石川三四郎




     

 

 

 

 西

 

 西

 

 

 

 
 滿西
 
 調
 
 

     

 
 滿

 

 

 


 
 
西
西
 西西
 

 
 
 

 

鹿

 
 
 
 

 
 使
 
 

     


 

退退退
  

 

 西
 
 使鹿※(「二の字点」、1-2-22)
 輿輿()()
 姿
 便便
 

     


 

 
 
 

滿
 

 

 
 
西

 退稿祿西西鹿
 
  
一、五十嵐太郎右衞門屋敷、堅(表間に)は六十五間五尺、裏行三十間、田畑山林共水越石とも持高百七十五石所持有之候得共、江戸表年々日増しに御繁昌に相成、京都宮樣方初め大阪表並に諸國御大名、御旗本方、寺院方、御參勤御荷物繼ぎ送り往還通り宿に相定り宿場通り家々間口に應じ日々御傳馬役相掛り、右者(五十嵐のこと――筆者)表口多分に所持致し、難儀致居候云々
 

     

 


 退
 祿退
 輿西姿
 西西西鹿 西西西
 
 ※(二の字点、1-2-22)退
 廿

     

 



 ※(二の字点、1-2-22)


 
 宿宿宿※(二の字点、1-2-22)退
 婿婿
 
 

     

 便
 滿調調綿
 調使
 宿

     

 
 

 宿宿宿
 宿宿
 西滿
 宿
 ※(二の字点、1-2-22)
 姿宿宿

     

 
 
 
 姿
 
宿宿宿宿
 姿
 宿※(二の字点、1-2-22)宿

     

鹿
 

 
 
 宿
 
 
 婿
 
 鹿

     


 
 
 

 

 ※(二の字点、1-2-22)
 
 ※(二の字点、1-2-22)稿宿宿
 
 
 退退退
 退退

     


 滿

 

 

 
 
 滿
 
     
旭山 石川三四郎
 予今平民社に入る、入らざるを得ざるもの存する也、何ぞや、曰く夫の主義てふものあり、夫の理想てふものあり、然りと雖ども予の自ら禁する能はざるものは啻に是れにのみに非ず、否寧ろ他に在て存する也、堺、幸徳兩先輩の心情即ち是れのみ、彼の南洲をして一寒僧と相抱きて海に投ぜしめしは是れに非ずや、彼の荊軻をして一太子の爲めに殉せしめしは是れに非ずや、徒らに理想と言ふ勿れ、主義と呼ぶ勿れ、吾は衷心天來の鼓吹を聞けり、曰く人生意氣に感ずと、
 
 
 西
 

     姿


 ※(二の字点、1-2-22)

 
 ※(二の字点、1-2-22)※(「狂−王」、第4水準2-80-26)
 姿鹿
 姿
 

 
 西

     


 

 

 宿
 姿
 ※(二の字点、1-2-22)
 西※(二の字点、1-2-22)
 
 ()()
 滿
 宿西西

     

宿姿
 
 
 
 
 
  

     


 滿

 

 
 
 
 西
 調
 

     

 西
 


 
 
 西
 西
 
 西※(二の字点、1-2-22)西西西
「……大暴動は鑛業主と勞働者との間に起りたる一椿事に過ぎずといへども、而も交通を遮斷し、電話、電燈、電信の電線を切斷し、道路、橋梁、鐵道、家屋建物を破壞燒失し、終に多數の人命を傷ふに至らしめ、數百の警察官を以つて鎭撫する能はず、なほ高崎連隊より出兵するに至りたるは、政府當局者の無責任にあらずや云々」
 西

     

 西
 
 
 
鹿便
 この最後の一節には覺えがないが、當時の激しい鬪爭の中で、平民社の内部の空氣が至極ほがらかであつたことを思ひ出させます。もう一つ堺の『平民社より』を紹介しませう。
「△活版の工場にリュウちやんといふ十ばかりの可愛らしい女の子が居る――石川さんモウ原稿は出ないこと? ――などといつて使に來る、われわれの事業にもコンナ小兒勞働を必要とするかと思へば情なくなる」
「△旭山は控訴なんぞ面倒だから仕方ないといつて居る、檢事の方でも眞逆やりは仕まい、すると判決言渡より五日の後、即ち三十一日に確定となつて『明日檢事局に出頭しろ』といふ樣な通知が一日にくるとすれば、多分二日から入監することになるだらう」
 
 廿
「△旭山は入獄の準備やら、送別の招待やらで大ぶん忙がしい樣だ、昨日は丸善から何かの本を二、三册買つて來た△昨日と云へば秩序壞亂で又やられた、あんなものが何うして、と云つた所で仕方がない、お上の遊ばされる事だ△今夜はお隣の新富座の伊井蓉峰君から招かれて、霞外と旭山と僕と三人で見物に行く、旭山は河合武雄が好で、入獄前に一度見たいと云ふのだ△又月末になつた、ノンキな事ばかり云つて居れない」
 

 使
 

     


 

 西西
 
 
 
 調西
 退滿
 
 姿
 

     



 
 
 
 
 便西
 調退
 使
 ※(二の字点、1-2-22)穿 鹿
 
 滿
 
 姿

     

 滿西稿
 
 
 西西西
 西

 

 

 
 
 
  ()()西

     

 宿
 西稿稿
 
 
 
 西姿

     

 滿
 調
 調

 

 

 ※(二の字点、1-2-22)

 

 
沿
 

 
 
 

 


 
 

 
 

     

 
 滿退

 

 退※(二の字点、1-2-22)

 

 

 

 





 

 

 
 

 滿

 

     

 西
 西西 
 西

 



 

 
 
 

 

 
 





 姿
 

 
 
 
(永々紙面を汚しました「浪」は限りなくつづくのですが、一先づこれで……)

(昭和二十三年五月―十二月)






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20061117

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