青山学院大学
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大学設置 | 1949年 |
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創立 | 1874年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人青山学院 |
本部所在地 | 東京都渋谷区渋谷4-4-25 |
キャンパス | 青山(東京都渋谷区) 相模原(神奈川県相模原市) |
学部 | 文学部 経済学部 法学部 経営学部 国際政経学部 理工学部 |
研究科 | 文学研究科 経済学研究科 法学研究科 経営学研究科 国際政経学研究科 理工学研究科 国際マネジメント研究科 法務研究科 会計プロフェッション研究科 |
ウェブ サイト |
青山学院大学公式サイト |
青山学院大学︵あおやまがくいんだいがく、英称:Aoyama Gakuin University︶は、東京都渋谷区渋谷4-4-25に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は青学︵あおがく︶もしくは青学大。
目次 |
[編集] 概観
[編集] 大学全体
青山学院大学は、米国メソジスト監督教会から派遣された宣教師が設立した3つの学校を母体とするミッションスクールであり、院長・理事長はキリスト者であることが義務付けられている︵かつては大学長も︶。そのため現在でもキリスト教を教育の基本におき、﹁キリスト教概論﹂の講義は、建学理念のバックボーンを理解するために必修科目として位置づけてられいる。[編集] 建学の精神︵校訓・理念・学是︶
学校法人青山学院としての方針がそのまま大学にも適用され、それとは別に大学としての理念も定められている。詳細は公式サイトに掲載されている。[編集] 教育および研究
青山学院大学では幅広い教養教育(リベラル・アーツ)を重視した方針をとっている。学生への教養教育カリキュラムを実施する以外に地域社会への貢献と一般人の素養を深めることを目的として各キャンパスで年に4~5種の公開講座を実施している。これらの公開講座は週に一度、5週間にわたって行われ、事前の申し込みをしておけば無料で参加できるようになっている。内容・講師の手配は講座を受け持つ教員(持ち回り制)に一任されており、人文科学、社会科学、自然科学のそれぞれの分野において毎年異なったものが開かれている。 ミッションスクールである青山学院大学は源流となる学校が出来た当初から聖書の授業を行っており、専門学校の認可を受けた後も神学部を備えていた。その精神は大学設立後も受け継がれ、設立当初には文学部基督教学科があった。その後1961年に文学部神学科へと改組されたが、学園紛争の混乱の中、1971年に廃止を余儀なくされた。同学科は形式上は大学から分離し、同時期に同じく分離された明治学院大学神学部とを合わせ東京神学大学となっている。 青山学院大学は、聖書と併せて英語の授業を最初期から行っていたことから﹁英語の青山﹂を謳っている。[編集] 沿革
[編集] 略歴
学校法人青山学院は、1874年にD.E.スクーンメーカーによって麻布本村町に設立された女子小学校と1878年にJ.ソーパーによって築地に設立された耕教学舎、1879年にR.S.マクレイによって横浜市山手地区に設立された美會神学校を母体としている。それぞれの学校は全て米国メソジスト監督教会から派遣された宣教師によって設立され、現在でも青山学院大学はキリスト教プロテスタント・メソジスト派のミッションスクールである。大学自体は1949年の学制改革以後に新制大学として発足した。 当初は文学部(英米文学科/基督教学科)、商学部、工学部の3学部が設置されていたのみであったが、その後工学部の譲渡、商学部の改組、法学部・理工学部・国際政治経済学部の設置を行い、現在は6学部を擁する。1965年の理工学部設置の際には理工学部専用の廻沢キャンパス(後の世田谷キャンパス)を、1982年の国際政治経済学部設置の際には1,2年次の学生対象の厚木キャンパスを開設した。厚木キャンパスの主に交通アクセス面での不都合と世田谷キャンパスの老朽化に伴い、2003年に神奈川県相模原市に相模原キャンパスを開設し、以前のキャンパスを閉鎖した。[編集] 年表
●1894年 青山学院が青山キャンパスに神学部・普通部(高等普通学部・英語師範科・予備学部︶を設置。 ●1904年 青山学院高等科・神学部が専門学校の認可を受ける。 ●1943年 神学部を閉鎖。 ●1944年 専門部(文学部、高等商業学部︶を閉鎖し、明治学院に譲渡。青山学院工業専門学校を開校。 ●1946年 青山学院工業専門学校から青山学院専門学校と改称し、英文科・経済科・機械科・土木建築科を設置。 ●1949年 青山学院大学開学、文学部英米文学科・基督教学科、商学部、工学部を設置。 ●1950年 工学部を関東学院大学に譲渡。 ●1950年 第二部英米文学科、文学部教育学科、第二部教育学科、第二部基督教学科、第二部商学科を設置。 ●1952年 大学院文学研究科を設置。 ●1953年 商学部を経済学部(商学科・経済学科・第二部)に改組。大学院経済学研究科、基督教学専攻科を設置。 ●1956年 基督教学専攻科を廃止。 ●1959年 法学部(法律学科)を設置。 ●1961年 基督教学科を神学科に改組。第二部基督教学科を廃止。大学院法学研究科を設置。 ●1962年 文学部フランス学科を設置 ●1963年 法学部法律学科を私法学科・公法学科に改組 ●1965年 理工学部(物理学科・化学科・電気電子工学科・機械工学科・経営工学科)を設置。廻沢キャンパス開設。 ●1966年 商学科を移行し、経営学部(商学科・経営学科・第二部商学科・第二部経営学科)を設置。文学部日本文学科を設置 ●1968年 文学部史学科を設置。 ●1969年 大学院理工学研究科修士課程を設置 ●1970年 大学院経営学研究科を設置 ●1971年 大学院理工学研究科博士課程を設置。廻沢キャンパスが世田谷キャンパスに呼称変更。 ●1973年 経営学部商学科・第二部商学科を廃止。 ●1982年 国際政治経済学部(国際政治学科・国際経済学科)を設置。厚木キャンパスを開設。 ●1986年 大学院国際政治経済学研究科を設置。 ●1987年 国際政治経済学部国際経営学科を設置。 ●2000年 理工学部機械工学科・経営工学科を機械創造工学科・経営システム工学科・情報テクノロジー学科に改組。 ●2001年 文学部教育学科心理学専修コースを文学部心理学科へ、法学部私法学科・公法学科を法学部法学科へ改組。専門大学院国際マネジメント研究科を設置。 ●2003年 国際政治経済学部国際経営学科を廃止。国際マネジメント研究科が専門職大学院に移行。厚木キャンパス及び世田谷キャンパスを閉鎖し、相模原キャンパスを開設 ●2004年 理工学部物理学科・化学科を物理・数理学科、化学・生命化学科へ再編。理工学研究科を5専攻から1専攻8コースへ再編。法務研究科(法科大学院)を設置。 ●2005年 会計プロフェッション研究科(会計専門職大学院)、法学研究科ビジネス法務専攻を設置。 ●2006年 国際政治経済学部国際コミュニケーションコースを同国際コミュニケーション学科に改組。[編集] 基礎データ
[編集] 所在地
●青山キャンパス︵東京都渋谷区渋谷4-4-25︶ ●相模原キャンパス︵神奈川県相模原市淵野辺5-10-1︶ ●緑ヶ丘グラウンド︵神奈川県相模原市緑ヶ丘2-6097-1 ︶ ●町田グラウンド︵東京都町田市小野路町小谷1571︶[編集] 象徴
[編集] 校歌
●カレッジソング︵作詞:松本休 編曲:高橋繁 青山学院大学の校歌にあたる︶ ●校歌︵作詞:大木金次郎 作曲:平岡精二 青山学院全体の校歌にあたる︶ これらが制定される前は青山学院の歌︵作詞;豊田実 作曲:團伊玖磨︶が歌われていた。 他に応援歌が3曲︵白亜の城・見よ東の・第3応援歌︶存在する。[編集] 教育および研究
[編集] 組織
[編集] 学部
●文学部 文学部は、1949年の大学設置当初から存在する青山学院大学の中ではもっとも古い学部である。領域の異なる人文科学系6学科を包括的に設置している青山学院大学唯一の人文科学系学部である。学部の規模としては同大学最大だが、学科ごとの独立性が非常に高く、それぞれが独自の教育形態を有している。また、学科所属生全員に履修資格のある文学部共通科目を2,3,4年次に設けている。 ●教育学科 幼稚園1種・小学校1種の教職免許を得ることも可能。2001年までは学科内に心理学専修コースを備えていた。 ●人間形成学コース ●比較教育文化・発達社会学コース ●学校教育学コース ●臨床社会学コース ●メディア・コミュニケーション学コース ●英米文学科 英米文学科は、大学設立時から現在まで残る唯一の学科である。英文学、米文学、英語学に加え、コミュニケーション学を学科の中心として科目を設置しているが、コース制はとっていない。1,2年次では英語の実践運用能力の養成を目的とした集中プログラムを中心に各領域の概論科目と基礎レベルの演習が開講されている。3,4年次には各教員の受け持つ演習(ゼミナール)と特殊講義を中心に通訳や翻訳といった科目を設置している。通訳や翻訳に関しては放送通訳やコミュニティ通訳、映像翻訳などが開講されており、また、英国オックスフォード大学での短期語学留学を学科独自に主催している。 ●フランス文学科 フランス文学科は、主にフランス語初習者を中心にカリキュラムが組まれているため、1年次には文法を中心に発音、会話、講読を学び、2年次ではそれらを発展させた精読、速読、作文も加わっていく。そのようなフランス語の授業のほか、基礎演習を中心にフランス文学、フランス語学、フランス文化についても学んでいき、3,4年次に専攻していく分野を決めていくようになっている。 ●日本文学科 日本文学科は、文学・語学コースと(外国人に対する)日本語教育コースの2コース制であり、文学・語学コースでは上代から近現代までの日本文学、漢文学、日本語学を扱うと共に、宮崎駿作品など、現代の日本の文化を様々な面から考察していくという講義も用意されている。 ●史学科 1年次では日本史、西洋史、東洋史、考古学の概説を学び、2年次から各コースに分かれていく。ただし、芸術史コースはあくまで歴史的観点から美学・芸術論をみていくものであり、実技芸術を学ぶコースではない。学芸員資格の科目は芸術史コースに設置されている。 ●日本史コース ●西洋史コース ●東洋史コース ●考古学コース ●芸術史コース ●心理学科 心理学科は、2001年度から教育学科心理学専修から独立し、学科となった。文学部で唯一昼夜開講制を採用しており、昼間主コースでは基礎的心理学を、夜間主コースでは臨床心理学を中心に開講している。学科の卒業要件を満たすことで、日本心理学会による認定心理士の資格を申請できる。 ●第二部教育学科 第二部教育学科は、昼間部と同じく5つの学問分野に分かれている。日本の夜間学部としては、小学校・幼稚園の教職免許を得ることが出来る数少ない学科である。 ●第二部英米文学科 第二部英米文学科は、昼間部と同じ4分野を専門領域としている。2002年度より新カリキュラムを発足し、開講科目数の増加に伴い一部の授業は平日5限(16‥20-17‥50)にも開講されている。なお、ある年度に5限に開講された科目は次年度に6,7限に開講されるため、従来どおり夜間と土曜日の履修だけで卒業することも可能である。 ●経済学部 ●経済学科 ●法学部 法学部は、法律の知識、技術を身につける事以上に、法的課題・紛争を客観的に見据え、それらを公正に判断する﹁リーガル・マインド﹂を身に着けることを学部の目標としている。法務研究科(法科大学院)および法学研究科ビジネスロー法務専攻の開設に備え、2003年度にカリキュラムを大幅に見直し、6コース制を展開している。 ●総合法律コース 一般企業への就職を目指す学生や社会の一市民としての法的素養を身につける学生を対象としたコース。 ●企業法務コース 企業法務に携わる専門知識の取得を希望する学生を対象としたコース。 ●公共政策コース 公務員やジャーナリストといった政治・NPO活動に関心を持つ学生を対象としたコース。 ●法曹コース 裁判官・検察官・弁護士を目指し、法科大学院や現行司法試験の受験希望学生を対象としたコース。 ●隣接法曹コース 司法書士、行政書士、弁理士などの専門職を目指す学生を対象としたコース。 ●国際渉外法コース 国際的な渉外問題に携わる専門知識の取得を希望する学生を対象としたコース。 ●経営学部 ●経営学科 経営学科は、旧経済学部経営学科から名称変更された。履修科目は経営学、マーケティング︵商学︶、会計学の三分野に大きく分けられる。 ●国際政治経済学部 ●国際政治学科 ●国際経済学科 ●国際コミュニケーション学科 ●理工学部 理工学部は、学院創設90周年事業の一つとして設置され、当初は物理学科、化学科、機械工学科、電気電子工学科、経営工学科の5学科で発足。現在は物理・数理学科、化学・生命科学科、機械創造工学科、経営システム工学科、情報テクノロジー学科、電気電子工学科の6学科となった。世田谷キャンパスから相模原キャンパスに移転したことで敷地面積がおよそ1.5倍に拡大した。 ●物理・数理学科 ●化学・生命科学科 ●電気電子工学科 ●機械創造工学科 ●経営システム工学科 ●情報テクノロジー学科[編集] 大学院
●文学研究科 ●教育学専攻 ●英米文学専攻 ●フランス文学・語学専攻 ●日本文学・日本語専攻 ●史学専攻 ●心理学専攻 ●経済学研究科 ●経済学専攻 ●法学研究科 ●私法専攻 ●公法専攻 ●ビジネス法務専攻 ●経営学研究科 ●経営学専攻 ●国際政治経済学研究科 ●国際政治学専攻 ●国際経済学専攻 ●国際コミュニケーション専攻 ●理工学研究科 ●理工学専攻 ●基礎科学コース ●化学コース ●機能物質創成コース ●生命科学コース ●電気電子コース ●機械創造コース ●知能情報コース ●マネジメントテクノロジーコース[編集] ︵専門職大学院︶
●法務研究科︵法科大学院︶ ●法務専攻 ●国際マネジメント研究科︵ビジネススクール、MBA︶ ●国際マネジメント専攻 ●国際マネジメント・サイエンス専攻 ●会計プロフェッション研究科︵会計専門職大学院︶ ●会計プロフェッション専攻[編集] 附属機関
●総合研究所 ●総合文化研究部門 ●課題別研究部 ●キリスト教文化研究部 ●領域別研究部門 ●人文科学研究部 ●社会科学研究部 ●自然科学研究部 ●特別研究プロジェクト ●eラーニング人材育成研究センター ●経済研究所 ●心理相談室 ●ビジネスロー・センター ●国際マネジメント学術フロンティアセンター ●判例研究資料室 ●グローバル・ビジネス研究所 ●国際政治経済研究開発センター ●情報科学研究センター ●WTO研究センター ●先端技術開発研究センター ●機器分析センター[編集] 研究
[編集] 21世紀COEプログラム
●採択1件 ●2002年 化学・材料科学系 エネルギー効率化のための機能性材料の創製[編集] 教育
●現代的教育ニーズ取組支援プログラム ●渋谷・原宿・青山を繋ぐ商業観光拠点の育成―本学の理念に基づく地域貢献の実践と社学連携体制の拡充― ●e-Learning専門家の人材育成―世界に通用する専門家育成プログラムの開発と普及―[編集] 学生生活
[編集] スポーツ
●硬式野球部は東都大学野球連盟に加盟している。[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
●青山学院大学の人物一覧[編集] 施設
[編集] キャンパス
[編集] 現在のキャンパス
●青山キャンパス︵東京都渋谷区渋谷4-4-25︶ 文系学部の3-4年次及び夜間部 文学研究科、経済学研究科、法学研究科、経営学研究科、国際政治経済学研究科、法務研究科、国際マネジメント研究科、会計プロフェッション研究科 JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線渋谷駅宮益坂方面の出口より徒歩約10分、または東京地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅B1出口より徒歩約5分 文系学部の3-4年次及び、夜間部が使用するキャンパス。学校法人青山学院の本部や各付属校も設置されている。総敷地面積はおよそ12万平方メートル︵そのうち大学及び大学院が占める面積がおよそ7万平方メートル︶。明治中期に米国人ガウチャー博士の寄付で政府の払い下げ地を購入し、その後も中等部辺りの敷地を購入した。交通量の多い国道246号側に総合研究ビルや体育館等大型施設を置いているため、キャンパス内の多くの部分は勉学に支障の出るほどの騒音は感じられない。都内である青山地区に立地し、キャンパス正面の国際連合大学を始め、周辺には文化芸術施設が多く存在する。2001年に完成した大学チャペル兼教室研究棟のガウチャー・メモリアルホールなど数施設を除いて全般的に施設は古い。
●相模原キャンパス︵神奈川県相模原市淵野辺5-10-1︶
文系学部︵1部および昼間主コース︶の1-2年次及び理工学部1-4年次
理工学研究科
JR横浜線淵野辺駅より徒歩約7分
文系学部︵1部および昼間主コース︶の1-2年次及び、理工学部・同研究科が使用するキャンパス。新日本製鐵跡地に2003年4月に開設された新しいキャンパスで、2002年度まで存在した世田谷キャンパスと厚木キャンパスを統合し開設された。キャンパス面積は約16万平方メートルと青山キャンパスの二倍以上の広さ。校舎群の他に野球場︵旧國學院大學相模原グラウンド︶なども有する。JR淵野辺駅からは徒歩7分の距離であり、駅周辺には桜美林大学のキャンパスもある。周辺には工場が多い。淵野辺駅からは小田急小田原線のターミナル駅でもあるJR町田駅、京王相模原線のターミナル駅でもあるJR橋本駅にも近い。なお、体育施設の緑ヶ丘グラウンド、町田グラウンドもこのキャンパス付近に設置されており運動部、サークル活動等に利用されている。
[編集] 過去に存在したキャンパス
●厚木キャンパス︵神奈川県厚木市︶ 文系学部︵1部および昼間主コース︶の1-2年生次及び理工学部の1年生 小田急線本厚木駅から神奈川中央交通バスで25分。愛甲石田駅からバスで15分。 文系学部︵1部および昼間主コース︶の1-2年生次および、理工学部の1年生が使用したキャンパス。通称﹁厚キャン﹂。青山キャンパスが手狭となったことから郊外移転の話があり、当時研究学園都市を造成していた厚木市の誘致により開設された。なお厚木市はモノレール建設計画を立てていたが頓挫。広大な敷地に教室をはじめグラウンドやゴルフ練習施設、宿泊研修用の施設を備えていた。駅から遠く、最寄りの愛甲石田駅からバスで15分程度かかった。山の上にあり、雪が降るとバスが坂を上がれず立ち往生することもあった。また、青山キャンパスから2時間程度かかり、厚木キャンパスでしか開講されていない科目の単位を修得できないと2時間かけて厚木キャンパスまで再履修のために通わねばならず、学生はそれを﹁厚木返し﹂と呼んで恐れた。 キャンパス内に駐車場があり、一般学生にも自家用車通学が許可されていた。ごく一部、愛甲石田駅から徒歩や自転車で通う強者もいた。 アクセスのあまりの悪さに受験生に敬遠され、しばしば厚木学院大学と揶揄された。そのため、アクセスのよい土地への再移転が検討され、2001年國學院大学より相模原キャンパスを取得,2003年に相模原キャンパスを設置。厚木キャンパスは閉鎖された。なお、厚木セミナーハウス︵宿泊研修用施設︶については、当初所有を継続する予定だったが、日産側からの強い要請で手放すこととなった。 キャンパス周辺には松蔭女子大学︵現在は松蔭大学︶と研究所、森の里ニュータウンがあったが、学生が一度キャンパスに行くと出るまで学校内で過ごさねばならない状況だった。 キャンパス閉鎖後は跡地を日産自動車に売却、研究施設となっている。また、移転後につけられた地名である森の里青山は現在でも使われている。 ●世田谷キャンパス︵東京都世田谷区︶ 理工学部の2-4年次 理工学研究科 アクセスは京王線千歳烏山駅から徒歩15分、または小田急小田原線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩20分。千歳烏山駅と千歳船橋駅間、成城学園前駅と千歳船橋駅間のバスが利用できた。 理工学部の2-4年次(厚木キャンパスができるまでは全年次)および大学院生が使用したキャンパス。通称﹁せたキャン﹂。理工学部を設置した際に開設され、開設当初は﹁廻沢キャンパス﹂という名称であった。青山、厚木とは違う一種独特な雰囲気が流れていた。 施設が手狭になってきて、さらに老朽化していたことや、1年次のみが厚木に通わなければならない不便があったため、厚木キャンパスとともに機能を相模原キャンパスに統合、廃止された。また、このキャンパスの隣には女子寮があった。 跡地は大規模なマンション(一部商業施設あり)となっている。 ●綱島グラウンド︵横浜市港北区︶ 体育会が使用していた。馬場が存在したため、近隣住民からの苦情が絶えなかった。相模原キャンパスにおいても、地域住民の反発で馬場を造成することができずにいる。 跡地は大規模マンションとなっている。[編集] 学生食堂
●青山キャンパスの学生食堂︵学食︶は地下に設置されている。昼の時間帯は高等部の学生、周辺の会社員などが大学の昼休み開始以前の時間帯から数多く利用している。[編集] 対外関係
[編集] 他大学との協定
●山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム[編集] 姉妹校
●東北学院大学 毎年体育会どうしで定期交流戦が行われている。[編集] 附属学校
●青山学院幼稚園 ●青山学院初等部 ●青山学院中等部 ●青山学院高等部 ●青山学院女子短期大学[編集] 公式サイト
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