相聞の発達

折口信夫




     

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()()()()※(「目+爭」、第3水準1-88-85)
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()()()沿
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調姿()()


     

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()()()()()()()鹿()()()()()退()()()
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()()()()()()()() ()()()()()()退()
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()()歿


ちはやぶる鐘个岬カネガミサキを過ぎぬとも 我は忘れじ。志珂シカ皇神スメガミ(万葉巻七)
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481-13()()()()()()()
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()()()姿
姿()()()使()()()()
使



君が行く道の長道ナガテを 繰りタヽね、き亡ぼさむ アメの火もがも(宅守相聞――万葉集巻十五)
情熱の極度とも見える。が一方、劇的の興奮・叙事脈の誇張が十分に出てゐる。要は態度一つである。此までの本の読み方以外に、かうした態度から見ると、背景が易ると、価値も自ら変らずには居ない。悲痛な恋愛、不如意な相思、靡爛した性欲、――かう言ふ処に焦点を置くのは、民謡の常である。東歌を見れば、それはよく知れる。民謡を孕む叙事詩中の情史に、その要素が十分に湛へられて居るからである。
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 西()()()


宮人の安寐ヤスイも寝ずて、今日けふと 待つらむものを。見えぬ君かも(同)

()()()()()()廿調

     

()()()()

()()()()()西



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 1
   19957210
 
   19294425
稿
稿


2007815

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JIS X 0213

調

JIS X 0213-


「姦+干」    481-13