罪と覚悟

A RETRIEVED REFORMATION

オー・ヘンリ O. Henry

大久保ゆう訳




 
 
  
  
  
 
 
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なつかしい相棒へ
 リトル・ロックのサリヴァンのところに来て欲しい。日にちは来週の水曜夜九時だ。俺のために、ちょっと片づけてもらいたいことがある。それと、俺の仕事道具もプレゼントしたいと思っている。よろこんで受け取ってもらえると思う。一〇〇〇ドルあったって、これと同じものは作れない。ビリィ、俺はもうあの稼業から足を洗ったんだ、一年前に。かわいい店だ。まっとうな生活をして、なんと、きれいな女と二週間後には結婚することになった。これが俺の人生なんだ、ビリィ。まっとうなね。一〇〇万もらったって、もう他人様の金には一ドルだって手をつけない。結婚した後は、売るだけ売って、西部へ行く。西部に行けば、昔やったことでやいやい言われるおそれもないからな。ビリィ、恥ずかしいけど、あの子は俺の天使なんだ。あの子も俺を信頼してくれている。俺だって、もうどこへ行っても、曲がったことなんて絶対にしたくない。頼む、サリヴァンのところへ来てくれ、俺も必ず行く。ちゃんと道具は持って行く。

 

 

 ︿
 
 婿
 
 
 
 
 
 
 

 

 
     
 
 
 使

 

 姿

 
 
 
 
 
 

 

 





翻訳の底本:Henry, O. (1909) "A Retrieved Reformation"
   上記の翻訳底本は、著作権が失効しています。
   2003(平成15)年4月1日初訳
   2014(平成26)年3月24日微修正
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翻訳者:大久保ゆう
2014年3月24日作成
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