道中記

種田山頭火




  


使








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・朝のひかりへ播いてをいて旅立つ(アメリカポピー会同人に)
・食べるもの食べつくしたる旅に出る(自分自身に!)
  再録
・春風のどこでも死ねるからだであるく(これも自嘲の一句)
  述懐、冬去春来
・かつえずこごえず冬もほぐれた(別)
・戦ひはこれからの大地芽吹きだした
・野中の一本いちはやく芽吹いてゐる
 梅はさかりの、軍需工マヽのけむり
・たちまち曇り、すぐ晴れて海峡の鴎
  門司駅待合室所見
・仲よく読んでゐるよこからいやな顔がのぞいて
――綿織物よりも絹織物を! これも非常時の国産奨励。

  



  









宿

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※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)

  

  



  

宿






  


  

  



  




  









  

  




  












  
 
 
 
  
 


  



宿宿



  



  



 










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宿 









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宿


  


姿
宿

姿
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退




 

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 廿 



便





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宿宿




















  



  



 廿 









宿宿







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廿





  





  

  











 廿 




 宿





宿








 廿 












  



  


椿




 廿 





 廿 


宿
宿
 

  
椿



 廿 













 廿 






 廿 




  





  






  

  




  

鹿宿


  

 




宿

  





  








  



  




    






  




  


 




絶食断食





  








  





其中庵解消の記





  






  









  



  




  



  





  








 廿 

椿

廿








 廿 


 

 廿 

鹿鹿鹿



 廿 









 廿 



 廿 






 廿 







 

 廿 



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 廿 

調




あるときは生きむとおもひあるときは
   死なむとおもふおのれをむちうつ


 廿 










  




幸福とは幸福と思ふことそのこと、不幸とは不幸と思ふことそのことであるともいへるが、幸福と思はせ、不幸と思はせるものは何か、さういふ心そのものは何であるか。

無我無心の境地
「万葉集から」

初心者のために
 ○自由律俳句入門
俳句性研究として
 ○句作雑感
山頭火通信
 ○其中消息
乞食井月

事実と真実――
 ことしもけふぎりの米五升
自然と芸術――
 誰を待つとてゆふべは萩のしきりにこぼれ

孤寒抄」  ┌銃後風景
       │逍遙遊
「天青地白」 └旅で拾ふ





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   1987627251
5-86



2010422

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