舞曲・舞踊。一般に、
 ゆっくりとした四分の二拍子。1拍目の強いリズムがアルゼン
 チンに伝わってタンゴを生んだ。
  19世紀後半にはヨーロッパで流行し、ビゼー(G.Bizet)の
 『カルメン(Carmen)』やラベル(M.Ravel)の管弦楽曲『スペイ
 ン狂詩曲』第3曲などに採り入れられた。
  ハバネラは英語読みで、スペイン語では「アバネーラ」,「アバ
 ネラ」。
 ◎キューバの首都ハバナ(Havana)に因(チナ)む。
  「ダンサ・アバネーラ(danza habanera)(ハバナ女性の踊り)」
 の略称。
 ○(2)[楽]サン・サーンス(Charles-Camille Saint-Saens)のバ
 イオリン独奏曲。
 ◎1887(明治20)作曲。
はばねろ
 【ハバネロ】
 ◇[西]Habanero(ハバナの男)、[学]Capsicum chinense
 ○[農][食]中南米産のトウガラシ(唐辛子)の品種。
  黄色く、小型で短い。辛さはハラペーニョ(jalapeno)の約80倍で、かつては世界一辛(カラ)いと言われた。
  原語で「アバネロ([西]Habanero)」とも呼ぶ。
  参照⇒じょろきあ(ジョロキア),すこびるち(スコビル値)
★ははのひ
 【母の日】
 ◇[英]Mother's Day
 ○[暦]5月の第2日曜日。
  参照⇒ちちのひ(父の日)
 ◎母の日に赤いカーネーションを贈り、母を亡くした人は白い
 カーネーションを飾る風習がある。
 ◎5月の第2日曜日はアメリカやカナダで、イギリスでは四旬
 節(Lent)の第4日曜日。
  参照⇒しじゅんせつ(四旬節)
 ◎中国では「母親節(muqinjie)」。
ぱぱはなんでもしっている《ぱぱはなんでねしつてゐる》
 【パパは何でも知っている】
 ◇[英]Father Knows Best
 ○[放]アメリカのホーム・ドラマ。
  1948(昭和23)NBCラジオで放送。
  1954.10. 3〜1962. 9.17(昭和29〜昭和37)CBSでTVドラ
 マ化。
はばはば
 【ハバハバ】
 ◇[英]hubba-hubba
 ○(1)[俗]急(セ)かせる言葉。「早くしろ!」,「急げ!」。
 ◎第二次世界大戦後、アメリカ進駐軍(占領軍)が使って流行し
 た。
  もとはカナカの土語という。
  参照⇒うぃきうぃき(ウィキウィキ)
 ○(2)[俗](アメリカで)セクシーな、またはヌードの女性を見
 た男性が「いいぞ」という意味で発する俗語。
ぱぱーぺろせるばてぃこ
 【パパーベロセルバティコ】
 【パパーベロ・セルバティコ】
 ◇[伊]papavero selvatico(パパーウェロセルヴァティコ)
 ○[植](イタリア語で)ヒナゲシ(雛罌粟)。
  ⇒ひなげし(ヒナゲシ,雛罌粟)
はばへん
 【巾偏】
 ○[言]漢字の偏の一つ。
  「帆」・「帳」などの「巾」の部分。
  「きんべん(巾偏)」とも呼ぶ。
ばはま
 【バハマ】
 ◇Bahama
 ○(1)[地](Bahama Islands)⇒ばはましょとう(バハマ諸島)
 ○(2)⇒ばはまこく(バハマ国)
ばはまこく
 【バハマ国】
 ◇[英]Commonwealth of Bahamas
 ○西インド諸島北部、バハマ群島(Bahama Islands)から成るイ
 ギリス連邦に属する国。
  首都はナッソー(Nassau)(ニュープロビデンス島)。
  住民は黒人。
  公用語は英語。
  通貨単位はバハマ・ドル。
  風光明媚で避寒・保養地として知られる。
 〈面積〉
  1.4万平方キロメートル。
 〈人口〉
  1977(昭和52)22万人。
  1984(昭和59)23万人。
  1988(昭和63)24万人。
 ◎1973. 7.(昭和48)イギリスから独立。
  1973. 9.18(昭和48)国際連合に加盟。
ばはましょとう《ばはましよたう》
 【バハマ諸島】
 ◇[英]Bahama Islands
 ○[地]西インド諸島北部の群島。
  フロリダ半島の南東方、キューバの北方の大西洋にあり、29の大島と約700小島、2千以上の岩礁(ガンショウ)から成る。
ぱぱもーびれ
 【パパモービレ】
 ◇[伊]Papamobile
 ○ローマ教皇(Papa)専用車(mobile)の愛称。
  屋根が高く、ガラス張りになっている。
ばーばら
 【バーバラ】
 ◇Barbara
 ○[人]ヨーロッパの女性名。
 ◎「外の(人)」の意味。
  ギリシア文字では"βαρβαρα"。
  参照⇒ばるばろい(バルバロイ)
ぱぱらっち
 【パパラッチ】
 ◇[伊](複数形)paparazzi/(単数形)paparazzo(パパラッツォ)
 ○有名人を追い掛け回す、フリーランスのルポカメラマン。
  参照⇒[1]すとーかー(ストーカー)
 ◎フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督の1960(昭
 和35)『甘い生活(La Dolce Vita)』から。
はばらとうげ《はばらたうげ》
 【葉原峠】
 ◇[日]Habara Toge
 ○[地]埼玉県秩父郡長瀞町(ナガトロマチ)葉原と大里郡寄居町(ヨリイマ
 チ)の境にある峠。
はばらな
 【ハバラナ】
 ◇Habarana、[英]Habarane
 ○スリランカ中北部、北中央州(Uturumeda Palata)アヌラダプ
 ラ県(Anuradhapura Distrikkaya)南部の町。
はばり
 【刃針】
 ○(1)[医]⇒らんせっと(ランセット)
 ○(2)[医]中国の鍼(ハリ)の一種。平たく尖った両刃をもつ鍼で、
 切開・瀉血(シャケツ)に用いる。
  「披針(ヒシン)」,「平針(ヒラバリ)」,刺絡針(シラクバリ)」とも呼ぶ。
[1]ばーばり
 【バーバリ】
 ◇[登録商標]Burberry
 ○(1)イギリスのバーバリ社。
  「バーバリー」とも呼ぶ。
 ○(2)バーバリ社製の、防水加工を施した綿ギャバジン。
  「バーバリー」とも呼ぶ。
 ○(3)[服]バーバリ社製のレーンコート。良質で世界的に知ら
 れる。
  「バーバリー」とも呼ぶ。
[2]ばーばり
 【バーバリ】
 ◇Barbary
 ○[古][地]アフリカ北部、地中海南岸一帯の歴史的地域名。19世紀まで使用されていた。
  エジプトと大西洋との間で、現在のモロッコ・アルジェリア
 ・チュニジア・リビアの海岸地帯を指す。
  「バーバリ海岸(Barbary Coast)」とも呼ぶ。
  参照⇒ばーばりしょこく(バーバリ諸国),ばーばりせんそう
 (バーバリ戦争)
 ◎バーバリシープ(Barbary sheep)
[1]ばーばりー
 【バーバリー】
 ◇[登録商標]Burberry
 ○⇒[1]ばーばり(バーバリ)
[2]ばーばりー
 【バーバリー】
 ◇Barbary
 ○[地]⇒[2]ばーばり(バーバリ)
ばばりあ
 【ババリア】
 ◇[英]Bavaria
 ○バイエルン([独]Bayern)の英語名。
  ⇒ばいえるんしゅう(バイエルン州)
ばばりあんくりーむ
 【ババリアン・クリーム】
 ◇[英]Bavarian cream、[フ]bavarois
 ○[食]⇒ばばろあ(ババロア)
ばーばりーえいぷ
 【バーバリーエイプ】
 【バーバリー・エイプ】
 ◇[英]Barbary macaque
 ○[哺]バーバリーマカク(Barbary macaque)の別称。
  ⇒ばーばりーまかく(バーバリーマカク,バーバリー・マカク)
ばーばりかいがん
 【バーバリ海岸】
 ◇[英]Barbary
 ○[古][地]⇒[2]ばーばり(バーバリ)
ばーばりしょこく
 【バーバリ諸国】
 ◇[英]Barbary States
 ○[歴]19世紀、アフリカ北岸にあったモロッコ(Morocco)・ア
 ルジェ(Algiers)・チュニス(Tunis)・トリポリ(Tripoli)の半
 自治都市国家(city-states)の総称。
  オスマン・トルコ(Osman Turks)の支配下にあった。
  「バルバリ諸国」とも呼ぶ。
  参照⇒あるじぇりあせんそう(アルジェリア戦争)(1),まぐれ
 ぶ(マグレブ)(2)
ばーばりせんそう《ばーばりせんさう》
 【バーバリ戦争】
 ◇[英]Barbary War
 ○(1)[歴](First Barbary War)第一次バーバリ戦争。
  1801〜1805(享和元〜文化2)トリポリ戦争(Tripolitan War)
 の別称。
  ⇒とりぽりせんそう(トリポリ戦争)
 ○(2)[歴](Second Barbary War)第二次バーバリ戦争。
  1815(文化12)アルジェリア戦争(Algerian War)の別称。
  ⇒あるじぇりあせんそう(アルジェリア戦争)(1)
ばーばりーまかく
 【バーバリーマカク】
 【バーバリー・マカク】
 ◇[英]Barbary macaque、[学]Macaca sylvanus
 ○[哺]サル目(霊長目)(Primates)オナガザル科(Cercopitheci-
 dae)マカク属(Macaca)のサル。
  尾がない。
  アフリカ北西部とその対岸のジブラルタルの森林地帯などに
 生息。
  国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種。
  「バーバリエイプ(Barbary ape)」,「マゴー([英]magot)」とも
 呼ぶ。
ばーばる
 【バーバル】
 ◇Babur Coast
 ○[人][軍]⇒ばーぶる(バーブル)
ばはるあるじゃばるしゅう《ばはるあるじやばるしう》
 【バハル・アル・ジャバル州】
 ◇Bahr al Jabal wilayah、[英]Bahr al Jabal State
 ○南スーダン共和国南部の州。南東部をウガンダ、南西部をコ
 ンゴ民主共和国に隣接。
  州都はジュバ(Juba)(首都)。
 〈面積〉
  2万2,956平方キロメートル。
 〈人口〉
  2000(平成12)225万6,942人(推計)。
ぱはるがむ
 【パハルガム】
 ◇[英]Pahalgam
 ○インド北部、ジャンム・カシミール州(Jammu Kashmir State)
 中央部のアナントナグ県(Anantnag District)の町。
  北緯34.03°、東経75.33°の地。
 〈人口〉
  1991(平成3)2,626人。
  2001(平成13)5,922人。
ばはるだーる
 【バハルダール】
 ◇Bahir-Dar/Bahr Dar
 ○エチオピア中北部、アムハラ州(Amhara Kilil)の州都。
  北緯11.56°、東経37.37°の地。
 〈人口〉
  1984(昭和59)5万4,800人。
  1994(平成6)9万6,140人。
ぱばれろ
 【パバレロ】
 ◇Paballelo
 ○⇒あぴんとん(アピントン)
ばはれーん
 【バハレーン】
 ◇Bahrain/Bahrein
 ○⇒ばーれーんこく(バーレーン国)
ぱはろ
 【パハロ】
 ◇[西]pajaro
 ○[鳥](スペイン語で)鳥。
  ⇒とり(鳥)
ばばろあ
 【ババロア】
 ◇[フ]bavarois、[英]Bavarian cream
 ○[食]プリディング(プリン)状の洋菓子の一種。
  牛乳・卵黄・砂糖・香料などを煮立たせてゼラチンを加え、
 型に流し込んで冷やし固めたもの。
  チョコレート・コーヒー・生クリーム・果汁などで風味づけ
 することも多い。
  「ババリアン・クリーム」とも呼ぶ。
  参照⇒ぷでぃんぐ(プディング)
 ◎アイスクリームとほぼ同じ材料で、凍らす代わりにゼラチン
 で固まらせたもの。
ぱはろかーぴんてろ
 【パハロカーピンテロ】
 【パハロ・カーピンテロ】
 ◇[西]pajaro carpintero
 ○[鳥](スペイン語で)キツツキ(啄木鳥)([英]woodpecker)。
  ⇒きつつき(キツツキ,啄木鳥)
ぱばろってぃ
 【パバロッティ】
 ◇Luciano Pavarotti(ルチアーノ・パバロッティ)
 ○[人]イタリアのテノール歌手(1935〜2007. 9. 6)。モデナ
 (Modena)生れ。
  膵臓(スイゾウ)ガンで死去(71歳)。
 ◎プラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)、ホセ・カレーラス
 (Jose Carreras)とともに世界3大テノールの一人と言われた。
はばろふ
 【ハバロフ】
 ◇Erofei Pavlovich Khabarov
 ○[人]ロシアの探検家(1610ころ〜1667以降)。
  1649〜1653(慶安2〜承応2)アムール川の流域を調査・探検
 し、地図を作成。
  1650(慶安3)現在のハバロフスク(Khabarovsk)に拠点を築く。
 ◎1858. 5.19(安政5)ロシア極東の軍事的拠点を、彼の功績か
 らハバロフカ(Khabarovka)と命名。
  参照⇒はばろふすく(ハバロフスク)
はばろふか
 【ハバロフカ】
 ◇Khabarovka
 ○[古]⇒はばろふすく(ハバロフスク)
はばろふすく
 【ハバロフスク】
 ◇Khabarovsk
 ○(1)(Khabarovsky Krai)⇒はばろふすくちほう(ハバロフスク
 地方)
 ○(2)ロシア連邦共和国の極東、ハバロフスク地方南西端にあ
 る行政所在地。
  中国との国境近くで、アムール川(Reka Amur)とウスリー川
 (Reka Ussuri)との合流点にあり、シベリア鉄道が通る政治・
 経済・交通・軍事の要地。
  機械・造船・木材加工・食品などの工業が発達。
  工科大学・空港がある。
  参照⇒こくかつしとう(黒瞎子島)
 〈人口〉
  1970(昭和45)43万7,000人。
  1977(昭和52)52万人。
  1987(昭和62)59万1,000人。
  1989(平成元)60万1,000人。
  1994(平成6)60万0,900人。
  2000(平成12)60万9,400人。
  2002(平成14)60万6,100人。
 ◎1650(慶安3)探検家E.P.ハバロフ(Erofei P.Khabarov)が
 拠点を築く。
  1689(元禄2)ネルチンスク条約により撤退。
  1858. 5.19(安政5)軍事的拠点ハバロフカ(Khabarovka)とし
 て創建。
  1893(明治26)現名に改称。
  1973(昭和48)新潟との間に定期航空路、開設。
  1993(平成5)日本領事館、設置。
 ◎ロシア文字では"Хабаровск"。
はばろふすくしゅう《はばろふすくしう》
 【ハバロフスク州】
 ◇[露]Khabarovsky Krai、[英]Khabarovsk Territory
 ○⇒はばろふすくちほう(ハバロフスク地方)
はばろふすくちほう《はばろふすくちはう》
 【ハバロフスク地方】
 ◇[露]Khabarovsky Krai、[英]Khabarovsk Territory
 ○ロシア連邦共和国の極東の地方。南西部はアムール州(Amur-
 skaya Oblast)に接する。
  行政所在地はハバロフスク。
  「ハバロフスク州」とも呼ぶ。
 〈面積〉
  78万8,600平方キロメートル。
ばはわるぷーる
 【バハワルプール】
 ◇Bahawalpur
 ○(1)(Bahawalpur Division)⇒ばはわるぷーるけん(バハワル
 プール県)
 ○(2)パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)南部
 のバハワルプール県北部にある県都。
ばはわるぷーるけん
 【バハワルプール県】
 ◇[英]Bahawalpur Division
 ○パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)南部の
 県。北部をムルタン県(Multan Division)、北東端をラホール
 県(Lahore Division)、西部をデラガジカーン県(Dera Ghazi 
 Khan Division)に接し、東部・南部をインドに隣接。
  県都はバハワルプール。
 〈面積〉
  4万5,588平方キロメートル。
 〈人口〉
  1981(昭和56)466万8,636人。
  1998(平成10)763万5,591人。
ははをたずねてさんぜんり《ははをたづねてさんぜんり》
 【母をたずねて三千里】
 ◇[伊]Dagli Appennini alle Ande、[英]3000 Leagues in 
 Search of Mother
 ○[文]イタリアの作家デ・アミーチス(Edmondo De Amicis)
 (1846〜1908)作の児童文学『クオレ(Cuore)』の中の一編。
  少年マルコ(Marco)がジェノバから南アメリカに母を探し
 に行く話。
  参照⇒くおれ(クオレ)
ぱばん
 【パバン】
 ◇[英]pavane/pavan、[フ]pavane、[伊]pavana
 ○[楽]⇒ぱばーぬ(パバーヌ)
[1]ばーばんく
 【バーバンク】
 ◇Burbank
 ○アメリカ合衆国の太平洋岸、カリフォルニア州(California 
 State)南部のロスアンゼルス郡(Los Angeles County)の都市。
 ロスアンゼルス北西郊の住宅衛星都市。
  群馬県太田市と姉妹都市。
 〈面積〉
  44.37平方キロメートル。
 ◎1911. 7. 8(明治44)市に昇格。
★[2]ばーばんく
 【バーバンク】
 ◇Luther Burbank(ルーサー・バーバンク)
 ○[人]アメリカの園芸農学者(1849〜1926)。
ばーばんくくうこう《ばーばんくくうかう》
 【バーバンク空港】
 ◇[英]Burbank Airport
 ○[古][空]⇒ぼぶほーぷくうこう(ボブ・ホープ空港)
ぱはんしゅう《ぱはんしう》
 【パハン州】
 ◇[マレー語]negeri Pahang、[英]Pahang State
 ○マレーシアのマレー半島(Malay Peninsula)中東部にある州。
 北部をクランタン州(negeri Kelantan)、北東部をトレンガヌ
 州(negeri Terengganu)、南東部をジョホール州(negeri Jo-
 hore)、南西部をスンビラン州(negeri Sembilan)、西部をセラ
 ンゴール州(negeri Selangor)、北西部をペラ州(negeri Perak)
 に接し、東部を南シナ海(South China Sea)に面する。
  州都はクアンタン(Kuantan)。
ばはんせん
 【八幡船】
 ○(1)[歴][海]倭寇(ワコウ)の船を中国の明(ミン)人が呼んだもの。
  「ばはんぶね(八幡船)」,「はちまんせん(八幡船)」,「はちまん
 ぶね(八幡船)」とも呼ぶ。
  参照⇒わこう(倭寇,和寇)
 ◎倭寇の船に「八幡(ハチマン)」の旗を立てていたため。
 ○(2)[歴][海]江戸時代の密貿易船。
ばはんぶね
 【八幡船】
 ○[歴][海]⇒ばはんせん(八幡船)
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