日本の警察庁、匿名化ツール「Tor」のブロックをサイト管理者に促す

日本の警察庁はパソコン遠隔操作事件をきっかけにして、匿名化ツール「Tor」への対策のほか、警察職員たちにハッカーコミュニティーとの交流を促そうとしている。
日本の警察庁、匿名化ツール「Tor」のブロックをサイト管理者に促す
TorThe Onion RouterTorWikipedia

日本の警察当局は、サイバー犯罪の捜査で糸口をつかめないことを懸念して、発信元の特定を困難にする匿名化システム「Tor」の利用をブロックするよう、サイト管理者に協力を求める構えだ。

毎日新聞の記事(英文記事はこちら)によると、警察庁はサイト管理者に対し、Tor「悪用」と関係した利用者をブロックするように要請する予定だという(同システムが経由地に使うパソコンのうち、最後の3台目に割り当てられたIPアドレスの一覧が公開されている点に着目。このIPアドレスからアクセスがあった場合、通信を遮断するようにすれば犯罪抑止に一定の効果があると提言した)。

2012年、「鬼殺銃蔵」と名乗るハッカーが、日本各地のコンピューターを遠隔操作して、電子掲示板に殺人予告の投稿を始めた。警察は使われたIPアドレスから4人を逮捕し、報道によれば自白を「引き出した」が、容疑者らが拘束されている間もハッカーの投稿が続き、警察は屈辱的な謝罪を余儀なくされた。


30

Tor使

Tor418

Tor 

Tor Tor



TorTorTor2007Tor使100

422Tor

TEXT BY IAN STEADMAN

TRANSLATION BY RYO OGATA/GALILEO