株式投資のプロが教える!初心者が押さえておくべきサイト32選
いざ株式投資を始めようとしても、
●どこで情報を取得したらいいのか分からない
●情報があり過ぎて何をチェックしたらいいのか分からない
●もっと効率的に情報を収集したい
という悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そのような悩みを解消するために知っておくべきサイトを32個紹介します。
紹介してくれるのは、証券会社で7年間株式ディーラーとして活躍し、現在も兼業投資家として株式投資を続けている近藤氏。そして、元専業投資家で、現在も兼業トレーダーとして積極的にトレードしているタカシ氏の2名です。
ここでお伝えするサイトやブログは全て、お2人が実際に使用している情報源ばかりです。
この記事を読むと、これから株式投資を始めようと思っている方は、効率よく必要な情報を集める方法を学べます。また、すでに株式投資を行っている方は、プロがどのようなポイントに注目してそのサイトやブログを活用しているかを知ることで、今後の投資のヒントになります。
最後までお読みいただき、ぜひ参考にして下さい。紹介するのは、次の32個のサイトです。近藤氏、タカシ氏の順番で解説してもらいましょう!
相場の全体観を掴むために見るべきサイト5つ(近藤推薦)
まずは、様々な情報が取得できる便利な﹁株式総合サイト﹂を5つご紹介します。
株式投資の格言に﹁木を見て森を見ず﹂という教訓があるように、どの銘柄を買ったらいいかに興味が集中してしまいがちですが、相場全体の雰囲気を知ることが最初の一歩です。
ここの5つのサイトは、まさに森を見るためのサイトと言えます。それでは、見ていきましょう。
1.経済指標や銘柄情報が豊富な﹃ケンミレ株式情報﹄
→ ﹃ケンミレ株式情報﹄
ケンミレは、私が帰宅後に、毎日必ずチェックするサイトです。サイトのトップメニューをクリックすると、代表的な株式指標を見ることができます。
﹁株式ランキング﹂のページでは、東証一部、東証二部、JASDAQ、マザーズに上場している銘柄を、46個のランキング毎に並べることができます。例えば、PERやROEが高い銘柄から並べたり、年初来高値をつけている銘柄を並べたりです。
この機能を使うと、自分の投資法に適した銘柄を簡単に見つけやすくなります。例えば、﹃新高値投資法﹄などを実践する際にも、ケンミレは非常に役立ちます。
他にも、株式指標や経済指標などの、マクロ市場に影響を与える指標の動きも一目で確認できます。私は、これらの指標を毎日チェックすることを日課にしています。
特に、トップページの上の窓枠に銘柄名もしくは銘柄コードを入力すると表示できる﹁グッドイシューチャート﹂は使いやすくて便利です。ローソク足にカーソル合わせると、始値・高値・安値・終値の株価が表示されて、正確な株価が瞬時にわかります。
このようなチャート機能を備えているネット証券はたくさんありますが、ケンミレの場合はログインしなくても無料ですぐに使えるので、株価の四本値をさっと調べたい場合に私は活用しています。
また、私は、相場の全体観を掴むために、株式帳簿帳をつけているのですが、ほとんどこのケンミレを利用して作成しています。参考までに貼り付けておきます。
※クリックすると拡大できます。
私の﹃ケンミレ株式情報﹄の使い方
・株式指標や経済指標などのマクロ指標を毎日チェックして記録
・株式ランキングで自分の投資法に合致する銘柄を探す
・グッドイシューチャートで監視銘柄の株価を気軽に確認
2.市場スケジュール確認に『トレーダーズ・ウェブ』
→ ﹃トレーダーズ・ウェブ﹄
トレーダーズ・ウェブは、特に﹁各種スケジュールの確認﹂で活用しています。上の画像の赤枠で囲っている部分からチェックできます。特に﹁決算発表スケジュール﹂や﹁業績修正﹂は必見です。
なぜなら、株価は決算や業績修正の内容によって株価が大きく動くことが多々あるので、決算前に、決算日をまたいで銘柄を保有すべきか判断する必要があるからです。
また、IPO投資を実践されるなら、﹁IPOスケジュール﹂の確認は必須です。
さらに、﹁銘柄異動﹂といって、例えば、東証2部から東証1部に市場を変更する銘柄の一覧をチェックすることができるページもあります。TOPIXのインデックス買いを実践する時は、これが不可欠です。
私の『トレーダーズ・ウェブ』の使い方
・決算やIPOなどの各種スケジュールをチェック
・業績修正や銘柄異動のニュースをチェック
3.ポートフォリオ管理に『Yahoo!ファイナンス』
→ ﹃Yahoo!ファイナンス﹄
株式投資をしていると、気になる銘柄がどんどん増えていきます。そうなってくると面倒なのが、監視銘柄群︵ポートフォリオ︶の管理です。
Yahoo!ファイナンスには、右の画像のように、気になる銘柄をスマホやPCに簡単に登録できる﹁ポートフォリオ機能﹂があります。
私は、気になる銘柄が見つかったら、普段は1つのポートフォリオにメモ代わりで登録して、週末に複数のカテゴリーに分けて銘柄を管理するようにしています。
証券会社のツールには、リアルタイムで株価が更新されるもっと優れた銘柄管理ツールがあります。しかし、私は昼間は働いており、日中は株価をずっと監視できないので、手軽に使えるYahoo!ファイナンスを重宝しています。
私の『Yahoo!ファイナンス』の使い方
・日中に気になった銘柄をポートフォリオ機能で登録
・週末にカテゴリー毎に銘柄を分けてポートフォリオ管理
4.世界の株価をチェック『日経225先物リアルタイムCME SGX』
→ ﹃日経225先物リアルタイムCME SGX﹄
日経平均先物は、日本と米国︵CME︶とシンガポール︵SGX︶で取引されています。
そして、CME日経平均先物は、日本時間だと夜間に取引が行われるのですが、これが翌日の日本の日経平均に影響を与えます。そのため、CME日経平均先物をチェックしておくと、翌日は高いのか安いのかの大まかな相場のイメージが掴むことができます。
私は、このような大まかな相場観を掴むために、このサイトをスマホのトップページに貼り付けて、為替と一緒にいつでも見れるようにしています。
他にも、日経平均のPER︵株価収益率︶が時系列で見れたり、騰落レシオがチャートで視覚的に見れたりなど、初心者が株式投資の勉強をしていく上で、必ず出てくる基本的な指標も確認できます。
以下に、初心者の方に特に注目して見てほしい指標ページをまとめましたので、ご確認下さい。
私の『日経225先物リアルタイムCME SGX』の使い方
・CME日経平均先物で、翌日の日本市場の相場の大まかな概要を確認
・各種指標ページでより細かい相場動向を確認
5.日経平均の高値を示唆?『松井証券のネットストック取引指標』
→﹃松井証券のネットストック取引指標﹄
信用取引とは、簡単にいうと、元手の約3倍の金額の売買ができる取引のことです。
松井証券が毎日発表している、自社で信用取引をしている顧客の信用買いの損益率(%)をチェックすると、個人投資家が信用取引︵買い︶でどれくらい損しているのか、もしくは、儲かっているのかがわかります。
そして、そのパーセンテージが”ある数字”に近づくと、日経平均などの指数が高値︵天井︶をつけ、下落する傾向があります。
ちなみに、毎週木曜日の日経新聞の朝刊のマーケット総合面に、前週の全ての証券会社の信用取引の損益率を集計した数字が掲載されます︵QUICK社が集計︶。しかし、松井証券は毎日公表しており、速報性があり、信用取引全体の縮図と捉えて使うことがポイントです。
では、その数字がどこに載っているのかというと、ページの真ん中あたりにある、﹁ネットストック信用取引指標﹂の﹁信用残速報﹂の﹁買い残﹂の右側の数字です。ちなみに、ネットストックとは、松井証券の信用取引のサービス名です。
この数字の注目ポイントは、次の2つです。
(一)買いの信用評価損益率がプラス︵0%近辺︶になるタイミングに注目
(二)信用取引で買っている人が利益になりだしたら、相場は天井を付けて下落する傾向がある
具体例で見てみましょう。
2018年2月にVIXショックがあり、2月6日に日経平均は1,071円も下落しました。実は、この約1ヵ月前の1月9日から、松井証券の買いの信用評価損益率がプラスになっていました。つまり、高値警戒感を示していたことになります。
次のグラフは私が作成したもので、2017年10月~2018年9月の日経平均(ピンク)と、松井証券の信用買いの損益率(緑)を比較しています。ちなみに、左の軸が日経平均︵円︶で、右の軸が損益率︵%︶となっています。
2018年1~2月の赤い丸に注目すると、松井証券の信用買いの損益率がプラスになったタイミングと、日経平均が高値をつけて急落したタイミングがほぼ一致していることがわかります。
つまり、﹁松井証券の信用買いの損益率が、日経平均の高値の先行指標になっていた﹂と考えられるのです。
これは、頻繁に現れるシグナルではなく、年に1回あるかないかですが、今後も注意して対処するといいでしょう。具体的には、
●高値からの急落に備えて、保有株の一部を売る
●新たに買うのを控える
などの対策が考えられます。そうすると、含み益が減ったり、買ってすぐに下がってしまうリスクを防ぐことにつながります。
私の『松井証券のネットストック取引指標』の使い方
・毎日夕方以降、信用評価損益率(買い)の数字をチェック
・プラスになったら、相場全体の高値からの急落に備える
個別銘柄情報の把握と分析に必須のサイト9つ(近藤推薦)
相場全体をチェックするサイトの次は、個別銘柄を分析するためのサイトを9つ紹介します。
6.どこよりも早い業績予想更新に優位性あり!﹃会社四季報オンライン﹄
→ ﹃会社四季報オンライン﹄
※現在は、デザインやサービス内容が大幅に変更になっているので、ご注意下さい。
会社四季報は、全上場銘柄の企業情報や株価情報が載っており、4月・6月・9月・12月と年4回発売され、投資家には欠かせないバイブルとなっています。そのネット版が﹃会社四季報オンライン﹄です。
紙の四季報と同じ情報が見れる上、業績予想に変更があった場合、毎週水曜日の深夜に、いち早く更新されます。
﹁株価は利益に先行して動く﹂と言われます。そのため、会社四季報オンラインの予想数字が上方修正されると、それがプラス材料となって、木曜日の朝から高く始まる傾向があります。
会社四季報オンラインは、それほど影響力が大きい情報サイトです。
ちなみに、業績予想を見るためにはベーシックプラン1,100円/月を契約する必要があります。紙版は3ヵ月に1冊の発売で2,300円ですので、トータルでは会社四季報オンラインのほうが1,000円以上高くなります。しかし、それを差し引いても、利用価値はオンライン版のほうが高いといえます。
なぜなら、紙版と同じ情報が見れる上、それに先行して︵決算の︶サプライズ銘柄の発表があるため、紙版を使っている人より優位に立てるからです。いち早く業績予想数字を入手して短期売買をしたい方は、利用料を払ってでも活用したい情報です。
ちなみに、私が2週間で7万円の利益を得た﹁出遅れ株投資法﹂では、会社四季報オンラインをフル活用していますので、併せてお読み下さい。
私の『会社四季報オンライン』の使い方
・水曜日深夜の業績予想の変更銘柄をチェック
・決算のサプライズ発表で、紙版を使っている人よりも優位に
7.お宝情報が眠っている!『適時開示情報』
→ ﹃適時開示情報︵日本経済新聞版︶﹄
適時開示情報とは、上場会社が発表する重要な情報で、﹁決算発表﹂や﹁株主優待の新設﹂のようなニュースのことをいいます。適時開示情報のチェックには、日本証券取引所のサイトが一般的ですが、私は日本経済新聞社の情報もチェックしています。
両者の違いは、過去に遡って検索できる期間です。日本証券取引所は過去1ヶ月間しか遡れないのに対して、日本経済新聞社は過去1年間の適時開示情報を見ることができます。
そのため、私は、投資候補の銘柄は、日本経済新聞社の適時開示情報で過去1年間に悪いニュースが出ていないかどうかをチェックしてから慎重に買うようにしています。
株価は、長期的には決算数字などのファンダメンタルの要素で決まるといわれています。
適時開示情報は、企業が発表する情報として一番早くて、有用なお宝情報も含まれています。そのため、私は帰宅後に毎日、まず日本証券取引所の適時開示情報で気になる銘柄や見出しを拾い読みします。
普段は100件くらいの数ですが、決算発表が集中する日は1,000件以上のニュースが表示されることがあります。全部チェックしていたら時間が足りませんので、最初は、自分が知っている企業や、気になる見出しがあったら、どんな内容が書いてあるのか、興味を持つことから始めてみるといいでしょう。
どういうニュースで翌日以降にどう株価が反応するかを意識して見ておくと、ニュースに強くなり、株式投資の初心者から抜け出すことができるでしょう。
私の『適時開示情報』の使い方
・毎日チェックして、気になる銘柄の値動きやお宝情報の有無をチェック
・投資候補の銘柄は、日本経済新聞社版のサイトで過去1年間のニュースをチェック
8.かゆい所まで手が届く人気サイト『株探(かぶたん)』
→ ﹃株探︵かぶたん︶﹄
株探は、私が知る限り、稼いでいるトレーダーの多くが使っている、人気のサイトです。
人気の理由は、個別銘柄の分析に置いて必要な機能が全てと言っていいぐらい揃っているところにあります。例えば、上述した適時開示情報を含む個別銘柄のニュースを時系列で見れたり、銘柄の基本情報やチャートも充実しています。
中でも、特に優れているのが、通常、業績の数値は1年ごとなのですが、株探では3カ月ごとの実績も見れる点です︵右の画像を参考︶。
条件が同じ前年の3カ月間と比べることで、今年は前年と比べて好調なのか不調なのかを比較することができる上、1年間の業績予想のうち、どれくらい進捗しているかを確認できます。
進捗率によって上方修正をする可能性がある株を探すこともできる上、3ヶ月ごとの四半期決算の数字を銘柄ごとに適時開示情報から拾ってこなくて済むので、とても有り難いサイトです。
他にも、新高値投資で1億円以上の資産を築いたDUKE。氏も、株探を使って銘柄分析をしています。詳しくは、﹁新高値銘柄とは?メリットと見つけ方﹂でも解説しているので、ご覧下さい。
私の『株探』の使い方
・個別銘柄の詳細な分析に
・3ヵ月ごとの実績で業績の進捗を確認
9.明日の株価の上げ下げを先取り『モーニングスターのPTSランキング』
→﹃モーニングスターのPTSランキング﹄
モーニングスター社のサイトでは、
●PTSの値上がり率上位50銘柄
●PTSの値下がり率上位50銘柄
のランキングに注目しています。ちなみに、PTSとは、SBI証券が運営している夜間取引のことをいいます。このランキングを見ると、個別銘柄が翌日に上がって始まるのか、下がって始まるのかの目安がわかります。
これだけではわからないと思いますので、もっと具体的に説明していきますね。
15時の取引終了後に、決算などのニュースが適時開示情報に発表されるのですが、それによって翌日に株価が上がるのか下がるのか、意外とわからないものです。
なぜなら、例えば、黒字決算でも、予想より黒字の額が少なかったら株価は下がることもありますし、逆に、赤字決算でも、予想より赤字の額が少なかったら株価は上がることがあるからです。みなさんも、このような経験をされたことはありませんか?
しかし、PTSのランキングを見ることで、そのニュースに株価がどう反応するかが事前にわかり、翌日に上がって始まるのか、下がって始まるのか、取引戦略を立てやすくなります。
具体例で見てみましょう。
次の画像は、2018年9月4日の23時50分のモーニングスター社のPTS値上がり率ランキングです。2位に、Casa︵7196︶という銘柄がランクインしていますね。
この会社は、その日の取引終了後に業績修正の発表を行いました。次が、その時の適時開示情報です。
タイトルだけを見ると、上方修正なのか、下方修正なのかわかりませんよね。しかし、PTSランキング上位に登場したということは、﹁上方修正が発表されたのかな?﹂と想像できます。
実際に、プレスリリースを見ると、前回よりも今回の予想のほうが、売上高や営業利益、経常利益も上回っていることが確認できました。
では、翌日の通常取引のCasaの株価はどうなったのか、チャートを見てみましょう。
9月4日の15時の終値が1,080円だったのに対し、翌日9月5日は120円高の1,200円で始まっています。
この時に注意していただきたいのは、PTSでの株価を翌日の通常取引でもつけるとは限らないことです。なぜなら、PTSはSBI証券に口座を持っている顧客どうしの取引なので、出来高が少なく、株価が上下にブレやすいからです。
実際、もう一度先ほどのPTSのランキングを見ると、Casaは1,269円をつけていますが、翌日の通常取引では一度も1,269円をつけていません︵ちなみに、9月5日の高値は1,210円︶。
そのため、PTSランキングは、ニュースによって株価が上と下のどちらに反応するかの目安にするだけに止めておくといいでしょう。
本来は、適時開示情報を一つ一つ開いて分析するのが理想ですが、決算シーズンになると、多い日で1,000件を超えるニュースが発表されるので、大変ですよね。しかし、モーニングスター社のPTSランキングを先に見ることで、﹁何か大きなニュースが出たのかもしれない﹂と検討をつけることができます。
初心者のうちは、PTSランキングを見てから適時開示情報で確認するという方法もアリなのではないかと思い、紹介させていただきました。実際に私も、時間がない時はPTSランキングを先に見て、ランクインした銘柄を優先的に分析することもあります。
限られた時間を有効に使いましょう。
私の『モーニングスターのPTSランキング』の使い方
・保有株がランクインしていないかをまず確認
・適時開示情報を見る前に、翌日に売買チャンスになりそうな銘柄をチェック
10.詳細なランキングから銘柄探し『株ドラゴン』
→﹃株ドラゴン﹄
株ドラゴンは、私が最近使い始めたサイトで、詳細なランキングから銘柄探しができるのが最大の特徴です。デザインはシンプルですが、あなどってはいけません。
●上昇率
●ストップ高
●出来高急増
などのランキングは一般的ですが、株ドラゴンを使うと、チャートパターンごとのランキングも見ることができます。例えば、
●ゴールデンクロスを今日達成した銘柄
●窓を開けて上昇した銘柄
●移動平均線︵5日︶を上抜けた銘柄
などのランキング項目は、他のサイトでは滅多にありません。しかも、市場別、業種別、騰落率順、銘柄コード順、時価総額順など様々な順番で見れるので、例えば、
﹁マザーズの小売り株でローソク足の陽線をつけた銘柄を時価総額が小さい順で見たい﹂
といった細かく条件指定したランキングも、順番にクリックするだけで簡単に表示できます。
このように、株ドラゴンを使うと、目的に合った銘柄を効率よく探しやすくなります。ぜひ、色々な条件を試してランキング表示させてみて下さい。思わぬ掘り出し銘柄が見つかるかもしれません。
私の『株ドラゴン』の使い方
・詳細な条件設定から効率よく銘柄を探す、スクリーニング(検索)目的で使う
・特に、チャートパターンから銘柄を絞り込む機能が充実
11.チャートを1銘柄1秒でチェック『銘柄マーカー』
→﹃銘柄マーカー﹄
銘柄マーカーは、サイトというより、Google Chrome︵クローム︶の拡張機能で使う無料のツールです。そのため、グーグル以外のエクスプローラー︵Internet ExploreやFire Foxなど︶では使えません。
銘柄マーカーの設定方法と使い方は、こちらのページがわかりやすいので併せてお読みいただきたいのですが、ここでは、私の使い方をご紹介します。それは、先ほどの﹁株ドラゴン﹂と組み合わせて、
﹁週末に、上場している約3,600社の週足チャートを全てチェックする﹂
ことです。銘柄コードをいちいち入力しなくて済むので、慣れてくれば1銘柄1秒でチェックできます。私のようなサラリーマンは、平日は投資に費やせる時間が限られるので、週末の分析が大事になってきます。そこで、編み出したのがこの方法です。
やり方は簡単です。
まず、株ドラゴンで、﹁コード﹂順に表示させましょう。やり方は簡単で、トップページの上部の﹁種類﹂から、﹁コード﹂を選択するだけです。
そして、グーグルの拡張機能に銘柄マーカーを加えたら、ツールバーの右上あたりに、次のような虫眼鏡マークが表示されるので、これをクリックして、銘柄マーカーの詳細設定に進みます。
銘柄マーカーのチャート設定は、ローソク足の種類によってコードが異なり、正直最初は難しいです。そこで、始めのうちは、デフォルト︵標準︶の設定を使うことをおすすめします。
具体的には、﹁ココ﹂と青の反転で書いている箇所をクリックすると、自動的に次のような3つのコードが入力され、﹁設定完了しました﹂と表示されます。
これはいったん閉じて、いよいよランキングからチャートを瞬時に表示させてみましょう。
先ほどの株ドラゴンのランキングページ上で、銘柄マーカーの虫眼鏡アイコンを右クリックし、﹁銘柄をマーキング﹂をクリックします。すると、次のように、銘柄コードと銘柄名が赤く反転し、マウスのカーソルを合わせると、4つの時間軸のチャートが表示されます。
これを、順番にカーソルを合わせていき、各チャート︵私の場合は特に週足︶をパラパラとめくるようにチェックして、気になるチャートの形の銘柄があったらメモに控えておくようにしています。
今までありそうでなかった機能なので、ぜひ活用してみて下さいね。そして、周りの株仲間にも教えてあげて下さいね。
最後に、それぞれのチャートのコードを載せておきますので、直接入力する際にコピーして使って下さい。
増田丞美の長期的な資産の増加を目指すメルマガ
長期的な資産の増加を目指している方向けに増田丞美のメルマガを配信しています。米国株式マーケットの制度を利用するものの通常の株式投資ではありません。本メルマガでお届けする方法の利点は以下のとおりです。
・米国制度によって守られている。![](https://toushi-kyokasho.com/wp-content/uploads/2021/01/002-1-300x181.gif)
・管理が比較的容易。
・長期的な収益。
詳細はこちらからご覧ください。
無料メルマガ詳細はこちら
関連記事
-
目標株価を3つの数字で自分で計算して利食いの目安にする方法
株を﹁買う﹂﹁買わない﹂﹁売る﹂﹁売らない﹂を判断するのは難しいですよね。 おそらく、多くの方はその会社の株価が﹁割安﹂か﹁割高﹂を見ているのではないでしょうか? この記事では、皆様の判断基準の一つになり、算数が苦手な方でもすぐにできる、目標株価の計算
-
分散投資で大失敗しないための方法|伝統4資産ポートフォリオを解説
分散投資とは、投資金額を分散していくつかの金融商品に投資する手法です。一つの金融商品に投資するよりも、リスクを軽減させることができます。 この記事では、スプレッドシート︵ ExcelやGoogleスプレッド︶で分散投資の分析手法である﹁相関係数﹂を計算す
-
信用残高を読むことでこれから上がる株・下がる株を判別するための方法
株価の上下を予測するために重要なのは、その株を欲しいと思っている人がどれくらいいるか、そしていらないと思っている人がどれくらいいるかを推し量る技術を身につけることです。 しかし、株価予測をする際にそれ以外にも重要なことがあります。それはその株式を保有して
-
-
株式投資のプロが教える!初心者が押さえておくべきサイト32選
いざ株式投資を始めようとしても、 どこで情報を取得したらいいのか分からない 情報があり過ぎて何をチェックしたらいいのか分からない もっと効率的に情報を収集したい という悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか? この記事では、そのよ
-
株のデイトレードで初心者が勝てるようになるまでの全て
「デイトレードを始めたいけれど、何をすればいいのかわからない!」「デイトレードで勝つための秘訣を知りたい!」 そう考える方のためにデイトレードに関する情報をまとめました。 デイトレにとって重要な証券会社選び、取引のための簡単な知識、必ず厳守するべきルー
-
現役投資家が厳選!株おすすめツイッターアカウント26選
こんにちは。 株式投資でツイッターを活用するとき、 誰をフォローしていいかわからない 有益な情報とそうでないものの判断がつかない 利益に繋がる情報を効率的に収集したい という悩みを持たれているのではないでしょうか。 この記事は、あなたが
-
株式投資の初心者が一人前になるための5つの勉強法
﹁株の勉強は何から始めればいいの?﹂と迷う初心者の方も多いと思います。確かに学習範囲が広いので、最初からすべてを理解することは難しいでしょう。 私はディーラー時代を含め、投資歴は20年になります。ITバブルやリーマンショック、アベノミクスなど様々な相場環
-
現役株トレーダーが使っている収益チャンスを得る10の方法
あなたは、株式投資で銘柄を選ぶ時、何を基準に選んでいますか? 例えば、四季報で業績を調べる、株価チャートで値上がりしそうな銘柄を選ぶなど、様々な方法があります。ただ、東京証券取引所(東証)には3,500社以上の株式会社が上場していますので、その中からこれ
-
2倍、3倍も狙える!低位株の探し方
﹁低位株﹂とは、株価が低い銘柄のことです。 低位株には、業績や財務内容が良好であるのにもかかわらず、知名度がないばかりに安値で放置されている企業が少なからずあります。 少ない資金で始められるので、初心者でとりあえず株式投資を始めたいという方にも適してい