右門捕物帖

死人ぶろ

佐々木味津三




     1

 
 
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 ()()()()()西
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 姿
 


 
 
 
     
 
 

      
 沿
 
 
   

    
 






 


 

 

   



 

 姿

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     2

 
 
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姿調
 

 
   
 
 
 
 
 
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     3

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調

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   覚え
一金壱両二分  ただし夜中増し金つき
右まさに受け取りそうろうなり
佐久間町 駕籠留かごとめ

()()()()()()()殿

 


()()()()宿
 
 


 








  


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     4






 

 
 
 

 

 
 
 
 



 

 
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「八丁堀右門なり。




 差しつけたのを見て、にやりと笑うと、松長がじつに達筆にさらさらと書きしたためました。
「よくお越しくだされそうろう。

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 筆をおいた松長がにたりとさらに笑うと、ふたたびさらさらと書きしたためました。
「マキこと増弥五へかたづきそうろう節、身付き金七百両ほどをひそかにたくわえおりそうろうとのことにござそうろう。
人のうわさによれば右七百両、あまりよろしからざる金子とかにて、女衒ぜげんのかたわら、おりおりいとけなき子ども等かどわかしそうろうてためあげたる不義の金子とか申す由にそうろう」

 
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     5

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 宿
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   1982579151
tatsuki
kazuishi
2000313
2005924

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