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ミニコミ2.0 ミニ・コミュニケーションとメディアの行方 単行本(ソフトカバー) – 2011/2/24
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社KAI-YOU
- 発売日2011/2/24
- ISBN-104990523512
- ISBN-13978-4990523510
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登録情報
- 出版社 : KAI-YOU; 初版 (2011/2/24)
- 発売日 : 2011/2/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4990523512
- ISBN-13 : 978-4990523510
- Amazon 売れ筋ランキング: - 677,919位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
東京工業大学准教授。博士(政策・メディア)。
専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家とソーシャル・エンタプライズ、政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。
1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大大学院特別招聘准教授を経て、2015年9月から東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。2016年4月より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。
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この判型や文体を見ると、かつて広告業界にあった「広告批評」を思い出す。その当時には分からなかったが、無くなった今思うのは、業界内からの健全な批判こそが、業界の進化を生み出してたということである。そういった意味で「ミニコミ」という小さなメディアに、これだけの錚々たるメンバーが終結し、批評を行っていることこそが一つの事件であり、新しいメディアへの可能性を感じることでもある。
◆本書の目次
1 出版
宇野常寛×黒瀬洋平×橋本倫史 ミニコミ・コミュニケーション
宇野常寛×速水健朗 「誰でもメディア時代」の雑誌
小林弘人×新城カズマ 「誰でもメディア」時代の情報戦略
市川真人×西田亮介 メディアと流通の未来
2 放送/空間
そらの Liveメディアが情報を繋ぐ
李明喜 後期デザインへ
3 インターネット
片桐孝憲 pixivを巡るコミュニケーションとプラットフォーム
湯川鶴章 情報化社会の条件
津田大介 Twitterの公共性とミニメディアの可能性
4 メディア
東 浩紀 メディアを考える、メディアから考える
印象的なのは、いずれの語り手も「ミニコミ」を礼賛もしていなければ、否定もしていないということである。それは「マスコミ」に対しても同じような態度であり、各人が特有のバランスで臨んでいる様子が伺える。
その中で新しく見えてきたものは「メタメディア」という概念である。「メディアのためのメディア」、「送り手のためのメディア」と言ったら良いだろうか。かつての自己満足型の閉じた「ミニコミ」とは違い、新しい「ミニコミ」は、シーンへの影響力や積極的な関与を希求する。ミニコミの先にいる1000人が、さらにその先の10万人に網状に広げるために、レガシーメディアたる「マスコミ」をどのように組み込むのか、そして「ミニコミ」が「メタメディア」としてどのような役割を担うのか、そこが今後の争点になってくるのではないだろうか。
この状態が「マスコミ」から「ミニコミ」へという大きな変化の過渡期に生じた「つなぎ」としての状態にすぎないのか、そして「メタメディア」という概念が「ミニコミ」や「マスコミ」にどのような変容をもたしていくのか。今後の動向に向けて、非常に興味深い示唆を得た一冊であった。
マスコミに対してミニコミ。
従来とは違う仕組みで世の中に発信をしている人たちに話を聞いた本。
巻末には津田さんと東浩紀さんのインタビューも掲載されている。
ミニコミは情報発信が誰にでも可能になったこれからの可能性について語られているのだけれども、好きなことをやりたいで終わるのはサークルレベルで終わってしまう。
シーンを変えたいと思わなければミニコミも終わるだろうと語られている。
世界を変えるにはメンドくさい付き合いをしなくてはならないようです。
何かを作りたい人にはオススメの一冊です。