随筆 新平家

吉川英治









 
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英治
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梅が香や四十初惑しよわくと思ひしに
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出家の話

     

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 祇園精舎の鐘の声と打出したる平家物語を一貫せるは、悲劇の調べなり。世は移れども、人間栄華の執着に伴ふ憎悪怨念の陰影は、千載のもと、ます/\深刻を加ふ。大正の詩人と画家とが、この一巻を作れるもまた、之によりて、自家心中の平家物語を描くものにあらずや。

  人の世のこのことわりのかなしさよ
  憎まずしてはいとがたかり

 恨むらくは、驕るもの必ずしも亡びず、正しきもの必ずしも栄えず、この道理の顛倒てんとうをいかにかせん。之を思ふとき、吾等の悲哀は長しといふべし。

  新しき心をもちて悲しくも
  平家の人のごとくたゞよふ

  世に住めど大原山のこゝちして
  淋しき花をひとり摘むかな

大正八年暮秋 与謝野寛

 

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 椿


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 そんな句をおもい出しながら、煙草を吸う。この喫煙癖がまた、近来、度が増すばかりで、どうにもやめられない。(昭和二十六年十二月)

客窓雑記

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牛歩漫筆

     

 
 
 
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 ()※(二の字点、1-2-22)()
 

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 鎌倉を中心とする頼朝その他の源氏がわの遺蹟は、京、近畿、西国の平家遺蹟とくらべて、決して乏しい数ではない。
 自分は、今春以来、伊豆の熱海で、仕事をしているが、たとえば、この附近の伊東、真鶴、石橋山、また箱根一つ向うの三島、北条といった附近にも、随所、行くところに、源氏にゆかりの田野や叢林はあるが、なぜか、例外なく、訪う人も稀れである。平家の史蹟にみるような永劫の余韻と、人の慕う風趣が見られない。
 そこで、考えてみると、これは平家びいきとか、源氏びいきといったような単純なものではなく、文化の差であろう。文化においては、平家文化は鎌倉のそれよりも、たしかに、ずば抜けた遺産を歴史の土壌へこぼして行った。その意味では、平家は、源氏にやぶれたが、文化の上では、ついに勝っていたともいえると思う。また源氏の末路よりも、平家滅亡のすがたのほうが、より以上、詩であったということにも、民衆の心をひく何かが潜んでいるのではなかろうか。

 歌舞伎座の読者大会では、昼夜にわたって、たくさんな読者にまみえ、平家について一夕話をこころみたが、心にある何分の一も話せなかった気がしてならない。にもかかわらず、以後、多くの人から御感想やお便りなどいただいて、なお恐縮している。
 このごろ、「平家についての一夕談でも」という講演の依頼をよくうける。しかし、如上じょじょうのごとく、不得手なのと、時間もないので、一切お断りのほかはない。せめてなしうることは、このしおりの欄と、週刊朝日で月一回の「筆間茶話」を読者に送るぐらいなところである。それさえ、じつは意に充ちてしたこともないが、諒とせられたい。

 この第十二巻「かまくら殿の巻」は、巻の名を按じるとき“浮巣の巻”としようか“おん国母の巻”としようか、などと思い惑ったほど、内容は、東国の頼朝中心のうごきと、京、福原における平家晩鐘の中の話とが、ちょうど、半々になっている。
 いったい、頼朝については、遠い以前に、ぼくはいちど朝日新聞に「源頼朝」として書いたことがある。人によると「いちどお書きになったものは、書き易いでしょう」というが、じつは、前に手をかけたことのある人物や同場面というものは、なにかしらひどく書き難いものである。それと、こんどの「新・平家」では、頼朝と政子、頼朝と義経、頼朝と鎌倉創府の事情なども、前のものよりは、精密にわたっているし、何よりは、平家との交渉に、全重点をおいて書いたので、いささか新味を加えたつもりでもある。どこまでも「新・平家物語」は、平家が焦点ではあるが、そんな意味からも、一巻には、源氏を象徴する巻があってもよいかと思い「かまくら殿の巻」に決めた。杉本さんの見返しの絵も、そうしたことを話しあって描いてもらった構想である。――鎌倉創府図と、大仏殿炎上と、二つの画の、即不離を、見ていただきたい。

“水鳥記”“黄瀬川の対面”のあたりは、自分も忘我の愛情をそそいで書いた。読者の反響も大きかった。頼朝と義経とが、初めて、兄弟の名のりをする、そして、一つ父の子と子が、手をとりあって泣いた――あのくだりは、単なる歴史記述で読まれてさえ、そのままが美しい詩であるばかりでなく、ぼくら日本に生きる者の肉親感の琴線きんせんをかなでるものらしい。そして、「この兄弟が後には骨肉の争いに血をみる」ことを予想するさえ、読者には忍び難いほど辛いらしい投書もあった。たしかに、もし頼朝と義経とが、黄瀬川の夜の涙を、温かに、もち続けえたら、源氏の運命は、まったく違っていたはずである。しかし、歴史は非情なほど後人へものを語るに冷厳である。ただ、今日に思い合わせて、また、人間性にかえりみて、非情なる歴史をおたがいの中にくり返さぬようにするしかない。

 この栞のためには、知己や先輩にも、つい御迷惑をかけている。今月の客欄には、中村孝也博士に感想をおねがいしたよしを、編集子から伺った。孝也先生の名著「源九郎義経」などは、ぼくはもう何十年も前に、愛誦措かなかったものである。そのころはまだ自分が作家になり、かかる小説に筆をそめることさえ夢想していなかったのにと、何か、感慨にたえない。そして、青年時代のそうした愛誦書なども、無意識のうちに、自分の著業には、なんらかの眼にもみえない影響をもっていたろうことも思われて、読書の恩を深く感じる。菜根譚のうちに、
読書随所浄土
 ということばがあるが、単に、書を開く手には浄土が降りてくる――ばかりでなく、自分の一生にまで影響する大きな機縁も知らぬまに生じていよう。考えてみると、ぼくなど無数の読書の恩をうけてきた一人である。(昭和二十八年七月)
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 退
 
(東方)生田川を中心とする源平両陣の衝突。
(北方)鵯越えと会下山との間の長田方面の衝突。
(西)明石方面からの磯づたいに一ノ谷の西木戸を突いた源氏と平家勢との戦い。




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底本:「随筆 新平家」吉川英治歴史時代文庫、講談社
   1990(平成2)年10月11日第1刷発行
   2009(平成21)年4月30日第8刷発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:門田裕志
校正:トレンドイースト
2013年5月4日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。




●表記について


●図書カード