食品とその混ぜ物処理

FOOD AND ITS ADULTERATIONS; ANALYTICAL SANITARY COMMISSION OF "THE LANCET"

アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D.

水上茂樹訳




185154


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 表題:混ぜ物処理に使われていることが他の人たちによって確かめられたもの。(*リスト省略)
 表題:混ぜ物処理の種々の目的に使われていると他の人たちにより言明されていて、その多くのものは使われてきていて時には可能性が極めて高いが、信頼性のある事実が提示されていないもの。(*リスト省略)
 表題:混ぜ物処理に使われていると言明されているが使用されていないと思われる物品(*リスト省略)。
 種々の消費物資の分析で到着した結論を以下のように列挙したのは、研究の性質および範囲についてある概念を伝達し、読者が最小の困難および時間の消費でこの研究の本体に含まれる主な事実および結論を獲得できるためである。

コーヒーとその混ぜ物処理


 分析に用いた挽いたコーヒーの第一シリーズ標品を顕微鏡観察して得た結論は次の通りであった。

1.34標品のコーヒーは3標品を除いて混ぜ物処理をされていた
2.31例においてチコリー(キクニガナ)が存在した
3.12例で炒った小麦
4.インゲン豆とジャガイモ粉がそれぞれ1例づつ
5.6例の混ぜ物処理はチコリーだけであった
6.残りの15標品で混ぜ物処理はチコリーおよび炒った小麦またはジャガイモ粉からなっていた

7.多くの例において存在するコーヒーの量は非常に少なく、他の例では全量の1/5、1/4、1/3、1/2などであった


同時に分析した第二シリーズにおける結論は次の通り

1.20標品のうち18標品はチコリーで混ぜ物処理をされていた

2.4標品はチコリーの他に炒った小麦を含んでいた


コーヒーについての第二の報告、このシリーズの検査の結果として得られた結論は次の通りであった。

1.検査した42標品のコーヒーのうちで11は混ぜ物処理をしていなかった
2.残りの31標品はすべてチコリーが混ぜてあり、多くの例において試料の主な部分を占めていた

3.2例においてだけチコリーが観察された他の混ぜ物処理が見られた。一つはセイヨウトチノキ(horsechestnut)に似た植物性のもので、他は無定形の物質でたぶん着色に使われたのであろう


コーヒーについての第三の報告 小缶入りのものについて。得られた結論は次の通りであった。

1.分析したパッケージ、瓶、缶に入った29標品は1つの例外を除いてすべて混ぜ物処理をされていた
2.28標品はチコリーの混ぜ物がされていた。この根は多くの場合に商品の主な部分を占めていた

3.コーヒーのうち5標品は炒った小麦デンプン、およびサトウダイコンの根およびドングリに似た物質を含んでいた


コーヒーについての第四の報告 後に行ったコーヒー標品分析の他のシリーズを調べた結果は次の通りであった。

1.検査を行った20標品のコーヒーのうちで19標品はチコリーの混ぜ物がされていた

2.標品の幾つかは燃やすと赤色の酸化鉄が残る。これはコーヒーに含まれるチコリーの混ぜ物処理に使われたヴェニス赤のような鉄分を含む土地成分から生じたものである


コーヒーについての第五の報告 標識をしたパッケージの中にチコリーとコーヒーの混合物を売ることが公認されたすぐ後で買った34標品を検査した結果は次の通りであった。

1.すべてコーヒーとして購入した34標品のうち3標品のみは真正であり少なくとも31標品はチコリーを種々の割合で含んでいた
2.6標品は商品の3分の1にチコリーを含んでいた
3.22標品でチコリーは商品の2分の1であった
4.3標品はほとんど全体がチコリーであった
5.13標品はチコリーとコーヒーの混合物とは書いてなかったが10標品はチコリーが混ぜてあった

6.残りの21標品はすべての例において「コーヒーが明らかに要求されている」ものであるにも拘わらず「チコリーとコーヒーの混合物」と標識されていた


コーヒーについての第六の報告  前に34標品を購入した数日後に同じ店から挽いたコーヒー34標品を購入して検査した結果は次の通りであった。

1.すべてコーヒーとして購入した34標品のうち9標品は真正であったが、25標品以上は種々の割合でチコリーを含んでいた
2.8標品においてチコリーは製品の約3分の1の割合で存在した
3.14の標品においてチコリーは約半分であっ
4.3標品はほとんど完全にチコリーからなっていた
5.標品のうちの2つは「チコリーとコーヒーの混合物」と標識してはなかったが、チコリーにより混ぜ物処理をされていて、混ぜ物処理を生計としていた両者ともに100ポンドの罰金に処せら

6.「コーヒーが明らかに要求されている」であったのに、25標品においてチコリーを含んでいた。23標品は「チコリーとコーヒーの混合物」と標識されていた


 従ってこれら2つの分析表を比較すると、我々の以前の報告の結果として標識をつけないでチコリーとコーヒーの混合物を売ると100ポンドの罰金に処せられるので、慎重になっていることが判る。そしてまたディーラーの多くは要求されると真正品を売っている。しかし、「混合物」は今でも公衆にコーヒーとして騙して売られている。
 この報告の追加としてコーヒー10標品を購入したが、その結果は次の通りであった。
 2標品は「チコリーとコーヒーの混合物」と標識されていたがコーヒーとして売られていた。1つは「チコリーとコーヒーの混合物」として売られていて、事実はその通りであった。7標品は真正品であった。

砂糖とその混ぜ物処理


 黒砂糖36標品の検査から次の結論が得られた。

11
2.不快な昆虫であるダニ(ascari)は36標品のうち35標品に存在し19例にはかなりの数が存在した
3.カビ(fungi)の胞子(sporule)と線維は少なくとも10例において存在した
4.ブドー糖は36例すべてに検出され時には非常に大量であった
5.糖のすべてに種々の量の植物アルブメン(タンパク質)が含まれていた
6.すべての糖に木材線維が多かれ少なかれ見られた
7.少なくとも11例において石の粒子または埃が観察された
8.すべての糖標品に種々の量のデンプンまたは穀粉が個々の顆粒または顆粒と細胞の集合体として含まれていた

9.糖の4標品において穀粉の量はかなり多く、明らかに混ぜ物処理の目的で使われていた


角砂糖の15標品の検査結果は次の通りであった

1.どの糖にも砂糖黍の断片は存在しなかった。砂糖の精製のあいだに木炭を通して濾過によって分離されていた
2.ダニはどの例にも見られなかった
3.3例にだけブドウ糖が痕跡的に見られた
4.どの例にもカビの胞子は見られなかった
5.15例すべてにおいて量は異なるが非常に少量の穀粉が存在した
6.10例において動物性の物質が観察された

7.木材線維の鋸屑様の断片が12例で見られ、少なくとも7例において大量であった


第二の報告
種々の店で最近に購入した黒砂糖を検査する第二シリーズから次の結論が得られた。

1.砂糖の昆虫であるダニはすべての砂糖に存在し、標品の多数において大量に存在した
2.カビの胞子は同じようにすべての砂糖に存在した

3.36標品の糖のうち2標品は穀粉によって混ぜ物処理をされていた。1標品はタピオカ、もう1標品はジャガイモ粉が加えられていた


アロー・ルートとその混ぜ物処理(*略)

コショウとその混ぜ物処理(*略)

辛子とその混ぜ物処理(*略)

チコリーとその混ぜ物処理(*略)

パンとその混ぜ物処理(*略)

小麦粉とその混ぜ物処理(*略)

エルヴァェンタ・レヴァェンタ(*略)

ココアとその混ぜ物処理(*略)

オートミールとその混ぜ物処理(*略)


茶とその混ぜ物処理


 輸入したものおよびこの国の商人から購入した種々の紅茶および緑茶の分析から得られたうちでもっと重要な結論は次の通りであった。 紅茶について確かめられた主な点は次の通りであった。

1.主な紅茶 --- すなわち工夫茶と小種茶、は大部分はこの国に到着したときに真正の状態である
2.紅茶のある銘柄たとえば香りつきオレンジ・ペコエとかケイパー(Caper)はいつでも混ぜ物処理をされていて、混ぜ物処理は一般に石墨または黒鉛による茶葉の色付けである。ケイパーは同じように稲藁、リー茶(Lie tea)など茶葉以外の葉のように他の物質を混ぜている

3.種々の偽物ケイパーやガンパウダー(中国産高級茶)紅茶が作られ、これらは茶屑や他の葉の屑および砂を含み、ガム(粘性物質)で小さい塊にし、石墨、プラシャンブルー、ウコンの粉で表面を覆ったり色付けしている。時に偽物は別にして売られることもあるが、非常にしばしば上等のケイパーすなわち石墨だけで覆った茶葉に加えて混ぜ物処理をする。


緑茶について主な結論は次の通りである。

1.これらの茶は大英帝国で育て製造したアッサム(インド北東部)からのものを除くと、いつでも混ぜ物処理をされている。すなわち種々の着色物で照りを出している
2.着色物は一般にプラシャン・ブルー、ウコン粉、およびチャイナ粘土であって、他の添加物は時に使われるが頻繁には使われない
3.これらの着色物プラシャン・ブルーすなわちフェロシアン鉄は健康に傷害を及ぼすとみなされている
4.この国では実際に緑茶と言うべきもの、すなわち自然の緑色をしている茶は存在しない
5.緑茶、特にガンパウダーは覆ったり照りをつける他に、紅茶よりも他の方法で混ぜ物処理を受ける。茶の葉以外の葉たとえば稲藁そして特にリー茶が混ぜられる

6.リー茶は緑茶に似たように作られシナ人自身がガンパウダー茶を混ぜ物処理するために広範に使っている。また我が国にも大量に送られてきていて我が国の茶商人や雑貨商によって同じ目的に使われている


上記は輸入された紅茶および緑茶の状態についての重要な結論であるが、これらは我が国においてさらに悪い状態にされている。従って次のように事実を提出する。

1.使った茶葉はしばしばガムその他で化粧して真正の紅茶、そして人工的に色および照りをつけて時には緑茶として大衆に再び売っている
2.着色に使われる物質はしばしば高度に有毒であって、多くの場合にシナ人が使っているものよりもより反対すべきであるし有害である
3.紅茶と緑茶が茶の葉ではなく茶の性質を持っていない植物の葉から作られることは珍しいことではない

4.紅茶のリー茶はしばしば色を付けて我が国のディーラーや雑貨店によって緑茶の混ぜ物処理に使われている


ミルクとその混ぜ物処理(*略)

アイシングラスとその混ぜ物処理(*略)

食酢とその混ぜ物処理(*略)

ピックルスとそれらの混ぜ物処理(*略)

ショウガとその混ぜ物処理(*略)

ターメリックとその混ぜ物処理(*略)

シナモンとその混ぜ物処理(*略)

桂皮とその混ぜ物処理(*略)


ナツメグとその混ぜ物処理


ナツメグ18標品を調べた結論は

1

2


 調12



 
1.プリザーブド果物および野菜の33標品のうちで7標品は銅の汚染が無かった。
2.27標品は多かれ少なかれ銅が沁み込んでいた。
3.3標品に銅の痕跡が見つかった
4.7標品で銅は少量のみ存在した
5.8標品はかなりの量の銅を含んでいた
6.6標品で金属は非常にかなりの量の銅を含んでいた
7.4標品は非常に大量の有毒な金属を含んでいた
8.ライムの標品は銅を含んでいて1標品だけは少量だけだったが、他はもっとかなりの量であった
9.ふつうプリザーブにするグーズベリはかなりの量の銅を含んでいて、ある標品は非常に大量を含んでいる。
10.ダイオウ(rhubarb)はふつうかなりの量の銅を含むが標品によっては非常に大量に汚染している
11.グリーンゲージには一般にかなり大量の銅が存在し、この金属はしばしば高度に危険な量が存在する
12.この有毒な染み込みはオリーヴに大量に存在しているが、他の例(果物)のようにこの果物の色を良くするのに有効では無い

13.プリザーブした赤い果物、たとえばアカスグリ、ラズベリー、チェリーは一般に銅で汚染していなかった


アンチョビ、その代用品および混ぜ物処理


 28種のアンチョビ標品の検査で得た結論
1.標品のうち7標品はオランダ産(*正式には地中海産)
2.2標品はオランダ産とアンチョビの混合物

3.23の標品で塩水にはアルメニア赤またはヴェニス赤が含まれていた。その量はかなり異なっているが、多くの例において塩水に入っていたこれらの土は瓶の底から茶匙に一杯も集められ得られるほどであった。


瓶詰め肉および魚とその混ぜ物処理(*略)

ソースとその混ぜ物処理(*略)


プリザーブとジャム


 いろいろな種類のプリザーブとジャムを検査して得た結論
1.分析したラズベリ・ジャムはかなりの量の銅を含んでいた
2.検査したグズべリ・ジャムの4標品はすべて銅を含んでいた
3.分析したオレンジ・マーマレド14標品の12標品で時には大量の銅が見つかった
4.マーマレドの3標品は多分カブまたはリンゴと思われる大量の植物性物質により混ぜ物処理をされていた
5.グリーンゲージ(西洋スモモ)ジャムの9標品は多かれ少なかれ銅で汚染されていて5標品にはかなり大量に存在した
6.3つの異なる箱に入った砂糖漬け(Crystallized)果物のグリーンゲージはすべてその深い緑色は銅の存在によっていた
7.ジェリー内保存果物の小瓶中にあるライムとグリーンゲージもまたその鮮やかな色は銅塩によるものであった
8.分析を行った砂糖漬けシトロン皮の3標品に銅が存在した

9.分析した種々のプリザーブの35の標品のうち33以上で銅が検出された。3標品は痕跡だけであった。11標品では少量の銅が存在した。そして19標品ではかなり多いかまたは非常に大量に存在した


ラードとその混ぜ物処理(*略)

バターとその混ぜ物処理(*略)

パイプタバコとその混ぜ物処理(*略)

葉巻および両切り葉巻とその混ぜ物処理(*略)

嗅ぎタバコとその混ぜ物処理(*略)


有毒な着色した糖菓子


 着色した糖菓子の百以上の標品の検査により、次の重要な結論および問題が得られた。
1使
2.黄色のうちで7標品はレモン・クロームまたはクロム酸鉛の薄色の種類であった。
3.5標品はオレンジ・クロームまたは深色のクロム酸鉛で着色してあった。
4.47標品は明るい色またはカナリア色のクロム酸鉛で着色されていた。
5.標品のうち11はガンボージ(硫化ヒ素)で着色されていた。
6.上記標品の色素の多くは表面に限られていたが、多くの例において色素は使った糖のすべての中に同じように浸透していた。
761Coccus Cacti12minium
8.6例において着色剤は朱(vermilion)、辰砂(cinnabar)すなわち硫化第二水銀であった。
98
10.紫色のうちで2標品は主な成分はプラシャン・ブルーからなるアントワープ・ブルーとコチニールと思われる有機赤色色素の混合物であった。
111111115
1254119
133456734
144使使

15.上の分析によって更に明らかになったのは、13標品は硫酸石灰水和物で混ぜ物処理がなされていて、その量は4.3から43.66%に及んでいた。21標品は種々の粉が混ぜられていて、量は1.66から25.56%に及んだ。17例でデンプンは小麦粉からなり、3例ではジャガイモ・デンプンであり、1例では東インドのアロウ・ルートであった。


ポーターとスタウト、およびそれらの混ぜ物処理


1. 下記はロンドンの幾つかのポーター醸造者およびパブから得たロンドンのスタウトおよびポーターの標品について行った分析によって到達した結論である。
260150.7967.154.5314.873.25
34.512.423.971.81
4.ほとんど全てのスタウトとポーターには塩が入っていて、ときにはかなりの量であった。
5.標品のあるものには蔗糖や糖蜜が同じように存在していた。
6.醸造者の樽呑口から買わないで標品を直接に幾つかの醸造所から手に入れると(ビールの)強さがもっと異なると信ずる理由がある。
7
8.水増しはこの飲み物(ビール)に行われる唯一ではないが主な混ぜ物処理である。
9Foots
10使使使

11使使



 
 
 
 2
 
 1853
 1853
 11843431882145130842使
 
 
 
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 18531854
 
 
 
 
 
 
 
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 1850稿調
 4
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 3
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 調
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 1
 
 
 
 
 



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 31156114

 



 




「Fig4 サザク・アンド・ヴォクソール会社の水、」のキャプション付きの図
Fig4 

「Fig7 ランベス会社の水(1851)」のキャプション付きの図
Fig7 1851

「Fig10 砂糖内のダニ(sugar insect)、」のキャプション付きの図
Fig10 sugar insect

「Fig36 チコリーの根(chicory root).」のキャプション付きの図
Fig36 chicory root.

「Fig60 真正のコーヒー(genuine coffee)、」のキャプション付きの図
Fig60 genuine coffee

「Fig61 チコリー入りのコーヒー(coffee with chicory)」のキャプション付きの図
Fig61 coffee with chicory




アーサー・ヒル・ハッサルの図
 食品の混ぜ物および毒物についてのアークムの本の初版が刊行されたのは1820年であり、大衆はこの本を歓迎した。しかし、初版刊行の1月も経たないうちにアークムは図書館の本を破いた罪で告発され帰国せざるを得なくなった。食品の混ぜ物処理について英国政府は大陸諸国に比べて自由放任主義の立場をとり、食品業界はその後も混ぜ物処理を続けた。
 英国議会が真剣にこの問題に介入したのはようやっと30年以上も後のことであった。これは医師で顕微鏡学者であったアーサー・ヒル・ハッサルが無作為に購入した2500にも及ぶ食品を顕微鏡を用いて分析し、医師で医学週刊誌ランセットの創立者・編集者であり政治家のトマス・ワクリー(Thomas Wakley)がすべての分析した食品の売主の名前と住所を混ぜ物の有無に関係せずに発表することにした大胆な方針の結果であった。1851年から54年に隔週ランセットに発表した結果を刊行したのが本書「食品とその混ぜ物処理」(1855)である。ハッサルが医療のかたわら多数の商品を殆ど独力で分析した724ページの大冊である。分析そのものの全部は翻訳しなかったがワクリーおよびハッサルの考え方を重視して紹介した。
 40年近く後になりハッサルは「忙しい一生の物語:自叙伝」(1893)を刊行した。結核を患いながらも臨床医、博物学者、人体組織学者、化学者、衛生学者、として活躍した彼の忙しい一生の物語は興味深い。次の機会に翻訳して紹介したい。





底本:Arthur Hill Hassall, "FOOD AND ITS ADULTERATIONS; ANALYTICAL SANITARY COMMISSION OF "THE LANCET"" (1855)
   2019(平成31)年3月1日青空文庫版公開
※本作品は「クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス」(http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/)の下に提供されています。
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翻訳者:水上茂樹
2019年2月17日作成
青空文庫収録ファイル:
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●図書カード