外字注記辞書の使い方

●黒字の所をコピーして貼付けてください。  

●﹁外字注記辞書﹂で﹁※﹇＃﹁・・・﹂、第・水準・・・﹈﹂となっていたら※から﹈の間をすべて入力

●﹁外字注記辞書﹂で﹁→﹇包摂適用　■﹈﹂となっていたら、﹁■﹂で入れる

●﹁外字注記辞書﹂で﹁→﹇統合適用　■﹈﹂となっていたら、﹁■﹂で入れる

●﹁外字注記辞書﹂で﹁→﹇デザイン差　■﹈﹂となっていたら、﹁■﹂で入れる

●﹁外字注記辞書﹂で﹁→﹇78互換包摂　■﹈﹂となっていたら﹁■﹂で入れる
 


●JIS X 0213 の包摂規準に従って、包摂される文字は赤でしめし、包摂する文字︵入力のさいに代用していい字︶を黒色で添えました。
ただし、緑の字はJIS X 0213:2004で例示字形が変更されたものです。そのため﹁→﹇包摂適用　……﹈﹂の﹁……﹂にあたる文字をコピーして貼り付けたとき﹁緑の字体﹂になる場合があります。
水色の字はJIS X 0213:2004で新たに追加されたものです。
さらに、﹁JIS X 0213規格票、包摂関連項目︵6.6.3.2-本文︶﹂の包摂規準の番号を付加しています。

●青空文庫入力作業で出現した﹁JIS X 0208﹂にも﹁JIS X 0213﹂にもない漢字を﹁ユニコード・コンソーシアム﹂が提供している﹁Unihanデータベース﹂の部首分類に従い追加し、外字注記部分にUnicodeを16進で追加しました。ただし、外字注記中の字体表現は、底本に出現した形で行いました。

●﹁Series 1:List of UCV (Unifiable Component Variations) of Ideograhs﹂の統合規準に従って、統合される文字は赤でしめし、統合する文字︵入力のさいに代用していい字︶を黒色で添えました。
さらに、﹁Series 1:List of UCV (Unifiable Component Variations) of Ideograhs﹂の統合規準の番号を﹁UCV番号﹂の形式で付加しています。

●﹁JIS X 0208﹂﹁0213の規格票﹂﹁Unihanデータベース﹂の部首分類にそわないけれど、部首の見当を付ける際、思い浮かべる可能性が高いと思われるものに灰色の★をつけ本来部首以外の所にも追加しました。
 

外字注記辞書編纂プロジェクトでつかうソフト

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参照資料

●2004年5月24日現在までの作品を対象に、宮地一郎さんが検索してリストアップした外字注記抽出データ

●﹁0208 外字の出現状況﹂

●青空文庫﹁新 JIS 漢字総合索引　面区点番号付き︵2004年5月5日版︶﹂

●﹁外字記号﹂

●﹁第五αwiki版プロジェクト・ヒナちゃん﹂

●JIS0212.TXT

●︵JIS X 0208と0213規格票の包摂関連項目︶の下のほうにあるここ︵﹁JIS X 0213規格表﹂と略記︶

●Series 1:List of UCV (Unifiable Component Variations) of Ideograhs﹂︵﹁UCV﹂と略記︶

●Unicode 6.0 Character Code Charts

●T-Font (C) Sakamura-Koshizuka Laboratory, The University of Tokyo をつかわせていただきました。

●IPAフォント Information-technology Promotion Agency, Japan.をつかわせていただきました。

●WenQuanYi outline fonts Wen Quan Yi Wiki-OpenSource Chinese: Homeをつかわせていただきました。

●CJK-Unifonts freedesktop.org-Software/CJKUnifontsをつかわせていただきました。
 



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第八版　改訂内容

●Macでは﹁Adobe Reader﹂の附属のフォントが﹁Adobe-Japan1-6﹂に全面対応でないため、﹁Adobe-Japan1-6﹂にあって﹁Adobe-Japan1-5﹂にない漢字が文字化けしておりました。改訂第八版訂正版ではこれらの文字を花園フォントで埋め込みました。  
●下記の注記部分の使用文字と例示字体がくいちがっていましたので改訂第八版訂正版で訂正しました。  


変更前‥※﹇＃﹁券﹂の﹁刀﹂に代えて﹁手﹂﹈

変更後‥※﹇＃﹁劵﹂の﹁力﹂に代えて﹁手﹂﹈
 

●﹁第3水準、第4水準の漢字︵JIS X 0213︶﹂は、これまで通り、面区点番号をそえ、外字注記中の字体表現は規格票の例示字体をなぞる形で行います。

●﹁第3水準、第4水準以外の漢字﹂は、注記部分にUnicodeを下記のように16進で追加し、外字注記中の字体表現は底本に出現した形で行います。  


変更前‥※﹇＃﹁口＋世﹂、ページ数-行数﹈

変更後‥※﹇＃﹁口＋世﹂、U+546D、ページ数-行数﹈
 

●青空文庫入力作業で出現した﹁JIS X 0213﹂にない漢字を﹁ユニコード・コンソーシアム﹂が提供している﹁Unihanデータベース﹂の部首分類に従い追加しました。また、外字注記部分にUnicodeを16進で追加しました。ただし、外字注記中の字体表現は、底本に出現した形で行いました。追加にあたって﹁Unihanデータベース﹂の例示字体と異なるときは次の手順でUnicodeを確認しました。


(一)﹁JIS X 0208と0213規格票の包摂関連項目﹂︵以下﹁JIS X 0213規格表﹂と略記︶で﹁JIS X 0208﹂や﹁JIS X 0213﹂に包摂適用されるか確認  
(二)﹁Series 1:List of UCV (Unifiable Component Variations) of Ideograhs﹂︵以下﹁UCV﹂と略記︶で﹁JIS X 0208﹂や﹁JIS X 0213﹂に統合適用されるか確認  
(三)﹁JIS X 0213規格表﹂、﹁UCV﹂で﹁JIS X 0208﹂や﹁JIS X 0213﹂に包摂あるいは統合されないとき、﹁Unicode 6.0 Character Code Chartsから取得できる下記の例示字体一覧︵以下﹁unicode例示字体﹂と略記︶﹂に底本に出現した字体があれば、そのUnicodeを16進で外字注記部分に追加  

●﹁JIS X 0213規格表﹂、﹁UCV﹂で﹁JIS X 0208﹂や﹁JIS X 0213﹂に包摂あるいは統合されず、﹁unicode例示字体﹂の一覧にも一致しないとき、﹁UCV﹂の統合適用で﹁unicode例示字体﹂の一覧にあれば、そのUnicodeを16進で外字注記部分に追加、判断基準に用いた﹁UCV﹂の番号をメモする。  
●﹁CJK互換漢字補助︵CJK Compatibility Ideographs Supplement︶︵2F800〜2FA1D︶︵U2F800.pdf︶﹂にあった場合、統合元のコードをもつ漢字も列記する。  
●﹁3.﹂の﹁CJK互換漢字補助︵CJK Compatibility Ideographs Supplement︶︵2F800〜2FA1D︶︵U2F800.pdf︶﹂に底本の字体があるが、﹁1.﹂の包摂適用で﹁JIS X 0208﹂に包摂されたものは下記の1つです。  


※﹇＃﹁日／俛のつくり﹂﹈→﹇包摂適用　冕﹈︵U+2F8D3︶
 

●﹁3.﹂の﹁CJK互換漢字補助︵CJK Compatibility Ideographs Supplement︶︵2F800〜2FA1D︶︵U2F800.pdf︶﹂に底本の字体があったため、﹁4.﹂の統合適用で統合元のコードを外字注記部分に追加せず﹁CJK互換漢字補助︵CJK Compatibility Ideographs Supplement︶︵2F800〜2FA1D︶︵U2F800.pdf︶﹂のコードを外字注記部分に追加したものは下記の4つです。  

 



・以上の作業で見つからなかった場合はUnicodeは追加しない。  

・﹁JIS X 0208﹂と﹁JIS X 0213﹂の例示字体とは異なるけれど、﹁JIS X 0213 規格表﹂の包摂規準を適用したものは、次のとおりです。  


※﹇＃﹁匕／︵匕＋匕︶﹂﹈→﹇包摂適用　※﹇＃﹁七／︵七＋七︶﹂、第3水準1-14-3﹈﹈　78

→﹇包摂適用　※﹇＃﹁七／︵七＋七︶﹂、第3水準1-14-3﹈﹈　78

※﹇＃﹁日／咎﹂の﹁人﹂に代えて﹁占−口﹂﹈→﹇包摂適用　※﹇＃﹁日／咎﹂、第3水準1-85-32﹈﹈　187

※﹇＃﹁將﹂の﹁爿﹂に代えて﹁将のへん﹂﹈→﹇包摂適用　将﹈　192

※﹇＃﹁浮のつくり﹂﹈→﹇包摂適用　孚﹈　21

※﹇＃﹁茲／子﹂﹈→﹇包摂適用　孳﹈　83

※﹇＃﹁广＋黄﹂﹈→﹇包摂適用　廣﹈　141

※﹇＃﹁録のつくり﹂﹈→﹇包摂適用　※﹇＃﹁碌のつくり﹂、第3水準1-84-27﹈﹈　167

※﹇＃﹁りっしんべん＋温のつくり﹂﹈→﹇包摂適用　慍﹈　147

※﹇＃﹁月＋温のつくり﹂﹈→﹇包摂適用　膃﹈　147

※﹇＃﹁さんずい＋并﹂﹈→﹇包摂適用　※﹇＃﹁さんずい＋餠のつくり﹂、第4水準2-78-69﹈﹈　97

※﹇＃﹁さんずい＋墨﹂﹈→﹇包摂適用　※﹇＃﹁さんずい＋︵壥−土へん−厂︶﹂、第3水準1-87-25﹈﹈　99

※﹇＃﹁日／免﹂﹈→﹇包摂適用　冕﹈　68、102
 

・﹁JIS X 0208﹂と﹁JIS X 0213﹂の例示字体とは異なるけれど、﹁UCV﹂で統合適用となった漢字は次のとおりです。  


※﹇＃﹁さんずい＋賣﹂﹈→﹇統合適用　※﹇＃﹁さんずい＋續のつくり﹂、第3水準1-87-29﹈﹈　UCV227

※﹇＃﹁目＋丐﹂﹈→﹇統合適用　眄﹈　UCV326

※﹇＃﹁諛のつくり﹂﹈→﹇統合適用　臾﹈　UCV168

※﹇＃﹁荒﹂の﹁亡﹂に代えて﹁曷−日−勹﹂﹈→﹇統合適用　荒﹈　UCV350

※﹇＃﹁言＋臾﹂﹈→﹇統合適用　諛﹈　UCV173

※﹇＃﹁言＋荒﹂の﹁亡﹂に代えて﹁曷−日−勹﹂﹈→﹇統合適用　※﹇＃﹁言＋荒﹂の﹁亡﹂に代えて﹁氓のへん﹂、第4水準2-88-68﹈﹈　UCV350

※﹇＃﹁赤＋報のつくり﹂﹈→﹇統合適用　赧﹈　UCV125

※﹇＃﹁過﹂の﹁咼﹂に代えて﹁咼の左右対称﹂﹈→﹇統合適用　過﹈　UCV338

※﹇＃﹁鰐﹂の﹁夸−大﹂に代えて﹁汚のつくり﹂﹈→﹇統合適用　鰐﹈　UCV93

※﹇＃﹁渓のつくり＋鳥﹂の﹁夫﹂に代えて﹁缶﹂﹈→﹇統合適用　鷂﹈　UCV375

※﹇＃﹁寉＋鳥﹂﹈→﹇統合適用　鶴﹈　UCV304

※﹇＃﹁广＋黄﹂の﹁由﹂に代えて﹁田﹂﹈→﹇統合適用　廣﹈　UCV299

※﹇＃﹁廣﹂の﹁由﹂に代えて﹁田﹂﹈→﹇統合適用　廣﹈　UCV299

※﹇＃﹁髟／丐﹂、U+29B06、ページ数-行数﹈→﹇統合適用　※﹇＃﹁髟／眄のつくり﹂、第4水準2-93-21﹈﹈　UCV326
 

・﹁UCV﹂によって、﹁JIS X 0213﹂に差し戻された漢字が、﹁78互換包摂﹂の対象となる場合には、﹁78互換包摂は本来、過去の規格改正時の誤りを収束させるために、やむを得ず設けられたもの。﹂との理解に基づいて、﹁JIS X 0213﹂の面区点を外字注記するにとどめ、﹁78互換包摂﹂を適用して﹁JIS X 0208﹂の面区点位置にまで戻ることはしません。  


たとえば﹁※﹇＃﹁さんずい＋賣﹂﹈﹂は、﹁UCV227﹂を適用して、﹁※﹇＃﹁さんずい＋續のつくり﹂、第3水準1-87-29﹈﹂と外字注記で入力します。さらに﹁78互換包摂﹂を適用して﹁涜﹂で入力はしません。  


・﹁第六版　改訂﹂でデザイン差に付加した番号を﹁UCV﹂の番号に変更しました。﹁JIS X 0213規格表﹂の包摂規準の番号と混同しないように頭に﹁UCV﹂をつけました。また、﹁包摂適用﹂の部分を﹁デザイン差﹂に変更しました。
 

 

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・今後の運用にあたって、底本の文字が、外字注記辞書に記載されたものと異なる場合は、青空文庫外字注記辞書編集グループで、当該作品における字体表現を協議し、辞書へ追記していきます。  
・﹁Unihanデータベース﹂の部首分類にそわないけれど、部首の見当を付ける際、思い浮かべる可能性が高いと思われるものに灰色の★をつけ本来部首以外の所にも追加しました。  
・目次の文言を変更しました。  


﹁アルファベット・発音記号﹂→﹁アクセント付きラテン文字︵アクセント分解︶﹂

﹁音声記号付きアルファベット︵半角ラテン文字︶﹂→﹁アクセント付きラテン文字︵アクセント分解以外︶﹂

﹁ギリシア文字﹂→そのまま

﹁音声記号付きギリシア文字︵全角文字︶﹂→﹁ダイアクリティカルマーク付きギリシア文字﹂
 

・下記の項目に文字別のインデックスを追加し、ユニコードも付加しました。  


﹁アクセント付きラテン文字︵アクセント分解︶﹂

﹁アクセント付きラテン文字︵アクセント分解以外︶﹂

﹁ダイアクリティカルマーク付きギリシア文字﹂
 

・つぎの部首については、第五版で独立させてましたが、まとめました。