青年に訴う

AUX JEUNES GENS

ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin

大杉栄訳




『青年に訴う』は、クロポトキン自身も言っているごとく、クロのもっともお得意のものだ。そして二十余りの諸外国語に翻訳されて、クロの著作の中でももっとも広く読まれている。
 僕はかつてそれを、もう十三、四年前のことだが、『日刊平民新聞』に訳載した。そしてその最後の一章のために、秩序紊乱という名の下に、二た月か三月牢に入れられた。
 その留守中に、クロから故幸徳に手紙が来て、「自分の著書の中でももっともモデレェトな(温健な)あんなもののために、その自由を犠牲にした若い同志に」云々とあった。
 その後三、四年して、僕の翻訳はアメリカにいる同志の団体の社会革命党から出版され、その幾百部かは日本にもはいって来た。
 こんどはそれを全部書きかえたのだ。
 週刊『労働運動』に連載した時には、ほとんど無事であったのだが、一まとめにするとなると無残にやられてしまった。
 仕方がない。あきらめられぬとあきらめるんだ。





 
 
 
 
 便



 
 
 
 鹿 
 
 
 使
 
 
 

 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 輿
 
 



 
 
 
 調
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 鹿
 



 
 
 使
 
 
 使
 
 
 



 
 
 
 使
 鹿
 湿
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 調
 



 
 
 
 





底本:「大杉栄・伊藤野枝選集第1巻 クロポトキン研究」黒色戦線社
   1986(昭和61)年6月1日発行
入力:クロポトキン・プロジェクト
校正:浜坂邦彦
2014年7月22日作成
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