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                 百   科   辞   書    《こふ》     編集:獨  澄旻

-------- こふ --------------------------------------------------
こふ
 【コフ】
 ◇[英]cough
 ○[医](英語で)咳。
  ⇒せき(咳)
こーぷ
 【コープ】
 ◇[英]cope(コウプ)
 ○(1)[宗][服]高位の聖職者が儀式の際に、アルバ(alb)やサー
 プリス(surplice)の上に着用する袖なしの長いマント。
  「大法衣」とも呼ぶ。
  参照⇒ろーぶ(ローブ)(1)
 ○(2)[宗][建]教会の祭壇などの上をおおう天蓋(テンガイ)。
  参照⇒きゃのぴー(キャノピー)
 ○(3)[建]笠石(カサイシ)。
  ⇒かさいし(笠石)(1)
こふぁー
 【コファー】
 ◇[英]coffer
 ○(1)貴重品箱・金庫。
  参照⇒かすけっと(カスケット)(1)
 ○(2)(coffers)財源・資金。
 ○(3)[建](天井の)格間(ゴウマ)。
  ⇒ごうま(格間)
 ◎ラテン語の「籠(cophinus)」から。
  参照⇒こふぃん(コフィン)
こぶい《こぶゐ》
 【こぶ胃】
 【瘤胃】
 ○[哺]反芻動物の胃の第一室(第一胃)。
  参照⇒はんすうい(反芻胃)(1)
こふぃん
 【コフィン】
 ◇[英]coffin
 ○(英語で)棺(ヒツギ)・棺桶(カンオケ)。
  ⇒ひつぎ(棺,柩)
 ◎ラテン語の「籠(cophinus)」から。
  参照⇒こふぁー(コファー)
こぶうし
 【コブウシ】
 【瘤牛】
 ◇[英]humped ox、[学]Bos indicus
 ○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)ウシ亜
 科(Bovinae)ウシ属(Bos)の哺乳類。インド原産の家畜牛([英]
 cattle)。
  オスは肩高約1.3〜1.8メートル。
  背に脂肪と筋肉からなる大きな肉瘤があり、首から胸にかけ
 て巨大な垂れ肉がある。
  角は短く、体色は黄褐色または黒色。
  東南アジア・中国・アフリカなどで飼育され、主に農耕用・
 運搬用。
  「ゼブー(zebu)」,「ゼビュー」,「ゼビウ」,「ゼブ」,「ホウギュウ
 (「(「封」の下に「牛」)」牛)」,「インドウシ(Indian cattle)」,「黄
 牛(オウギュウ)」とも呼ぶ。
 ◎ヨーロッパ系のウシ(Bos taurus)とは別系統。
  中国語:黄牛(huangniu)。
ごふうじゅうう《ごふうじふう》
 【五風十雨】
 ◇[中]wufeng shiyu
 ○(1)[気]天候が順調なこと。
  「五日一風十日一雨(ゴジツイップウ・ジュウジツイチウ)」とも呼ぶ。
 ◎五日目ごとに一度風が吹き、十日目ごとに一度雨が降ること。
 ○(2)[農](転じて)農業に都合のよい気候であること。
  「五日一風十日一雨」とも呼ぶ。
 ○(3)[政](転じて)天下が穏やかに治まっていること。天下太
 平であること。
  「五日一風十日一雨」とも呼ぶ。
 ◎王充(Wang Chong)撰『論衡(Lunheng)』是応(shiying)(シオウ)
 編:風不鳴条、雨不破塊、五日一風、十日一雨。
  風、条(エダ)を鳴らさず、雨、塊(ツチクレ)を破らず、五日にし
 て一たび風吹き、十日にして一たび雨降る。
  風は枝を鳴らすほど強く吹かず、雨は土のかたまりをこわす
 ほど激しく降らず、五日目ごとに一度風が吹き、十日目ごとに
 一度雨が降る。
ごぶがり
 【五分刈り】
 【五分刈】
 ○(1)男が頭髪を五分(約1.5センチメートル)ほどに短く刈るこ
 と。
 ○(2)(1)の頭髪・(1)の髪形。
 ○(3)(1)のように刈った頭。
  「毬栗頭(イガグリアタマ)」,「毬栗」とも呼ぶ。
ごぶぎょう《ごぶぎやう》
 【五奉行】
 ○[歴]豊臣秀吉の奉行。
  浅野長政(司法),石田三成(行政),増田長盛(マシタ・ナガモリ)(土木),
 長束正家(ナツカ・マサイエ)(財政),前田玄以(ゲンイ)(宗教)。
  秀吉の没後は五大老とあわせて十名により政務を執行する。
 ◎五大老は有力大名で、五奉行は子飼(コガ)いの大名で構成さ
 れていた。
ごふく
 【五福】
 ◇[中]wufu
 ○(1)人生の五つの幸福。
  長寿・富裕・健康・有徳・天命を全うすること。
 ◎『書経』洪範:一曰寿、二曰富、三曰康寧、四曰攸好徳、五
 曰考終命。
 ○(2)(一説に)長寿・富裕・栄達・安寧喜楽・子孫繁栄。
 ◎桓譚『新論』:寿、富、貴、安楽、子孫衆多。
ごふくじだんそう
 【牛伏寺断層】
 ◇[日]Gofukuji Danso
 ○[地]長野県松本市〜塩尻市にある断層。長さ約17キロメート
 ル。
ごふくばしもん
 【呉服橋門】
 ○[歴]現在の中央区八重洲にあった、江戸城外濠の郭門の一つ。
 ◎もと後藤橋門と呼ばれていたが、呉服町に出る門であったた
 め、いつしか呉服橋門となった。
  1951(昭和26)外濠が埋められ、呉服橋もなくなった。
ごぶさた
 【ご無沙汰】
 【御無沙汰】
 ○(1)「無沙汰」の丁寧語。
 ○(2)(特に)長い間、訪問や便りがないこと。
 ○(3)(転じて)日常よく食べていたものや、よくやっていたス
 ポーツ・趣味、生活圏としていた場所などから遠ざかっている
 こと。
 ◎あの騒ぎ以来、ステーキとはご無沙汰しています
★こぶし
 【コブシ】
 【辛夷】
 ◇[学]Magnolia kobus
 ○[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)モ
 クレン属(Magnolia)の落葉高木。
  早春に白い花をつけ、実は「にぎりこぶし(拳)」に似る。
こぶし
 【拳】
 ○拳骨(ゲンコツ)・握(ニギ)り拳(コブシ)・拳固(ゲンコ)。
  参照⇒げんこつ(拳骨)
こぶしいも
 【コブシイモ】
 【拳芋】
 ○[農]ツクネイモ(捏ね芋)の別称。
  ⇒つくねいも(ツクネイモ,捏ね芋,仏掌薯)
こぶしがたけ
 【甲武信ヶ岳】
 ◇[日]Kobushigatake/Kobushi ga Take
 ○[地]関東山地中央部、山梨県・埼玉県・長野県の境にある山。
 標高2,475メートル。
  奥秩父(オクチチブ)の西部にある主峰の一つで、千曲川・荒川・
 笛吹川が発源する。
  「こぶしだけ(甲武信岳)」とも呼ぶ。
 ◎名称は甲斐(カイ)(山梨県)・武蔵(ムサシ)(埼玉県・東京都)・信
 濃(シナノ)(長野県)の国境にあることから。
こぶしだけ
 【甲武信岳】
 ◇[日]Kobushi Dake
 ○[地]⇒こぶしがたけ(甲武信ヶ岳)
こぶしばな
 【拳鼻】
 ◇[日]kobushibana/kobushi-bana
 ○[建]木鼻(キバナ)の一種。
  拳(コブシ)に似た刳形(クリカタ)彫刻を施したもの。
  参照⇒きばな(木鼻)
ごふじょう《ごふじやう》
 【ご不浄】
 【御不浄】
 ○便所の別称。
  ⇒べんじょ(便所)
 ◎「不浄」の丁寧な言い方で、主に女性が使用する。
こぷす
 【コプス】
 ◇[英]copse
 ○⇒こーぴす(コーピス)
こーぷす
 【コープス】
 ◇[英]corpse
 ○(英語で、人間の)死体・遺体・死骸(シガイ)。
  参照⇒こーぱす(コーパス)(4)
 ◎カダバー(cadaver):(解剖用の)人間の死体。
こぶちさわちょう《こぶちさはちやう》
 【小淵沢町】
 ◇[日]Kobuchisawa Cho
 ○山梨県北西部、北巨摩郡(キタコマグン)の町。北西部を長野県に
 隣接。
こぶつえいぎょうほう《こぶつえいげふはふ》
 【古物営業法】
 ○[法]窃盗の防止や被害回復の目的のため、古物商の営業に規
 制を加える法律。
  警察上または犯罪捜査上、古物商は営業所の所在地にある都
 道府県公安委員会の許可を受け、取引を帳簿に記録すること、
 盗品を発見した場合の通報などが定められている。
 ◎1895(明治28)古物商取締法、制定。
  1949(昭和24)古物営業法、制定。
  1995(平成7)改正。金券類なども規制の対象となる。
こぶつき
 【こぶ付き】
 【瘤付き】
 ○(1)(見合い・婚姻などで)相手に子供などの扶養者や同居人
 がいること。
 ○(2)(特に)前の夫や前の妻との子供がいること。
 ○(3)(転じて)デートなどで、当人同士以外の人が付いて来て
 いること。
こぶでんしゅばりえじょうやく《こぶでんしゆばりえでうやく》
 【コブデン・シュバリエ条約】
 ◇[英]the Cobden-Chevalier treaty
 ○[歴]⇒えいふつつうしょうじょうやく(英仏通商条約)(2)
こぷと
 【コプト】
 ◇Copt
 ○(1)([英]Copts)⇒こぷとじん(コプト人)
 ○(2)([英]Copts)コプト教会の信者。
  参照⇒こぷときょうかい(コプト教会)
こふどき
 【古風土記】
 ○[歴]⇒ふどき(風土記)(2)
こぷときょうかい《こぷとけうくわい》
 【コプト教会】
 ◇[英]Coptic Church
 ○[宗]キリスト教の東方教会の一派。エジプトとエチオピアに
 信徒が居住。
  3世紀にキリスト教を受容したエジプトで土着文化が融合。
   451年、カルケドン公会議(Council of Chalcedon)で異端と
 されてローマやコンスタンチノポリスの教会から分離してアレ
 クサンドリア主教(Patriarch of Alexandria)を中心に起こる。
  異端とされる神秘的なキリスト単性説(Monothelitism)を信
 仰。
  参照⇒かるけどんこうかいぎ(カルケドン公会議)
 ◎伝説的には、AD.  60ころに使徒マルコ([伊]San Marco)がエ
 ジプトのアレクサンドリアに教会を開き、初代教皇となったと
 される。
こぷとじん
 【コプト人】
 ◇[英]Copts
 ○古代エジプト人の子孫。古来からエジプトの地に土着してい
 る人々。
  コプト語(Coptics)を話す。
こぷともじ
 【コプト文字】
 ◇[英]Coptic Script/Coptic Character
 ○[言]3世紀ころからエジプトのキリスト教徒たちが用いた音
 素文字。
  24のギリシア文字と7のエジプトの民衆文字(demotic)を採
 用し、子音・母音とも表記。
  参照⇒ゆだのふくいんしょ(ユダの福音書)
 ◎古代エジプト語の古音解明に貴重な資料となっている。
こぶとり
 【こぶ取り】
 【瘤取り】
 ○日本の昔話の一つ。
  ⇒こぶとりじいさん(こぶ取り爺さん,瘤取り爺さん)
こぶとりじいさん
 【こぶ取り爺さん】
 【瘤取り爺さん】
 ○日本の昔話の一つ。
  ホホ(頬)にコブのある爺(ジジイ)が、雨宿りに入った洞穴(ホラ
 アナ)でオニ(鬼)の酒盛りに出合い、仲間入りしてオニと一緒に
 踊る。喜んだオニがまた来てもらおうとして爺の大切なものと
 教えられたコブを質に取った。
  その話を聞いた隣(トナ)りのコブのある爺が、自分もコブを取っ
 てもらおうとして行ったが、踊りが下手(ヘタ)でオニが取ったコ
 ブを付けられ、コブが二つになって帰ったという話。
  「こぶ取り爺」とも、単に「こぶ取り」とも呼ぶ。
 ◎『宇治拾遺物語(巻一)』にも「鬼に瘤取らるる事」として収録。
こぶとりじじい
 【こぶ取り爺】
 【瘤取り爺】
 ○⇒こぶとりじいさん(こぶ取り爺さん,瘤取り爺さん)
★こぶなぐさ
 【コブナグサ】
 【小鮒草】
 ○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)の一年草。
  「かりやす(刈安,青茅)」とも呼ぶ。
こぶなちょう《こぶなちやう》
 【小舟町】
 ◇[日]Kobuna Cho
 ○⇒にほんばしこぶなちょう(日本橋小舟町)
こぶの
 【コブノ】
 ◇[露]Kovno
 ○リトアニアの都市カウナス(Kaunas)のロシア語名。
  ⇒かうなす(カウナス)
こぷふ
 【コプフ】
 ◇[独]Kopf、[英]head
 ○(ドイツ語で)頭。
  「コップフ」とも呼ぶ。
こぶやはずかみきり
 【コブヤハズカミキリ】
 ○[虫]甲虫目(鞘翅目)(Coleoptera)カミキリムシ科(Cerambyci-
 dae)の甲虫の一種。
  飛ぶことができない。
★こぶら
 【コブラ】
 ◇[英]cobra
 ○(1)[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)コブラ科(Elapidae)の
 毒ヘビ。
 ◎インド・コブラ,キング・コブラ
 ○(2)[交](Cobra)1960年代に生産されたアメリカ製の高級スポ
 ーツカー。
 ○(3)[軍](Cobra)アメリカ軍の攻撃型ヘリコプター。
こぷら
 【コプラ】
 ◇[英]copra
 ○[食]ココヤシの果実の白色脂肪質の胚乳を乾燥させたもの。
  東南アジアが主産地。約70%の脂肪を含み、圧搾(アッサク)して
 ココナッツ油を採り、食用油・マーガリン・石鹸などを製造す
 る。
こぶらごーるど
 【コブラゴールド】
 ◇[英]Cobra Gold
 ○[軍]タイ軍とアメリカ軍などがアジア太平洋地域の平和維持
 活動を主目的に、毎年共同で行っている合同軍事演習。
  在日アメリカ軍も多数参加している。
 ◎1982(昭和57)アメリカ軍の発案で開始。
  2001(平成13)自衛隊、オブザーバーとして指揮所演習(CP
 X)にのみ参加。
  2005. 5. 2〜 5.13(平成17)自衛隊、初の正式参加。
こぶらぼーる
 【コブラボール】
 ◇[英]Cobra Ball
 ○[軍]⇒あーるしーいちさんごえす(RC−135S,RC13
 5S)
ごぶらんおり
 【ゴブラン織り】
 【ゴブラン織】
 ◇[フ]Gobelins、[英]Gobelins
 ○(1)パリ国立ゴブラン織物工場で製作される綴(ツヅ)れ織り。
  さまざまな色糸を使って人物・風景などを精巧に織り出した
 もので、壁掛けなどの室内装飾に用いる。
  参照⇒たぴすとりー(タピストリー)
 ◎15世紀半ば、パリのゴブラン家のジャン(Jean Gobelin)が創
 製。
 ○(2)(1)に類似した織物。
こーぷらんど
 【コープランド】
 ◇Aaron Copland(アーロン・コープランド)
 ○[人]アメリカの作曲家(1900〜1990)。
ごぶりん
 【ゴブリン】
 ◇[英]goblin
 ○⇒ほぶごぶりん(ホブゴブリン)(1)
★こぶりんしゃーく
 【ゴブリン・シャーク】
 ◇[英]goblin shark、[学]Mitsukurina owstoni Jordan
 ○[魚]ネズミザメ目(Lamniformes)ミツクリザメ科(Mitsukuri-
 nidae)ミツクリザメ属(Mitsukurina)の深海ザメ(鮫)。一属一
 種。
  東京湾の海底にも生息。
  和名は「ミツクリザメ(箕作鮫)」。
 ◎1897(明治30)相模湾でイギリス人貿易商アラン・オーストン
 (Alan Owston)(1853〜1915)が捕獲。
  1898(明治31)新種に認定。
こふる
 【コフル】
 ◇[フ]coffre
 ○箱([英]box)。
  参照⇒こふれ(コフレ)
こふれ
 【コフレ】
 ◇[フ]coffret(小箱)
 ○[服]化粧品・香水のミニボトルなどを一式セットにして入れ
 た箱やポーチなど。
  参照⇒こふる(コフル)
こぶれ
 【コブレ】
 ◇[西]cobre
 ○[化](スベイン語で)銅。
  ⇒どう(銅)
ごぶれっと
 【ゴブレット】
 ◇[英]goblet
 ○細い脚と台がある、取っ手のない酒杯。
  ワイングラスなど。
こぶれんつ
 【コブレンツ】
 ◇Koblenz
 ○ドイツ南西部、ラインラント・ファルツ州(Bundesland 
 Rheinland-Pfalz)北東部の都市。
  北緯50.35°、東経7.60°の地。
  モーゼル川(Fluss Mosel)とライン川(Fluss Rhein)の合流点。
 〈人口〉
  1970(昭和45)12万0,100人。
  1987(昭和62)10万8,200人。
  2004(平成16)10万8,100人。
こぷろふぁぎー
 【コプロファギー】
 ◇[英]coprophagy
 ○[動]⇒しょくふん(食糞)
こぷろふぁぎあ
 【コプロファギア】
 ◇[英]coprophagia
 ○[病]糞便を好んで食べる異食症。
  参照⇒いしょくしょう(異食症)
 ◎ウロファギア(urophagia):尿。
こぷろふぃりあ
 【コプロフィリア】
 ◇[英]coprophilia
 ○[病]糞尿・排便などを病的に愛好する症状。
  「嗜糞症(シフンショウ)」とも呼ぶ。
  参照⇒こぷろらりあ(コプロラリア)
こぷろぷらきしあ
 【コプロプラキシア】
 ◇[英]copropraxia
 ○[医]社会的に受容し難い卑猥(ヒワイ)な、また不可解な動作を
 不随意的に繰り返す傾向。
  参照⇒こぷろらりあ(コプロラリア),ちっくしょう(チック症)
こぷろらいと
 【コプロライト】
 ◇[英]coprolite
 ○[地]⇒ふんせき(糞石)(2)
こぷろらりー
 【コプロラリー】
 ◇[英]coprolalia
 ○[病]⇒こぷろらりあ(コプロラリア)
こぷろらりあ
 【コプロラリア】
 ◇[英]coprolalia
 ○[医]糞便・排泄などに関する汚い音・言葉を不随意的に絶え
 ず発する傾向。
  45歳では正常な発育過程のものと考えられている。
  「コプロラリー」,「汚言(オゲン)」とも呼ぶ。
  参照⇒こぷろぷらきしあ(コプロプラキシア),ちっくしょう
 (チック症),こぷろふぃりあ(コプロフィリア)
★こふん
 【古墳】
 ○[歴]3世紀末〜7世紀ころの日本で造られた墳墓。
  円墳・方墳・上円下方墳・前方後円墳・前方後方墳などの種
 類がある。
  また、上部や周囲にハニワ(埴輪)と呼ぶ土製品が並べられて
 いた。
  参照⇒こふんじだい(古墳時代),ふんきゅうぼ(墳丘墓),ふき
 いし(葺き石,葺石)
こふん
 【股分】
 ◇[中]gufen
 ○[経]株式の中国名。
 ◎繁体字(台湾)では「股(人偏+「分」)」と表記する。
こぶん
 【子分】
 【乾児】
 ○(1)親分に従属する配下の者。手下(テシタ)。手下(テカ)。
  「かんじ(乾児,乾兒)」とも呼ぶ。
  ⇔おやぶん(親分)
 ○(2)かりに子として扱われる者。義子。
  「かんじ(乾児,乾兒)」とも呼ぶ。
ごふん
 【胡粉】
 ○[美]貝殻を焼き、砕(クダ)いて粉末にしたもの。成分は炭酸
 カルシウム。
  室町時代以降、日本画の白色顔料に用いる。
  参照⇒ふんぽん(粉本)(1)
 ◎奈良〜鎌倉時代には「鉛白(エンパク)」と呼ぶ塩基性炭酸鉛を白
 色顔料に用いていた。
こぶんじがく
 【古文辞学】
 ○(1)中国明(ミン)代に起った儒学の一派。
  参考⇒せいりがく(性理学)
 ○(2)江戸時代、儒学者荻生徂徠(オギュウ・ソライ)が唱えた古学の一
 つ。
  宋・明の儒学を否定し、伊藤仁斎(ジンサイ)の古義学より徹底
 した復古主義で、中国古代の言語(古文辞)や制度文物の研究に
 よって先秦古典の本旨を知ろうとする訓詁学。儒学の政治的側
 面を強調する。
  「徂徠学」,「享保学(キョウホウガク)」とも呼ぶ。
  参照⇒こぶんじがくは(古文辞学派),こぎがくは(古義学派)
こぶんじがくは
 【古文辞学派】
 ○江戸時代、儒学者荻生徂徠(オギュウ・ソライ)が唱えた古学の一学
 派。
  荻生徂徠とその弟子の服部南郭(ハットリ・ナンカク)・太宰春台(ダザ
 イ・シュンダイ)・山県周南(ヤマガタ・シュウナン)や、広瀬淡窓(タンソウ)らの一
 派。
  「徂徠学派」,「ケン園学派」,「古文辞派」とも呼ぶ。
  参照⇒こぎがく(古義学)
★こふんじだい
 【古墳時代】
 ○[歴]日本の考古学上の時代区分で、弥生式時代末期から奈良
 時代初期の間の時代。
  ほぼ3世紀末から4世紀に始まり、6世紀ころまでで、古墳
 の築造は7世紀まで続いている。
  弥生時代に始まる農耕から起きた小国家が、畿内を中心とす
 る統一国家の成立に至(イタ)る時期。
  参照⇒はくそうれい(薄葬令)
 〈区分〉
  前期:34世紀。
  中期:5世紀。
  後期:67世紀。
こぶんしょうしょ《こぶんしやうしよ》
 【古文尚書】
 ◇[中]Guwen Sjangshu
 ○[歴]春秋戦国時代に通用した古文字(蝌蚪文字)で記されてい
 る『尚書(書経)』。
  前漢の景帝の時、魯の恭王がその宮室を拡張しようとして孔
 子旧宅をこわした際、その壁中から発見されたという。
  武帝の時に孔子十二世と称する孔安国がこれを献上。後漢の
 学者らはこれを多く用いた。
  その後の永嘉の乱で紛失したが、東晋の元帝の時に梅(「臣」
 偏+「責」)(Mei Ze)(メイ・サク)が『孔安国注』を献上。
  宋代以降、朱子ら多くの学者が信憑性に疑問を呈し、魏・晋
 時代の偽書とすることが定説となっている。
  参照⇒きんぶんしょうしょ(今文尚書),かと(蝌蚪)(2)
 ◎最初の『古文尚書』は『今文尚書』より十六篇多く、後の
 『孔安国注』は『今文尚書』より二十五篇多い。
 ◎清華大学の研究チーム、放射性炭素年代測定法で紀元前305
 年前後の戦国時代中期のものとする竹簡と比較し、竹簡と古文
 尚書とで一致する箇所がなかったことから偽作と断定。
 ◎『尚書』は漢代の呼称で、宋代以降は『書経』と呼ぶ。
★ごへい
 【御幣】
 ○
  参照⇒ぬさ(幣)(1)
こぺいか
 【コペイカ】
 ◇kopeika
 ○(1)[経]ロシア連邦などの補助通貨単位。
  1コペイカ=1/100ルーブル([英]rouble)。
  「カペイカ」,「コペック(copeck)」とも呼ぶ。
  略号は「K」,「kop」。
 ○(2)[歴][経]旧ソ連の補助通貨単位。アルミ青銅貨。
  1コペイカ=1/100ルーブル。
  「カペイカ」,「コペック」とも呼ぶ。
  略号は「K」,「kop」。
こぺく
 【コペク】
 ◇[トルコ語]kopek(キョペク)
 ○[哺](トルコ語で)イヌ(犬)。
  ⇒いぬ(イヌ,犬)
★こーべくろにくる
 【コーベ・クロニクル】
 ◇Kobe chronicle
 ○[歴]ロバート・ヤング(Robert Young)が刊行した新聞。
  のち、「ジャパン・クロニクル」と改題。
こぺっく
 【コペック】
 ◇[英]copeck/kopeck/kopek
 ○[経]⇒こぺいか(コペイカ)
こーべってんかぴたん
 【コーベッテンカビタン】
 ◇[独]Korvettenkapitan
 ○[軍](ドイツ語で、海軍の)少佐。
  ⇒しょうさ(少佐)
こぺとたぐさんみゃく
 【コペトダグ山脈】
 ◇khrebet Kopetdag、[英]Kopet-Dag Range
 ○[地]トルクメニスタンとイランとの国境に連なる山脈。全長
 650キロメートル。
  北西端のカスピ海東岸近くから南東端はハリルード川(Rud-
 khaneh-ye Harirud)で、その先はアフガニスタン北西部のセ
 フィードクー山脈(Selseleh-ye Sefid Kuh)へと続く。南側(イ
 ラン側)中央部から、カスピ海に注(ソソ)ぐアトラク川(Rud-e 
 Atrak)を介してエルブルズ山脈(Elburz Mountains)が東西に連
 なる。
  最高峰はイラン側のヘザルマスジェド山(Koh-e Hezarmas-
 dzed)(3,117メートル)。
  参照⇒せふぃーどくーさんみゃく(セフィードクー山脈),え
 るぶるずさんみゃく(エルブルズ山脈)
こぺるにくす
 【コペルニクス】
 【哥白尼】
 ◇[羅]Nicolaus Copernicus(ニコラウス・コペルニクス)
 ○[人]ポーランドの天文学者(1473〜1543)。ポーランド名はコ
 ペルニク(Mikotaj Kopernik)。プロイセン生れ。
  1491年クラクフに学び、医術僧となる。
  1496年よりイタリアに遊学しボローニア・パドバで学び、ギ
 リシア思想の影響を受ける。
  1505年帰国しローマカトリック教会の聖職者となるが天体観
 測も続けた。1512年からフラウエンブルク(Frauenburg)の聖堂
 参事職。
  古代ギリシアの天文学者アリスタルコスの説からヒントを得
 て地動説を信じ、友人ギーゼやレチクスの勧めにより『天球の
 回転について(De revolutionibus orbium coelestium)』を著
 わしたが、天動説をとる教会との摩擦を避けて死の直前に公刊
 された。
★こぺるにしうむ
 【コペルニシウム】
 ◇copernicium
 ○[化]原子番号112の元素。
  元素記号は「Cn」。
 ◎1998(平成10)ドイツの重イオン科学研究所(GSI)が合成を
 報告。
 ◎名称は天文学者コペルニクス(N.Copernicus)に因(チナ)む。
こへれとのことば
 【コヘレトの言葉】
 ◇[英]Words of Qohelet
 ○[聖]⇒でんどうのしょ(伝道の書)
こぺん
 【コペン】
 ◇[登録商標]Copen
 ○[古][交]ダイハツ工業の軽オープンスポーツカー。2人乗り。
 ◎2002. 6.(平成14)新発売。排気量660CC、電動開閉式ルー
 フ採用。価格157万2,900円。
  2003. 9.(平成15)右ハンドル仕様のままヨーロッパなどに輸
 出開始。
  2012. 8.(平成24)生産終了。
ごべんてん
 【五弁天】
 【五辯天】
 ○近江(オウミ)琵琶湖の竹生島(チクブシマ)・安芸(アキ)の巌島(イツクシマ)
 ・相模(サガミ)江ノ島の岩窟(イワヤ)・大和の天の川・陸前の金華
 山(キンカザン)の弁財天(ベンザイテン)。
  参照⇒べんざいてん(弁財天,弁才天)
こべんとがーでん
 【コベントガーデン】
 ◇[英]Covent Garden(修道院の庭)
 ○イギリス、ロンドン中央部の繁華街。
  北緯51.52°、西経0.13°の地。
  王立オペラ劇場(Royal Opera House)(別称コベントガーデン
 劇場)がある。
 ◎もとウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)の所領。
  1671(寛文11)青果卸市場、開設。
  1974(昭和49)青果卸市場がナインエルムズ(Nine Elms)(テム
 ズ川南岸)に移転し、大規模なショッピングセンターとなる。
こべんとりー
 【コベントリー】
 ◇[英]Coventry
 ○(1)イギリスのイングランド中南部、ウェストミッドランド
 州(West Midlands)東部の都市。
 〈人口〉
  1991(平成3)31万8,718人。
 ◎第二次世界大戦で徹底的に爆撃された。
  もとウォリックシャー州(Warwickshire)。
 ○(2)アメリカ合衆国北東部のロードアイランド州(Rhode Is-
 land State)西部、ケント郡(Kent County)中北部の町。
 〈人口〉
  1990(平成2)3万1,083人。
 ◎1643(寛永20)創建。
こぺんはーげん
 【コペンハーゲン】
 ◇[英][独]Copenhagen
 ○デンマーク王国の首都。シェラン(Zealand)島の東海岸にあ
 る港湾都市。
  アンデルセンの『人魚姫』の銅像や遊園地チボリなどがある。
  デンマーク語で「ケーベンハウン(Kobenhavn)」,「ケベンハウ
 ン」と呼ぶ。ラテン語名は「ハフニア(Hafnia)」。
 〈人口〉
  1976(昭和51)70万人。
  1987(昭和62)46万9,000人。
 ◎1913(大正2)人魚姫の銅像、建立。
  1964(昭和39)人魚姫の銅像、頭部切断。
  1998(平成10)人魚姫の銅像、頭部切断。
こぼ
 【コボ】
 ◇kobo
 ○[経]ナイジェリアの補助通貨単位。
  100コボ(kobos)=1ナイラ(naira)。
ごほ
 【五保】
 ○[歴]⇒ほ(保)(2)
★ごほう《ごはふ》
 【五法】
 ○中国伝来とされる射法の極意。
  <1>審(shen)・<2>コウ(gou)(*)・<3>��(yun)・<4>軽(qing)
 ・<5>注(zhu)の総称。
  「支那(シナ)射法」とも呼ぶ。
  参照⇒ごみ(五味)(3),しゃほうはっせつ(射法八節)
 ◎(*)「(「轂」の「車」を「弓」に替える)」と書く。
ごほう《ごはう》
 【午砲】
 ○[歴]正午を知らせる号砲。
  江戸時代の時の鐘に代え、1871(明治 4. 9. 9)から皇居内旧
 本丸で毎日正午に空砲を打ち鳴らしたもの。当時、現在の区部
 の大部分で聞こえたという。
  1929. 5. 1(昭和4)サイレンに切り換えられ、1938. 9.(昭
 和13)まで行われた。
  音から「どん」とも呼ばれた。
 ◎号砲に使用された大砲は東京都小金井市の江戸東京たてもの
 園に保管されている。
★ごぼう《ごばう》
 【ゴボウ】
 【牛蒡】
 ◇[英]burdock/clotbur
 ○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の二年草・根菜。
  食用(根)。薬用(風邪,利尿,解毒)になる。
  種子にはトゲ([英]bur)がある。
  ポリフェノールのクロロゲン酸(chlorogenic acid)を含むが、
 水に晒(サラ)すと流出する。
  古称は「うまふぶき(牛蒡)」。
  参照⇒くっつきむし(くっ付き虫),わたしわかいになりたい
 (わたしは貝になりたい,私は貝になりたい)
 ◎切り方:⇒ささがき(笹掻き)
 ◎堀川ごぼう:⇒ほりかわごぼう(堀川ごぼう,堀川牛蒡)
  大浦ごぼう:⇒おおうらごぼう(大浦ごぼう,大浦牛蒡)
  八尾ごぼう:⇒やおごぼう(八尾ごぼう,八尾牛蒡)
  宇陀金ごぼう:⇒うだごぼう(宇陀ごぼう,宇陀牛蒡)
ごぼう《ごばう》
 【御坊】
 ◇[日]Gobo
 ○(1)⇒ごぼうし(御坊市)
 ○(2)[交]⇒ごぼうえき(御坊駅)
ごぼう《ごばう》
 【御坊】
 【御房】
 ◇[日]gobo
 ○(1)寺院またはその僧坊の敬称。
 ○(2)僧侶の敬称。
 ○(3)敬(ウヤマ)って僧侶に呼びかける第2人称。
 ○(4)(Gobo Shi)⇒ごぼうし(御坊市)
ごぼうえき《ごばうえき》
 【御坊駅】
 ○[交]和歌山県御坊市(ゴボウシ)湯川町小松原(ユカワチョウコマツバラ)に
 ある紀勢本線(紀勢西線)の駅。
  道成寺(ドジョウジ)駅と紀伊内原(キイウチハラ)駅(日高町)の間。
こほうか《こはうか》
 【古方家】
 ○[歴]古医方を奉ずる漢方医。
  参照⇒こいほう(古医方)
ごぼうし《ごばうし》
 【御坊市】
 ◇[日]Gobo Shi
 ○和歌山県西部の市。日高川河口にあり、南西部を太平洋に面
 する。
  日高御坊(西本願寺日高別院)の門前町。
 〈面積〉
  43.78平方キロメートル。
 〈人口〉
  2000(平成12)2万8,034人。
 ◎1540(天文9)本願寺別院が建立。
  1954(昭和29)御坊町・湯川村・藤田村・野口村・名田村・塩
 屋村の15村が合併して発足。
 ◎関西電力が沖合いに使用済み核燃料の一時貯蔵施設を計画中。
ごほうじょううじ《ごほうでううぢ》
 【後北条氏】
 ◇[日]go-Hojo uji
 ○[歴]⇒ごほうじょうし(後北条氏)
ごほうじょうし《ごほうでうし》
 【後北条氏】
 ◇[日]go-Hojo shi
 ○[歴]北条早雲(ソウウン)(1432〜1519)に始まる北条氏。戦国大名
 として関東にひろく勢力を持った。
  早雲(伊勢長氏)は伊勢姓だったが、鎌倉幕府の執権北条氏の
 後をついで関東の主となるねらいから早雲の子氏綱(ウジツナ)
 (1486〜1541)の代に北条姓を称したもの。
  「ごほうじょううじ(後北条氏)」とも、本拠地が小田原だった
 ことから「小田原北条氏」とも呼ぶ。
ごほうじょうてい《ごはうじやうてい》
 【五方上帝】
 ◇[中]wufang shangdi
 ○⇒ごてんてい(五天帝)
ごぼうせい《ごばうせい》
 【五芒星】
 ◇[英]pentagram(ペンタグラム)/pentacle(ペンタクル)
 ○五本の直線による、一筆書きの五角形の星型。
  古代エジプトに起源するといわれる。
  イスラエルではソロモンの封印の異形とする。
  日本では晴明神社の神紋「晴明桔梗(キキョウ)」の異形とされる。
  参照⇒そろもんのふういん(ソロモンの封印),せいめいじん
 じゃ(晴明神社)(1)
こほくしょう
 【湖北省】
 ◇[中]Hubei Sheng、[英]Hubei Province
 ○中国中央部の省。長江(Changjiang)(チョウコウ)(揚子江<ヨウスコウ>)
 の中流域で、洞庭湖(Dongting Hu)(ドウテイコ)の北方に位置し、
 南部を湖南省(Hunan Sheng)に接する。
  省都は武漢市(Wuhan Shi)(ブカンシ)。
  沙市(Shashi)(シャシ)・宜昌(Yichang)(ギショウ)・襄樊(Xiangfan)
 (ジョウヨウ)などの都市がある。
  「フーペイ(湖北)」とも呼ぶ。
 〈面積〉
  19万平方キロメートル。
 ◎春秋戦国時代、楚の地。
ごほくそん
 【吾北村】
 ◇[日]Gohoku Son
 ○[古]高知県中西部、吾川郡(アガワグン)にあった村。
  2004.10. 1(平成16)吾川郡の伊野町(イノチョウ)・吾北村と土佐
 郡(トサグン)本川村(ホンガワムラ)が合併して吾川郡「いの町(イノチョウ)」
 を発足。
こぼけ
 【コボケ】
 【小木瓜】
 ○[植]クサボケ(草木瓜)の別称。
  ⇒くさぼけ(クサボケ,草木瓜)
こぼけえき
 【小歩危駅】
 ○[交]徳島県三好市(ミヨシシ)山城町西宇(ヤマシロチョウニシウ)にあるJR
 土讃線の駅。
  阿波川口(アワカワグチ)駅と大歩危(オオボケ)駅の間。
 ◎旧住所は三好郡(ミヨシグン)山城町(ヤマシロチョウ)西宇(ニシウ)。
こーほーと
 【コーホート】
 ◇[英]cohort
 ○(1)[歴]古代ローマで、レギオン([羅]legion)(軍団)の下位
 の歩兵隊。
  レギオンの10分の1で、300〜600人。
  参照⇒れぎおん(レギオン),[1]せんちゅりー(センチュリー)
 (3)
 ○(2)(転じて)一団・仲間。
 ○(3)人口統計で、同時出生集団(同年齢)などの群。
こぼとけ
 【小仏】
 ○(1)小さい仏像。
 ○(2)かごめかごめ(籠目籠目)に似た子供の遊び。
  真ん中にしゃがむ鬼役の子供の姿を小仏になぞらえたもの。
  参照⇒かごめかごめ(かごめかごめ,籠目籠目)(1)
 ○(3)[楽](2)の時に歌う童歌(ワラベウタ)。
  歌い出しは地方によって「回りの回りの小仏」,「回りの回りの
 小仏は」,「回りの回りの小仏さんは」,「中の中の小仏」,「中の中
 の小坊さん」,「中の中の小僧さん」,「中の中の地蔵様」,「中の中
 の地蔵さん」など差異が多い。
 〈『守貞謾稿(モリサダマンコウ)』〉
  まわりのまわりの小仏/なぜ背が低いな/親の日にとと食っ
 て/まま食って/それで背が低いな。
 ◎「親の日」は「親の命日」。
こぼとけとうげ《こぼとけたうげ》
 【小仏峠】
 ◇[日]Kobotoke Toge
 ○[地]東京都八王子市の西部と神奈川県津久井郡(ツクイグン)相模
 湖町(サガミコマチ)との境にある、旧甲州街道のけわしい峠。標高
 548メートル。
  高尾山(599メートル)の北西に位置する。
 ◎小仏関:⇒こぼとけのせき(小仏関,小仏の関)
こぼとけとんねる
 【小仏トンネル】
 ○(1)[交]東京都八王子市裏高尾町(ウラタカオマチ)と神奈川県津久井
 郡(ツクイグン)相模湖町(サガミコマチ)との境にある、中央自動車道の
 トンネル。
 ○(2)[交]JR中央線のトンネル。
  高尾駅(八王子市)〜相模湖駅(相模湖町)間で、約2キロメー
 トル。
こぼとけのせき
 【小仏関】
 【小仏の関】
 ○[歴]江戸時代、甲州街道の小仏峠の東側のふもとの駒木野(コ
 マギノ)にあった関所。
  参照⇒こぼとけとうげ(小仏峠)
 ◎現在の東京都八王子市裏高尾町(ウラタカオマチ)の地。
こーぽら
 【コーポラ】
 ◇[英](複数形)corpora/(単数形)corpus(コーパス)
 ○⇒こーぱす(コーパス)
こーぽらる
 【コーポラル】
 ◇[英]Corporal(伍長)
 ○[軍]アメリカ陸軍の地対地ミサイル。
  射程100〜160キロメートルで、核弾頭の積載も可能。
★こぼる
 【コボル】
 【COBOL】
 ◇[英]common business oriented language
 ○[計]事務計算用のプログラム言語の一種。
 ◎1960(昭和35)アメリカの国防総省の協力で開発。
 ◎ANSI−COBOL,JIS−COBOL
 ◎科学技術計算用:⇒ふぉーとらん(フォートラン,FORTR
 AN)
こぼると
 【コボルト】
 ◇Kobolt/Kobold
 ○[チュートン伝説]地の精・小鬼。鉱山に住むという小人(コビ
 ト)の鉱夫。
  参照⇒のーむ(ノーム),しちにんのこびと(七人の小人)
 ◎ドイツの俗信では家の精。
 ◎金属原子コバルト(cobalt)の名前の由来(ユライ)。
こぼろえき
 【小幌駅】
 ○[交]北海道虻田郡(アブタグン)豊浦町(トヨウラチョウ)字(アザ)礼文華
 (レブンゲ)にあるJR室蘭本線の駅。
  静狩(シズカリ)駅(長万部町)と礼文(レブン)駅の間。
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