猿小僧

夢野久作






 
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 小僧が久し振りに山奥の猿の都へ帰って来ると、猿共は泣いて喜んだ。小僧も生れて始めて嬉し泣きに泣いた。そして云った。
「人間の都より猿の都の方が余っ程いい。もう決してここを出て行かないから安心しておくれ」





底本:「夢野久作全集1」ちくま文庫、筑摩書房
   1992(平成4)年5月22日第1刷発行
初出:「九州日報」
   1920(大正9)年1月
※底本の解題によれば、初出時の署名は「萠圓山人ほうえんさんじん」です。
入力:柴田卓治
校正:もりみつじゅんじ
2000年1月17日公開
2012年5月17日修正
青空文庫作成ファイル:
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