経済学及び課税の諸原理

PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION

デイヴィド・リカアドウ David Ricardo

吉田秀夫訳




        

  David Ricardo "Principles of Political Economy and Taxation." 
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大久保にて
訳者


      

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第一節
(一)価値なる語の曖昧さ。使用上の価値と交換上の価値
(二)価値を有する物品における効用の必然的存在
(三)分量上の価値の原因。稀少性従って大抵の場合において労働
(四)稀少性
(五)(六)生産費及び交換価値の根拠としての労働。このことはスミスによって裏書きさる
(七)しかしながら彼は後に、穀物及びそれ自身交換される物品たる労働その他の価値標準を樹立している
(八)穀物に関しての誤謬。それはそれ自身多くの原因よりして可変的である
(九)労働もまた可変的である
(一〇)それに関するスミスの誤謬
(一一)このことを更に例証す
(一二)あらゆる物の真実価値は、その生産に、または労働それ自身の場合にはその維持に、必要な労働量によって評価さるべきである
第二節
(一三)労働は疑いもなく種類を異にするけれども、かかる種類の相違はまもなく調整され引続き永久的なものとなるから、前掲の法則はくつがえされない
第三節
(一四)更にすべての企業においては資本が必要であり、従って貨物に直接に適用される労働がその価値に影響を及ぼすのみならず、更に最終工程を便ならしめるための為めの器具を準備するために用いられる労働もまたかする
(一五)このことは、貨物はその生産に投ぜられた各々の労働量によって交換されるという法則に、影響を及ぼさない。労働とは直接的なものと間接的なものとであると考えなければならない
(一六)このことは、不変的価値標準があるならばそれによって証明されるであろう
第四節
(一七)貨物はその生産に費された各々の労働量によって交換されるという法則は、次によって修正される
(一八)イ、かかる労働が直接でありまたは間接である相対的程度、すなわち機械その他の耐久的資本の比例的分量の相違、若干の貨物はそれによって、労働の価値の騰落により、他のもの以上に影響を蒙るから
第五節
(一九)ロ、資本の耐久力の不等
    ハ、生産に用いられる時間の比較的不等
(二〇)以上の要約
第六節
(二一)不変的価値尺度。その存在とその使用に必要な条件
第七節
(二二)貨幣はかかる不変的標準ではない
(二三)その価値の変動より起る相違
第二章 地代について
(二四)地代の性質及び定義。それに対し地代が支払われるもの
(二五)歴史的起源。存在原因、それは種々なる耕地によって産出される収穫の相違から生ずる
(二六)またはむしろ種々なる資本投下分に対しなされる収穫の相違から生ずる
(二七)交換価値は、存在する事情の内最も有利なそれの下において費された労働量によってではなく、最も不利なそれの下において費された労働量によって、決定される
(二八)地代の存在は農業の有利なことを証明するものではない
(二九)地代は富の増加の結果であって原因ではない
(三〇)地代全額は生産物に対する需要の減少によって減少する
(三一)同じことは、土壌の肥沃度の増加、またはその耕作様式の改良、によってもたらされる
第三章 鉱山の地代について
(三二)鉱山の経済的地代は、土地の地代を支配すると同一の法則によって決定される。従って貴金属の価値は地代の存在によって影響を蒙らない
第四章 自然価格及び市場価格について
(三三)市場価格はしばしば貨物の自然価格から変動する。かかる変動は資本の投資を左右する
(三四)異る職業における率のある相違はこれらの各々の職業における真実のまたは想像上の便益の存在によって説明される
第五章 労賃について
(三五)労働の自然(名目)価格は必要貨物の価格に依存する
(三六)労働の市場価格
(三七)市場価格は資本の蓄積によって自然価格以上に騰貴し、自然価格自身は必要貨物の価格騰貴または愉楽の標準の変動によって騰貴する
(三八)資本の増加と労働の増加との関係
(三九)資本の増加率の減少は、貨物によって現わされる労賃の市場率の下落を惹起ひきおこさないであろう、もっとも貨幣労賃は、耕作の進行につれて必要貨物の価格が騰貴しなければならぬから、騰貴しなければならないが
(四〇)このことは金が外国から輸入されるという事実によって影響を蒙らない。労賃の騰貴は価格の騰貴を惹起さない
(四一)救貧法の悪影響
第六章 利潤について
(四二)必要品の価格の変動は製造業者の利潤に影響を及ぼすが、製造品の価格には影響を及ぼさないであろう
(四三)その結果をかくの如く考えれば、その永久的結果は
(四四)利潤下落の傾向。ある最低限が蓄積を奨励するに必要である
(四五)より以上の考察
第七章 外国貿易について
(四六)外国貿易による市場の拡張は、価値を増加せしめず、「利潤率」に影響を及ぼさない
(四七)しかしながら異る国において生産された貨物は、一国から他国へ生産要素を移動せしめ得ないために、生産費によっては交換されない。各国は最大の便益を有つ貨物を生産している
(四八)このことは貨幣の介入によって変更を受けない。外国貿易によって貨幣は種々なる国の間にその必要に応じて分配される
(四九)手形の使用
(五〇)交換に参加する二国中の一国における産業の進歩の結果
(五一)種々なる国における貨幣価値の変動を惹起している他の原因
(五二)貨幣の価格及び価値のかかる変化は利潤には何らの影響をも及ぼさないであろう
    価格の地方的変化の二つの主たる原因――鉱山からの距離及び産業上の地位
(五三)為替相場の変化
第八章 租税について
(五四)租税は資本か収入かから支払われねばならぬ
第九章 粗生生産物に対する租税
(五六)粗生生産物に対する租税は消費者の負担する所となる、けだしそれは土地の場合において耕作の限界に影響を及ぼすから
(五七)それに加うるにまたその結果として、問題の粗生生産物は労働者の消費に入り込むものと仮定されているから、それは労働の労賃を騰貴せしめかつ利潤を下落せしめる傾向がある。このことの結果として四つの反対論がかかる租税に対して主張されている
(五八)イ、固定的所得を享受している者は影響を受けない。これを反駁す
(六〇)ハ、蓄積が阻害される
(六一)ニ、外国の競争の場合における不利益
第十章 地代に対する租税
(六二)地代に対する租税は地代と同様に価格に影響を及ぼさない
(六三)しかし地代として支払われているものは二つの部分、すなわち地代そのものと支出に対する利潤とからなる。従って地代として支払われているものは価格に影響を及ぼし得よう
第十一章 十分一税
(六四)十分一税は消費者の負担する所となる
(六五)しかしそれは、外国からの輸入に対する奨励金の性質を有っているから、地主にとって不利である
第十二章 地租
(六六)地代と共に変動する地租は地代に対する租税であり、従って価格に影響を及ぼさない
(六七)しかし固定的地租は価格に影響を及ぼし、かつ最悪の土地を耕作している者にとり不公平であり、そして結局消費者の負担する所となる。従ってそれは労賃利潤間の関係に影響を及ぼし得よう。
(六八)しかしながら土地及び生産物に対するすべての租税は、供給需要間の関係を変更するから、生産を阻害する。アダム・スミス及びジー・ベー・セイの意見
第十三章 金に対する租税
(六九)金はそれに租税が課せられたからといって価格において急速に騰貴する傾きはない、けだし第一に、金の存在量は単に徐々として減少され得るに過ぎぬから
(七〇)第二に、金に対する需要は、ある確定量に対するというよりはむしろある交換能力に対するのであるから
(七一)従ってある事情の下においては租税が金に課せられてしかも何人によっても支払われないことがあり得よう。スペインの場合
第十四章 家屋に対する租税
(七二)同様に家屋に対する租税は、家屋数が急速に減少され得ないために、地主の負担する傾向となる
(七三)建築物家賃と敷地地代としての地代の分別
第十五章 利潤に対する租税
(七五)しかしながらこの騰貴は、固定資本または流動資本への資本の分割され方の相違によって、すべての場合においては同一ででないであろう。英蘭イングランド銀行兌換停止条例に関する、このことからしての結論
(七六)利潤に対する租税が地主階級に与える格別の影響
(七七)消費者としての株主に対するそれ
(七八)利潤に対する租税による物価の影響され方
第十六章 労賃に対する租税
(八〇)第一、貨幣労賃は食物の価格によって左右されるということ
(八一)第二、租税は労働の価格を騰貴せしめるであろうということ
(八二)かかる租税は結局、アダム・スミスの考えるが如くに消費者の負担する所とはならず、利潤の負担する所とならなければならぬ
(八三)彼れの結論が正確であるとしても、それは彼れの想像している如くに外国貿易におけるその国の力を破壊しはしないであろう
(八四)必要品及び労賃の課税に関する彼れの見解を更に検討す
(八五)課税の一般的影響
第十七章 粗生生産物以外の貨物に対する租税
(八六)貨物に対する租税はかかる貨物の価格を騰貴せしめる。もしすべての貨物が課税されるなら、貨幣が依然課税されずかつその供給が変動しないというだけの条件で、すべての価格は騰貴するであろう
(八七)生産的企業に対する課税の影響に関する枝話。債務の利子に対し課せられた課税は、一人から他のもう一人へのある富の移転に過ぎない
(八八)貨物が独占価格にある時には、それに課せられた課税は、価格に影響を及ぼさず地代に影響を及ぼすであろう
(八九)しかしながら粗生生産物に関しては事情はこれと異る。スミス、ビウキャナン、及びセイのこの点に関する理論を、特に麦芽に対する租税の問題に関聯して考察す
第十八章 救貧税
(九一)かかる救貧税は通常製造業よりも農業のより重く負担する所となるという事実によって、それは全部労働の雇傭者によって支払われることなく、一部分価格騰貴を通じて消費者によって支払われるであろう
第十九章 貿易路の急変について
(九二)急変が特定産業に及ぼす影響
(九四)戦争終結時の英国におけるが如き、農業の特殊の場合
第二十章 価値及び富、両者の特性
(九五) 価値と富との本質的相違、前者は生産の困難な点に依存し、後者はその便宜に依存す
(九六) 従って価値の標準は富の標準ではない。かくて富は価値に依存しない
(九七) 一国の富は二つの方法で増加され得よう、一、国の労働能力の増加により、従って生産された貨物の量と共にその全価値の増加によって、二、新しい生産の便宜によって、従ってこれは必ずしも価値の増加を伴わない
(九八) 不幸にして価値と富との区別は余りにもしばしば無視されている。特にセイによって
第二十一章 利潤及び利子に及ぼす蓄積の影響
(九九)労賃騰貴のある永久的原因がない限り、いかなる資本蓄積も永久的に利潤を下落せしめないであろう
(一〇〇)生産とは需要の物質的表現である
(一〇一)外国貿易への資本の利用は、国内で用いられて利潤を齎し得る資本額に絶対的限界のあることを示すものではない。しかしながらかかる使用は利潤がより大であると期待されるから起るのである
(一〇二)利潤と利子との関係
(一〇三)利子率は、他の原因による一時的変動を蒙るとはいえ、終局的かつ永久的には、利潤の作用によって支配される
第二十二章 輸出奨励金及び輸入禁止
(一〇四)輸出奨励金は国内市場において必ずしも価格を(永久的に)変動せしめるものではない。生産の増加の結果より不利な条件の下に耕作をなすに至る時を除けば、穀物に対する奨励金についてはこれは事実である
(一〇五)アダム・スミスの第一の誤謬、穀物の貨幣価格の騰貴は生産の増加に導くものと信じている
(一〇六)第二の誤謬、穀物の貨幣価格がすべての他の貨物の価格を左右するという命題
(一〇七)第三の誤謬、奨励金の結果は貨幣価値の永久的低落を惹起すとす
(一〇八)第四の誤謬、農業者及び地方紳士は穀物の輸出奨励金によって利益は受けず他方製造業者はその生産品の輸出奨励金によって利益を受けるとす。さて製造業者及び農業者は同一の地位にありかつ利益を受けない。地方紳士は地代が存在するために利益を受けるであろう
(一〇九)問題全部をビウキャナン及びセイの意見に関聯して更に論ず
第二十三章 生産奨励金について
(一一〇)孤立国における穀物の生産奨励金を支払うべき基金が製造貨物に対し課せられた課税によって徴収される時における、その奨励金の影響。かかる事情の下においては資本の分配には何らの直接的変動も起らないであろう
(一一一)労働の労賃及び雇傭資本家に対する影響
(一一二)その生産に必要な労働量の変化を通じての穀物の価値の変動によって資本家の地位に齎される影響と、課税または奨励金の理由によるその価値の変動によるそれとの相違
(一一三)穀物等に対する租税によって賄われた基金より支払われる所の製造業に対する奨励金の影響――第一の場合の反対
第二十四章 土地の地代に関するアダム・スミスの学説
(一一四)穀物を生産している土地は常に地代を産出しなければならぬというアダム・スミスの見解を批判し否定す
(一一五)これと反対に穀物を生産している土地の地代はスミスが鉱山地代が決定されるとなしている仕方で決定されることが主張されている、もっとも双方の場合においてリカアドウは、価格は用いられている最も肥沃ならざる資源よりの生産によって左右されるという事実に注意を惹いているが
(一一六)従って地主の利益は、スミスの見解とは反対に、土地の生産力の増加によって害され得よう
(一一七)地主の利益は常に消費者のそれと対立す。スミスは低い貨幣価値と高い穀物価値とを弁別していない
第二十五章 植民地貿易について
(一一八)アダム・スミスのなしたる如くに自由貿易の不変的利益を主張するのは正しい
(一一九)しかし植民地に課せられた禁止は母国を大いに利するであろう
(一二〇)相互に貿易しているある二国の貿易に課せられた禁止というより一般的な場合によってこのことを例証す
(一二一)高い利潤は価格に影響を及ぼさないということ
第二十六章 総収入及び純収入について
(一二二)一国の力は、その力が富またはそれから租税が支払われる基金に依存する限り、純所得に依存し総所得には依存しない。アダム・スミスはこのことを理解しない
(一二三)内国商業及び外国貿易の各々の利益についてスミスに更に誤れる点。一方が他方より有利であるということはない
第二十七章 通貨及び銀行について
(一二四)貨幣鋳造を左右すべき諸原則。量に依存する価値
(一二五)紙幣
(一二六)発行過剰を妨げる必要
(一二七)紙幣を一定の条件の下に金と兌換し得るものたらしめることによって、金属貨幣に代えて紙幣を用いる利益
(一二八)それは政府によって発行せらるべし
(一二九)これに関する種々なる意見
(一三〇)単本位または複本位の使用
第二十八章 富国及び貧国における、金、穀物及び労働の比較価値について
(一三一)アダム・スミスの主張する如くに、穀物で測られた金は、富国においては、高い価値よりはむしろ低い価値を有つ
(一三二)繁栄せる国が衰える時には、穀物で測られた金等の価値はその結果として騰貴するものではない
(一三三)金は必ずしも鉱山を所有する国において価値がより低いわけではない
第二十九章 生産者によって支払われる租税
(一三四)製造業における後期よりもむしろ初期の租税の支払に関する二つの誤謬の訂正
     イ、消費者は、彼れの租税支払期を遅延せしめ得ることによって、前払に対する利子の支払を補償される
(一三五)ロ、もし一〇%が課せられるならば、それは一年につき一〇%であり、各転嫁につきそうであるのではないであろう
第三十章 需要及び供給の価格に及ぼす影響について
(一三六)需要及び供給は価格を決定するとは言い得ない、次のことが顧慮されざる限り
(一三七)イ、貨幣の変動
(一三八)ロ、生産費の規制的影響
第三十一章 機械について
(一三九)一見したところ機械の導入は、生産に従事する種々なる階級に、単にそれが産業路に変化を惹起す限りにおいてのみ、影響を及ぼすように思われる
(一四〇)しかし労働に対する直接の需要は、流動資本より固定資本への資本の変化によって、著しく減少するであろう
(一四一)この減少はおそらく救治されるであろう、もっともそれは必ずしも直ちにではない
(一四二)労働の利益は、更に、流動資本の用い方の相違によって、著しく影響を被るであろう
(一四三)しかしながら機械の導入は一般に徐々として起るであろうから、有害な結果は予見する必要はない
第三十二章 地代についてのマルサス氏の意見
(一四四)地代を取扱うにあたってのマルサスの誤謬。第一の誤謬、地代をもって富の創造なりと考う
(一四五)マルサス氏の地代の三原則
(一四六)第二の誤謬、地代は土地の肥沃度によるとす
(一四七)第三の誤謬、労賃の下落は地代の一原因なりとす
(一四八)第四の誤謬、肥沃度の増加は地代の増加に導き、その反対も真なり、とす
(一四九)穀物と関聯しての「真実価格」なる語のマルサスによる矛盾せる使用
(一五〇)穀価の下落は必ずしもすべての他の貨物の価格の下落を齎すものではないこと

(一五一)公債所有者の地位を取扱うにあたって、マルサスは前述の如くこの原理を無視している


(訳者註)項への分類、及びその名称は、ゴナア教授のほどこせるものである。


〔目次―完〕


     


 

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(訳者註)アダム・スミス著『諸国民の富』キャナン版、第一巻、三〇頁。



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(訳者註)『諸国民の富』キャナン版、第一巻、三二頁。
 
 

 
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(訳者註)『諸国民の富』キャナン版、同上、三五頁。
(一一)(編者註)もし現在及びあらゆる時においてそれを生産するために正確に同一の労働を必要とするある一貨物が見出され得るならば、その貨物は不変的価値を有つものであり、そして他の物の変動を測り得る標準として極めて有用であろう。かかる財貨については吾々は何ら知る所なく、従ってある価値標準を定めることは出来ない。しかしながら、吾々が貨物の相対価値の変動の諸原因を知り得るために、またそれらの原因が作用する如く思われる程度を算定し得るに至らんがために、価値標準の本質は何であるかを確かめるのは、正しい理論を得るために、極めて有用なことである。
(編者註)第一版及び第二版にあったこの章句は、第三版から除かれた。ここではそれを旧に復しておく。

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(註)本質的ではなく、かつ境界線を正確に引き得ない所の、区別である。
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労働者が以前に得た所は…………………………二五
地主は………………………………………………二五
そして資本家は……………………………………五〇
                 ――――――
                    一〇〇
であり、そしてもしこれらの貨物の分量が二倍となった後に、各一〇〇のうち、
労働者の得る所はわずかに………………………二二
地主は………………………………………………二二
そして資本家は……………………………………五六
                 ――――――
                    一〇〇

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(編者註一)正確には、三三七頁、註二。
(編者註二)同頁、註一。
 
 
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退
 使
(註)この原理を明瞭に理解することは、私の信ずる所によれば、経済学にとって最も重要なことである。
調

 
 
 
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七〇と一〇〇との差===三〇
七〇と九〇との差 ===二〇
七〇と八〇との差 ===一〇
         ―――――
            六〇
}に等しく、[#「}に等しく、」は前の5行にわたる]
 他方生産物は三四〇、すなわち、
 一〇〇
  九〇
  八〇
  七〇
――――
 三四〇
}であろう、[#「}であろう、」は前の6行にわたる」]
そして私がこれらの部分を用いている間は、その各部分の生産物が等しい増加をなしても、地代は依然として同一であろう。もし生産物が、一〇〇、九〇、八〇、七〇ではなく、一二五、一一五、一〇五、九五に増加されたとしても、地代は依然として六〇であり、すなわち、
九五と一二五との差===三〇
九五と一一五との差===二〇
九五と一〇五との差===一〇
         ―――――
            六〇
}に等しく、[#「}に等しく、」は前の5行にわたる]
 他方生産物は四四〇に、すなわち、
 一二五
 一一五
 一〇五
  九五
――――
 四四〇
6

一〇五と一二五との差===二〇
一〇五と一一五との差===一〇
          ―――――
             三〇
}に下落するであろう、[#「}に下落するであろう」は前の4行にわたる]
他方生産物はなお人口の欲求する所を満たすに足るであろう、けだし需要は単に三四〇クヲタアに過ぎないのに、それは三四五クヲタア、すなわち、
 一二五
 一一五
 一〇五
――――
 三四五
5
使使使使
 
 
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 調
 
 調
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(編者註一)第一巻。
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    第五章 労賃について


 便便
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 便
殿貿
 この問題の全体はカアネル・トランズによって最もよく例証されている。
 
 
 
 

 
 使
 調
 
 

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…………一二ポンド
そして他の物に
…………一二ポンド
―――
二四ポンド
を費すであろう。
小麦が四ポンド四シリング八ペンスの時には、彼と彼れの家族とが消費する三クヲタアは、彼に
…………一二ポンド一四シリング
価格の変動しない他の物は
…………一二ポンド〇シリング
―――――――――
二四ポンド一四シリング
費さしめるであろう。
ポンド一〇シリングの時には、三クヲタアの小麦は
…………一三ポンド一〇シリング
そして他の物は
…………一二ポンド〇シリング
―――――――――
二五ポンド一〇シリング
費さしめるであろう。
ポンド一六シリングの時には、三クヲタアの小麦は
…………一四ポンド八シリング
そして他の物は
…………一二ポンド〇シリング
――――――――
二六ポンド八シリング
ポンド二シリング一〇ペンスの時には、三クヲタアの小麦は
…………一五ポンド八シリング六ペンス
そして他の物は
…………一二ポンド〇シリング〇ペンス
――――――――――――
二七ポンド八シリング六ペンス
費さしめるであろう。
 

 使
 

 かかる法律の有害なる傾向は、マルサス氏の有為な手によって十分に展開されているから、もはや神秘ではない(編者註)。そしてあらゆる貧民の友は熱心にその廃止を希望しなければならない。しかしながら不幸にして、それは極めて古くから行われ来っており、かつ貧民の慣習はその作用に基いて形造られ来っているから、吾々の政治組織から安全にそれを取除くことは、最も注意深くかつ巧妙な処理を必要とする。この法律の廃止に最も賛成な人々は、その利益のためにこの法律が誤って設けられた所の者に対する、最も恐るべき惨苦を妨げるのが望ましいならば、その廃止は最も徐々たる順序によってなさるべきであることに、すべて一致している。

 
 
 
 使
 


     


 
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(編者註)概算すれば四ポンド四シリング八ペンス[#「ペンス」は底本では「ペニス」]二分の一により近い。
しかし、地代を支払わない土地において一八〇クヲタアが生産され、かつその価格が一クヲタアについて四ポンドの時には、それは次の価格で売られる、
…………七二〇ポンド
そして地代を支払わない土地において一七〇クヲタアが生産され、かつ価格が四ポンド四シリング八ペンスに騰貴した時には、それはなお次の価格で売られる、
…………七二〇ポンド
かくて四ポンド一〇シリングで一六〇クヲタアは次を生む、
…………七二〇ポンド
そして四ポンド一六シリングで一五〇クヲタアは同一の額を生む、
…………七二〇ポンド
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 小麦が{四ポンド四シリング八ペンス/四ポンド一〇シリング〇ペンス/四ポンド一六シリング〇ペンス/五ポンド二シリング一〇ペンス}の時には、労賃は{二四ポンド一四シリング〇ペンス/二五ポンド一〇シリング〇ペンス/二六ポンド八シリング〇ペンス/二七ポンド八シリング六ペンス}であろう。[#この行「{}」に挟まれ「/」で区切られた要素は、底本では真横に並ぶ]
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四六五ポンド………………………………………………一五・五%
四五六ポンド………………………………………………一五・二%
四五五ポンド………………………………………………一四・八%
であろう。
 一クヲタアの価格/地代小麦で/利潤小麦で/労賃小麦で/合計
ポンド〇シリング〇ペンス/無し/一二〇クヲタア/六〇クヲタア}一八〇[#「}一八〇」はこの後の5行にわたる]
ポンド四シリング八ペンス/一〇クヲタア/一一一・七/五八・三
ポンド一〇シリング〇ペンス/二〇/一〇三・四/五六・六
ポンド一六シリング〇ペンス/三〇/九五/五五
ポンド二シリング一〇ペンス/四〇/八六・七/五三・三
そして同一の事情の下において、貨幣地代、貨幣労賃、及び貨幣利潤は次の如くであろう。
 一クヲタアの価格/地代/利潤/労賃/合計
ポンド〇シリング〇ペンス/無し/四八〇ポンド〇シリング〇ペンス/二四〇ポンド〇シリング〇ペンス/七二〇ポンド〇シリング〇ペンス
ポンド四シリング八ペンス/四二ポンド七シリング六ペンス/四七三ポンド〇シリング〇ペンス/二四七ポンド〇シリング〇ペンス/七六二ポンド七シリング六ペンス
ポンド一〇シリング〇ペンス/九〇ポンド〇シリング〇ペンス/四六五ポンド〇シリング〇ペンス/二五五ポンド〇シリング〇ペンス/八一〇ポンド〇シリング〇ペンス
ポンド一六シリング〇ペンス/一四四ポンド〇シリング〇ペンス/四五六ポンド〇シリング〇ペンス/二六四ポンド〇シリング〇ペンス/八六四ポンド〇シリング〇ペンス
ポンド二シリング一〇ペンス/二〇五ポンド一三シリング四ペンス/四四五ポンド一五シリング〇ペンス/二七四ポンド五シリング〇ペンス/九二五ポンド一三シリング四ペンス(編者註二)
(編者註一)これは一五・八%であるべきである。それは正確には一五・七六である。
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 一クヲタアの価格/小麦地代/小麦利潤/小麦労賃/合計
ポンド〇シリング〇ペンス/無し/一二〇/六〇/一八〇
ポンド四シリング八ペンス/九・九二/一一一・七三/五八・三五/一八〇
ポンド一〇シリング〇ペンス/二〇/一〇三・四/五六・六/一八〇
ポンド一六シリング〇ペンス/三〇/九五/五五/一八〇
ポンド二シリング一〇ペンス/一〇/三九・九七/八六・六九/五三・三四/一八〇
そしてもし貨幣で測られるならば。――
 
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一八〇クヲタアを一クヲタア二〇ポンドで売るであろう、すなわち……三、六〇〇ポンド
一四四クヲタアの価値を地代として地主に、これは三六クヲタアと
      一八〇クヲタアとの差である……………………………二、八八〇
――――――                        ―――――
三六クヲタア                          七二〇
三六クヲタアの価値を十名の労働者に、……………………………………七二〇
                              ―――――
 かくて利潤としては何物も残さないであろう。
私はこの二ポンドなる価格において労働者は引続き毎年三クヲタアを消費すると仮定し……六〇ポンド
かつ他の貨物に彼らは次を費すと仮定した、…………………………………………………………………一二
                                      ―――――――――
                                      各労働者に対し七二
従って十名の労働者は一年につき七二〇ポンドに値するであろう。
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(編者註)この区別を十分に理解するためには、第二十章を参照せよ。
 実に、外国貿易において特定商人が時に上げる大なる利潤は、その国における一般利潤率を高め、そして新しいかつ有利な外国貿易に携わるために資本を他の職業から引去ることは、一般に価格を高めかつそれによって利潤を増加するであろう、と主張され来っている。有力な権威者によって、より少い資本が、穀物の栽培に、毛織布、帽子、靴、等の製造に、必然的に向けられているならば、需要が引続き同一である間は、これらの貨物の価格は、農業者、帽子製造業者、織布業者、及び靴製造業者が外国商人と同様に利潤の増加を受けるに至るように、増加されるであろう、と云われている(註)。
(註)アダム・スミス、第一篇、第九章を見よ(訳者註――キャナン版第一巻九五頁)。
 
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(編者註)原書に to fact とあるのは in fact の誤植であろう。

 
(訳者註)傍点は編者の施せる所である。
 
 
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 一国の資本が減少するに比例して、その生産物は必然的に減少するであろう。従って、もし人民の側と政府の側とにおける同一の不生産的支出が続くのに、年々の再生産が不断に減少して行くならば、人民と国家との資源は加速度的に失われ、そして惨苦と破滅とがそれに随伴するであろう。
 過去二十年間(編者註)における英国政府の莫大な支出にもかかわらず、人民の側における生産の増加がこれを償って余りあったことは、ほとんど疑い得ない。国民資本が啻に害されなかったのみならず、それはまた大いに増加され、そして人民の年々の収入は、その租税を支払った後にすら、おそらく、現在においては吾々の歴史のいかなる以前の時代におけるよりもより大であろう。
(編者註)一七九三――一八一五年。
 
 
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 しかしこれは財産の移転に対する租税への唯一の反対論ではない。それは国民資本が社会に最も有利に分配されることを妨げるものである。一般的繁栄のためには、あらゆる種類の財産の移転及び交換にいかに便宜が与えられても多過ぎるということは無い、けだしあらゆる種類の資本が、国の生産を増加するためにそれを最もよく使用する者の手に入るようになるのは、かかる手段によるものであるからである。セイ氏は問う、『何故なにゆえに一個人はその土地を売らんと欲するのであるか? それは彼が、その資金がより生産的となるべき他の用途を考えているからである。何故に他の人はこの同じ土地を買わんと欲するのであるか? それは、彼に余りにわずかしか齎さず、または用途がなく、または彼がその使用を改善し得ると考える、ある資本を用いんがためである。この交換は一般所得を増加せしめるであろうが、それはけだしこれらの当事者の所得を増加せしめるからである。しかしもし、賦課がこの交換を妨げるほどに過大であるならば、それは一般所得のこの増加に対する障害である。』(編者註)しかしながらこれらの租税は容易に徴収される、そしてこのことは多くの人々によって、その有害な結果に対する幾らかの補償を与えるものと考えられるであろう。
(編者註)経済学、第三篇、第八章、三〇九頁。


     


 
 
 
 
 
 
第一等地からは一八〇クヲタアの穀物が取得され、
第二等地からは一七〇クヲタアの穀物が取得され、
第三等地からは一六〇クヲタアの穀物が取得されるならば、

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第一等地、一クヲタア四ポンド八シリングで一八〇クヲタアを産す……………………七九二ポンド
 差引{一六・三の価値、
    すなわち一八〇クヲタアに対し一クヲタアにつき八シリング}……………七二ポンド
 純穀物生産物一六三・七[#「一六三・七」の両側に傍線]                            純貨幣生産物七二〇ポンド[#「物七二〇ポンド」の両側に傍線]
第二等地、一クヲタア四ポンド八シリングで一七〇クヲタアを産す……………………七四八ポンド
 差引{四ポンド八シリングで一五・四クヲタアの価値、
    すなわち一七〇クヲタアに対し一クヲタアにつき八シリング}……………六八ポンド
 純穀物生産物一五四・六[#「一五四・六」の両側に傍線]                            純貨幣生産物六八〇ポンド[#「物六八〇ポンド」の両側に傍線]
第三等地、四ポンド八シリングで一六〇クヲタアを産す…………………………………七〇四ポンド
 差引{四ポンド八シリングで一四・五クヲタアの価値、
    すなわち一六〇クヲタアに対し一クヲタアにつき八シリング}……………六四ポンド
 純穀物生産物一四五・五[#「一四五・五」の両側に傍線]                            純貨幣生産物六四〇ポンド[#「物六四〇ポンド」の両側に傍線]
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第一、それは租税に等しい額だけ粗生生産物の価格を引上げ、従って各消費者の消費に比例して彼れの負担する所となるであろう。
第二、それは労働の労賃を引上げ、そして利潤を引下げるであろう。
 しからばかかる租税に対しては次の如き反対がなされ得よう。
第二、穀価の騰貴と労賃の騰貴との間にはかなりの時の隔りがあり、その間に労働者は多くの惨苦を経験するであろうということ。
第三、労賃の引上と利潤の引下とは蓄積の阻害であり、そして土壌の自然的疲瘠ひせきと同様の作用をすること。
第四、粗生生産物の価格を引上げることによって、粗生生産物が入っているすべての貨物の価格は引上げられ、従って吾々は一般市場において外国製造業者に平等な条件で対抗し得ないであろうということ。
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(註)単に租税のみによって価格が騰貴した貨物が、その流通のためあるより多くの貨幣を必要とするか否かは、疑い得よう。私はそれを必要としないであろうと信ずる。
 
 
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(註一)四ポンド八シリング一〇・三分の二ペンスで一八クヲタア
(註二)四ポンド八シリング一〇・三分の二ペンスで九クヲタア
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一、『あらゆる国家の臣民は彼らの各々の能力に出来得る限り比例して政府の支持に寄与すべきである。
二、『各個人が支払わざるべからざる租税は確定的であるべく、恣意的であってはならない。
三、『あらゆる租税は、納税者にとりそれを支払うに最も便利なように思われる時または方法において、賦課せらるべきである。
四、『あらゆる租税は、それが国庫に齎す以上には出来るだけ少く人民の懐中から取り去りかつ出来るだけ少く人民の懐中以外にあらしめるように、工夫せらるべきである。』
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(訳者註)キャナン版、第二巻、三二一頁。
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(訳者註)キャナン版、同上。

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(訳者註)キャナン版、三一三頁。
 
   
 
(編者註)『経済学』第三篇、第八章、三五三――四頁。
 
 
 
 

  
(編者註)前掲書、三四四頁、三五〇頁。
  


     

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(註)第五篇、第二章(訳者註――キャナン版、三二六頁)。
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(訳者註)同上、三二八頁。


     

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(編者註)ビウキャナン版、第三巻、三三八頁、註。
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(訳者註)引用は正確ではない。キャナン版、第二巻、三四九頁。
 
 
 
 
 
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(訳者註)キャナン版、第二巻、一二――三頁。
 その量が人為的に豊富にさせられたことから起る所の、一国における銀の価値下落の有つ不利益の一つは、――そして私はその唯一のものと考えるが――スミス博士により能く説明されている。もしも金銀の取引が自由であるならば、『外国に出るべき金額は何物とも引換えられずに出ることはなく、同一の価値を有つある種の財貨を持ち込むであろう。かかる財貨もまた、すべてがその消費と引換えに何物をも生産しない怠惰な者によって消費せらるべき単なる奢侈品及び高価品であるわけではないであろう。怠惰な者の真の富と収入とは、この異常な金銀の輸出によっては増加されないであろうから、彼らの消費もまたそれによっては増加されないであろう。それらの財貨は、おそらくはその大部分、確実にはそのある部分は、彼らの消費の全価値を利潤と共に再生産すべき勤勉な者の雇傭と維持とのための、原料や道具や食料品から成っている。かくて社会の死せる貯財の一部分が生ける貯財に転化され、そして以前に用いられていた以上の分量の勤労を動かすであろう。』(訳者註)
(訳者註)同上、一四――五頁。
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(編者註)『経済学』第三篇、第八章、二九八頁。
 
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(編者註)経済学、同上、三〇〇頁。
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 les droits d'entr※(アキュートアクセント付きE小文字)e et de halle sur la mar※(アキュートアクセント付きE小文字)e
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(編者註)『諸国民の富』ビウキャナン版、第三巻、三六八頁註。
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(編者註)同上、三五五頁。
 

 
   
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(編者註)『経済学』第二版、第二篇、第九章。


     


 

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(註二)その第一巻一〇八頁において、セイ氏は、『同一分量の銀は同一分量の穀物をを購買するであろうから、』銀は今日ルイ十四世の治下におけると同一の価値を有つと推論している。
 
 
 
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一、二つの生産物の交換においては、吾々は単に事実上それらを創造するに役立った生産的勤労を交換しているに過ぎない。…………五〇四頁。
三、一生産物を創造するために消費されなければならぬすべての生産的勤労の価値が、その生産物の生産費を構成する。…………五〇五頁。
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五、所得の価値は、もしそれが生産物のより大なる分量を(いかなる方法によろうとそれは重要ではないが)獲得し得るならば、その時に増加される。
六、価格は諸物の価値の尺度であり、そしてその価値はその効用の尺度である。第二巻…………四頁。
一〇、一特定国の人民が一生産物に見出す効用は、彼らがそれに対して与える価格による他に評価され得ない。…………五〇二頁。
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 しからば、必要品騰貴の結果として、蓄積に対する動機がなくなるほど労働が騰貴し従って資本の利潤が極めてわずかしか残らないようになるまでは、生産的に使用され得ないほどの資本額が一国において蓄積されることは有り得ない(註一)。資本の利潤が高い間は、人は蓄積せんとする動機を有つであろう。人が満足されぬ熱望を有つ間は、彼はより多くの貨物に対して需要を有つであろう、そして彼がそれと引換に提供すべき何らかの新しい価値を有っている間は、それは有効需要であろう。もし年々一〇〇、〇〇〇ポンドを得ている人に一〇、〇〇〇ポンドが与えられるならば、それを金庫にしまわずに、彼は、一〇、〇〇〇ポンドだけその支出を増加するか、それを自分自身で生産的に用いるか、または同じ目的のためにそれを他人に貸付けるであろう。そのいずれの場合においても、需要は異る物に向けられるけれども、需要は増加するであろう。もし彼が支出を増加するならば、その有効需要はおそらく、建物、什器、またはこれに類する享楽品に向うであろう。もし彼が一〇、〇〇〇ポンドを生産的に用いるならば、その有効需要は、新しい労働者を働かしむべき食物、衣服、及び粗生原料品に向うであろうが、しかしそれも依然として需要である(註二)。
 
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(註)同一の意見をセイ氏は主張している。第二巻、三三五頁。
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(註)地代についての章を参照。
 
 
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 しかし、彼らの同胞市民のあらゆる者がこの事業に入るのが自由である時に、いかに彼らはその財貨の市場価格を永久的にその自然価格以上に支持し得るか? 彼らは外国の競争に対しては保証されているが、内国の競争に対しては保証されていない。かかる独占――もしそれがこの名で呼ばれ得るならば、――からその国に生ずる真実の害悪は、かかる財貨の市場価格を騰貴せしめることにはなく、その真実価格、自然価格を騰貴せしめることにある。生産費を増加することによって、国の労働の一部分はより不生産的に用いられるのである。
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(註)一七二―一七三頁を参照。[#第九章冒頭部分(五六)のこと]


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 アダム・スミスが最大量の勤労を動かす資本用途をもってよしとしているのは、大なる人口より生ずる何らかの想像上の利益、またはより多数の人類の享受し得べき幸福を根拠として云うのではなく、明かにそれが国力を増進するという根拠による(註)、けだし彼は曰く、『あらゆる国の富、及び力が富に依存する限りにおいてその力は、常に、その年々の生産物の価値に、すべての租税が窮極的にそこから支払わねばならぬ資金に、比例しなければならない。』と。しかしながら、租税支払能力は純収入に比例するものであり総収入に比例するものではないことは、明かでなければならない。
(註)セイ氏は私を全然誤解し、私がかくも多くの人類の幸福をどうでもよいことと考えたものと想像している。私がアダム・スミスのって立つ特定の論拠に私の記述を限定していたことは、この本文が十分に示すものと私は考える。
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(註)私が金貨について言うことは何であろうとすべて、等しく銀貨にも適用し得る。しかしあらゆる場合において両者を挙げる必要はない。
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 同じ注意は二十オンスという特定量に対しても妥当する。それを十オンスまたは三十オンスにするのに十分の理由があるであろう。



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(註)『公共の富の性質及び起源に関する一研究』、一三頁。

 


     

(編者註)本章は第一版にも第二版にも現われていない。
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(註)『地代の性質及び増進に関する研究』一五頁
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(註)いかなる量の増加をマルサス氏は論じているのであるか? 誰がそれを生産することになっているのであるか? 増加された分量に対する何らの需要も存在しないうちに、誰がそれを生産する動機を有ち得ようか?
   

『増加しつつある人口の欲望する所を供給するために、土地に新しい資本を用いるに当って、――この新しい資本が耕地を拡張するに用いられようと、または既耕地を改良するに用いられようと、――主要な問題は常に、この資本に対する希望収得に依存する。そして総利潤のいかなる部分も、かかる資本の用い方に対する動機を減少せしめることなしには、減少され得ない。農地のすべての必要費のそれに比例する下落によって十分にかつ直ちに相殺されない所のあらゆる価格下落、土地に対する租税、農業資本に対するあらゆる租税、農業者の必要品に対するあらゆる租税は、計算に現われて来るであろう。そしてもしこれらすべての費用を斟酌した後に、生産物の価格が、用いられた資本に対し一般利潤率によっての正当の報酬及び少くともその以前の状態における土地の地代に等しい地代を、残さないならば、計画された改良をなすに足る動機は存在し得ない。』『諸観察』二二頁。
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(註)一一二、一一三頁。[#第六章第九段落目以降のこと]
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(註一)七三、七四頁を参照。[#第二章後ろから数えて三段落目のこと]
(註二)一定量の附加的資本が、何らの地代も支払われない新しい土地に用いられようと、または既に耕作されている土地に用いられようと、もし両者から取られる生産物が分量において正確に同一であるならば、粗生生産物の価格及び地代の騰貴に関する限りにおいては、同一の結果が随伴するであろう、ということは、あらゆる場合に述べる必要はないが、常に理解されていなければならぬ。五七頁を参照。[#第二章(二五)の最後の段落のこと]
 
(一四九)マルサス氏は、穀物は特殊の性質を有っており、ためにその生産は、すべての他の貨物の生産が奨励されると同一の手段によっては奨励され得ない、というスミス博士の議論の誤謬を、正当に評論した。彼は曰く、『多年の間を平均して、穀価が労働の価格に及ぼす力強い影響を、決して否定せんとするものではない。しかし、この影響が土地へのまたは土地からの資本の移動を妨げるが如きものではない――これこそが問題の点である、――ということは、労働が支払われかつ市場に齎される仕方を簡単に研究し、またアダム・スミスの命題を仮定すれば不可避的にそうならざるを得ぬ結論を考えれば、十分に明かならしめられるであろう。』(註)
(註)『穀物条例に関する諸観察』四頁
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(註)四〇頁。[#第一章第五節(二〇)のこと]
 
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(註)『一意見の諸基礎』云々、三六頁。
 第一に私は、全国の総所得の価値ですら、マルサス氏がここで主張している比例では減少するものではないということを、既に説明したと考える。穀物が五〇%だけ下落したから各人の総所得は価値において五〇%だけ低減する、ということにはならぬであろう(註)。彼れの純所得は実際価値において増加し得るであろう。
(註)マルサス氏は、同書の他の部分において、穀物が三三・三分の一%変動する時には貨物は二五または二〇%変動するものと想像している。
 
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200572
201445

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