お金は人を幸せにするか

通勤に1時間を要する人の場合、職場に歩いて通える人と同程度の満足度を得るためには、その人よりも40%多くお金を稼がなければならない──お金と幸福の関係について考察。
お金は人を幸せにするか
Flat red wallet with card and cash image from Shutterstock

贅沢な生活から必ず利点が得られるわけではなく、得られるものが減少していくこともあるということについて、デイビッド・ブルックスは『New York Times』紙に優れたコラムを書いている。




Hillel HouseChabad House



The Lost City

2002

しかし問題は、われわれがこの原則に従ってお金を使うわけではないということだ。われわれは、ロレックスの時計やルイ・ヴィトンのバッグ、プラダのTシャツといったものにお金を費やしたがる。

「U指数」(U-index)というものがある(Uは「unpleasant(不快な)」「undesirable(好ましくない)の略)。以下は、米国中西部のある都市に住む女性1,000人余りを対象にした調査の結果だ。

女性たちが不快な状態で過ごしていた時間は、朝の通勤時間の29パーセント、勤務時間の27パーセント、子どもの世話をしている時間の24%、家事をしている時間の18パーセント、テレビを観ている時間の12パーセント、そしてセックスをしている時間の5パーセントを占めていた。


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New Yorker

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TEXT BY JONAH LEHRER

TRANSLATION BY TOMOKO TAKAHASHI/HIROKO GOHARA/GALILEO