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BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る
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印刷2011/12/17 00:00

インタビュー

BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

   BOT使RMTRMT

画像集#005のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

「ドラゴンネスト」
画像集#011のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る
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画像集#006のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

「ドラゴンネスト」公式サイト




2010年5月〜2010年8月
不正行為対策に四苦八苦する時期


運営プロデューサー 杉浦 俊輔氏
画像集#001のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る
 ドラゴンネストは,2010年上半期の国内オンラインゲームを代表すると言っても過言ではないタイトルであった。ゲーマーからの注目度が高かったが,それゆえ“業者”にとっても早い段階から目を付けるに値するタイトルとなってしまったようだ。2010年5月27日のオープンβテスト開始直後からBOTキャラクターが少しずつ見えはじめ,6月9日の正式サービスを機に,その動きが一気に活性化してきたのだ。

 ドラゴンネストの運営チームは,この非常事態にただちに対策を行ったが,結果としては不十分な対応で終わった。具体的には,不正行為キャラクターを目視で確認してアカウント停止/剥奪といった制裁措置を行っていたが,BOTキャラクターの数があまりにも多く,まったくといっていいほど制裁措置が追いつかなかったのである。

 仮にクライアントのアップデートでBOTを封じても,そのプログラムを解析した業者が,BOTツールをアップデートしてくる。BOTキャラクターの数や業者のスピードは,運営チームの想像を大きく上回っていたのだという。
 例えばパケット監視用のセキュリティソフト(ドラゴンネストの場合は「ハックシールド」)をアップデートしても,その後たったの「3時間程度」で再び破られてしまっていたというのだから驚きだ。

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画像集#009のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る



2010年9月〜2011年1月
制裁と不正行為のイタチごっこが続く


 「目視の確認作業だけではBOTキャラクターに対処しきれない」

 苦労の末そう悟った運営チームは2010年の秋頃,BOTキャラクターの傾向を分析し,不正行為を自動的に探知/制裁するためのシステムを作ることを決意する。
 当時,ドラゴンネストの杉浦プロデューサーが運営チームに与えた指令は,「BOTキャラクターを“セントヘイブン”に行かせるな!」というもの。セントヘイブンはレベル24以上で移動できる拠点エリア,つまりハイレベルに達する前に何としても食い止めよ,という意味だ。

画像集#012のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

 

 BOT

運営ディレクター 山縣 周一氏
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GMチームリーダー 星山 頼祥氏
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 Web/稿調

画像集#018のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

 プレイヤー側で行える主な自衛方法を挙げると,定期的なパスワードの変更は基本だが,それ以上に大きな効果があるのは「ワンタイムパスワード」の導入である。ハンゲームではワンタイムパスワードのシステムを提供しているが,この利用者でアカウントハックの被害に遭っている人は「ゼロ」だという(NHN Japan 泉原氏のセミナーより)。有効な自衛手段として,ドラゴンネストのプレイヤーはぜひともワンタイムパスワードを導入してほしいとのことであった。

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 運営スタッフによると,現在のドラゴンネストでは,RMT業者の活動がほぼ収束しているという。プレイを休止しているアカウントがハックに遭うなど,被害が完全にゼロになったというわけではないものの,少なくとも(以前のように)BOTキャラクターが大っぴらに活動するようなことはもうない,とのことだった。

 オンラインゲームの注目作にとっては半ば宿命といえるBOTキャラクターやRMT業者だが,その対策や経緯の詳細が,こうやって表に出てくるのは稀である。それだけ運営チームにとって,一連の対策に自信があるということなのだろう。ちなみにドラゴンネストの業者対策がここまでうまくいっている国は,日本だけなのだそうだ。

画像集#013のサムネイル/BOT業者の活動を“ほぼ壊滅”に追いやるまでの軌跡――「ドラゴンネスト」運営チームによる1年半の不正行為対策を振り返る

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 BOT
 

 
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