新たな可能性は、根源的な思考から生み出される。―― より根源的になってください。広告とは何か。ゲームとは何か。映画とは何か。そもそも人間にとってコミュニケーションとは何か。そんな根っこから自分の目の前にある課題やテーマを見つめ直すと世の中の風潮とは違う解答が見えてきます。例えば、広告とは、基本的に、広く告げること。私は、クライアントの情報がお茶の間の人々や流通の人々にどうしたら届くのかをずっと考えました。ゲームを作る時は、人間はなぜゲームをやるのかというところで企画していました。映画の本質は、我を忘れて見入ること、つまり没入感にあると考え、そこから新しい映画を作ろうと思っています。根源的な思考をしていくと、思わぬ答えに到達できますし、新しい自分にも会えることになります。
【ナガオカケンメイ】準朝日広告賞の受賞が、人生を大きく変えた
【山本高史】言葉の印象は、すべて受け手が決める、それが、朝日広告賞受賞時から変わらない僕のコミュニケーション観