ここ最近デジカメのExif︵イグジフと読むらしい︶情報について
いくつか人とお話する機会がありました。
﹁ブログ書いてると、詳しい人が調べたら自宅とかわかっちゃうんですよね?﹂と言われましたが、それより前に一番気をつけたいのがデジカメの写真の取扱い方です。
友人と話してたらExif情報について知らない人もわりといたので、なるべくわかりやすくまとめます。初心者向けです。ネット猛者のみなさんにはあまりにも常識過ぎるのでスルーして下さい。
デジカメにはExif情報というデータが含まれています。
いつ・どんなカメラで・どんな設定で写真を撮ったか。の情報が入ってるものです。
一番問題なのはGPS情報です。
これがうっかりついたままアップしてしまうと、自宅の情報を公開したりしてしまいます。
デジカメにもGPSの機能がついているものもありますが、一番GPS情報がつきやすいのはスマホです。
■カメラの設定でGPS情報をオフに設定してから写真を撮りましょう。
■写真をアップロードするアプリのGPSの設定を確認しましょう。
︵せっかくカメラのGPSをオフにしても、そこでGPSがついたら意味ないです︶
ちなみに、TwitterとFacebookは自動で写真のExif情報は削除されます。
安心して使えますね。
が! 私がやらかした事件が!
人気写真SNS﹁Instagram﹂は、Instagram上で見る限りは写真のExif情報は見られません。しかし、Instagramで加工した写真そのものにはExif情報は残ってるんですね。なので、カメラロールにある写真をブログにアップした場合は当然そのまま載ります。
わたしはカメラのGPSは切ってたんですが、InstagramそのもののGPSの設定を切っておらず、なんと﹁Instagramを使った場所﹂のGPS情報が、写真に入り込んでいたんですね…。外で食事した写真を、あとから自宅でInstagramに投稿などなど…。そしてその写真をブログに使っていました…。
3ヵ月ほど、自宅住所をブログで公開していました…ヽ(‥▽‥)ノ
スマホを新しく設定したら、プライバシー設定の﹁位置情報サービス﹂の設定を確認しましょう。地図など、位置情報を使うものだけオンにしてあとはオフにしておきましょう。
なぜ自分が自分のブログのGPS情報に気が付いたかといいますと、 GoogleChromeの﹁Exif-viewer﹂を入れたからです。 Chrome ウェブストア - EXIF Viewer なぜネットウォッチャーはすぐに自宅情報が漏れてることに気が付くの? と思ったらこんなツールがあったんですね! これはブラウザ上の写真にポインターをかざすとExif情報が表示されるというものです。これを入れたら………自分のブログの写真でばばーんとGPS表示されたのでした…。泣いた。仕事も用事もほったらかしてその場ですぐさま全部修正しました…。 ※理解しにくい状態らしいので図を追加しました。 これは数年前の話なので今でもInstagramがこういう仕様なのか確認していません。Instagram以外でも﹁アプリ使用時にGPS情報が入る﹂可能性はあると思うのでアプリ設定の確認をしたほうがよいと思います。
﹁Exif-viewer﹂が入ってるGoogleChromeでポインタをかざした状態の写真。 デジカメの機種、設定、日時、そして赤いところがGPS情報。 GPSの部分にポインターを持っていくと、Googleマップで撮影した場所を示します。 ※写真は許可を得て掲載させていただいております。 わ〜〜〜。簡単。超簡単。場所の特定はすごく簡単ですよ。 お店のプロモーションや旅行記にはとてもオススメですが、これが自宅だったら泣けます。 それ以来、友達のブログで自宅とおぼしきGPSが入った写真を見つけたら、即お知らせ。というGPSパトロール活動にいそしんでいます。 ブログをやっている方には圧倒的にオススメのツールです。 自衛の為に入れましょう!
そして!! 更に気をつけなければならないのはGPS情報が公開されていたことに気が付いて、削除したあとに﹁今までブログにGPS情報入ってた〜! 削除したけどやば〜!﹂みたいなことをTwitteやブログですぐに言ってはならない。ということ。 ネットにはキャッシュというものが残っていますから、表面的に新しい情報に変わっていて安全だと思っても、キャッシュにアクセスされたら過去のデータが発掘できます。わざわざ﹁ここにGPS情報があるよ!﹂と知らせる危険がある。ということです。キャッシュは削除申請もできますが、自然に置き換わりますのでその件に触れないでそっとしておくのがよいでしょう。 ちなみに私のブログ︵こちらのブログではありません︶でGPSが漏れてたのは数年前なので探しても見つからないと思います。 ブログサービスによってもExif情報が自動で削除されるものと、そうでないものがあります。自分が使ってるサービスがどちらなのかよく調べてからつかいましょう。 ちなみに、はてなブログはExif情報は削除されないようです。 アメーバブログ・ライブドアブログなどは自動で消去されるようです。 意外な落とし穴! 家族もスマホを使っていて、実家や家で写真を撮り﹁あとでその写真ちょうだい﹂ともらった写真……に! うっかりGPS情報が入ってることもありえます。ブログにアップする前に必ずチェックをしましょう。 どうやって事前にExif情報の確認や削除をすればいいのか…? といいいますと、フリーウエアが出ています。 無料Exif情報閲覧・編集ソフト一覧 - フリーソフト100 わたしはフォトショップで加工したり後から﹁Exif-viewer﹂で確認しているので、今の所フリーウエアは使っていないのでオススメレビューはできません。 Exif情報について、詳しくはWikipediaをどうぞ。ここに書いてない問題点も書いてあります。 Exchangeable image file format - Wikipedia Exif情報について、友人に話をしていたら﹁絶対ブログやらない!﹂と言われてしまいましたが、仕組みを知ってルールを守れば楽しく使えると思います。
︻おまけ︼Exif情報以外でも気をつけたいこと ﹁位置情報﹂以外から場所を特定できるという猛者もいるので油断大敵です…。 Twitterの発言のみで住所特定が可能どうか、自分の発言を餌に試してみた - 偏読日記@はてな 私は過去に﹁こういうのってどれくらいできるものなんだろう﹂と思いやってみたのですが、友人の﹁マンションのベランダから撮った写真﹂1枚と、普段の発言から自宅マンションを特定できたことがあります。 対策としては︵Twitter・ブログ・Facebookの公開された情報すべて共通︶ ・自宅の窓、ベランダ、屋上から外が見える写真をアップしない。 ・家から○○がどれくらいの場所にあるという記述をしない。 ・時刻や場所がわかる状態で火事、停電などの突発的出来事を記述しない。 ・自宅から半径1キロ以内の写真をアップしない。 ・写真をアップする場合はトリミングやぼかし加工をして分かり難くする。 というようなことをしています。 この手の話は﹁知ってる人は知ってるが、知らない人は知らないまま﹂なので﹁常識﹂だと思っていても、気が付いたら話題にしていったほうがいいのかなと思いました。 しくみを知ってリスクを減らし、楽しくネット活動しましょう!
追記・ちなみにわたしは﹁自宅のGPS情報﹂だけを排除しており、Exif情報は消していません。Exif情報が﹁悪者﹂なのではなく、仕組みを知って自分の提示する情報をコントロールしていくことを目的に記事を書いています。
なぜ自分が自分のブログのGPS情報に気が付いたかといいますと、 GoogleChromeの﹁Exif-viewer﹂を入れたからです。 Chrome ウェブストア - EXIF Viewer なぜネットウォッチャーはすぐに自宅情報が漏れてることに気が付くの? と思ったらこんなツールがあったんですね! これはブラウザ上の写真にポインターをかざすとExif情報が表示されるというものです。これを入れたら………自分のブログの写真でばばーんとGPS表示されたのでした…。泣いた。仕事も用事もほったらかしてその場ですぐさま全部修正しました…。 ※理解しにくい状態らしいので図を追加しました。 これは数年前の話なので今でもInstagramがこういう仕様なのか確認していません。Instagram以外でも﹁アプリ使用時にGPS情報が入る﹂可能性はあると思うのでアプリ設定の確認をしたほうがよいと思います。
﹁Exif-viewer﹂が入ってるGoogleChromeでポインタをかざした状態の写真。 デジカメの機種、設定、日時、そして赤いところがGPS情報。 GPSの部分にポインターを持っていくと、Googleマップで撮影した場所を示します。 ※写真は許可を得て掲載させていただいております。 わ〜〜〜。簡単。超簡単。場所の特定はすごく簡単ですよ。 お店のプロモーションや旅行記にはとてもオススメですが、これが自宅だったら泣けます。 それ以来、友達のブログで自宅とおぼしきGPSが入った写真を見つけたら、即お知らせ。というGPSパトロール活動にいそしんでいます。 ブログをやっている方には圧倒的にオススメのツールです。 自衛の為に入れましょう!
そして!! 更に気をつけなければならないのはGPS情報が公開されていたことに気が付いて、削除したあとに﹁今までブログにGPS情報入ってた〜! 削除したけどやば〜!﹂みたいなことをTwitteやブログですぐに言ってはならない。ということ。 ネットにはキャッシュというものが残っていますから、表面的に新しい情報に変わっていて安全だと思っても、キャッシュにアクセスされたら過去のデータが発掘できます。わざわざ﹁ここにGPS情報があるよ!﹂と知らせる危険がある。ということです。キャッシュは削除申請もできますが、自然に置き換わりますのでその件に触れないでそっとしておくのがよいでしょう。 ちなみに私のブログ︵こちらのブログではありません︶でGPSが漏れてたのは数年前なので探しても見つからないと思います。 ブログサービスによってもExif情報が自動で削除されるものと、そうでないものがあります。自分が使ってるサービスがどちらなのかよく調べてからつかいましょう。 ちなみに、はてなブログはExif情報は削除されないようです。 アメーバブログ・ライブドアブログなどは自動で消去されるようです。 意外な落とし穴! 家族もスマホを使っていて、実家や家で写真を撮り﹁あとでその写真ちょうだい﹂ともらった写真……に! うっかりGPS情報が入ってることもありえます。ブログにアップする前に必ずチェックをしましょう。 どうやって事前にExif情報の確認や削除をすればいいのか…? といいいますと、フリーウエアが出ています。 無料Exif情報閲覧・編集ソフト一覧 - フリーソフト100 わたしはフォトショップで加工したり後から﹁Exif-viewer﹂で確認しているので、今の所フリーウエアは使っていないのでオススメレビューはできません。 Exif情報について、詳しくはWikipediaをどうぞ。ここに書いてない問題点も書いてあります。 Exchangeable image file format - Wikipedia Exif情報について、友人に話をしていたら﹁絶対ブログやらない!﹂と言われてしまいましたが、仕組みを知ってルールを守れば楽しく使えると思います。
︻おまけ︼Exif情報以外でも気をつけたいこと ﹁位置情報﹂以外から場所を特定できるという猛者もいるので油断大敵です…。 Twitterの発言のみで住所特定が可能どうか、自分の発言を餌に試してみた - 偏読日記@はてな 私は過去に﹁こういうのってどれくらいできるものなんだろう﹂と思いやってみたのですが、友人の﹁マンションのベランダから撮った写真﹂1枚と、普段の発言から自宅マンションを特定できたことがあります。 対策としては︵Twitter・ブログ・Facebookの公開された情報すべて共通︶ ・自宅の窓、ベランダ、屋上から外が見える写真をアップしない。 ・家から○○がどれくらいの場所にあるという記述をしない。 ・時刻や場所がわかる状態で火事、停電などの突発的出来事を記述しない。 ・自宅から半径1キロ以内の写真をアップしない。 ・写真をアップする場合はトリミングやぼかし加工をして分かり難くする。 というようなことをしています。 この手の話は﹁知ってる人は知ってるが、知らない人は知らないまま﹂なので﹁常識﹂だと思っていても、気が付いたら話題にしていったほうがいいのかなと思いました。 しくみを知ってリスクを減らし、楽しくネット活動しましょう!
追記・ちなみにわたしは﹁自宅のGPS情報﹂だけを排除しており、Exif情報は消していません。Exif情報が﹁悪者﹂なのではなく、仕組みを知って自分の提示する情報をコントロールしていくことを目的に記事を書いています。