私の小売商道

相馬愛蔵






 
 
 辿
 

   
著者識
[#改丁]



 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 西
 西
 
 
 調
 
 
 
 
 



 寿
 
 
 宿宿

 
 宿
 

 
 



 
 
一、繁華な浅草に近いこと
二、近所にあいまい屋がたくさんあること
三、吉原への近所で人通りもかなりあること
 
 
一、人出の中心から離れている
二、夕日がさす
三、直ぐ近所に有力な競争者がある
 西陽がさすと、店頭に陳列してある品物が二三日にして変色し、ローズになることが多いのである。
 私の予言は不幸にして的中した。新開店に当って最も注意すべき点は、長い間の経験によると、場所がその辺の同業者より勝れているのか、でなければその他の条件で、非常に客を惹きつける力があるのでなければならぬ。



 
 ()()
 
 



 宿便
 
 
 



 



 
 調
 
 便



 
 
 調
 



 覿()()
 調
 調
 



 
 調
 
 退



 
 
 
 
 
 
 便
 
 
 
 



 
 
 
 
 



 ()()
 



 使※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)使
 ()()



 
 鹿



宿


 
 
 
 調調
 
 西

  

   

 
 
 
 
 宿
 その頃の新宿、角筈方面は辺僻な田舎であったが、私は断然決意してそこに店を開くことにした。そして本郷の方はその後店の功労者に譲ってしまった。爾来三十年間、今日に及んでいる。かくして当時の田舎だった新宿は、今や山の手の銀座といわれる程の発展を遂げている。禍い転じて福となる。というか、いささか今昔の感が深い。


宿


 
 
 
 宿
 
 
 調



 退
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 調

 使
 使
 
 退

 
 
 使
 寿
 
 
 



鹿
 使使使使
 
 使使使使
 
 
 退
 
調
一、節倹は家を富まし、奢侈は人を亡ぼす、節倹は子孫繁栄の基礎である。
一、家業に専心しなければならぬが、必要なる経費は積極的に出さねばならぬ。あまり勘定ばかりしていては大きな商売は出来ない。
 



 
 
 
 
 
 
 
 使
 
 

成功の三要素




 
 調調
  
 鹿
  
 
 
 退()()
  
 ()
 




 
 
 貿使

 調
 

 
 


使


 使使
 
 
 退
 ()()()()
 
 
 便便調
 使
 西使
 



 
 
 
 
 ()()
 西
 
 
 
 



 
 
 調調



 
 
 
 



 ()()()便
 
 
 



 

 
 

 
 



 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 



 
 
 
 使
 



 
 鹿便
 
 
 
 



 
 
 
 調
 
 ()()



 ()()()
 
 使
 調



 
 調
 便
 
 
 
 
 
 
 



 
 



 
 
 



 
 



 調
 
 



 
 
 
 



 宿
 
 
 
 調



 ()



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 使使
 



 
 
 
 



 



 
 



 



 
 



 調
 
 便



 
 
 



 
 



 
 
 西
 
 
 



 
 
 



 
 
 
 使
 
 
 



 
 姿
 
 便
 



 
 
 西西西



 
 使
 退使使
 使
 退



 ()()
 
 



 
 
 



 
 使



 宿
 便



 
 



 



 
 



 便



 





 調
 便



 



 
 西調西



 
 便



 
 

 
 



 
 駿



 
 
 
 



 
 調
 使
 宿西
 退
 調
 調



 宿
 ()()



退
 



 


  


 宿宿
 宿
 使



 
 
 



 
 調



 
 
 
 使
 
 使使



 使使使
 
 ()()()()()
 
 
 宿宿便調宿宿
 宿
 使



 宿
 
 
 
 
 
一、のれん分けの望み少なき今日、店員の俸給は出来るだけ多くして、他の社会の標準に劣らぬようにすること。
二、長くその店に働くことを希望する者に対しては、出来るだけの便宜を与えること。
退
 すなわち、いまは昔のようにのれん分けの希望こそ少なくなったが、人口増加の度を見ても、徳川三百年間に僅かに三割程度であったものが、維新後の七十年間には実に二倍半の増加を見ている。
 そうして時勢とともに万時万端複雑になって、新人活躍の舞台は驚くべき多方面に開けて来ている。従って今日は昔のように型通りの習い覚えでは役に立たず、種々の境遇に応じてこれに順応し得られるよう、心身を錬り、叡智を磨いておかねばならぬのである。
 そしてこの準備と訓練さえあれば今日はかえって昔よりも、新人の活躍に便利であると考えられる。そこで相当の年齢に達したならば独立し得られるよう、商売道の原則と社会に対する一般知識並びに経験を得るように指導して行きたいと考えている。



 
 
 宿
 
 西
 調



 調
 
 
 退()()退
 
 



 
 宿
 
 


退


 使
 退退
 退



 
 
 



 
 便
 西
 



 
 
 
()
 
 使使使
 
 
 ()()
 



 ()()
 
 鹿
 調
 
 
 
 
 使鹿鹿使



 
 
 
 ()()



 
 ()()
 
 




 
 鹿
 ()()
 調
 
 鹿
 
 ()()
 使
 



 
 
 
 

 
 
使
 

 

 



 
 

 
 

 
 

 
 

 使



 
 
 
 
 使
 宿
 
 
 



 
 ()
 
 
 
 
 
 ()
 

 
 
 
 
 
 

 

 
()()
 


 
()()

()()
()()


 



 





調

使使使
  
使
調
 使

調使使使使使使使使使

調()()







鹿調使使

調




 西()()
 



 
 西調()()調
 
 使西



 
 
 



 
 
 
 



 
 
 
 貿
 
 
 



 
 
 
 西
 西



 西※(「にんべん」、第4水準2-1-21)
 



 



 簿
 
 便



 西
  
 西
 
 
 
 
 



 
 
 



 
 
 
 調



 
 
 
 



 
 
 
 
 
 使
 



 
 西西



 
 
 
コーヒー               五十銭    (昭和三年の物価比準)
アイスクリーム           七十五銭
チョコレート・アイスクリーム    一円
サンドウィッチ           一円 (二円の物もあり)
 
 
 



 
 使
 
 西
 西
 



 
 
 
 



 鹿姿
 使西
 
 
 
 
 
 
 便


便


 
 使
 使



 便
 貿西西
 



 
 
 西
 
 貿貿
 西西
 
 



 



 穿





 



 
 便



 



 
 
 



 便



 
 


使


 使使使



 



 
 便便
 
 










 使
 



 



 西



 ()



 ()宿退退調



 調()鹿使調



  




宿


 宿宿宿宿宿宿使宿宿宿宿宿宿調宿使宿宿宿宿宿
 宿



 便便
 



 便
 



 使使使使使宿



 穿
 
 
 





 前項においては、各種の商業のきわめて薄利なことばかりを述べたが、天下の事業がことごとく利益の少ないものではない。中には四割五割の利益のある事業もまた必ずしもないではない。しからば如何なる種類の商売が最も利益の多いものであるか。すなわち、
第一、莫大な資本を要する事業であって、普通人のこれに対抗することの出来ない商売。
第二、専売特許的のもので他に同業者のないもの。
第三、遠隔せる交通不便の土地から輸入するもの。
第四、特に多年の練習と熟達とを要するもの。
 等、すべて多大の資力と非凡奇抜な大力量とを要する事業は、その利益も従って多大のものであるゆえにもしある事業を企画する人は、予め自分の力量と資本とを量り、これに準じて薄利でも比較的安全なものを選ぶか、あるいは非常な危険を冒し、困難に遇っても利多く男らしき事業をとるかを決すべきである。



 
 
 



 西
 



 宿宿便宿宿便便





 およそ実業に関係する諸学校出身者の多くは、自分である事業の経営者たらんとする者なく、卒業早々何ほどかの給金にありつこうともがくものの如し。これ他なし、なまじ卒業という肩書を得たばかりに、これに依頼してしまい、から意気地なくなるからである。彼らの資格なるものは実に彼らをして実世界に活動せしめず、かえって枯死せしむるものである。これがために彼らの出世の道はふさがれたるなり、試みに左の統計を見よ。
高等実業学校卒業者の職業別
官吏[#「官吏」は底本では「官史」]             七
学校職員         三一七
官庁技術員      一、〇八三
民間技術員      一、七一三
銀行会社員         一七
外国政府及会社       一八
海外留学         一六五
大学院          一二八
自家営業          二八
兵役           一二八
死亡           二一七
未詳           四二一
合計         四、一八三
 使使
 調



 
 西



 
 ()()便便()()



 
 ※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)使



 使鹿鹿
 使



 使
 
 便
 



 
 使



 
 
 
 宿



 使
 便
 



 
 使使



 
 
 輿輿



 宿



 
 
 使
 便
 便
 
 西宿()()



 
 使使使
 ※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)※(「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68)()()使使使
 使



 綿調










4
   19815665

   1952271125
5-86



()()()()





20041211
201144

http://www.aozora.gr.jp/







 W3C  XHTML1.1 



JIS X 0213



●図書カード