ポオ異界詩集

エドガー・A・ポオ Edger A. Poe

大久保ゆう編訳






挿絵1

 
 

 
 


 
 

 
 


 
 

 
 


 
 

 
 


挿絵2



挿絵3



















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挿絵4



挿絵5

 

西


殿殿


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殿























 












挿絵6














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使











挿絵7




 使
殿
 

 
使
 殿


 

 

 
沿
 


 

 調

 

 姿


 殿

 

 

 


 

 

 

 


 

 調

 

 

挿絵8



 辿
 使
 
 
 
 

   

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 湿
 
 
  
 
 
 
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 姿()
 
 
 

 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 

 辿
 使
 
 
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挿絵9



幼少のころから他人ひととはちがっていた
おれ――他人とは見えるもののちがっていた
おれ――そこいらのただの泉からは
このおれの想いはわいてこない――
同じ源からではこのおれの悲しみは
得られない――同じような音色では
このおれの心に喜びが芽生えたりしない――
そしてただ好き――おれひとり好きだったのは――
あのころの――幼いころの――まさに嵐の人生の
未明のころの――あらゆる善悪の彼岸から引き
出された、いまだおれを縛りつけるあの謎よ――
あの急流やあの水源からの――
あの山の赤肌の崖からの――
あの秋の黄金色に包みつつ
おれの周りをめぐった太陽からの――
舞うようにおれの前を過ぎていった
あの空のいなづまからの――
あの雷からあの嵐からの――
それこそあの雲がかたちを変えて
(青い空のそこだけが)
妖魔になったのを目のあたりにして――

挿絵10





翻訳の底本:Edgar Allan Poe (1912) "The Bells and Other Poems"
   上記の翻訳底本は、著作権が失効しています。
   2020(令和2)年1月19日〜29日翻訳
   2020(令和2)年10月7日青空文庫公開
※挿絵は、エドマンド・デュラック(1882-1953)によるものです。
※この翻訳は「クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス」(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)の下で公開されています。
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翻訳者:大久保ゆう
2020年7月27日作成
青空文庫収録ファイル:
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