PDD図書館管理番号       0001.0049.6500.05

                 百   科   辞   書    《すち》     編集:獨  澄旻

-------- すち --------------------------------------------------
すちてぺけすけん
 【スチテペケス県】
 ◇[西]Departamento de Suchitepequez、[英]Suchitepequez 
 Department
 ○グアテマラ南西部の県。南部をエスクイントラ県(Departa-
 mento de Escuintla)に接し、南西部を太平洋に面する。
  県都はマザテナンゴ(Mazatenango)。
 〈面積〉
  2,510平方キロメートル。
 〈人口〉
  1994(平成6)30万7,187人(417日現在)。
  2002(平成14)40万3,945人(1124日現在)。
すちぶないと
 【スチブナイト】
 ◇[英]Stibnite
 ○[鉱]⇒きあんこう(輝安鉱)
[1]すちーぶんそん
 【スチーブンソン】
 ◇John Stevenson
 ○[人]アイルランドの作曲家(1761〜1833. 9.14)。
 ◎『庭の千草(原題:"The Last Rose of Summer"<夏の名残のバ
 ラ>)』の作曲家。
[2]すちーぶんそん
 【スチーブンソン】
 ◇George Stephenson(ジョージ・スチーブンソン)
 ○[人]イギリスの発明家・技術者(1781〜1848)。
  独学で機関工となる。
  蒸気機関を鉄道に利用することを着想し、1813(文化10)初め
 て蒸気機関車を製作。1814(文化11)前後進自由な鉱山用の蒸気
 機関車の試作に成功させ、1815(文化12)特許取得。
  1815(文化12)鉱山用の安全灯(miner's safety lamp)を発明。
  1825. 9.27(文政8)ストックトン(Stockton)〜ダーリントン
 (Darlington)間に世界最初の公共鉄道を完成させ、機関車ロコ
 モーション号(Locomotion)を走らす。
  1829(文政12)マンチェスター(Manchester)〜リバプール(Liv-
 erpool)間の鉄道開通に尽力し、ロケット号(Rocket)を走らせ
 る。
  「スティーブンソン」,「スティーヴンソン」とも呼ぶ。
  参照⇒とれびしっく(トレビシック)
 ◎ロコモーション号の最初の名前はアクティブ号(Active)。
[3]すちーぶんそん
 【スチーブンソン】
 ◇Robert Louis Stevenson(ロバート・スチーブンソン)
 ○[人]イギリス(スコットランド)の小説家・詩人(1850〜1894)。
  晩年、サモア島に隠棲。
  代表作は『宝島』・『新アラビアンナイト』・『ジキル博士
 とハイド氏』など。
  略称は「R.L.S.」。
  「スティーブンソン」,「スティーヴンソン」とも呼ぶ。
  参照⇒じきるはかせとはいどし(ジキル博士とハイド氏)
[1]すちゅあーと
 【スチュアート】
 ◇Stuart
 ○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東部
 のマーティン郡(Martin County)北東部にある郡都。
[2]すちゅあーと
 【スチュアート】
 ◇Stuart
 ○(1)[人]英語圏の男性名。
 ○(2)[歴]⇒すちゅあーとちょう(スチュアート朝)
★すちゅあーとちょう《すちゆあーとてう》
 【スチュアート朝】
 ◇[英]Stuart Dynasty
 ○[歴]スコットランド(1371〜1714)とイングランド(1603〜
 1714)の王朝。
  参照⇒はのーばーおうけ(ハノーバー王家)
すちゅーでんと
 【スチューデント】
 ◇[英]student
 ○(英語で)学生。
すちゅーぴっど
 【スチューピッド】
 ◇[英]stupid(ストゥーピッド)
 ○(1)[形]愚かな、馬鹿な。
 ◎ドイツ語:ドゥム(dumm)。
 ○(2)[形]くだらない、つまらない、退屈な、面白くない。
 ○(3)[名]愚か者・馬鹿・間抜け。
 ◎ドイツ語:ドゥムコプフ(Dummkopf)。
すちゅわーです
 【スチュワーデス】
 ◇[英]stewardess
 ○[古][空]旅客機の女性客室乗務員。
  ⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
すちゅわーと
 【スチュワート】
 ◇Stewart
 ○(1)[地](Stewart Island)⇒すちゅわーととう(スチュワート
 島)
 ○(2)(Stewart County)⇒すちゅわーとぐん(スチュワート郡)
[1]すちゅわーど
 【スチュワード】
 ◇[英]steward
 ○[古][空]旅客機の男性客室乗務員。
  ⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
[2]すちゅわーど
 【スチュワード】
 ◇Julian Haynes Steward
 ○[人]アメリカの文化人類学者(1902. 1.31〜1972. 2. 6)。
すちゅわーとぐん
 【スチュワート郡】
 ◇[英]Stewart County
 ○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)北西
 部の郡。北部をケンタッキー州に隣接。
  郡都はドーバー(Dover)。
 〈人口〉
  1980(昭和55)  8,680人。
  1990(平成2)  9,479人。
  2000(平成12)1万2,370人。
すちゅわーととう《すちゆわーとたう》
 【スチュワート島】
 ◇[英]Stewart Island
 ○[地]ニュージーランド南島(South Island)の南、フォーボー
 海峡(Foveaux Strait)で約32キロメートル隔てた島。
  マオリ語では「ラキウラ(Rakiura)」。
 〈面積〉
  1,746平方キロメートル。
 〈人口〉
  1987(昭和62)540人(推計)。
  2001(平成13)384人。
 ◎1770(明和7)クック(James Cook)により発見。
すーちょう
 【スーチョウ】
 【蘇州】
 ◇[中]Suzhou
 ○⇒そしゅうし(蘇州市)
すーちょうし
 【スーチョウ市】
 【蘇州市】
 ◇[中]Suzhou Shi
 ○⇒そしゅうし(蘇州市)
すちーるどらむ
 【スチールドラム】
 【スチール・ドラム】
 ◇[英]steel drum
 ○[楽]ドラム缶の上部を、音階が出せるように複数個所を凹ま
 せたドラム(打楽器)。
  「スチールパン(steel pan)」とも呼ぶ。
 ◎1950年代前半にトリニダードトバゴで創出。
すちーるぱん
 【スチールパン】
 【スチール・パン】
 ◇[英]steel pan
 ○[楽]⇒すちーるどらむ(スチールドラム,スチール・ドラム)
[1]すちれっと
 【スチレット】
 ◇[英]stiletto
 ○⇒すてぃれとー(スティレトー)(2)
[2]すちれっと
 【スチレット】
 ◇[英]Stiletto(小剣)
 ○[軍]ロシア軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の通称。
  ⇒えすえすじゅうく(SS−19)
★すーつ
 【スーツ】
 ◇[英]suit
 ○(1)[服]背広。
  ⇒せびろ(背広)
 ○(2)トランプの組。
  赤のダイヤ・ハート、黒のスペード・クラブの4種。
ずつうはちまき《づつうはちまき》
 【頭痛鉢巻】
 【頭痛鉢巻き】
 ○(1)ひどい頭痛を鉢巻きしてこらえているさま。
  参照⇒やまいはちまき(病鉢巻,病鉢巻き),よこはちまき(横
 鉢巻,横鉢巻き)
 ○(2)(転じて)非常に心配している、または非常に悩み苦しん
 でいることの形容。
ずっきーに
 【ズッキーニ】
 ◇[伊]zucchini(ウリ科の植物)
 ○[農]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)のペポカ
 ボチャで、地中海地方で栽培されるものの総称。北アメリカ南
 部・メキシコ原産。
  春まきして夏から秋にかけて花付き幼果や未熟果を収穫する。
 果実は形がキュウリ(胡瓜)に似て細長く、果皮は緑色または黄
 色でなめらか。
  味もキュウリに似て、イタリア料理で生食や炒(イタ)め物にす
 る。ピクルスにもする。
ずっく
 【ズック】
 ◇[蘭]doek、[英]canvas
 ○(1)木綿(モメン)または麻(アサ)の繊維を太く縒(ヨ)った糸で織っ
 た厚地の平織物。
  丈夫で耐久性があり、帆布(ハンプ)・テント・運動靴(ズック
 靴)・カバンなどに用いる。
 ○(2)[服]ズック靴の略称。
  ⇒すにーかー(スニーカー)
ずっくぐつ
 【ズック靴】
 ◇[英]duck shoes
 ○[服]⇒すにーかー(スニーカー)
すっこーと
 【スッコート】
 ◇[ヘブライ語]Sukkot
 ○[宗]⇒[1]すこっと(スコット)
★すったにぱーた
 【スッタニパータ】
 ◇[パーリ語]Suttanipata
 ○[仏]『経蔵(Sutta-pitaka)』に収められているパーリ語で書
 かれた詩集。
 ◎「スッタ(sutta)」は梵語の「スートラ(sutra)」で「経」、「ニパ
 ータ(nipata)」は「集成」り意味で、「経集」と訳される。
すっちー
 【スッチー】
 ○[俗]スチュワーデス(stewardess)の俗称。
  ⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
すっちゃかめっちゃか
 【すっちゃかめっちゃか】
 【スッチャカメッチャカ】
 ○(1)[俗]物を散らかし放題(ホウダイ)にしているさま。身の周り
 ・居場所をとりみだしているさま。
 ○(2)[俗]だらしない身なりをしているさま。服装・身なりを
 とりみだしているさま。
 ○(3)[俗]心の平静をうしなっているさま。心をとりみだして
 いるさま。
すっちゃん
 【すっちゃん】
 ○[俗][近世語]遊里で大金を使って豪遊すること。
  「すっちゃん騒ぎ」とも呼ぶ。
  参照⇒だいじんきゃく(大尽客),おおもんをうつ(大門を打つ)
すっちゃんさわぎ
 【すっちゃん騒ぎ】
 ○[俗]⇒すっちゃん(すっちゃん)
すっつしちょう《すつしちやう》
 【寿都支庁】
 ◇[日]Sutchu Shicho
 ○[古]⇒しりべししちょう(後志支庁)
すっど
 【スッド】
 ◇[伊]sud
 ○(イタリア語で)南。
すっとこどっこい
 【すっとこどっこい】
 ○(1)[楽]馬鹿囃子(バカバヤシ)の囃子詞(コトバ)。
  参照⇒ばかばやし(馬鹿囃子)
 ◎太鼓の叩き方の「すっとん」・「どこどこ」から。
 ○(2)相手を罵(ノノシ)る言葉。馬鹿野郎・どあほう。
★すっぱ
 【透波】
 【素っ破】
 【水波】
 ○(1)[古]戦国時代の間者(カンジャ)。
  「草屈(クサカマリ)」,「伏せかまり」,「らっぱ(乱波,亂波)」,「わっぱ
 (童)」とも呼ぶ。
  参照⇒くさかまり(草屈),かんじゃ(間者),こむそう(虚無僧)
 ◎素っ破抜き
 ○()
すっぱいぶどう《すつぱいぶだう》
 【酸っぱいブドウ】
 【酸っぱい葡萄】
 ◇[英]Sour grapes
 ○(1)[慣用句](英語で)負け惜しみ。
 ◎『イソップ物語(Aesop's Fables)』の一話「狐と葡萄(The 
 Fox and the Grapes)」から。
  参照⇒きつねとぶどう(キツネとブドウ,狐と葡萄)
 ○(2)[心]満たされない欲求を、都合の良い理由を作って価値
 のないものにする心理。
すっぺ
 【スッペ】
 ◇Franz von Suppe
 ○[人]⇒[2]ずっぺ(ズッペ)
[1]ずっぺ
 【ズッペ】
 ◇[独]Suppe
 ○[料](ドイツ語で)スープ。
  ⇒すーぷ(スープ)
[2]ずっぺ
 【ズッペ】
 ◇Franz von Suppe
 ○[人]オーストリアの作曲家(1819. 4.18〜1895. 5.21)。ベル
 ギー系。
  作品はオペレッタ『ボッカチオ(Boccaccio)』・『軽騎兵
 (Leichte Kavallerie)』・『詩人と農夫(Dichter und Bauer)』
 ・『スペードの女王(Pique Dame)』・『寄宿学校(Das Pensio-
 nat)』など。
  「スッペ」とも呼ぶ。
すっぽかす
 【すっぽかす】
 ○[俗]しなければならないことをせずに、そのままにしておく
 ・ほうっておく。
 ◎約束をすっぽかす,仕事をすっぽかす,授業をすっぽかす
すっぽん
 【スッポン】
 【鼈】
 ◇[英]soft-shelled turtle、[中]bie(鼈)
 ○[爬]カメ目(Testudines)スッポン科(Trionychidae)の淡水産
 カメの総称。
  甲長は2040センチメートルで、大型種には80センチメート
 ルに達するものもある。背部はオリーブ色、腹部は白色。
  甲羅(コウラ)は平たくほぼ円形で、骨質板の退化が著しく、中
 央部は少し隆起して堅いが、他はいぼ状突起のある皮膚でおお
 われ軟らい。カメ(亀)と異なり鱗板はない。大半の種では背甲
 と腹甲が固着せず、靭帯(ジンタイ)組織で結合している。
  頸は長く、自在に伸縮する。口吻は細長く突き出し、よく物
 を噛む。手足の水かきが発達し、それぞれに三本の爪がある。
  砂泥質の河川や沼の浅い水底にひそみ、性質は荒く、魚・カ
 エル・カニなどを噛んで捕らえる。
  アジア・アフリカ・アメリカに約20種が生息する。
  ニホンスッポンは日本固有の亜種で、本州・四国・九州・種
 子島に分布するが、多くは食用に養殖される。肉は美味で滋養
 に富み、血は強精剤など薬用にされる。
  「川亀(カワカメ)」,「泥亀(ドロガメ)」,「蓋(フタ)」,「まる(丸,円)」とも
 呼ぶ。
 ◎中国の俗称では「わんぱ(忘八,王八)(wangba)」。
すっぽん
 【鼈】
 ○(1)[爬]⇒すっぽん(スッポン,鼈)
 ○(2)[劇]歌舞伎劇場の花道(ハナミチ)の七三(シチサン)の所に設けた
 切穴(キリアナ)。
  舞台下の奈落(ナラク)から花道へ役者をせり上がらせるための
 もの。主として幽霊・変化(ヘンゲ)などの出没に使われる。
 ○(3)和船の淦水(アカミズ)を汲み出すための排水ポンプ。
  木製の水鉄砲式ポンプで、江戸時代の廻船の必須装備品の一
 つ。
  参照⇒あかとり(淦取り)
 ○(4)ナベ・カマ・樽(タル)などの円い蓋(フタ)。
 ○(5)[俗]酒を入れる容器。瓢(ヒサゴ)・瓢箪(ヒョウタン)。
 ○(6)[俗]男根。
 ○(7)(山陽地方で)水田の水を汲み揚げる道具。
すつーる
 【スツール】
 ◇[英]stool(ストゥール)
 ○(1)ひじ掛けと背もたれのない、一人用の腰掛け。
  「ストール」とも呼ぶ。
  参照⇒いす(椅子)
 ○(2)バーのカウンターなどにある、一本足の高い腰掛け。
  「ストール」とも呼ぶ。
[1]すてあ
 【ステア】
 ◇[英]stair
 ○(1)(stairs)階段。
 ○(2)(階段の)一段。
  参照⇒[1]すてっぷ(ステップ)(2),すてあろっど(ステアロッ
 ド,ステア・ロッド)
[2]すてあ
 【ステア】
 ◇[英]stare
 ○[自動][他動]凝視(ギョウシ)する・じっと見つめる。
[3]すてあ
 【ステア】
 ◇[英]steer
 ○[他動](乗り物の)舵(カジ)を取る。
  参照⇒すてありんぐ(ステアリング)
[4]すてあ
 【ステア】
 ◇[英]steer
 ○[農](食肉用の)去勢したオス牛(雄牛)。
  参照⇒おっくす(オックス)
すてあーだいむらーぷふしゃ
 【ステアー・ダイムラー・プフ社】
 ◇[独]Steyr-Daimler Puch AG
 ○[経][軍]オーストリアの大手軍用車両製造会社。
すてあーまんりっひゃーしゃ
 【ステアー・マンリッヒャー社】
 ◇[独]Steyr Mannlicher AG
 ○[経][軍]オーストリアの大手小火器製造会社。
  M9ピストル、M69サブマシンガン、AUGアサルトライ
 フルなどを開発。
 ◎1864. 4.16(元治元)創業。
すてありんぐ
 【ステアリング】
 ◇[英]steering
 ○(1)[交]自動車・船舶・航空機の方向変換装置。
  「スイアリングギア(steering gear)」,「スイアリングシステ
 ム(steering system)」とも呼ぶ。
 ◎パワーステアリング(power steering)
 ○(2)[交]自動車・船舶のハンドル。
  「ステアリングホイール(steering wheel)」とも、船舶では
 「舵輪(ダリン)」とも呼ぶ。
 ○(3)[交](転じて)ハンドルや舵(カジ)の切れ具合(グアイ)・切れ
 味([英]steerage)。
  利き具合が悪い場合はアンダーステア(understeer)、好過ぎ
 る場合はオーバーステア(understeer)と呼ぶ。
  自動車では路面状態、船舶では運航速度によって利き方が変
 わってくる。
すてあろっど
 【ステアロッド】
 【ステア・ロッド】
 ◇[英]stair rod
 ○(階段の一段ごとにある)絨毯(ジュウタン)押えの金属棒。
すてぃーヴんそん
 【スティーヴンソン】
 ◇Stephenson
 ○[人]⇒すちーぶんそん(スチーブンソン)
すてぃぐま
 【スティグマ】
 ◇[英](単数形)stigma/(複数形)stigmas
 ○(1)汚名(オメイ)・恥辱(チジョク)。
 ○(2)[社]偏見(ヘンケン)・烙印(ラクイン)。ある特定の集団や人間に
 対する、社会的な偏見。
  参照⇒どうわもんだい(同和問題),[1]ぶらんど(ブランド)(2)
 ○(3)[植](メシベの)柱頭(チュウトウ)。
 ○(4)[虫](昆虫などの)気門(キモン)。
 ○(5)[医](皮膚の)紅斑(コウハン)。
 ○(6)[宗](the stigmata)⇒すてぃぐまーた(スティグマータ)
すてぃぐまーた
 【スティグマータ】
 ◇[英]stigmata(複数形)、stigma(単数形)
 ○[宗](the stigmata)(キリスト教で)聖痕(セイコン)。
  釘で十字架に打ち付けられたキリストと同様の傷跡(キズアト)
 が聖人や信仰者の体に現れたもの。
  参照⇒[2]しんどね(シンドネ)
すていし
 【捨て石】
 【棄て石】
 【捨石】
 【棄石】
 ○(1)[建]日本庭園で、趣(オモム)きを添(ソ)えるため、所々にさ
 りげなく据(ス)えられている自然石。また、その据える手法。
  「景石(ケイセキ)」とも呼ぶ。
 ◎本来は、築庭の際に使い余った石を始末(シマツ)するために行っ
 たもの。
  江戸末期から明治期に自然主義庭園が盛んとなり、手法が確
 立。
 ○(2)[建]土木工事で、基礎にする表には現れない石の総称。
  地盤強化のために敷き入れる石など。
 ○(3)[建](特に)堤防・橋脚などの工事で、水底に投下して基
 礎地盤にする比重の大きい石やコンクリートの塊り。
  護岸や水勢(スイセイ)を殺(ソ)ぐためのもの。
  参照⇒くりいし(栗石)(2),しょうはぶろっく(消波ブロック)
 ◎捨石防波堤
 ○(4)[鉱]⇒ずり(ずり)(1)
 ○(5)囲碁で、相手に取らせるために打つ石。また、その作戦。
  打ってもすぐに取られることを承知でわざと打ち、作戦とし
 てより以上の利益を得ること。
 ○(6)(転じて)効果のないことを承知で対処する、当座しのぎ
 の行為や、その要員。
  まったく望みのない場合は不要だが、将来なにかしらの対処
 が期待できる、または将来を判断できないときに行う。多くは
 後者で、無益な犠牲となる。
すていたす
 【ステイタス】
 ◇[英]status
 ○⇒すてーたす(ステータス)
すてぃっくす
 【スティックス】
 ◇[英]Styx
 ○(1)[ギ神]⇒すてゅくす(ステュクス)
 ○(2)[軍]旧ソ連製の対艦ミサイル(P−20/2122)。
  射程距離46キロメートル。
すてぃてぃけっつぁ
 【スティティケッツァ】
 ◇[伊]stitichezza
 ○[病](イタリア語で)便秘。
  ⇒ぺんぴ(便秘)
すてぃーぷみさき
 【スティープ岬】
 ◇[英]Steep Point
 ○[地]オーストラリア西部、ウェスタンオーストラリア州(the 
 State of Western Australia)西端の岬。オーストラリア大陸
 最西端の地。
  北端の先にはダークハートッグ島(Dirk Hartog Island)、東
 方にはペロン半島(Peron Peninsula)があり、西方はインド洋
 (Idian Ocean)。
★すてぃーぶんすじょんそんしょうこうぐん
 《すてぃーぶんすじょんそんしやうこうぐん》
 【スティーブンスジョンソン症候群】
 ◇[英]Stevens Johnson Syndrome
 ○[病]水疱(スイホウ)形成による皮膚粘膜障害を発生し、角膜剥離
 などで視力障害を併発する場合が多い。
  主に薬の副作用(免疫作用)が原因で、細菌や感染ウイルス感
 染による場合もある。
  日本では症状の程度により、<1>重症多形性紅斑(EM Major)、
 <2>皮膚粘膜症候群(Stevens Johnson Syndrome),<3>中毒性表
 皮壊死症(Toxic Epidermal Necrolysis/Lyell病)に分類され
 ている。
  発症率は100万人に年平均で12人。
  略称は「SJS」。
すてぃーぶんそん
 【スティーブンソン】
 ◇Stephenson
 ○[人]⇒すちーぶんそん(スチーブンソン)
すてぃりあしゅう《すちりあしう》
 【スティリア州】
 ◇[英]Styria Province
 ○⇒しゅたいあーまるくしゅう(シュタイアーマルク州)
すてぃるうぉーたー
 【スティルウォーター】
 ◇Stillwater
 ○(1)アメリカ合衆国中北部、ミネソタ州(Minnesota State)東
 部のワシントン郡(Washington County)東部にある郡都。
  北緯45.06°、西経92.82°の地。
 〈人口〉
  1990(平成2)1万3,882人。
  2000(平成12)1万5,503人。
 ○(2)アメリカ合衆国中南部、オクラホマ州(Oklahoma State)
 中北部のペイン郡(Payne County)中央部にある郡都。
  北緯36.13°、西経97.07°の地。
 〈人口〉
  1990(平成2)3万6,676人。
  2000(平成12)3万9,095人。
★すでぃるまん
 【スディルマン】
 ◇Sudirman/Soedirman
 ○(1)[人]インドネシアの将軍(1916. 1.24〜1950. 1.29)。
 ○(2)[地](Pegunungan Sudirman)⇒すでぃるまんさんみゃく
 (スディルマン山脈)
すでぃるまんさんみゃく
 【スディルマン山脈】
 ◇[インドネシア語]Pegunungan Sudirman
 ○[地]パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)の中央部を東
 西に連なるマオケ山脈(Pegunungan Maoke)の中央部を構成する
 山脈。
  参照⇒まおけさんみゃく(マオケ山脈)
すているめいと
 【ステイルメイト】
 ◇[英]stalemate
 ○(1)チェスで、手詰まり。
  双方とも指し手がなく勝負がつかない状態。
  試合は引き分け(draw)となる。
  「ステールメート」とも呼ぶ。
 ○(2)(交渉・論争などの行き詰まり・膠着(コウチャク)状態。
  「ステールメート」とも呼ぶ。
すてぃれっと
 【スティレット】
 ◇[伊]stiletto
 ○⇒すてぃれとー(スティレトー)(1)
すてぃれとー
 【スティレトー】
 ◇[英]stiletto
 ○(1)細身の短剣・錐刀(スイトウ)。
  参照⇒[2]だーく(ダーク)
 ◎イタリア語:スティレット(stiletto)。
 ◎幅広の短剣:⇒だがー(ダガー)(1)
 ○(2)(裁縫・刺繍用の)目打ち・穴あけ。
  「スチレット」,「ボドキン([英]bodkin)」とも呼ぶ。
すてぃんがーみさいる
 【スティンガー・ミサイル】
 ◇[英]Stinger Missile
 ○[軍]アメリカ製の携帯型地対空ミサイル(PZRK)。
[1]すてぃんぐ
 【スティング】
 ◇[英]sting
 ○(1)刺し傷。
 ○(2)(昆虫の)針。
 ○(3)(植物の)とげ(棘)・刺毛。
 ○(4)刺すような痛み・激痛。
 ○(5)(心の)痛み・苦悩。
 ○(6)(言葉の)とげ・辛辣(シンラツ)・皮肉。
 ○(7)[俗]詐欺(サギ)・ペテン。
  参照⇒[2]すてぃんぐ(スティング)
 ○(8)[俗][米]おとり捜査。
[2]すてぃんぐ
 【スティング】
 ◇[英]The Sting
 ○[映]アメリカの詐欺師(サギシ)を扱ったサスペンス・コメディ。
  監督:ジョージ・ロイ・ヒル(George Roy Hill)。
  出演:ポール・ニューマン(Paul Newman)、ロバート・レッ
 ドフォード(Robert Redford)、ロバート・ショウ(Robert Shaw)
 ら。
 ◎1973.12.25(昭和48)アメリカで公開。
  1974. 6. 1(昭和49)日本で公開。
すてがね
 【捨て鐘】
 【捨鐘】
 ○(1)[歴]時の鐘をつき鳴らす前に、人に注意を与えるために
 つき鳴らす鐘の音。
  江戸では三つ、上方(カミガタ)では一つつくが、時の数には数
 えない。
  参照⇒ときのかね(時の鐘)(1)
 ○(2)(転じて)定まった回数の中に加えない回数。余分のもの。
すてーき
 【ステーキ】
 ◇[英]steak
 ○(1)[料]厚めに切った肉や魚を焼いた料理。
 ◎サーモン・ステーキ
 ○(2)[料](特に)ビーフステーキ(beefsteak)の略称。
  ⇒びーふすてーき(ビーフステーキ)
 ◎[古]1ドル・ステーキ:1ドル360円換算だったころのラン
 チ・サービスのステーキ。
すてきなたいみんぐ
 【ステキなタイミング】
 ◇[英]A Good Timing
 ○[楽]トビアス(Frederick Tobias)・バラード(Clint Ballard
  Jr.)作詞・作曲の歌謡曲。
 ◎1960(昭和35)日本では漣健児訳詞を森山加代子/坂本九らが
 歌ってヒット。
すてぐすり
 【捨て薬】
 【捨薬】
 ○(1)効能を疑いながら、気休めに飲む薬。
 ○(2)効能がないことを知りながら、患者の気休めに与える薬。
  参照⇒ぷらしーぼ(プラシーボ)(1)
すてーくほるだー
 【ステークホルダー】
 ◇[英]stakeholder
 ○(1)賭(カ)け金の保管人。賭け金を預かる第三者。
 ○(2)(転じて)関係者。利害関係。
 ○(3)[経]企業に対して利害関係を持つ人々の総称。
  社員(従業員)・消費者・株主や、地域社会などを指す。
 ◎企業の社会的責任:⇒しーえすあーる(CSR)
すてごどん
 【ステゴドン】
 ◇Stegodon
 ○[古生][哺]鮮新世後期〜洪積世中期(500〜100万年前)、アジ
 ア・アフリカ・中東に生息していた化石象。
  日本でも各地から出土。
 〈海外〉
  ガネーシャ(Stegodon ganesa):パキスタン出土。肩高4メ
 ートル。
  コウガゾウ(Stegodon huanghoensis):中国出土。肩高3.8メ
 ートル。
 〈国内〉
  シンシュウゾウ:500〜350万年前。肩高3.5〜4メートル。
  アケボノゾウ(アカシゾウ)(Stegodon akashiensis):新生代
 洪積世初期(270〜70万年前)。肩高2メートル。
  トウヨウゾウ:5030万年前。
すてごばな
 【捨子花】
 ○[植]ヒガンバナの別称。
  ⇒ひがんばな(ヒガンバナ,彼岸花,石蒜)
すてこん
 【捨てコン】
 ◇[日]sute kon/sute con
 ○[建]本体施工に先立ち、基礎を平らにするため、地盤に砂利
 を敷いてコンクリートを打ち込む工事。また、そのコンクリー
 ト。
  基礎の型枠や鉄筋の設置を容易にし、また基礎に加わる力を
 地盤に伝える働きもある。
  「ならしこんくりーと(均しコンクリート,平しコンクリート)
 ([英]levelling concrete)」とも呼ぶ。
すてざむ
 【ステザム】
 ◇Stethem
 ○[軍]アメリカ海軍のイージス駆逐艦(DDG−63)。
  長さ154メートル、幅20メートル、8,800トン。
 ◎1995.10.21(平成7)竣工。
★すてーじ
 【ステージ】
 ◇[英]stage
 ○(1)[劇]舞台。
 ○(2)演壇。
 ○()
 ○()発達の段階。
 ○()[医](症状などの)……期。
 ○()駅・宿場。
 ○()駅馬車。
 ○()[宇](ロケットの)段。
 ◎エプロン・ステージ
すてーじあ
 【ステージア】
 ◇[登録商標]STAGEA
 ○[交]日産自動車(株)の乗用車。
すてーしょなりー
 【ステーショナリー】
 ◇[英]stationery
 ○(1)文房具・文具・文房具類。
 ○(2)(封筒付の)便箋(ビンセン)。
すてーしょなりーういんどう
 【ステーショナリーウインドウ】
 ◇[英]stationary windows
 ○[建]⇒すてーしょなりーうぃんどう(ステーショナリーウィ
 ンドウ)
すてーしょなりーうぃんどう
 【ステーショナリーウィンドウ】
 ◇[英]stationary windows
 ○[建]嵌(ハ)め殺し窓。
  参照⇒おぺらうぃんどう(オペラウィンドウ)
すてーしょん
 【ステーション】
 ◇[英]station
 ○(1)[交](鉄道の)駅・停車場・停留場。(バスの)発着所([英]
 stop)。
  参照⇒えき(駅)(2)
 ○(2)ある業務を集中的に取り扱う所。事業所。
 ◎サービス・ステーション
 ○(3)(官庁などの)署・局・所。
 ○(4)[軍]基地([英]base)・駐屯地(チュウトンチ)。
 ◎宇宙ステーション
★すてーしょんえっくす
 【ステーションX】
 ◇[英]Station X
 ○[歴]第二次世界大戦中の、イギリス軍による対ドイツ軍の暗
 号解読プロジェクト名。
  参照⇒[2]うるとら(ウルトラ)(2),えにぐま(エニグマ)(3)
★すてーしょんわごん
 【ステーションワゴン】
 ◇[米]stationwagon、[英]estate car
 ○[交]後部座席を折り畳み、荷物を載せることができる大形の
 乗用車。
  単に「ワゴン」とも呼ぶ。
  参照⇒えきばしゃ(駅馬車)
すてーたす
 【ステータス】
 ◇[英]status(ステイタス)
 ○(1)(社会的な)地位・身分・階級。
 ○(2)(特に)高い地位。威信・信望。
 ○(3)事情・事態。状態・情勢。
 ○(4)[計]コンピュータまたはその周辺機器の作動状態。
  参照⇒[1]ふらぐ(フラグ)(2)
 ◎ステータス・レジスター:⇒すてーたすれじすたー(ステー
 タス・レジスター)
すてーたすばー
 【ステータスバー】
 【ステータス・バー】
 ◇[英]status bar
 ○[計]ウィンドウの下端、水平に表示される帯状の領域。
  フォルダであればファイル数・サイズなど、ワープロソフト
 であればページ番号・行数など、そのウィンドウの状態や操作
 状況などの情報が表示される。
  参照⇒すくろーるばー(スクロールバー,スクロール・バー)
すてーたすれじすたー
 【ステータス・レジスター】
 ◇[英]status register
 ○[計]コンピューターで、中央処理装置(CPU)内にある動作
 状態表示のレジスター。
  割り込みの可不可・レジスターの内容(正・零・負)・演算後
 のオーバーフローの有無などが格納されていて、実行プログラ
 ムから現状を参照するもの。
すてっき
 【ステッキ】
 【洋杖】
 ◇[英]stick
 ○(1)洋風の杖(ツエ)。
  本来は歩行を助けるものであるが、権威的意味合いもあり散
 歩の折などに携帯される。
  西洋では16世紀ころから男性がアクセサリーとして用い、18世紀には男女ともに愛用される。日本でも明治半ばころ流行。
  柄(エ)に象牙(ゾウゲ)・水牛の角・貴金属を付けたり、彫刻を
 ほどこしたりする。
 ○(2)[印]活字組版で植字工が使用する方形の箱のような道具。
  これを左手に持ち、右手で指定された寸法に活字や余白を組
 並べ(組版)、ゲラに移していく。
すてづけ
 【捨て漬け】
 ○[食]ぬか漬けの新しいぬか床(ドコ)を作るとき、大目の塩で
 毎日新しい野菜を漬け換えること。
  ぬかを掻(カ)き混ぜずに漬け換えを七日ほど行ってぬかの乳
 酸菌を増やし、その後は本漬けを行う。
 ◎漬けた野菜は塩分が多く、食べられないことから。
すてっち
 【ステッチ】
 ◇[英]stitch
 ○(1)一縫い・一刺し。
 ○(2)(裁縫・刺繍・編物などの)縫い目・針目。
 ○(3)(裁縫・刺繍・編物などの)縫い方・刺し方。その技法。
 ○(4)(3)による、飾り縫い。
すてっちん
 【ステッチン】
 ◇[独]Stettin、[ポーランド語]Szczecin
 ○⇒しゅちぇちん(シュチェチン)
すてっどらー
 【ステッドラー】
 ◇[独]STAEDTLER Mars GmbH & Co.KG
 ○[経]ドイツの、世界的な文具製造会社。
  本社はニュルンベルク。
★すてっぱー
 【ステッパー】
 ◇[英]stepper
 ○[工]LSIや液晶パネルの製造に用いられる、逐次移動式の
 回路露光装置。
  シリコン基板上を移動しながらLSIの回路パターンなどを
 焼き付けていく装置。
すてっぴんぐもーたー
 【ステッピングモーター】
 【ステッピング・モーター】
 ◇[英]stepping motor
 ○[機]パルス数に応じて角度を回転移動させる駆動装置。
  時計の秒針のように角度を変える。
[1]すてっぷ
 【ステップ】
 ◇[英]step
 ○(1)足どり・足の運び・歩調。
 ○(2)[交]列車・電車・バスなどの乗降口の踏み段。
  参照⇒[1]すてあ(ステア)(2)
 ○(3)[運]三段跳びの二段目の跳躍。
 ◎ホップ、ステップ、ジャンプ
 ○(4)[計]ソース・プログラムの1行。カード・イメージで1枚。
  プログラム作成の作業量として使用される。
★[2]すてっぷ
 【ステップ】
 ◇[英]steppe
 ○[地]中緯度の内陸部に分布する、雨の少ない草原地帯。
すてっぷあっぷ
 【ステップアップ】
 ◇[英]step up
 ○(1)段を上がる。昇進する。上達する。
 ○(2)(量・速度などが)段階的に増大する。
 ○(3)近寄る・進み寄る。
すてっぷあっぷりんぐ
 【ステップアップリング】
 ◇[英]step up ring
 ○[写]レンズの口径より大きいサイズのフィルターなどを取り
 付けるためのアダプター。
すてっぷる
 【ステップル】
 ◇[英]staple
 ○⇒[1]すてーぷる(ステープル)
すてっぷわごん
 【ステップワゴン】
 ◇[登録商標]STEPWGN
 ○[交]ホンダ(本田技研工業)のミニバン。
 ◎"WGN"は"wagon"から。
すてでぃー
 【ステディー】
 ◇[英]steady
 ○(1)[形]固定した、安定した、着実な、不変の。
 ○(2)[海]操船で、船が現在向いている方向のまま直進せよと
 いう指示。
  ⇒ようそろ(宜候,良候,好候)(1)
 ○(3)(転じて)男女交際で、特定の相手のみと交際すること。
 また、その間柄・その相手。
  参照⇒[1]でーと(デート)(2)
ずでてぃさんみゃく
 【ズデティ山脈】
 ◇[英]Sudety Mountains
 ○[地]⇒ずでーてんさんち(ズデーテン山地)
すててこ
 【すててこ】
 【ステテコ】
 ○(1)[服]男性用の下着(シタギ)、ズボン下の一種。
  膝下(ヒザシタ)まであるゆったりしたもので、夏に着用する。
  関西では「パッチ」と呼ぶ。
  参照⇒ぱじ(パジ,袴下)
 ◎膝上までのもの:⇒はんももひき(半股引)
 ◎名称は「すててこ踊り」から。
 ○(2)すててこ踊りの略称。
  ⇒すててこおどり(すててこ踊り,すててこ踊)
すててこおどり《すててこをどり》
 【すててこ踊り】
 【すててこ踊】
 ○宴席や寄席(ヨセ)の騒ぎ踊りの一種。
  1880(明治13)ころから初代三遊亭円遊(1849〜1907)が吉原(ヨ
 シワラ)の幇間(ホウカン)の踊りを寄席で踊って流行。
  じんじん端折(バショ)りに半股引(ハンモモヒキ)で滑稽(コッケイ)に踊り、
 鼻をつまんで捨てる真似(マネ)をするところから名付けられた。
  単に「すててこ」とも呼ぶ。
ずでーてんさんち
 【ズデーテン山地】
 ◇[英]Sudeten Mountains
 ○[地]ポーランド南西部とチェコ北部の国境にある山脈。南東
 部はオルリツェ山脈(Orlice Mountains)に連なる。
  最高峰はシュネスカ山(Hora Snezka)(1,602メートル)。
  「スデティ山脈(Sudety Mountains)」,「クルコノシェ山脈(Kr-
 konose Mountains)」とも呼ぶ。
  参照⇒おーでる(オーデル)
ずでーてんちほう《ずでーてんちはう》
 【ズデーテン地方】
 ◇[独]Sudetenland
 ○ポーランド南西部(もとドイツ南東部)とチェコ北部の国境山
 岳地帯の歴史的名称。
  参照⇒みゅんへんかいだん(ミュンヘン会談)
すてにす
 【ステニス】
 ◇John C.Stennis
 ○[軍]⇒じょんしーすてにす(ジョン・C・ステニス)
すての
 【ステノ】
 ◇[英]steno-
 ○[接頭辞]「小さい・狭い・細い」を表す語形成要素。
すてのぐらふぃー
 【ステノグラフィー】
 ◇[英]stenography
 ○(1)速記。
  ⇒そっき(速記)(3)
 ○(2)速記術。
★すてのにこさうるす
 【ステノニコサウルス】
 ◇[学]Stenonychosaurus
 ○[化生]
  参照⇒とろおどん(トロオドン)
すてばか
 【捨て墓】
 【捨墓】
 ○[社]埋め墓(ウメバカ)の別称。
  ⇒うめばか(埋め墓,埋墓)
すてばち
 【捨て鉢】
 【捨鉢】
 ○絶望してなげやりになること・やけ(自棄)になること。また、
 その気持ち・様子。自暴自棄(ジボウジキ)・やけくそ(自棄糞)。
  参照⇒やけっぱち(やけっぱち,やけっ鉢,自棄っぱち,焼っぱ
 ち)
すてび
 【捨火】
 ○(1)[古]物などを煮るとき、穢(ケガ)れた火を捨てて用いない
 こと。
 ○(2)[古]賤民からタバコ(煙草)の火を求められたとき、直接
 与えずに、捨てるようにして与えた火。
★すてびあ
 【ステビア】
 ◇[羅]Stevia、[学]Stevia rebaudiana
 ○(1)[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の一属。南ア
 メリカ原産。
 ○(2)[食]ステビア(1)の葉から採った甘味料。
  甘さは砂糖の200倍。
 ◎日本・韓国などでは安全性に問題ないとされているが、ヨー
 ロッパやアジアでは、生殖能力に影響を与えるとして使用を禁
 止している国もある。
すてぶち
 【捨扶持】
 【捨て扶持】
 ○(1)[歴]江戸時代、由緒(ユイショ)や功績のある家の老幼・婦女
 ・不具者(フグシャ)などを援助するために与えた、わずかな扶持
 米。
 ○(2)[古]捨てると同様だという意味で、役に立たない者に与
 える扶持米。
すてーぷらー
 【ステープラー】
 ◇[英]stapler
 ○コの字形の針金を紙に打ち込んで綴(ト)じ合せる文房具。
  日本では商品名である「ホチキス(Hotchkiss)」,「ホッチキス」
 と呼ばれることが大半。
 ◎アメリカ人ホッチキス(Benjamin Berkeley Hotchkiss)(1826
 〜1885)が発明。
 ◎綴じる針金は「針」,「たま(弾)」,「ステープル(staple)」,「ステッ
 プル」と呼ぶ。
[1]すてーぷる
 【ステープル】
 ◇[英]staple
 ○(1)U字型の釘(クギ)。かすがい(鎹)。
  「ステップル」とも呼ぶ。
  参照⇒かすがい(鎹)(2)
 ○(2)[電]電気コードなどを固定させるU字型の釘。
  「ステップル」とも呼ぶ。
 ○(3)ステープラー(ホチキス)の綴じ針。
  「ステップル」とも呼ぶ。
[2]すてーぷる
 【ステープル】
 ◇[英]staple
 ○(1)(羊毛・綿などの比較的短い)紡いで糸にすることができ
 る程度の長さの繊維。
 ○(2)切断した人造繊維。
  参照⇒すてーぷるふぁいばー(ステープルファイバー,ステー
 プル・ファイバー)
[3]すてーぷる
 【ステープル】
 ◇[英]steeple
 ○[建](教会などの)尖塔。
 ◎その尖(トン)がり屋根は「スパイア(spire)」。
  ピナクル([フ]pinacle)/ツァッケ([独]Zacke):小尖塔。
すてーぷるふぁいばー
 【ステープルファイバー】
 【ステープル・ファイバー】
 ◇[英]staple fiber
 ○[化]パルプ原料用のビスコース・レーヨン(viscose rayon)
 を紡績用に短く切った人造繊維。また、それで作られた糸・織
 物。
  糸に豊満性をもたせるため、適当な捲縮(ケンシュク)(カール)を
 与えることが多い。
  和略語で「スフ」とも、「人造綿花」,「光綿(コウメン)」とも呼ぶ。
 ◎第一次世界大戦中、ドイツで発明。
  日本では昭和10年代に木綿の代用品として広く使用された。
 ◎「人造絹糸(ケンシ)」,「人絹(ジンケン)」はレーヨン(rayon)の別称。
  ⇒れーよん(レーヨン)
すてべん
 【捨て弁】
 ○(1)[俗]販売用の弁当で、消費期限ぎりぎりまたは過ぎたも
 の。
 ◎販売できないので「捨てる弁当」の意味。
 ○(2)[俗]コンビニ弁当などの販売用の弁当。
 ◎食べ終わったら「捨てられる弁当箱」の意味。
すてみ
 【捨て身】
 【捨身】
 ○(1)命を惜(オ)しまず身を捨てるほどの覚悟(カクゴ)で、全力を
 尽(ツ)くして物事にあたること。
 ◎捨て身の覚悟
 ○(2)思うままにならず、やけになって後先(アトサキ)を考えずに
 行動すること。自暴自棄(シボウジキ)。
 ◎捨て身になる
すてゅくす
 【ステュクス】
 ◇[英]Styx
 ○[ギ神]冥界(メイカイ)を流れる河。大洋神オケアノス(Okeanos)
 の娘とされる。
  日本の三途(サンズ)の川に相当し、カローン(Charon)という名
 の渡し守がいて、死者の魂はここを渡って冥界に行く。
  「ステュックス」,「スティックス」,「アケローン(Acheron)」と
 も呼ぶ。
  参照⇒れーて(レーテ)
 ◎ギリシアの英雄アキレスがこの河に浸されて踵(カカト)を除き
 不死身になった。
  参照⇒あきれす(アキレス)
すてゅっくす
 【ステュックス】
 ◇[英]Styx
 ○[ギ神]⇒すてゅくす(ステュクス)
[1]すてら
 【ステラ】
 ◇[英](単数形)stela/(複数形)stelae(ステレ)
 ○(1)[歴]記念石柱。
 ○(2)[建]石碑・石柱。(建物正面の)銘額。
 ○(3)[植]⇒ちゅうしんちゅう(中心柱)
[2]すてら
 【ステラ】
 ◇[伊]stella、[英]star
 ○(イタリア語で)星。
[3]すてら
 【ステラ】
 ◇[英]Stella
 ○[人](英語圏の)性名。
 ◎「冠(crown)」の意味。
[4]すてら
 【ステラ】
 ◇[登録商標]STELLA
 ○[交]富士重工業社製の背の高いワゴンタイプの軽乗用車。
  「スバルステラ」とも呼ぶ。
 ◎2006. 6.14(平成18)発売。排気量660cc。
★すてらじあん
 【ステラジアン】
 ◇steradian
 ○[数]角度(立体角)の単位。単位記号は「sr」。
 ◎平面角:⇒らじあん(ラジアン)
すてりん
 【ステリン】
 ◇[独]Sterin
 ○[生化]⇒すてろーる(ステロール)
すてるす
 【ステルス】
 ◇[英]stealth
 ○(1)[名]内密・隠密・機密。内密な行為。
 ○(2)[形]真意を見せない。
 ○(3)[形][軍]レーダー捕捉(ホソク)不能の。
  電磁波(レーザー波)を乱反射するタイプと吸収するタイプが
 ある。
 ◎「こっそり盗む(steal)」と抽象名詞を造る接尾辞(-th)との合
 成語。
すてるすくちくかん
 【ステルス駆逐艦】
 ◇[英]stealth destroyer
 ○(1)[軍]アメリカ海軍が21世紀型の艦船として開発を目指し
 た多目的戦闘艦DD−21。
 ◎2002. 2. 4(平成14)ブッシュ米大統領が2003会計年度の予算
 案で完全中止を決定。
 ○(2)[軍]韓国海軍のステルス技術を採用した駆逐艦。
  排水量5,500トン、最大速力29ノット。
 ◎2003. 4.11(平成15)韓国、蔚山の現代重工業でステルス駆逐
 艦を進水。
すてるすこるべっとかん
 【ステルス・コルベット艦】
 ◇[英]stealth corvette
 ○[軍]スウェーデン海軍が建造中のステルス性を持つコルベッ
 ト艦。
  日本の東レが開発した炭素繊維T−700を使い電磁波(レ
 ーザー波)を吸収させている。
  参照⇒こるべっと(コルベット)(2)
 ◎1996(平成8)建造を開始。
★すてるすせんとうき
 【ステルス戦闘機】
 ◇[英]stealth fighter
 ○[軍][空]
  参照⇒えふいちいちななえー(F−117A,F117A),ら
 ぷたー(ラプター)
★すてるすせんりゃくばくげきき
 【ステルス戦略爆撃機】
 ◇[英]stealth strategic bomber
 ○[軍][空]
  参照⇒びーつー(B−2,B2)
すてるすばくげきき
 【ステルス爆撃機】
 ◇[英]stealth bomber
 ○[軍][空]機体に電磁波(レーザー波)を吸収する、または乱反
 射させる特殊塗料を塗った爆撃機。
  レーダー捕捉(ホソク)を困難にしたもの。
  参照⇒びーつー(B−2,B2)
すてるべん
 ◇[独]Sterben/sterben
 ○「シュテルベン」の英語読み。
  ⇒しゅてるべん(シュテルベン)
すてーるめーと
 【ステールメート】
 ◇[英]stalemate
 ○⇒すているめいと(ステイルメイト)
[1]すてれ
 【ステレ】
 ◇[英](複数形)stelae/(単数形)stela(ステラ)
 ○⇒[1]すてら(ステラ)
[2]すてれ
 【ステレ】
 ◇[英]stele
 ○[植]⇒ちゅうしんちゅう(中心柱)
すてれお
 【ステレオ】
 ◇[英]stereo
 ○(1)[接頭辞]「固い、実体的な、立体的な」を表す語形成要素。
 ◎stereotype:⇒すてろたいぷ(ステロタイプ)
 ○(2)[電]2チャンネル以上の音源を同時に出して立体感・臨
 場感を得られるようにした音響装置。
 ○(3)[放]ステレオ放送の略。
すてれおたいぷ
 【ステレオタイプ】
 ◇[英]stereotype
 ○⇒すてろたいぷ(ステロタイプ)
すてろいど
 【ステロイド】
 ◇[英]steroid
 ○[生化]分子中にステロイド核と呼ばれる共通構造をもつ一連
 の有機化合物の総称。
  一般に無色の結晶で、水に溶けにくく、脂肪や有機溶媒に溶
 ける。
  動植物体に広く分布し、さまざまな生理作用・薬理作用をも
 ち生物学的に重要な物質が多い。
  また、人工合成されホルモン剤・経口避妊薬などでは天然に
 存在しないものも多いが、ステロイド剤として医薬などに用い
 られている。
  参照⇒てすとすてろん(テストステロン),あなぼりっくすて
 ろいど(アナボリックステロイド)
 ◎ステロイド核(C1728)はシクロペンタノパーヒドロフェナ
 ントレン核とも呼び、炭素6個からなる環状構造3個と炭素5原子からなる環状構造1個の基本骨格をもつ。
  C17ステロイド:エストロン・エストラジオールなど発情ホ
 ルモン系。
  C18ステロイド:テストステロンなど男性ホルモン系。
  C21ステロイド:プロゲステロン・コーチゾンなど黄体ホル
 モンや副腎皮質ホルモン系。
  C24ステロイド:胆汁酸系。
 ◎ステロイドはステロール(sterol)とギリシア語の種族(oides)
 からの造語。
すてろたいぷ
 【ステロタイプ】
 ◇[英]stereotype
 ○(1)[印]鉛版。
  「ステレオタイプ」とも呼ぶ。
 ○(2)紋切り型・決まり文句・月並(ツキナ)み。
  「ステレオタイプ」とも呼ぶ。
すでろっと
 【スデロット】
 ◇Sederot/Sderot
 ○イスラエル南部、ハダロム地区(HaDarom District)北西部の
 町。西部はガザ地区。
  北緯31.53°、東経34.58°の地。
  「スデロト」とも呼ぶ。
 〈人口〉
  1983(昭和58)   9,000人。
  1995(平成7)1万7,300人。
  2003(平成15)2万0,400人。
すでろと
 【スデロト】
 ◇Sederot/Sderot
 ○⇒すでろっと(スデロット)
★すてろーる
 【ステロール】
 ◇[英]sterol
 ○[生化]ステロイドの一種、有機アルコール類の総称。
  コレステロール(cholesterol)・エルゴステロール(ergoster-
 ol)・シトステロール(sitosterol)など。
  「ステリン([独]Sterin)」とも呼ぶ。
  参照⇒すてろいど(ステロイド)
すてんがん
 【ステンガン】
 ◇[英]Sten gun
 ○[軍]イギリスの軽機関銃。
 ◎スタンガン(stun gun)は電気ショック銃。
★すてんしる
 【ステンシル】
 ◇[英]stencil
 ○(1)[印][美]紙・布・皮革などの上に、油紙を切り抜いた型
 紙を置き、上から刷毛(ハケ)で絵の具を摺(ス)り込んで模様を転
 写する技法。
  また、その型紙・その絵。
  「合羽版(カッパバン)」,「かっぱずり(合羽刷り,合羽摺り)」とも
 呼ぶ。
 ○(2)[印]謄写版(トウシャバン)。
  参照⇒とうしゃばん(謄写版)
 ◎ステンシル・ペーパー(stencil paper)。
すてんしるぺーぱー
 【ステンシル・ペーパー】
 ◇[英]stencil paper
 ○[印]謄写版(トウシャバン)の原紙。
  参照⇒とうしゃばん(謄写版)
[1]すてんと
 【ステント】
 ◇[英]stent
 ○[医]狭まった血管などに挿入して拡張させる医療器具。
[2]すてんと
 【ステント】
 ◇Charles R.Stent
 ○[人]イギリスの歯科医(1845〜1901)。
すてんどぐらす
 【ステンドグラス】
 ◇[英]stained glass
 ○さまざまな色の板ガラスをさまざまな形に切り、銅または鉛
 (ナマリ)の枠で接合し、模様・画像などを描き出した絵ガラス。
  10世紀以降、ゴシック様式の教会の窓ガラスなどに使用され
 た。
 ◎最初は大きな板ガラスを製造できなかったことから始められ
 たもの。
 ◎「ステンド(stained)」は「着色した」の意味。
すてんれす
 【ステンレス】
 ◇[英]stainless
 ○(1)[形]汚(ヨゴ)れない。
 ○(2)[形]錆(サ)びない。
 ○(3)[名][工]ステンレススチール(stainless steel)の略称。
  ⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス・ス
 チール)
 ◎「ステン(stain)」は「汚れ・傷(キズ)」の意味。
すてんれすこう《すてんれすかう》
 【ステンレス鋼】
 ◇[英]stainless steel
 ○[工]⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス
 ・スチール)
すてんれすすちーる
 【ステンレススチール】
 【ステンレス・スチール】
 ◇[英]stainless steel
 ○[工]耐食性の高い合金鋼。
  クロム鋼(chrome steel)とニッケル・クロム鋼(nickel 
 chrome steel)に大別される。
  家庭用の台所用品・電気機器などから工業用の化学工業機器
 などまで幅広く用いられる。
  単に「ステンレス」とも、「ステンレススティール」,「ステンレ
 ス鋼」,「不銹鋼(フシュウコウ)」とも呼ぶ。
すてんれすすてぃーる
 【ステンレススティール】
 【ステンレス・スティール】
 ◇[英]stainless steel
 ○[工]⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス
 ・スチール)
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