こんにちは。前回の記事から大分時間が経ってしまいました。嬉しくもライターのお誘いを頂いたので、大変僭越ながらちょこちょことかかせていただきます。私はイラスト・文書作成とDTMが主なPCの用途ですので、そのあたりに絡めた記事を投稿していく予定です。今回は価格帯別「お絵かき」を主軸にしたときのガジェットを掘り下げていきます。イラストを描く人も描かない人も楽しんで読んでもらえる内容になったらいいなと思っています。
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目次
1.そもそものはなし
一昔前だと、フルでデジタルイラストを描こうと思うと
・ペンタブレット、いわゆる板タブ
︵=Wacom社Intuosシリーズなど、PC画面を見ながら手元を動かすタイプ︶
・液晶タブレット、いわゆる液タブ
︵Wacom社Cintiqシリーズなど、筆圧感知があって直接書き込める外付けモニタ︶
の二種類でした。あとは半アナログ・・・たとえばアナログで描いた線画を取り込んでゴミ取り、透過してマウスで着色…という地道に頑張るパターンも多かったように思います。
そもそも長い間、手書き入力デバイスにおいてWacom社以外の選択肢はほぼ無いと言っていい状態が続いていました。液タブに比べればはるかに安価ですが、板タブも上位モデルだと2万以上しますし、液タブなんて十万超えが当たり前、イラストソフトも高価、更にそれを動かすためのPCスペックも要求される……とくれば、デジタルでのお絵かきは素人にはなかなかハードルが高いものでした。
最近ではPC価格も当時よりぐんと下がっていますし、ソフトも無料や安価のものでもプロユースに耐えるものが多くあります。しかし、Wacom社製の液タブは2017年現在でも価格帯が高く、最も廉価なモデルでも10万円、プロ向けの最上位モデルだと40万円近くと、なかなか趣味で楽しむレベルでは手が出せないものです。
この状況に一石を投じた︵と私は思っています︶のがWindowsタブレット。
![ASUS Vivotab Note 8](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2015/02/vivotab-note-8-1.jpg)
ASUS VivoTab Note 8 ご存じのとおり2014年あたりから筆圧感知のデジタイザー搭載のWindowsタブレットが台頭しはじめ、安価なものだとDellのLatitude10やAsusのVivo tabあたりがWacomデジタイザ搭載で絵描き界隈の注目度が高かったです。これらパイオニア的な機種の台頭により、﹁PCとペンタブをそろえるより、手描き機能のあるWindowsタブレットが一台あればPC込みの似非液晶タブレットとしてことたりるのでは?﹂という期待が高まっているのを感じます。 が、当時主流のCPUはAtom。現在の主流イラストソフトのClip StudioやPhotoshopなんかが軽快に動くとはいいがたく、Atomでも動く軽量のペイントソフトだとそもそもタブレットユースを想定した作りになっていないので使用感が非常に悪い・・・・・・ また技術的にも開発途上だったために、ペンの不具合や、遅延にカーソルのずれと言った使用感の悪さもあり﹁ラフスケッチやネームくらいなら頑張ればできるけどメイン張るのは無理……﹂というのが現実でした。そして何より8インチは絵を描くには小さすぎます。そもそもクリエイター向け機種じゃないですしね。 Surfaceシリーズ︵特にPro2︶はこのあたりもかなりの高評価でしたが、しかしお絵かきのためだけに買うとなるとSurfaceはあまりにもいいお値段。いいお値段すぎる。 ところがところが!ここ最近状況は劇的に変わりました。 Wacomのデジタイザ搭載のWindows機種がたくさん出て、クリエイター向けを謳う機種も少なくありません。更にはiPad ProとApple Pencilというペン入力におけるユーザーエクスペリエンスの革命児の登場。﹁ペンなんかいらねーやろ﹂とか言ってた水面下でこんな化け物を開発してたとか……。 iPadProとApple Pencilが化け物な理由はひとえにその﹁アナログ感覚﹂の再現度の高さにあります。視差、遅延等、アナログの動きをデジタルでトレースしていく以上細かな単位で見ていけばズレは必ず起こるはずです。しかしまあ、これはこれは。ペン入力デバイスを触ったことがある人なら確実に革命的な体験ができます。次元が違う! MacユーザーだとiPadProをつないで液タブとして使うとかいう力技もできます︵別途二千円程度の有料アプリが必要︶。触ったことがない人は触りましょう!今後ペン入力デバイスの基準は﹁どれだけApple Pencilに近いか﹂ということになってくるでしょう。 閑話休題。 今回の主目的、イラスト周りの製品の比較をやっていきます。価格別でカテゴリの縦断比較です。年末から年明けに面白いものが沢山お披露目されたので、日本未発売のものも含めています!︵とはいえこの記事を書き始めた一月から忙しさにかまけてあっという間に三ヶ月が経過してしまったので年明けの新製品発表の波には完っ全に乗り遅れてしまいました。すみません。︶
![ASUS Vivotab Note 8](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2015/02/vivotab-note-8-1.jpg)
ASUS VivoTab Note 8 ご存じのとおり2014年あたりから筆圧感知のデジタイザー搭載のWindowsタブレットが台頭しはじめ、安価なものだとDellのLatitude10やAsusのVivo tabあたりがWacomデジタイザ搭載で絵描き界隈の注目度が高かったです。これらパイオニア的な機種の台頭により、﹁PCとペンタブをそろえるより、手描き機能のあるWindowsタブレットが一台あればPC込みの似非液晶タブレットとしてことたりるのでは?﹂という期待が高まっているのを感じます。 が、当時主流のCPUはAtom。現在の主流イラストソフトのClip StudioやPhotoshopなんかが軽快に動くとはいいがたく、Atomでも動く軽量のペイントソフトだとそもそもタブレットユースを想定した作りになっていないので使用感が非常に悪い・・・・・・ また技術的にも開発途上だったために、ペンの不具合や、遅延にカーソルのずれと言った使用感の悪さもあり﹁ラフスケッチやネームくらいなら頑張ればできるけどメイン張るのは無理……﹂というのが現実でした。そして何より8インチは絵を描くには小さすぎます。そもそもクリエイター向け機種じゃないですしね。 Surfaceシリーズ︵特にPro2︶はこのあたりもかなりの高評価でしたが、しかしお絵かきのためだけに買うとなるとSurfaceはあまりにもいいお値段。いいお値段すぎる。 ところがところが!ここ最近状況は劇的に変わりました。 Wacomのデジタイザ搭載のWindows機種がたくさん出て、クリエイター向けを謳う機種も少なくありません。更にはiPad ProとApple Pencilというペン入力におけるユーザーエクスペリエンスの革命児の登場。﹁ペンなんかいらねーやろ﹂とか言ってた水面下でこんな化け物を開発してたとか……。 iPadProとApple Pencilが化け物な理由はひとえにその﹁アナログ感覚﹂の再現度の高さにあります。視差、遅延等、アナログの動きをデジタルでトレースしていく以上細かな単位で見ていけばズレは必ず起こるはずです。しかしまあ、これはこれは。ペン入力デバイスを触ったことがある人なら確実に革命的な体験ができます。次元が違う! MacユーザーだとiPadProをつないで液タブとして使うとかいう力技もできます︵別途二千円程度の有料アプリが必要︶。触ったことがない人は触りましょう!今後ペン入力デバイスの基準は﹁どれだけApple Pencilに近いか﹂ということになってくるでしょう。 閑話休題。 今回の主目的、イラスト周りの製品の比較をやっていきます。価格別でカテゴリの縦断比較です。年末から年明けに面白いものが沢山お披露目されたので、日本未発売のものも含めています!︵とはいえこの記事を書き始めた一月から忙しさにかまけてあっという間に三ヶ月が経過してしまったので年明けの新製品発表の波には完っ全に乗り遅れてしまいました。すみません。︶
2.最上位モデル~予算は潤沢!ありあまる富~(30万クラス)
デジタイザ搭載PC
【ド本命1】Surface Studio $2999(日本未発売)
(公式による紹介動画)
のっけからタブレットじゃなくて恐縮なんですが、これに触れないわけにはいかなかった。デスクトップPCなのでSurface bookと迷いましたが、今後クリエイター向け機種でのポイントになってきそうな﹁ダイヤル型デバイス﹂のパイオニアであるためにこちらを。
こちらの付属品の﹁Surface Dial﹂、動画を見る限り、ディスプレイに直接くっつけて回転させることでカラーパレットを操作したり、描きながらペンサイズを変更できたり、といった感じでしょうね。3D系クリエイターの使用も想定されているようですし、使い方は幅広そうです。ヴィジュアルのクリエイターに限らず、たとえば音楽制作だったら音量やパン、ピッチなんかの操作が直感的にできたりもしそう。タッチパネル+ダイヤルというのは我々の想像以上の革命になるポテンシャルを秘めている気がします。
色々な意味でモンスターな機種ですね。
後述のDell Canvasにもダイヤル型のデバイスがつくことを考えると、今後クリエイターの新しい操作体験の肝となってきそうです。というのも、直接画面に書き込めるとはいえショートカットキー無しでは作業効率が著しく落ちるため、結局イラストを描くときにはキーボードとかをつないで作業するわけです。
それをこのダイヤル一つで完結できるのだとしたら、想像するだけで恐ろしく便利。クリエイター向け市場において新たなるスタンダードになってくることは間違いないでしょう。何よりも画面の大きさ。28インチって。
勿論そんなに大きかったら邪魔、という意見もあるでしょう。しかしやりたいことが本格的になればなるほどワークスペースは大きく確保できる方がいいに決まっています。そもそも価格もスペックもプロ向けの製品ですので、このあたりのものを購入検討するレベルの人は、逆ならいざ知らず、大きくて困るということはないんじゃないかなぁと思います。
筆圧感知は1024レベル。ここは、プロ向けの仕様としてはちょっと弱いですね。惜しいな~。こういうモンスター機種って﹁どのスペック見てもダントツやこれ!これ買っとけば間違いないで!﹂みたいな、ある意味思考停止状態で買わせてほしいんですよ。この値段このコンセプトのものはもう悩む余地なく即決で買いたい。ですので、8092とは勿論言いませんが、2048は乗っけれたんじゃないの、とは思います。
しかしまあ……総合的に見てどうです?この物欲を煽りまくるコンセプト!あくまで個人的な意見にすぎませんが、バジェットがあって置く場所があるんだったら、もう迷わずこれ買ったらいいよ。おもしろすぎるて!これが2999ドルなのは安いと思います。もうね、﹁なんじゃこりゃ!?﹂的なワクワクがすごい。この分野、どこまで行っちゃうんだ!?
Wacom MobileStudio Pro
![Wacom MobileStudio Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_mobilestudio_pro.jpg)
13.3インチ~15.6インチ 181,440円~375,840円 Wacomがガチで作った液タブ一体型PCです。最上位モデルは40万近く。 Wacomシリーズの他機種に付属のペンとは別の、﹁Wacom Pro Pen2﹂付属です。下記の機種に対応しているペンです。 ● Wacom MobileStudio Pro (DTH-W1320,DTH-W1620) ︵これ︶ ● Wacom Citniq Pro (DTH-1320,DTH-1620) ● Wacom Intuos Pro (PTH-660,PTH-860) これ、触ってきました。さすがに店頭機なので写真等はありませんが、筆圧まわりのペン性能に関してはこれ以上ってないのではないでしょうか。ペンサイズをものすごく大きく設定しておいても8192段階もの繊細な筆圧感知によりごく細の線から極太まで自由自在なので、使いこなせれば作業速度は一気に上がるでしょう。 8192・・・桁が違い過ぎて触っても正直私程度では違いが判らない!そんな繊細な筆圧など持ち合わせていなかった! ・・・さて、わざわざWacom機種買う時点でほぼ間違いなくクリエイター系の人だとは思うんですが、……20万出せば液晶タブレットの上位機種が買えるんですよね。確かに16インチもあればそれなりになんでもできるとは思うんですが、これ一本で全部まるっと!となるとプロ向けにしては画面が小さいかな…? そもそも外で仕事の絵を描くのってプロだと守秘義務とかの関係で結構厳しいんじゃ・・・?家で使うんだったらPC買い替えても対応できる液晶タブレットの方がいいんじゃ・・・?ていうか40万もする精密機械持ち歩くの怖すぎやしない・・・!?とかいろいろ考えてしまうなぁ。もちろん、Wacom技術なので、ペン体験に関しては当然のこと、色再現やクリエイターが求めていることは何でもできるでしょう。 ﹁どこへでも持ち運べて一台完結でプロ仕様の本格的な作業ができる﹂事を求めている人には間違いなくベストな一台。たとえば、旅行先でガチスケッチをしたり、海外出張が多いクリエイター職とかね。プロの人ってとにかく筆が早いですからねえ。
Cintiq 27QHD touch(シンティック27キューエイチディータッチ)
![Wacom Cintiq 27QHD Touch](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_cintiq_27qhd_touch.jpg)
345,600円 マルチタッチ機能無の291,600円のモデルもあります。27インチの大型液晶タブレット。液タブの中の液タブ。トップオブザトップ!こちらは筆圧感知2048レベルと、Mobile Studio proに比べるとやや控えめですが、あちらがわけわからんだけで2048は現状の最高レベルです。 Cintiq pro以下のCintiqシリーズのペンはIntuosと共通のスタンダードペンが付属なのですが、こちらは前述のPro Pen2です。関連商品として二本指グローブがあることを鑑みるとパームリジェクション周りが気になります。しかしまあ、何もかも本当にプロ向けの製品ですね。 ただ正直。この価格を出せばPC一体型でも最上位液タブと同じくらいの快適なペン体験が可能でしょう。MobileStudioと比較しての利点……それは画面サイズ。27インチという大きさは、やはりプロの方にとってかなりのメリットなようです。家に作業用のPCがすでに完璧に構築されている場合はこれ一択。QHDの美しい大画面液晶で自由自在なユーザエクスペリエンスが保障されています。 ところがどっこいそれを全部含めてもお釣りが来るのがSurface Studio。液タブもコミコミのハイスペックPCだって同価格帯で買える時代になった今、WACOMの生存戦略が気になります。価格で勝負するのか、品質で勝負するのか。おそらく後者なのでしょう。8192の筆圧感知なんて他社からはそう出ないでしょうしね。 ︻ド本命2︼Dell Canvas 27 1499ドル︵米国3/30発売予定/日本発売未定︶![DELL 新型タブレット](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/dell_new_tab.jpg)
はいそうなんです。今年1月頭にラスベガスで行われたCES 2017で発表されたこちら。DELLが作ったクリエイター向けの液晶タブレットです。しかもSuface Studioと同じダイヤル型のデバイス付。﹁トーテム﹂なる名称だそうです。 ペンはワコムと同じくEMR利用の非アクティブ、パッシブ式です。このあたり、Wacomにユーザーには安心感ありますね。筆圧感知は2048レベル、マルチタッチ︵20点︶に対応している、27インチのQHD液晶……あれ?これどこかで見たスペックですね。 そうなんです、前述のCintiq 27QHD touch(シンティック27キューエイチディータッチ)と非常に似たスペックとなっているのです。で、それにさらに﹁トーテム﹂がつくと… ・・・え!?これ欲しくね!?で、でもお高いんでしょう・・・んん!?値段1499ドル!?予想よりずっと安い・・・ぱっと見では2500ドル前後を予想してました。3000ドル行くだろうとすら思っていましたよ。 ただしまだ詳細な情報が出ていないので待て続報という感じなんですが。しかし注目機種には間違いない。液タブ検討中のお絵かきクラスタのみなさま、見逃してはいけませんぜ!![Microsoft Surface Pro 4](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/microsoft_surface_pro4.jpg)
103,464円~ 家庭での一般使用を想定したPCにかける予算というのはどんなもんでしょう。人によると思いますが、私はいつも大体10~15万前後です。この価格帯で見ていくとやはり外せないのがこれでしょう。 Core m3搭載の128GB SSD4GB RAMのモデルで10万円ちょっと。CPUをi5にアップグレードしても12万と少し。﹁間違いない﹂という安定感がありますね。officeも標準搭載されていますし、これが一台あれば普段使いで困ることはほとんどないでしょう。筆圧感知は1024レベル。これもまた標準。ペンはワコムではなく、N-Trigです。 あくまで総合的な﹁PC﹂としての完成度は高いと思います。しかしお絵かきを主軸としてこちらを購入するのは早計かも。あくまでたまに落書きとかを描く程度、ということであればとても便利な相棒になってくれるとは思いますが。
![Wacom MobileStudio Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_mobilestudio_pro.jpg)
13.3インチ~15.6インチ 181,440円~375,840円 Wacomがガチで作った液タブ一体型PCです。最上位モデルは40万近く。 Wacomシリーズの他機種に付属のペンとは別の、﹁Wacom Pro Pen2﹂付属です。下記の機種に対応しているペンです。 ● Wacom MobileStudio Pro (DTH-W1320,DTH-W1620) ︵これ︶ ● Wacom Citniq Pro (DTH-1320,DTH-1620) ● Wacom Intuos Pro (PTH-660,PTH-860) これ、触ってきました。さすがに店頭機なので写真等はありませんが、筆圧まわりのペン性能に関してはこれ以上ってないのではないでしょうか。ペンサイズをものすごく大きく設定しておいても8192段階もの繊細な筆圧感知によりごく細の線から極太まで自由自在なので、使いこなせれば作業速度は一気に上がるでしょう。 8192・・・桁が違い過ぎて触っても正直私程度では違いが判らない!そんな繊細な筆圧など持ち合わせていなかった! ・・・さて、わざわざWacom機種買う時点でほぼ間違いなくクリエイター系の人だとは思うんですが、……20万出せば液晶タブレットの上位機種が買えるんですよね。確かに16インチもあればそれなりになんでもできるとは思うんですが、これ一本で全部まるっと!となるとプロ向けにしては画面が小さいかな…? そもそも外で仕事の絵を描くのってプロだと守秘義務とかの関係で結構厳しいんじゃ・・・?家で使うんだったらPC買い替えても対応できる液晶タブレットの方がいいんじゃ・・・?ていうか40万もする精密機械持ち歩くの怖すぎやしない・・・!?とかいろいろ考えてしまうなぁ。もちろん、Wacom技術なので、ペン体験に関しては当然のこと、色再現やクリエイターが求めていることは何でもできるでしょう。 ﹁どこへでも持ち運べて一台完結でプロ仕様の本格的な作業ができる﹂事を求めている人には間違いなくベストな一台。たとえば、旅行先でガチスケッチをしたり、海外出張が多いクリエイター職とかね。プロの人ってとにかく筆が早いですからねえ。
液晶タブレット
![Wacom Cintiq 27QHD Touch](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_cintiq_27qhd_touch.jpg)
345,600円 マルチタッチ機能無の291,600円のモデルもあります。27インチの大型液晶タブレット。液タブの中の液タブ。トップオブザトップ!こちらは筆圧感知2048レベルと、Mobile Studio proに比べるとやや控えめですが、あちらがわけわからんだけで2048は現状の最高レベルです。 Cintiq pro以下のCintiqシリーズのペンはIntuosと共通のスタンダードペンが付属なのですが、こちらは前述のPro Pen2です。関連商品として二本指グローブがあることを鑑みるとパームリジェクション周りが気になります。しかしまあ、何もかも本当にプロ向けの製品ですね。 ただ正直。この価格を出せばPC一体型でも最上位液タブと同じくらいの快適なペン体験が可能でしょう。MobileStudioと比較しての利点……それは画面サイズ。27インチという大きさは、やはりプロの方にとってかなりのメリットなようです。家に作業用のPCがすでに完璧に構築されている場合はこれ一択。QHDの美しい大画面液晶で自由自在なユーザエクスペリエンスが保障されています。 ところがどっこいそれを全部含めてもお釣りが来るのがSurface Studio。液タブもコミコミのハイスペックPCだって同価格帯で買える時代になった今、WACOMの生存戦略が気になります。価格で勝負するのか、品質で勝負するのか。おそらく後者なのでしょう。8192の筆圧感知なんて他社からはそう出ないでしょうしね。 ︻ド本命2︼Dell Canvas 27 1499ドル︵米国3/30発売予定/日本発売未定︶
![DELL 新型タブレット](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/dell_new_tab.jpg)
はいそうなんです。今年1月頭にラスベガスで行われたCES 2017で発表されたこちら。DELLが作ったクリエイター向けの液晶タブレットです。しかもSuface Studioと同じダイヤル型のデバイス付。﹁トーテム﹂なる名称だそうです。 ペンはワコムと同じくEMR利用の非アクティブ、パッシブ式です。このあたり、Wacomにユーザーには安心感ありますね。筆圧感知は2048レベル、マルチタッチ︵20点︶に対応している、27インチのQHD液晶……あれ?これどこかで見たスペックですね。 そうなんです、前述のCintiq 27QHD touch(シンティック27キューエイチディータッチ)と非常に似たスペックとなっているのです。で、それにさらに﹁トーテム﹂がつくと… ・・・え!?これ欲しくね!?で、でもお高いんでしょう・・・んん!?値段1499ドル!?予想よりずっと安い・・・ぱっと見では2500ドル前後を予想してました。3000ドル行くだろうとすら思っていましたよ。 ただしまだ詳細な情報が出ていないので待て続報という感じなんですが。しかし注目機種には間違いない。液タブ検討中のお絵かきクラスタのみなさま、見逃してはいけませんぜ!
3.ちょうどいい価格~現実的なラインを攻めよう~︵5~10万︶
デジタイザ搭載タブレットPC
・︻本命1︼ Microsoft Surface Pro 4![Microsoft Surface Pro 4](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/microsoft_surface_pro4.jpg)
103,464円~ 家庭での一般使用を想定したPCにかける予算というのはどんなもんでしょう。人によると思いますが、私はいつも大体10~15万前後です。この価格帯で見ていくとやはり外せないのがこれでしょう。 Core m3搭載の128GB SSD4GB RAMのモデルで10万円ちょっと。CPUをi5にアップグレードしても12万と少し。﹁間違いない﹂という安定感がありますね。officeも標準搭載されていますし、これが一台あれば普段使いで困ることはほとんどないでしょう。筆圧感知は1024レベル。これもまた標準。ペンはワコムではなく、N-Trigです。 あくまで総合的な﹁PC﹂としての完成度は高いと思います。しかしお絵かきを主軸としてこちらを購入するのは早計かも。あくまでたまに落書きとかを描く程度、ということであればとても便利な相棒になってくれるとは思いますが。
こちら、大変参考になる動画を見つけたので貼っておきます。
うっかりApplePencilのダイレクトマーケティングのような内容なのですが、ApplePencilとCintiq Companionの比較動画です。その中でSurfacePro4の実挙動も出ます。見ていただければわかるのですが、スクリーンショットも貼っておきます。
![ApplePencil](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/aopi_appencil.jpg)
こちらがApplePencil![Surfaceペン](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/aopi_sfpen.jpg)
こちらがSurface Pro4 設定にもよると思うので実際に所持していない身としては何とも言えませんが、かなり線が途切れるのが見受けられます。この辺りはやはり﹁そもそもクリエイター用につくられていない﹂ことを飲み込んだ上での検討が必要であることを再確認させられます。 あと何といっても画面サイズ。12.3インチは快適にお絵かきできるよ!とはやはり言い難いものがあります。できなくはないです!しかし作業スペースの狭さは事実。 Surfaceに限りませんが、この価格帯で液タブとPCを一石二鳥してしまおうと目論むのであれば画面サイズは諦めねばなりません。なんにせよ、Surfaceはどこの量販店でもほぼ間違いなく試用ができるので、しっかり試して納得してからがよいでしょう。 Huawai MateBook Pro![Huawei MateBook](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huawei_matebook_pro.jpg)
上記のSurfacePro4と、スペックはほとんどそっくりです。
![ApplePencil](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/aopi_appencil.jpg)
こちらがApplePencil
![Surfaceペン](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/aopi_sfpen.jpg)
こちらがSurface Pro4 設定にもよると思うので実際に所持していない身としては何とも言えませんが、かなり線が途切れるのが見受けられます。この辺りはやはり﹁そもそもクリエイター用につくられていない﹂ことを飲み込んだ上での検討が必要であることを再確認させられます。 あと何といっても画面サイズ。12.3インチは快適にお絵かきできるよ!とはやはり言い難いものがあります。できなくはないです!しかし作業スペースの狭さは事実。 Surfaceに限りませんが、この価格帯で液タブとPCを一石二鳥してしまおうと目論むのであれば画面サイズは諦めねばなりません。なんにせよ、Surfaceはどこの量販店でもほぼ間違いなく試用ができるので、しっかり試して納得してからがよいでしょう。 Huawai MateBook Pro
![Huawei MateBook](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huawei_matebook_pro.jpg)
上記のSurfacePro4と、スペックはほとんどそっくりです。
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薄さにこだわっているのは大きな特徴の一つ。色々と割り切った製品コンセプトになっています。USB Type-Aを完全に捨て、Type-Cで接続する﹁MateDock﹂に端子系を預けることによって6.9ミリの薄さを実現。筐体の見た目はむしろ、iPadに近いですね。Wi-fiモデルのみのようですが、この取り回しの良さならSimフリーモデルがあっても良かったと思うなぁ~。
カメラがないのも、せっかくの薄型タブレットなのだからどこにでも持って行って相棒にしたい…という人には大きなデメリットになりそう。肝心のペンは、筆圧感知2048レベルのWacomAES方式です。お絵かきクラスタを意識していると思います。Surfaceとは違いWacom ペンですので、Wacomユーザーに安心。発売前からクラスタの注目を集めていたこともあって、イラスト用途での評価も高いようです。値段も7万円台とお買い得。
HP Pro x2 612 G2
![HP Pro x2](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/ho_pro_x2.jpg)
ウインタブ記事‥HP Pro x2 612 G2 - 12インチSurfaceタイプ、﹁黒いElite x2﹂って感じですごくカッコいいよ! HPから、こちらも2048レベルのWacomAES方式のペン採用。画面サイズは12インチとこの価格帯の﹁常連﹂サイズです。まあ、描くにはちょっと狭いよね。。。CPUにi7積んでも12万ほどで買えるお手頃感はとてもいいと思います。スペックなど詳しくはウインタブに紹介記事がありますので、是非ご確認ください。
Cintiq 13HD (DTK-1301/K0)
![Wacom Cintiq 13HD](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_cintiq_13hd.jpg)
107,784円 10万以内で買えるWacom液タブとなるとこの機種一択になります。板タブから液タブに変えた人の反応って両極端で、﹁革命的に楽になった!﹂人か﹁合わない、結局板タブに戻った…﹂のどちらかな印象です。性能はやはりWacom製なので大変な高評価。 フルHD/IPS液晶/筆圧2048レベル。このスペックをよく覚えていてください。ぐんぐん台頭している海外勢廉価液タブの比較対象としてひっぱりだされるのがこの機種です。 そう、海外勢が5~8万円台で大型の液晶タブレットを打ち出しています。充電式の独自ペン搭載で、筆圧も2048レベルのものが多く侮れません。評価はやはり個人差により分かれるようですが、全体をざらっと流し見した印象としては 良い点 ・圧倒的コストパフォーマンス︵20インチレベルの大型液タブはWacomなら20万超え︶ ・画面の美しさ 悪い点 ・ドライバの問題︵Wacomドライバと共存できない/つまりWacomペン搭載の2 in 1機なんかを想定するとそもそも動かない︶ ・遅延、視差、耐久性やサポートなどはWacomに劣る︵しかし、十分使用に耐えるレベル︶ など、海外廉価製品にありがちな価格というメリットとその他のデメリットのトレードオフの関係であることがうかがえます。 また、日本語サポートは期待できませんので、何かあった時に自分で何とかできる人でないと厳しいでしょう。 個人的に気になる大型機種をいくつかピックしました。 XP – Pen Artist ($487/22インチ)
22インチ画面液晶タブレット。日本アマゾンでは売り切れていましたが、米アマゾンからフリーシッピング可能なようです。しかしなんとも情報の少ない。HPに発売価格すら乗っていないとは…。
それにしてもHD/IPS液晶/2048レベルの筆圧感知に22インチで500ドル以内というのは衝撃の価格です。公式HP日本語版に﹁ポロのための…﹂とかちょっとした誤訳がちらほらあるのがむしろそれらしくて好感持てちゃう。会社概要によれば資本は日本のようですがオフィスは台湾とのこと。
さて、米アマゾンのレビューを見てみましたが、☆4以上の評価をつけている人が85パーセントと、なかなかの高評価です。Cintiq Companionと比較しているレビューが多かったですが、画面の美しさや使い勝手、コスパについて絶賛する声が多く見受けられました。悪い点はやはりドライバの件と︵Wacomドライバと競合する︶、安っぽい…とのこと。
安っぽいっていうか、……安いんやで!
大画面液晶タブレットをこの価格で入手できるのも海外製ならでは。場所があってメインマシンを既にお持ちなら、予算内での選択肢としては十二分な価値がありそう。
Ugee UG-2150︵62,599円/21.5インチ︶
日本アマゾンにあまりレビューがなかったので覗きに行った米アマゾンでは409$でした。レビュー133件で★4。かなりの高評価ですね。こちらもIPS液晶/筆圧感知2048レベル。
日本アマゾンでも出品者によって値段がばらついてますが、21.5インチが6万円台とやはり破格。悪いレビューをつけている人はほとんどがドライバの不具合によるもので、価格と使い心地に満足している人がほとんどのようです。
発色の癖・ポインタとの視差などをデメリットとして見かけましたが、そのほとんどに﹁鳴れれば平気だし価格を考えれば気にならない﹂というコメントがついていたので、多くの方にとって許容範囲内なのでしょう。
HUION GT-220V2︵67,999円/21.5インチ︶
![HUION GT 220 V2](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_gt_220_v2.jpg)
米アマゾンでの評価は20レビューほどで96パーセントの人が★4以上と高評価です。数が少ないのが気になりますが・・・売れている機種のはずなんですがね。 キャリブレーションや設定周りをいじって快適な環境を構築する…という作業はWACOM機種を使うときよりもハードルが高いようですが、IPS液晶の美しさや、使い心地等を考慮すると十分に﹁使える﹂レベルであるようです。HUIONは日本語サポートがあるようですが対応は雑だということ。まああるだけありがたいですね。 とりあえず廉価液タブのメジャーどころ三機種引っ張ってみましたが、総括すると﹁趣味で使う分には十分に買い﹂ということに終始します。 ワコムよりいい、というコメントも見られましたが印象としては﹁流石に言い過ぎ﹂かなとは思います。勿論実際使っていないのでわかりませんが、レビューを流し読みした印象です。 安かろうなら悪かろうな部分もあるので、それを価格というメリットで目をつぶれるか、という話ですね。Wacomの方が高価ですが、何年もつかうことになるものですし、数万円の値段差分の価値があることは確かでしょう。その辺は本当に人それぞれでどこに重きをおくか、ということになってくると思います。 ところで、予算価格帯別で考えたとき、PC一体型の場合は画面サイズが犠牲になりますが、最上位機種だと同じくらいの価格帯で画面サイズもほぼほぼ同じなのが面白いですね。![Cube Mix Plus 筺体](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2016/11/cube_mix_plus-1.jpg)
以前にレビューしたi7Bookは今や私の相棒なので、以来すっかりcube製品が気になる私ですが、こちらは10.6インチのIPS液晶にWacomペン、Kaby Lake Core M3搭載とスペック的にも非常においしい機種です。ストレージがSSDなのも高ポイントです。 この機種についてはnatsukiさんがとても詳しくレビューされていますのでぜひご参照ください。 Cube Mix Plus ― イラスト作成用に、バランスの良さが光るワンランク上のタブレット︵実機レビュー‥natsuki︶ 手前味噌で恐縮ですが、私がレビューした前身機のi7Bookのレビューも、ご参考までに。 Cube i7 Book - 絵描きさん必見!クリップスタジオで快適お絵かき!︵読者レビュー第2回‥あおぴさん︶ Teclast X5 Pro $469.99![Teclast X5 Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/01/teclast_x5_pro-1.jpg)
ウインタブ紹介記事‥Teclast X5 Pro - 12.2インチ、Kabylake搭載のハイスペックな中華タブレット、いよいよ販売開始 12.2インチ!IPS液晶!Core M3にSSD、いいやん!…と飛びつくには早かった。スタイラスペンがついていることは間違いなさそうなのですが、詳細がどこにものってなーい!紹介ページでエクスペンダブルズ観てるあたりとかとても高好感度なんですけどね。ヘイルシーザーかっこいいよ︵超個人的趣味︶。 これがWacomペンだったら個人的には文句なしに﹁買い﹂なのですが、イラストを用途に据えて考えると、Venue 8 Proで痛い目に遭っているのでWacom 以外のペンには慎重になってしまいます。注目機種には間違いないので、買った人のレビューが出るまで様子見かなぁと思っています。 10インチ前後というのは、絵を描くにはギリギリのサイズだと思います。経験上、この下、具体的には8インチとかだとかなり厳しくなってきます。が、10インチあればまあ工夫すれば行ける。そりゃもちろん、高クオリティの大作絵となってくると難しいでしょうが…。 ハイなプライオリティはどこか?コスパでしょ!ってことで、描ければよかろうなのだの発想です。ある程度妥協も必要です。 なんたって$500以下ですからねぇ。Wacomだったら板タブの値段ですもの。もちろん高品質な板タブも良いものではありますが、画面に直接書き込むわくわく感や快適さがこのお値段で味わえるのは非常に魅力的なメリットです。
HUION GT-190S 42,548円
![HUION GT 190S](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_gt_190s.jpg)
前項で紹介したHUIONの液晶タブレット。19インチなら5万円以内で買えます。UgeeやXPも、海外勢タブレットはどれも画面サイズ落とせば値段もがっつり落として買えるので、兼ね合いだとおもいます。19インチは十二分に使える大きさですしね。 Parblo Coast10 29,999円![Parblo Coast10](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/parblo_coast10.jpg)
逆にちっさいやつもあります。10インチと小さ目サイズですが、筆圧感知は2048レベルと本格派。この価格でClip Studio Proがついてくるというのも魅力的です。 大きいと場所をとるしストロークが大きいので腕が疲れるというデメリットもありますし、板タブからの移行にはちょうどいい大きさかもしれません。
XP-Pen Artist10S 35,699円
![XP Pen Artist](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/xp_pen_artist2.jpg)
こちらも、米アマゾンで★5レビューが79%と高評価の、XPの10インチタイプです。
Wacom Intuos Pro M 42,984円
![Wacom Intuos Pen M](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_intuos_pro_m.jpg)
8192レベルの筆圧感知を誇るWacomの板タブ、フラグシップ機です。Wacom pro pen2が使える一番廉価な選択肢ともいえます。USB/Bluetoothに対応しているので環境にあった接続が選べます。また、別売りのオーバーレイシート(3種類:スムース、スタンダード、ラフ)によりお好みの書き心地が選べます。 板タブレットの最高峰と言えるでしょう。性能を絶賛する声とともに、ドライバの不具合と替え芯の改善を望むレビューが多く見受けられました。
HUION H610 PROペンタブレット 8725円
![HUION H610 Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_h610_pro.jpg)
HUIONで同サイズくらいのものだと8725円。2048レベルの筆圧感知、充電式のペンです。119レビューのうち93件が★4以上と好評価のようです。
![HP Pro x2](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/ho_pro_x2.jpg)
ウインタブ記事‥HP Pro x2 612 G2 - 12インチSurfaceタイプ、﹁黒いElite x2﹂って感じですごくカッコいいよ! HPから、こちらも2048レベルのWacomAES方式のペン採用。画面サイズは12インチとこの価格帯の﹁常連﹂サイズです。まあ、描くにはちょっと狭いよね。。。CPUにi7積んでも12万ほどで買えるお手頃感はとてもいいと思います。スペックなど詳しくはウインタブに紹介記事がありますので、是非ご確認ください。
液晶タブレット
・![Wacom Cintiq 13HD](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_cintiq_13hd.jpg)
107,784円 10万以内で買えるWacom液タブとなるとこの機種一択になります。板タブから液タブに変えた人の反応って両極端で、﹁革命的に楽になった!﹂人か﹁合わない、結局板タブに戻った…﹂のどちらかな印象です。性能はやはりWacom製なので大変な高評価。 フルHD/IPS液晶/筆圧2048レベル。このスペックをよく覚えていてください。ぐんぐん台頭している海外勢廉価液タブの比較対象としてひっぱりだされるのがこの機種です。 そう、海外勢が5~8万円台で大型の液晶タブレットを打ち出しています。充電式の独自ペン搭載で、筆圧も2048レベルのものが多く侮れません。評価はやはり個人差により分かれるようですが、全体をざらっと流し見した印象としては 良い点 ・圧倒的コストパフォーマンス︵20インチレベルの大型液タブはWacomなら20万超え︶ ・画面の美しさ 悪い点 ・ドライバの問題︵Wacomドライバと共存できない/つまりWacomペン搭載の2 in 1機なんかを想定するとそもそも動かない︶ ・遅延、視差、耐久性やサポートなどはWacomに劣る︵しかし、十分使用に耐えるレベル︶ など、海外廉価製品にありがちな価格というメリットとその他のデメリットのトレードオフの関係であることがうかがえます。 また、日本語サポートは期待できませんので、何かあった時に自分で何とかできる人でないと厳しいでしょう。 個人的に気になる大型機種をいくつかピックしました。 XP – Pen Artist ($487/22インチ)
![XP Pen Artist](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/xp_pen_artist.jpg)
![UGEE UG 2150](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/ugee_ug_2150.jpg)
![HUION GT 220 V2](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_gt_220_v2.jpg)
米アマゾンでの評価は20レビューほどで96パーセントの人が★4以上と高評価です。数が少ないのが気になりますが・・・売れている機種のはずなんですがね。 キャリブレーションや設定周りをいじって快適な環境を構築する…という作業はWACOM機種を使うときよりもハードルが高いようですが、IPS液晶の美しさや、使い心地等を考慮すると十分に﹁使える﹂レベルであるようです。HUIONは日本語サポートがあるようですが対応は雑だということ。まああるだけありがたいですね。 とりあえず廉価液タブのメジャーどころ三機種引っ張ってみましたが、総括すると﹁趣味で使う分には十分に買い﹂ということに終始します。 ワコムよりいい、というコメントも見られましたが印象としては﹁流石に言い過ぎ﹂かなとは思います。勿論実際使っていないのでわかりませんが、レビューを流し読みした印象です。 安かろうなら悪かろうな部分もあるので、それを価格というメリットで目をつぶれるか、という話ですね。Wacomの方が高価ですが、何年もつかうことになるものですし、数万円の値段差分の価値があることは確かでしょう。その辺は本当に人それぞれでどこに重きをおくか、ということになってくると思います。 ところで、予算価格帯別で考えたとき、PC一体型の場合は画面サイズが犠牲になりますが、最上位機種だと同じくらいの価格帯で画面サイズもほぼほぼ同じなのが面白いですね。
4.超コスパ!最小限投資で楽しく描こう!︵5万円以内︶
デジタイザ搭載タブレットPC
・Cube Mix Plus $319.99︵Banggoodクーポン価格︶![Cube Mix Plus 筺体](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2016/11/cube_mix_plus-1.jpg)
以前にレビューしたi7Bookは今や私の相棒なので、以来すっかりcube製品が気になる私ですが、こちらは10.6インチのIPS液晶にWacomペン、Kaby Lake Core M3搭載とスペック的にも非常においしい機種です。ストレージがSSDなのも高ポイントです。 この機種についてはnatsukiさんがとても詳しくレビューされていますのでぜひご参照ください。 Cube Mix Plus ― イラスト作成用に、バランスの良さが光るワンランク上のタブレット︵実機レビュー‥natsuki︶ 手前味噌で恐縮ですが、私がレビューした前身機のi7Bookのレビューも、ご参考までに。 Cube i7 Book - 絵描きさん必見!クリップスタジオで快適お絵かき!︵読者レビュー第2回‥あおぴさん︶ Teclast X5 Pro $469.99
![Teclast X5 Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/01/teclast_x5_pro-1.jpg)
ウインタブ紹介記事‥Teclast X5 Pro - 12.2インチ、Kabylake搭載のハイスペックな中華タブレット、いよいよ販売開始 12.2インチ!IPS液晶!Core M3にSSD、いいやん!…と飛びつくには早かった。スタイラスペンがついていることは間違いなさそうなのですが、詳細がどこにものってなーい!紹介ページでエクスペンダブルズ観てるあたりとかとても高好感度なんですけどね。ヘイルシーザーかっこいいよ︵超個人的趣味︶。 これがWacomペンだったら個人的には文句なしに﹁買い﹂なのですが、イラストを用途に据えて考えると、Venue 8 Proで痛い目に遭っているのでWacom 以外のペンには慎重になってしまいます。注目機種には間違いないので、買った人のレビューが出るまで様子見かなぁと思っています。 10インチ前後というのは、絵を描くにはギリギリのサイズだと思います。経験上、この下、具体的には8インチとかだとかなり厳しくなってきます。が、10インチあればまあ工夫すれば行ける。そりゃもちろん、高クオリティの大作絵となってくると難しいでしょうが…。 ハイなプライオリティはどこか?コスパでしょ!ってことで、描ければよかろうなのだの発想です。ある程度妥協も必要です。 なんたって$500以下ですからねぇ。Wacomだったら板タブの値段ですもの。もちろん高品質な板タブも良いものではありますが、画面に直接書き込むわくわく感や快適さがこのお値段で味わえるのは非常に魅力的なメリットです。
液タブ
![HUION GT 190S](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_gt_190s.jpg)
前項で紹介したHUIONの液晶タブレット。19インチなら5万円以内で買えます。UgeeやXPも、海外勢タブレットはどれも画面サイズ落とせば値段もがっつり落として買えるので、兼ね合いだとおもいます。19インチは十二分に使える大きさですしね。 Parblo Coast10 29,999円
![Parblo Coast10](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/parblo_coast10.jpg)
逆にちっさいやつもあります。10インチと小さ目サイズですが、筆圧感知は2048レベルと本格派。この価格でClip Studio Proがついてくるというのも魅力的です。 大きいと場所をとるしストロークが大きいので腕が疲れるというデメリットもありますし、板タブからの移行にはちょうどいい大きさかもしれません。
![XP Pen Artist](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/xp_pen_artist2.jpg)
こちらも、米アマゾンで★5レビューが79%と高評価の、XPの10インチタイプです。
板タブ
![Wacom Intuos Pen M](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/wacom_intuos_pro_m.jpg)
8192レベルの筆圧感知を誇るWacomの板タブ、フラグシップ機です。Wacom pro pen2が使える一番廉価な選択肢ともいえます。USB/Bluetoothに対応しているので環境にあった接続が選べます。また、別売りのオーバーレイシート(3種類:スムース、スタンダード、ラフ)によりお好みの書き心地が選べます。 板タブレットの最高峰と言えるでしょう。性能を絶賛する声とともに、ドライバの不具合と替え芯の改善を望むレビューが多く見受けられました。
![HUION H610 Pro](https://win-tab.net/wp-content/uploads/2017/04/huion_h610_pro.jpg)
HUIONで同サイズくらいのものだと8725円。2048レベルの筆圧感知、充電式のペンです。119レビューのうち93件が★4以上と好評価のようです。
コメント
iPad proってのは絵描きにとってどうなのでしょう?
こんにちは、コメントありがとうございます。手書きという点ではWindowsユーザーが地団駄踏むレベル、ということのようです。
HMNさん、こんにちは、コメントありがとうございます。かなりレベルの高いお話なので、私にはついていけません…。少しだけかじってみる、ということならWindowsタブレットでも楽しいんじゃないか、とは思うんですけどね。
HPのElite x2を使ってる身として後継機のPro x2が出ていて安心しましたw
PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そうでした、PYUさんはElite x2オーナーでしたよね!絵描きさんにはSurfaceタイプの製品は相当使いやすいのでは?キックスタンドも生きそうに思われます。
TBヘッダ環境があるマザーとか無いし(白目)
winタブのTB3だけならあるんだけど(白目)
ららら
こんにちは、コメントありがとうございます。ご、ごめんなさい!何のことかよくわからない…。
すいません
新型Cintiq pro16のネタです
大半の液タブユーザーはデスクトップPC+外付けGPUで
事実上Thunderbolt3端子対応PC専用になってしまい大変な事になっています
(外部GPU経由のType-C Altmode関連の複雑な話なので割愛)
そしてThunderbolt3は特殊な規格なので増設できるマザーも限られます
あ、ちなみにAMDはryzen世代も含めて全滅です
これは流石に酷すぎます・・・
こんにちは、コメントありがとうございます。貴重な情報に感謝です。しかし、私液タブ使ったことないですが、engadgetのhttp://japanese.engadget.com/2017/04/03/pc-cintiq-pro-16-4k/ですね?高級液タブが高級PCを要求かあ。これ使ってる人はかなりの技術がある人なんですよね?engadet読んで思ったんですけど、仕様変えてきそうな気もしますね。
どんな機種でもまともに描けないウチ(私)がいるw
目指すのは「はめ込み絵」みたいなのですが・・・いろんな物がつて行けてない。
Jumper EZPad 5SEも全然こなせてないし・・・う~ん、基礎技術とアイディア欲しいです。黒歴史はスクラップブックでなくコレに収まるのでソレはソレでOKなんですがw一番の問題はCintiq Companioが普通のWindowsタブレット化してることですがwクリスタもうちょっとシンプルにならないかな~・・・と他の方々と逆の事言ってますね・・・ウチ。
NIAさん、こんにちは、コメントありがとうございます。いやいや、ブタさんの絵はよかったですよ!描画技術も大切だけど、コンセプトとか頭に浮かぶイメージとか、そういうことも大切ですよね!誰とは言いませんけど、絵がど下手なマンガが大ヒットしたりするじゃないですか。
デジタルでのお絵かきはフィーリングに一番気を使わないといけないので難しいですよね
しっかり分かったうえで割り切れる人は安いものでもN-trigでも買って試せばいいんですが、そうじゃない人にはWacomのパッシブ方式以外は勧めたくはないですね個人的に
製品のせいでフィーリングが悪くて「デジタルはこんなものか」で終わってしまうともったいないですし
Wacomパッシブは最低オン荷重と筆圧、ペンの書き心地が良く、N-trigは視差が少ないのがいいですよね
でも最近はN-trigもペン先を工夫して書き心地が良くなっていたり、Wacomパッシブもガラスと空気層が薄くなって視差が少なくなっていたりでフィーリングはかなり改善されてます
AppleとWacomAESをしっかり触ったことがないので次はWacomAES買って比べたいですねー
mizさん、こんにちは、コメントありがとうございます。うちの読者、なにげにすごい人達なのね、と思います、はい。というかこの領域だと本当に私はなんにも言えません…。
中華タブ使う位ならヤフオクでWACOMの業務用液タブの中古は?
程度の良いのもあります。
21インチワイドで1万くらい。ペンもintuosのが使えWACOMからドライバーも落とせます