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﹁トラベルメイト95﹂
(一)︻パッケージ旅行︼
前もって旅行中の主だった費用が含まれている旅行費用を払って行くわけですから、すごく楽です。
面倒なことは費用を支払った分に相当する所まで担当者が代理でやってくれます。例えれば、スポーツで言えば自分でやるのを楽しむのではなく、スポーツ観戦をして楽しむことに似ています。
日程とか内容を自分で変えることは原則的に出来ません、ですから参加するときには自分が行きたいところが入っているのか、無理のない日程なのか等をきちんとチェックしてから申し込むべきです。中途半端に納得して参加をすると、あなたも旅行会社も両方満足できない結果に陥りトラブルに発展します。
上げ膳据え膳が好きで観光の内容も食事もこだわりたいのでしたら、一般的なコースではなくその地域専門の会社なり支店が作った旅行に参加するしか有りません。料金は当然こだわりの分だけ高くなります。
ただ漠然とこの国この町へ旅行したい、食事に出てくるワインとかもあまり解らないし適当に食事もこだわらないし、観光地の説明もまあ眠くならない程度で十分なら一般的なコースで間に合います、たぶん第二ブランド品でも大丈夫かもしれません。
予算はない、出発日はある程度融通は利く、大まかな目的地は決まっているけど国までは決めてないならば、オフシーズンのキャンペーン商品です。心地よいかゆいところに手が届くサービスは期待できませんが最低限のものは含まれていますからぜいたくは言わないことです。
例えば三泊四日というとなか二日間はまるまる使えるのが普通ですが、キャンペーンですと飛行機の発着時間が悪くて、日本出発は夜で現地到着が次の日の早朝、帰国の時の出発時間は現地が早朝と言ういわゆる夜這い便と言われる便のこともあります。これだと二日目の観光は眠い目をこすりながら回ることになり、三日目はまるまる一日使えるのですが次の日の朝午前三時出発だと夕方どうも落ちつきません。でもまあ目的地に何日間か居たことは確かですし安いので文句は言えないかもしれません。
この夜這い便パターンがぴったり世の中の需要と一致することもあります。金曜日のよる出発して月曜日の早朝帰国するグアム便などはそうです。金曜日まで仕事をして、月曜日は空港からそのまま会社に出社すれば三泊四日の旅を一日も休まず楽しめるわけです。
ただし休みがウイークデイにとれる人でしたらちょっとくらいやすくても夜這い便はお薦めできません。第一日目は午前中に出発してその日の午後到着、最終日は午後か夕方出発で午前中はのんびり出来るパターンが良いに決まっています。
パッケージに申し込むときに前半で説明はしたと思うのですが、申し込みは二人以上でないと一人部屋使用料金を取られるためかなりの追加料金を必要としますので、一人の個人参加はなかなか難しいです。もし同性の他人と相部屋でも良いと頼んだとしても、最近ではよほどの秘境コースでもない限り普通のコースでは一人で申し込む人が少なくなっていますので、うまく同室希望の人とペアになることが困難です。旅行会社も面倒だし赤の他人同士が何日間か同室で過ごすわけですからトラブルになるケースが多いのです。それで、あえて同室希望の個人参加の人をセッティングする事はしないで、一人部屋の追加料金をそれぞれ取ることの方が多いようです。
パッケージのメリットは、面倒くさくないことだけではありません。ピークシーズンつまり、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆の時期でも比較的はやめに出発可能かどうか解ります。
ピークシーズンの航空便の席は年間を通して多く販売してくれたところへ割り当てられますが、割り当てられた方も、より利益の上がる商品として販売したいわけです。航空券のみで売るより、ホテルとか観光を付けてパッケージで売った方が当然より儲かります。ですから真っ先に席のＯＫが出るのがパッケージの方なのです。
旅行の初心者で、ピークシーズンしかお休みがとれなくて、お金もある程度ある人は無理して航空券のみをとって現地で行き当たりバッタリの旅をしようなどとは思わないでください。この時期一番航空券のとれたとれないとか、ホテルが一杯で当日真夜中までホテルを探して転々とした等のトラブルが多いときです。なるたけサービス料を多く払った第一ブランドのパッケージがトラブルの可能性が一番低くなります。︵百パーセント無いとは言いませんが︶
となると第二ブランドとかキャンペーンの商品はピークにはどうでしょう。残念ながら、キャンペーン商品はピークシーズンには設定がありません。黙っていても沢山の申し込みがあるシーズンにキャンペーンを打つ必要はどこにもないからです。第二ブランドは、限りなく第一に近い料金の、少しだけ第一より質を落としたものはあります。どうしても安い方がいい人はこちらを選ぶことになるでしょう。
パッケージの料金はほとんどが航空運賃のシーズンに対応してアップダウンします。その仕組みとだいたいの日時は航空券の部分で説明いたします。
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