KinKi Kidsの堂本光一が主演する舞台﹁Endless SHOCK﹂の大阪公演制作発表が25日、大阪府で行われた。
本作は、2000年の帝国劇場での初演以来、全公演が即日完売する人気ミュージカル。堂本は初の大阪公演について﹁僕にとっても地元の大阪での公演は非常にうれしい﹂と語り、﹁今まで“東京の方まで出てくるのはちょっと難しい”といった大阪の方に見てもらえるというのが楽しみ。体力や気力、そういったものを毎公演、維持しなければ、とあらためて思う﹂と気合を入れた。
また、今年3月に1000回公演を達成したことについては﹁自分では、その日のその時の公演に集中してステージに上がっているだけ。周りからは﹃おめでとう﹄と言ってもらうけど、自分としてはすごく漠然としていて、なんだか実感がないんです﹂と語った。
﹁でも、それだけお客さまに愛される作品になっているのは、すごくうれしいし、たくさんのスタッフの皆さんが力を貸してくれたからこそ、SHOCKもここまで大きくなった﹂と感謝を述べ、﹁そういった期待を“絶対に裏切っちゃいけない”という思いでいつもステージに立っている。それが自分のモチベーションにもなっている﹂と明かした。
さらに﹁もちろん人間なので“体が重いな”という日もある。だからといって手を抜いてしまうとステージが楽しくなくなってしまう。僕としてはそれだけは絶対に嫌だし、後で後悔するのも嫌なので、しんどいけれどそこを乗り越えていくエネルギーというか、そういうものを放つことで、すごくステージを楽しむことができる。それも自分にとっては大きなモチベーションになっている﹂と熱く語った。
また、大阪公演の“変更点”を尋ねられた堂本は、ライバル役が屋良朝幸から内博貴に代わることに触れ﹁非常に心配です。あいつ多分、できないんじゃないかな。まあ、猛特訓させてやらせようと思っているけど、もしかしたらそこは︵振り付けが︶ちょっと変更になるかな…﹂と冗談交じりに語り、会場の笑いを誘った。
稽古を見た報道陣からの﹁もはや俳優というよりもアスリートみたいな印象を受けた﹂という声に対して﹁確かに体力的には非常にハードなステージ。実はジャニー︵喜多川︶さんからも﹃そこまでやる必要はないんじゃないか﹄とも言われている﹂と明かした堂本。
﹁それを言われるのが“ジャニーさんに勝った”と思う瞬間だったりもする。直接的に表現として褒める方ではないので、ジャニーさんは﹃そんなことないんだよ﹄って言うかもしれないけれど、それがもしかしたら褒め言葉なのかもしれないし、そう捉えたい﹂と語った。
舞台は9月2日~29日、大阪、梅田芸術劇場 メインホールで上演。