特集 2016年5月25日

アメリカのDIYが変だった

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デイリーポータルZが主催するヘボコン(技術力が低い人たちのロボットコンテスト)がアメリカのメーカーフェアベイエリアで行われた。
ヘボコンの盛り上がりを見るためにアメリカまで行ってきたのだが、まずそのメーカーフェアが意外だった。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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ようすが変だぞ

メーカーフェアはDIYのイベントである。簡単に言うと自分が作ったものを自慢するイベントだ。日本をはじめ世界各地で開催されている。
3Dプリンタやハードウェアを制御できるマイコンが普及したこともあり、消費者が自らもの作りをするメーカームーブメントの象徴とされている。
教科書的に紹介するとこんなイベントだ。

ではメーカーフェアベイエリアで見た作品をご覧いただきたい。
でかい鳥。上に人が乗ってエンジンで進む。スピーカーを積んで大音響で音楽をならしていた
でかい鳥。上に人が乗ってエンジンで進む。スピーカーを積んで大音響で音楽をならしていた
ぶら下がっている手。ジャンプしてハイタッチして遊ぶ
ぶら下がっている手。ジャンプしてハイタッチして遊ぶ
ぐるぐる回る乗り物
ぐるぐる回る乗り物
乗り物。ふたを閉じて完全な三角錐になる。
乗り物。ふたを閉じて完全な三角錐になる。
踊るロボット。どう見ても中に人はいってる。

ドヤ顔でかっこつける

ダンボールでできた巨大ホイール
ダンボールでできた巨大ホイール
このホイールのおじさんは会場をずっとこれを押して歩いていた。写真を撮っていいか聞くとポーズをとってくれて名刺をくれたのだが、その名刺には「The Wheel」と書いてあった
そのままである。
空気砲。筒の後ろに布を張って、ゴムではじくと空気が勢いよく飛び出る。
空気砲。筒の後ろに布を張って、ゴムではじくと空気が勢いよく飛び出る。
LED

3

あそべる

来た人を参加させる展示物もたくさんあった。
ダンボールでできた巨大な手、操作できる。
ダンボールでできた巨大な手、操作できる。
LEDが内側に貼ってあるヘルメット。
LEDが内側に貼ってあるヘルメット。
どれも直感的におもしろい。だからなんですか?なんて聞く人はいないし(言ってても英語だから分からない)、人が作ったものを素直におもしろがっている。
と語ったところで上の二枚の写真でおもしろがっているのは僕なのだが。
デカ顔を楽しむ知らない人
デカ顔を楽しむ知らない人

そりゃヘボコンうけるわけだわ

こんなノリの会場でヘボコンが開催されたわけだが、そりゃうけるわけである。
エントリーはすぐにいっぱいになり、試合は人が二重三重に取り囲んで見るのも難しいほどだった(僕は前の人が撮影しているスマホの画面を見ていた)。
ぎゅうぎゅう
ぎゅうぎゅう
制作コーナーもみっちり
制作コーナーもみっちり
&
2


ハイテクなものもあった

僕が屋外展示のでかいものばかり見ていたのだが、3Dプリンタを使ったものやドローンのレースなどハイテクなものもあった。
きっとそういうのは他の人がレポートしていると思うので検索して見てみてください。

むかしのファミコン用のパワーグローブを改造してドローンを操作できるようにしている人もいた

むかしのファミコン用のパワーグローブを改造してドローンを操作できるようにしている人もいた
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