未刊童謡

野口雨情




大正八年







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※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)


() ※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)

 
 

 ※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)

 
 

 ※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)

 
 

 ※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)

  
  




 
 
  



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雪女は、雪の降る夜にでる魔性のもので、雪の精だと言ひ伝へてあります。




 


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舌切雀は
可愛い雀

たすきをかけて
お庭はきしてる

 サラリ サラ サラ
  サツサラリ ――(お庭をはく音)

舌切雀は
可愛い雀

おふろをたてて
おぢいさんを待つてた

 コトン コト コト
  コンコトリ ――(おふろのわく音)

舌切雀は
可愛い雀

づきんをぬつて
おぢいさんにとどけた

 チツク チク チク
  チツク チクリ ――(おぬひものする針の音)

(『可愛い』は『かはいい』とうたふも随意のこと)




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すすきの蔭で
ねんねこんぼ
産んだ

ねんねこんぼ
お月さんは
里にやつた

ねんねこんぼ
可愛い
わが児は可愛い

お月さん
ねんねこんぼ
見に往つた

ねんねこんぼ
寝てた
泣き泣き寝てた

ねんねこんぼ
泣くな
里子にや遣らぬ

すすきの蔭へ
今日から
帰ろ

お月さん
ねんねこんぼ
抱いて言つた

(註、ねんねこんぼは赤ンぼのこと)





 

 
  
   


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姿
姿

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使 使

 
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使 使

 





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西









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ねこねこ サイサイ
  ねこ サイサイ

日ぐれにや雀は
どこで啼く
日ぐれにやお藪の中で啼く

ねこねこ サイサイ
  ねこ サイサイ

夜あけにや雀は
どこで啼く
夜あけにやお藪の中で啼く

ねこねこ サイサイ
  ねこ サイサイ

河原のおうち
いつ帰る
雀の啼くときわしや帰る

(註 ねこねこサイサイは、ねこやなぎのことです。)




 
 

 











 





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かはづゲッコゲッコ
   こつち見てお啼き

明日あす小豆あづき
   まま煮てやろよ

飯のお惣菜かず
   ととこ買うてやろよ

肴はおいしい
   よい肴やろよ

蛙ゲツコゲツコ
   こつち見てお啼き

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鹿




 


鹿













鹿














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使


使



使

使








使





山田の烏は
朝起き烏

はだしになつて
朝水くんだ

朝水くんでは
田の中にかけた

どの田の中へも
朝水かけた

はだしになつて
はだしでかけた

山田の烏は
烏稲からすいねつくつた

註 烏稲とは、稲の中に交つて出来るわくら稲のことです。




 
 
 
 
 
 



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使






















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註 ニヤンニヤン祭りは満洲で一番賑かなお祭りで、その日にはみんなそろつて娘々廟ニヤンニヤンベウへ出かけます。


兎の読本


兎ノ学校ノ
読本トクホン

意地ワル神ニ
ダマサレタ

因幡イナバノ国ノ
白ウサギ

泣イテヰタレバ
泣クナヨト

ナサケノ深イ
神サマニ

タスケテモラツタ
物語リ。


山のきつねとやぶの雀


山で 夜なく
狐の子

狐 なんとなく
こんこんこん

やぶで 昼なく
雀の子

雀 なんとなく
ちュんちュんちュん

お馬が 通ると
つてなく


お嫁さんの馬車


馬車でゆくのは
花嫁さんか

鈴が鳴ります
しやんしやんと

ふれて鳴るのか
ゆられて鳴るか

ふれて鳴ります
しやんしやんと

鈴をふるのは
花嫁さんか

馬がふります
しやんしやんと

註 満洲では、お嫁さんにゆくとき鈴をつけた馬車に乗つて、かねや太鼓でおくられてゆきます。


関所遊び


戻りやんせ
戻りやんせ

提灯ない子は
戻りやんせ

ここは お関所
まだ夜は明けぬ

提灯ない子は
通されぬ。

通しやんせ
通しやんせ

月夜になるから
通しやんせ

ここは お関所
まだ夜は明けぬ

月夜になつたら
通りやんせ。

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註 満洲の北の方へいきますと、停車場の附近へ山のやうに豆を積み重ねておきます。それを「豆のトン積み」といひます。


はねなし雀


チツチの チツチと
ないてみな
ないたら 雀に
なりました

雀になつたら
とんでみな
はねなし雀で
とばれない

とべない雀は
どの雀
おててをひろげて
まへへでな


スズメ


雀 どこへいく
竹やぶへ、

チユンカラ チユンカラ
チユン チユン チユン

チユンカラ チユンカラ
チユン チユン チユン

チユン チユン チユン
チユン チユン チユン

雀の鳥は、

竹の 小枝へ
米とぎに。

雀 どこへ いく
竹やぶか、

チユンカラ チユンカラ
チユン チユン チユン

チユンカラ チユンカラ
チユン チユン チユン

チユン チユン チユン
チユン チユン チユン

雀の鳥は、

裏の 田甫たんぼ
水くみに。


トロイカ


ここは どこだろ
満洲里マンチユウリ

満洲里ならば
さうならば

支那と露西亜の
国境ひ

向ふ来るのは
トロイカか

トロイカならば
さうならば

早く帰れよ
西比利亜シベリア

註。満洲里は露西亜と支那の国境くにざかひにある支那町です。トロイカは露西亜人の乗る馬車のことです。


お化けの行列


お化けの行列
見にいこか

一つ目小僧の
お通りだ

お馬でいくのは
海坊主

ケラケラ笑ふは
ろくろ首

そのつぎいくのは
大入道

河童かつぱ瘠馬やせうま
曳いていく


雲雀の飛行機


お空に雲雀ひばり
小さい飛行機

青空ひろくて
飛んでも 行かれぬ

プロペラ貸しなと
啼き啼き飛んでる

お空の飛行機
雲雀の飛行機

お日さま遠くて
飛んでも行かれぬ


朝から啼き啼き
お空で飛んでる


泣く子


石の地蔵さんは
子供がおすき

泣く子は地蔵さんに
連れてゆきな

すねて泣く子は
地蔵さんもきらひ

一つ目小僧さんに
つけてやりな

一つ目小僧さんは
泣く子がおすき

すねて泣く子が
なほおすき

附記。低学年の子供さん達のうちで、お友達の誰かが、すねて泣いてゐたならこの童謡をうたつてみて下さい。




 





 














 
 

 


 
 

 
 

 
 

 


ペタコは頭に白い毛のある台湾の小鳥で、内地の雀のやうに人家近くへ来て啼く。




 





 
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西














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南蛮船なんばんぶね
 いふ船はいふ船は

むかし むかし
 長崎へ 長崎へ

じやくあかね
 手拭を手拭を

形見にみなとて
 手拭で手拭で

長崎娘は
 涙ふく涙ふく

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紙もなければ
筆もなければ。

砂に書く字は
「忠」といふ字と

砂に書く字は
きみ」といふ字と

「忠」と「君」とを
砂に書き書き

筑紫の 国の
砂原で。

天神さまは
お手習ひ

自註 天神さまは菅原道真公のことであります。尽忠無二のお方で、文学の神とされてをります。前号に引続き天神さまのうたを書いたのは、皆さま方に「天神祭」を復興させて、敬神の心を養つて戴きたい希望からであります。




 
 

 
 

  
  

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新おとぎ唄(その一)

福笑ひ、高笑ひ、馬鹿笑ひ、物笑ひ

















鹿










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新おとぎ唄(その二)

三番叟――蜆の貝――かげ弁慶――だまり虫

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新おとぎ唄(その三)

赤ンぼ――黒ンぼ――泣きンぼ――きかンぼ――ぐづンぼ――弱ンぼ

赤ンぼに黒ンぼ
黒ンぼはきかンぼ

赤ンぼは泣きンぼ
泣きンぼにきかンぼ

きかンぼはぐづンぼ
泣きンぼは弱ンぼ

泣きンぼが来たら
あやしておやり

きかンぼが来たら
きふ出して見せな


丸イ目細イ目


丸イ目ト
細イ目

夜ニナルト
丸イ目

丸イ目ハ
フクロノ目。

細イ目ト
丸イ目

夜ニナルト
細イ目

細イ目ハ
眠イ目。


トビクラ カケクラ


ツバメノ トビクラ
ウサギノ カケクラ

ツバメハ ヒカウキ
ウサギハ ジドウシヤ

ドツチモ ハヤイゾ

ドツチモ マケルナ

トベ トベ ヒカウキ
ハシレヨ ジドウシヤ


新おとぎ唄(その四)

山寺――化け猫――和尚さん

昔 昔 山寺で
化け猫が

ニヤニヤノ ニヤンと啼いちや
和尚さん ヤイ

足で拍子とつちや
ニヤンニヤトセ

啼いては チヨンと跳ね
チヨンチヨン 跳ね 跳ね

ニヤンニヤンノ ニヤンと啼いて
化けたとサ




  
  
   
     

 
 
   
     

 
 
   
     

 
 
   
     




 


 
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赤イ赤イ
ガラス

オ顔ガ見エル
赤イ赤イオ顔

ガラスニウツル
オ顔ハ赤イ。

青イ青イ
ガラス

オンナジオ顔
青イ青イオ顔

ガラスニウツル
オ顔ハ青イ。


新おとぎ唄

ぱらぱら雨――蛙の顔

広いもんぢや
世の中は

ぱらぱら雨が
降つたとさ

不思議なことも
あるもんぢや

かはづ天上てんじよ
見てたとさ

そりや また不思議と
いふもんぢや

顔ぬれ蛙に
なつたとさ







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(小豆を洗ふやうな音をさせるお化けを小豆洗ひと言ひます)

お背戸で
ザツク ザツク

あの音は
さて、あの音は

小豆洗ひで
ないか知ら

ザツク ザツク
ザツク

雨夜の
夜ふけに

あの音は
さて、あの音は

小豆洗ひで
ないか知ら

ザツク ザツク
ザツク




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鹿

 



 





























 

 

 
 
   
   

  
  

 
 
   
   

  
  

 
   
   
   





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西











西


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※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)


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鹿
  


  


  










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達磨さん
達磨さん

お昼寝
達磨さん

お寝ぼの
達磨さん

手手なし
達磨さん

足なし
達磨さん

お目目の
達磨さん

お髯の
達磨さん

つんぼの
達磨さん

これでもお目目が
さめないか
ヤイヤイヤイヤイ
ヤーイ

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眠つちやいけない
達磨さん

達磨大師と
云ふ人は、云ふ人は

夜も昼も
寝ずに

壁を見て 九年
九年、九年

年母ねんぼ
花片はなびら

蜂が ぶんぶん
飛んで来て、飛んで来て

針を出しては
チツク チク

九年母を
チツク チク

達磨大師を
チツク チク

眠つちやいけない
達磨さん

蜂がぶんぶん
飛んで来る

 鼠が、かう歌つてをりますうちに、達磨さんが急に大きな声を出して、

チユウチユウ鼠と
云ふ鼠

おー こわ こわや
猫の髯が こわや

おー こわ こわや
猫の声が こわや

あれあれ ゆうら ゆら
猫の髯では あるまいか

あれあれ ニヤンニヤンニヤン
猫の声では あるまいか

来た来た 来た来た
ゆうら ゆら

来た来た 来た来た
ニヤンニヤンニヤン

 ()()

猫の髯なんか
こはくない

猫の声なんか
こはくない

チユウチユウ鼠は
このわたし

猫の弱虫
来て ごらん

 




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くきの海辺の
  船もよい
船も帆がなきや
  かれない

お供についた
  クマワニが
山で帆柱
  伐りました

その時伐つた
  帆柱は
帆柱山の
  杉でした。

(註)クマワニとは神功皇后三韓征伐の折案内役を勤めたる王賊の名


チンドン屋(帽子とズボン)


チンドン屋は
  チンドン チンドン

とんがり トルコの
  三角帽子だヨ

三角帽子は
  トルコのお土産

かぶれば どつこい
  ぐらぐら帽子だヨ

さうかい さうかい
  ズボンもオヤオヤ

長崎オランダ
  伴天連ばてれんズボンだヨ

伴天連ズボンは
  オランダお土産

はいたら どつこい
  だぶだぶズボンだヨ


ヨツト


風が ふけ ふけ
ヨツトがはしる

かけた白帆に
ふけ ふけ 風ヨ

風はふいても
たつなよ 波ヨ

たてば つぎ つぎ
大浪おほなみ 小浪

ざぶん ざぶん と
ヨツトがゆれる

波はたたずに
ふけ ふけ 風ヨ


子守唄


帆かけた お船は 何処どこへゆく
大浪おおなみ 小浪に ゆれながら
遠くの 遠くの 海へゆく

海には 珊瑚さんごの 離れ島
空には 七つの 離れ星
お星も 珊瑚の 磯に出る

お星の 出るころ 聞ゆるは
眠れや 眠れの 子守唄
お舟も その唄 聞いて来る


今年は大漁


海から お金が
湧いて来た

と、言うて浜辺は
大さわぎ

 オヤオヤ 今年は
 大漁だね

渚に お金が
降つて来る

と、言うて浜辺は
寝ずの番

 オヤオヤ 今年は
 大漁だネ

さうとも 今年は
大漁だヨ

積まれた魚が
山となる

 オヤオヤ 浜辺は
 繁昌はんじようだネ


青い小窓


パツパの パアと
青い 青い 青い

電気が ついた
青い窓 小窓

小窓の 蔭の
テーブル掛の

パツパの パアと
青い 青い 青い

船漕ぎ虫が
船を 漕ぎながら

可愛い声で
スイスイと とまる

船漕ぎ虫は
リーダは 読めぬ

行つたり 来たり
青い 青い 青い

テーブル掛で
リーダを 眺め

長いひげ 振つた
青い 青い 小窓


豊年祭


朝から 晩まで
カホカホチツチと

雀もよろこべ
烏もよろこべ
 五穀が豊年ヨ

朝から 晩まで
モウモウヒヒンと

仔牛もよろこべ
仔馬もよろこべ
 田畑が豊作ヨ

朝から 晩まで
 ニコニコヤンヤと

成人おとなもよろこぶ
子供もよろこぶ
 田舎は放楽はうらく


三つの橋


一丁目の角に
木の橋かけた

トントン渡れ
 トントン渡れ

二丁目の角に
石橋かけた

ズンズン渡れ
 ズンズン渡れ

三丁目の角に
吊り橋かけた

ハヨハヨ渡れ
 ハヨハヨ渡れ

三丁目の橋は
ユラユラ橋だ

駆け駆け渡る
 駆け駆け渡る


鼠の米つき


テンキ ポンキ
テンキ ポンキ
    コラサノサ

明日あしたは お天気
鼠が 米つく

お米が ころげて
うすから こぼれた
    コラサノサ

テンキ ポンキ
テンキ ポンキ
    コラサノサ

こぼれた お米を
鼠が 運んだ

どうして 運んだ
担いで 運んだ
    コラサノサ

テンキ ポンキ
テンキ ポンキ
    コラサノサ

よくよく 見たれば
よくよく 可笑おかしい

担ぐが 出来ずに
子鼠 困つて
    コラサノサ

テンキ ポンキ
テンキ ポンキ
    コラサノサ

キヨロ ピリ キヨロピリ
エンヤラ エンサと

一粒 一粒
くはへて 運んだ
    コラサノサ

テンキ ポンキ
テンキ ポンキ
    コラサノサ


鳳仙花


赤い鳳仙花 白い鳳仙花
咲いた咲いた 鳳仙花
明日又遊ぼ 庭の鳳仙花


子雉子


けんけん 子雉子
赤い帽子かぶつて 山にゐるやい

おしやれな 子雉子
赤い帽子かぶつて 山にゐるやい

山から 子雉子
赤い帽子かぶつて 里へ来いやい


螢の学校


螢の学校が 始まつた
田甫たんぼで提灯 とぼしてる
螢に甘い水 汲んで飲まそ
青い提灯 田甫でとぼしてる
並んで提灯 とぼしてる


七夕さま


天の川の こつちには
機を織る お星さま

天の川の あつちには
牛を曳く お星さま

七月七日 七夕さまは
お空の お星さん


博多人形


もしもし博多の 子供さん
昔博多の お人形様は

可愛いからこの かんかゆつてた
かんかゆつてた

もしもし博多の 子供さん
今の博多の お人形様は

赤い西洋の まんと着てる
まんと着てる
[#改ページ]

昭和七年





迷ひ子の小猿


迷ひ子の 小猿は
キヤツキヤツ キヤ

赤いお顔を青くして
うちはどこだろ
キヤツキヤツ キヤ

   栗鼠りすさん 栗鼠さん
   木の栗鼠さん

   わたしは 迷ひ子の
   小猿です

   ここのお山は
   どこですか

   教へて下さい
   キヤツキヤツ キヤ

きヨろぴり小栗鼠の
キヤツキヤツ キヤ

小さいお目目を丸くして
迷ひ子の小猿か
キヤツキヤツ キヤ

   猿さん 猿さん
   小猿さん

   わたしは 木のぼり
   小栗鼠です

   ここのお山は
   どこですか

わたしも 知らない
キヤツキヤツ キヤ


おみやげ



どの子に あげませう
お土産を
  一つお土産 日和傘


泣かずに おるすゐ
出来た子に
  二つお土産 呼ぶ子笛


泣かずに おるすゐ
出来た子は
  三つお土産 髪飾り


さうです さうです
あの子です
  四つお土産 銀の鈴


あの子に あげませう
お土産を
  五つお土産 皆そろへ


羽根つき


羽根つき
  ツンツンツン

お羽根は
  カッチン コ

羽子板
  見たら

また来な
  カッチン コ


眠り草眠れ


眠り草眠れよ 夕雲ア下る
雀は酒盛りに みんな飛んでゆく
雀の酒盛り 見にゆこか
雀の酒盛りや 賑かだ
眠り草眠れよ 夕雲ア下る
雀は酒盛りに みんな飛んでゆく


踊る少女


花になりたや 水藻の花に
少女姿は 水藻の花か
踊れ楽しく この世の中を
踊る少女の 姿が可愛や
花は水藻で ラツトラツトラツトラ
この世楽しく 踊れや少女


兎子兎


山ではねるは 兎の子
兎 子兎 なに見てはねる
落ちる木の葉を 見てはねる

山に木がない 兎の子
兎 子兎 なに見てはねる
茅の枯れ葉を 見てはねる


狐のよろこび


パパさん ママさん
二月です

二月の 初午はつうま
一の午

狐が よろこぶ
コンコン コン

パパさん ママさん
子狐が

とんがり お口で
言ひました

油揚あぶらげ 下さい
コンコン コン


雪の満洲


満洲は 見渡す
雪の原

はるかに 露西亜ロシア
国続き

吹雪の中ゆく
トロイカや

ペチカの 焚く火は
とろとろと

一月 二月も
まだ おろか

桜が咲いても
雪が降る


梅と竹やぶ


梅にうぐひす
ホウ ホケキヨ

ホケキヨとなくから
梅がさく

うぐひす なけ なけ

梅の木で
梅の木で

竹にすずめは
きてあそぶ

あそんで あきれば
とんでゆく

あそびに こい こい

竹やぶに
竹やぶに


二つ蝶々


一つ蝶々 とんで来た
赤い花さがしに とんで来た
二つ蝶々 とんで来た
赤い花さがしに とんで来た

一つ蝶々 とんでつた
赤い花ないから とんでつた
二つ蝶々 とんでつた
赤い花ないから とんでつた


皆さん明日また


皆さん明日また 遊びませう
雀のお歌を うたいませう
烏のお歌も うたいませう
皆さんどなたも 御苦労さん
明日また仲よく 遊びませう


お守のお里


お守のお里で 啼く雲雀
菜の花ながめて ねんねする

五月は菜たねの 花ざかり
お日様暮れても まだ暮れぬ

雲雀がねんねに 来る頃にや
お空も一ぱい 夕焼ける


星の鈴


お空のお星さま 銀の鈴
鈴ならりんりん りんと鳴る

りんりん鳴るのは 銀の鈴
ちんちん鳴るのは 金の鈴

お空のお星さま 銀の鈴
お空でりんりん りんと鳴る


鳩時計


窓が開きます
カツチ カチ

時計が鳴ります
ボン ボン ボン

窓から出て来て
サツ サツ サツ

わたしは鳩です
ポウ ポウ ポウ

窓が カチリと
閉ります

時計も鳴るのが
やみました

急いで窓から
サツ サツ サツ

わたしは鳩です
パツ パツ パツ


軍人遊び


お靴をはいて
進軍ごつこ

一二の三で
鉄砲をかつぎ

ラツパを吹いて
お一二お一二

兵隊ごつこ
帽子をかぶり

一二の三で
足ふみならし

両手を振つて
お一二お一二


燕の軽業


燕は お空の
軽業師かるわざし

身軽に すいすい
飛びまはる

横飛び さか飛び
面白く

電信柱の
電線に

ちよいと 止つて
中休み。

ピツチク チクチク
啼きながら

どこへゆくかと
見てゐると

高く 上つて
青空に

航空飛行の
まねもする。


カシコイ トリ


ツバメハ カシコイ
トリダカラ

キヨネンノ フルスヲ
ワスレズニ

サクラガ サクコロ
マタキマス

キヨネンハ コドモノ
ツバメダガ

コトシハ オトナニ
ナツタカラ

アメニモ カゼニモ
マケナイデ

スイスイ スイスイ
トビアルク


春の雲


お空で お昼寝
春の雲

桜が 咲いても
グウ グウ グ

オヤオヤ サツサ
  オヤ サツサ

雲雀ひばりが啼いても
グウ グウ グ

この日の 永いに
春の雲

桜も あきれて
ヤア ヤア ヤ

オヤオヤ サツサ
  オヤ サツサ

雲雀も あきれて
セツ セツ セ


狐のお宿


うそつき 子供は
かはいそに

狐が 夜きて
つれていく

狐の お宿に
いつたなら

にげても にげても
かへれない

その上 またまた
かはいそに

狐が こさへた
土だんご

いやだと いつても
むりやりに

ないても ないても
たべさせる


梅雨空


空は梅雨空 ゆふべの月よ
月も梅雨空 つゆたれる

月はゆふ月 ゆふべの星よ
星の梅雨空 つゆたれる

晴れた梅雨空 晴れぬか梅雨よ
月もお星も 晴れて出な


渡り鳥


北の方は雪だ
西の方は風だ
サアーラ サアラ サラ
パアーラ パアラ パラ
渡り鳥ア 渡つた
南の方へ 渡つた

南の方も雪だ
東の方へ渡つた
サアーラ サアラ サラ
パアーラ パアラ
渡り鳥ア 渡つた
渦をまいて 渡つた


つばくらめ


電信柱の
はりがねに

とまつてないてる
つばくらめ

学校の生徒が
とほつたら

チクチクピーチク
ご勉強か

学校の教室
ガラスまど

ガラスのそとから
つばくらめ

教室 みい みい
とびながら

チクチクピーチク
ご勉強か


お洗濯


やつとさと
天気
赤ちやん
おんぶ
かあさん お庭で
お洗濯
ゴツチ ゴツチ セツセ
   ゴツチ ゴツチ セツセ

赤ちやん
顔へ
シヤボンが
ついた
母さん 知らずに
お洗濯
ゲツチ ゲツチ セツセ
   ゴツチ ゴツチ セツセ


江戸祭の唄


江戸祭 ヨイヨイ ヨイヨイ
江戸の生粋 神田の祭
わたしや神田の 唄人よ 唄人よ
江戸祭 ヨイヨイ ヨイヨイ

江戸祭 ヨイヨイ ヨイヨイ
江戸天王の 氏神様は
今日のお土産 笹団子 笹団子
江戸祭 ヨイヨイ ヨイヨイ


夜廻り螢


提灯つけて
ピイカリ ピカリ

黒い マント
かつぎ

赤い帽子
かぶり

里から 里へ
夜廻り螢

提灯消して
休んでみたり

スイの スイと
草に

飛んで行つて
みたり

フウラリ フラリ
里から 里へ


蟹サンオ相撲


オ相撲ダ オ相撲ダ
蟹サン オ相撲ダ

鋏卜鋏デ
ヨーイシヨ ヨイシヨナ

アブクヲ ブク ブク
フキダシ フキダシ

ドツチモ ツヨイゾ
ヨーイシヨ ヨイシヨナ

オシダセ ツキダセ
ノコツタ ノコツタ

行司ガヰナイカ
勝負ガツカナイ

ヒキワケ ヒキワケ
ヨーイシヨ ヨイシヨナ


爆弾三勇士


くもの巣よりも なほしげく
縦横無尽に はられたる

鉄条網を うちながめ
にくや 小しやくな 十九路軍

日本男児につぽんだんじの この意気を
今こそ見せん 時は来ぬ

たがひに顔を 見合せて
作江さくえ 北川きたがわ また江下えした

突撃路をば 開かんと
壮烈鬼神も なかしめし

ああ爆弾の 三勇士
廟行鎮べうこうちんの 花と散る


田の草


今日けふから 田の草
 セツ セツ セ

一反 二反は
トントントン

お馬も 手伝へ
セツ セツ セ

いやなら おうち
  トントントン

三反 四反は
   セツ セツ セ

門田かどだ
 背戸田で
  トントントン


草市


モシモシお向ふの
君子さん

赤いお靴で
ちやらちやらと

どちらへお客に
おいでです

お母さんと一緒に
草市へ

お盆さんのおすきな
花買ひに

白いつぼみ
まんまるく

紅い蕾も
まんまるく

お盆さんのおすきは
蓮の花

蓮の花売る
草市へ


大島のらくだ


らくだよ とツと と
何処どこへゆく

砂原とほつて
あの山へ

ぢやうちやん 坊ちやん
のせてゆく

お山は たかいぞ
三原山

いそいで あるけば
くたびれる

しづかに あるけば
ねむくなる

ゐねむりしながら
あるいたら

ころぶと あぶない
きをつけな






 


 


 














 


 
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 西











 
姿










 
  




 


 
  

 
 

 





 
  



















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輝く戦果 五月さつき晴れ
飛行機ぶんぶん 飛んでゐる
世界を照らす 大御稜威おほみいつ
勇み勇んで 限りない

五月節句の 大空に
尚武しようぶを祝ふ 吹き流し
武勇すぐれた 皇軍の
喇叭らつぱの音は 勇ましい

強く勇まし 日の丸の
旗も東亜に ひるがへり
日本のほこり 益良夫ますらを
いさをは高き 鯉のぼり





  
   19866152511

 
   191988
 
   192097
 
   1920910
 
   1920910
 
   1920911
 
   1920912
 
   19211013
 
   19211013
 
   1921103
 
   1921107
 
   1921107
 ※(「虫+奚」、第3水準1-91-59)※(「虫+斥」、第3水準1-91-53)
   1921108
 
   1921109
 
   1921109
 
   1921109
 
   19211011
 
   19211012
 使
   1922111
 
   1922111
 
   1922111
 
   1922111
 
   19221111
 
   19221113
 
   1922112
 
   1922113
 
   1922113
 
   1922113
 
   192211319
 
   192211327
 
   1922115
 
   1922115
 
   1922115
 
   1922115
 
   1922115
 
   1922116
 
   1922116
 
   1922116
 
   1922117
 
   1922117
 
   1922117
 
   1922118
 
   1922119
 
   1922119
 
   19221110
  
   19221110
 
   19221111
 
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※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)


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JIS X 0213

JIS X 0213-


「くさかんむり/剌」、U+44F6    46-下-4、46-下-8、47-上-1、47-上-5


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