赤あかちゃんが、おかあさんの おっぱいを すぱすぱと のんで いました。そばで みて いた つね子こちゃんは、 ﹁おいしそうね。﹂ と いいました。 ﹁おまえも こう して のんだのですよ。﹂ と、おかあさんが おっしゃいました。つね子こちゃんは きゅうに おちちが こいしく なりました。 ﹁あたしにも のましてよ。﹂ と、おかおを だすと、赤あかちゃんが、 ﹁ううん。﹂ と いって、おこりました。 ﹁いじを つついては いけません。﹂ と、おかあさんが おっしゃいました。 ﹁赤あかちゃんの いじわる。﹂ と いって、つね子こちゃんは おもてへ いきました。 おとなりの よしおさんと あそんで いると、かぜが ふいて きて、ごみが お目め目めに はいりました。 ﹁ぼくが とって あげよう。﹂ と、よしおさんが とろうと しましたが、とれません。よしおさんが、つね子こちゃんを おうちへ つれて きて あげました。おかあさんは、 ﹁よしおさん、ありがとう。﹂ と おっしゃいました。 つね子こちゃんは よく お目め目めを あらいました。 ﹁おちちを さして あげましょう。﹂ つね子こちゃんは おかあさんに だかれて、おっぱいを たらたらと お目め目めに いれて いただきました。 ﹁もう、よく なった?﹂ と きいて、そばで みて いた よしおさんも おっぱいを こいしそうに ながめて いました。