No.3333

作品名:大菩薩峠
作品名読み:だいぼさつとうげ
副題:06間の山の巻
副題読み:06あいのやまのまき
著者名: 中里 介山 


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分類:NDC 913
初出:第六巻「間の山の巻」「都新聞」1917(大正6)年 1025日~1230
作品について:参詣の人々でにぎわう伊勢の町。旗本一行の座敷に呼ばれた芸人お玉は、間の山節を披露した帰り、遊女から一封の手紙と金包を預かる。お玉に手紙を託した遊女は、身をやつしたお豊であった。翌朝、遊廓に逗留する旗本たちの懐中一切が盗まれ、やがてその嫌疑はお玉にかけられる。愛犬ムクの活躍であやうく捕り方の手をのがれたお玉は、幼なじみの槍の名手、米友(よねとも)に助けを求めた。米友の荒家(あばらや)で、昨夜預かった手紙が遺書であることを知ったお玉は、捕り方探索のさなか、お豊からの手紙をたずさえ竜之助のもとへ向かう。
wikipediaアイコン大菩薩峠
文字遣い種別:新字新仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)
この作品には、被差別部落民に対する蔑称が用いられています。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

分類:著者
作家名:中里 介山
作家名読み:なかざと かいざん
ローマ字表記:Nakazato, Kaizan
生年:1885-04-04
没年:1944-04-28
人物について:小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。
代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。
wikipediaアイコン中里介山

底本:大菩薩峠2
出版社:ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日:1995(平成7)年124
入力に使用:1996(平成8)年215日第4
校正に使用:1995(平成7)年124日第1

底本の親本:大菩薩峠 一
出版社:筑摩書房
初版発行日:1976(昭和51)年620

入力:(株)モモ
校正:原田頌子

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htmlアイコン XHTMLファイル なし 3333_15108.html JIS X 0208/ShiftJIS 216035 2004-03-06 2004-03-06






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