コードから名称を表示

「社員コード」を入力すると「氏名」が自動表示されるという機能です。   先に「社員マスタ」のようなシートを用意しておいて「社員コード」「氏名」の一覧を作成しておきます。 「社員コード」を入力して「氏名」を表示させる方のシートの「氏名」のセルに下記のような計算式を入れるだけでこのような機能が実現します。
この時の「社員コード」が「数値」なのか「文字列」なのか統一されていないとうまく行かないこともありますが、その説明も加えてあります。


()


 
 
 VLOOKUP関数サンプル ()
 VLOOKUP使

 =VLOOKUP($B$2,マスタ!$A$1:$B$7,2,FALSE)
このようになります。



関数概略説明
 VLOOKUP関数  テーブルまたはセル範囲の内容を行ごとに検索し、見つかった行の指定列番号の値を返します。
 検索はテーブルの左端列で行なわれます。引数は以下の通りです。
 ① 検索値
 ② テーブルとなるセル範囲
 ③ 戻り値となる列番号(セル範囲の左端列を「1」とする相対番号)
 ④ 検索方法(完全一致はFALSEとする)
 


HLOOKUP使
 


#N/A
 


()

VLOOKUP  
 MATCH使
 MATCH関数サンプル ()
 VLOOKUP
 1MATCHINDEX使 (F2)

 =MATCH($B$2,マスタ!$A$2:$A$8,0)
このようになります。 一方、「氏名」「部署」「内線」セルの数式は、

[氏名(B4)]
 =INDEX(マスタ!$A$2:$D$8,$F$2,2)
[部署(B5)]
 =INDEX(マスタ!$A$2:$D$8,$F$2,3)
[内線(B6)]
 =INDEX(マスタ!$A$2:$D$8,$F$2,4)
このようになります。



関数概略説明
 MATCH関数  検索値で検索セル範囲を検索し、見つかった位置の検索セル範囲内での相対位置を返します。
 引数は以下の通りです。
 ① 検索値
 ② 検索するセル範囲
 ③ 照合の型(省略可:省略時は1)
   ⇒1:検索値以下の最大値、0:検索値と一致する値、-1:検索値以上の最小値
     ※0以外の場合は検索するセル範囲が値の昇順(1)、または降順(-1)に並んでいる必要があります。
 INDEX関数  行番号、列番号により、テーブルにある値、またはセル範囲あるいはその値のセル参照を返します。
 引数は以下の通りです。
 ① 配列またはセル範囲
 ② 行番号(相対値)
 ③ 列番号(相対値)
 


XLOOKUP使

XLOOKUPOffice 365(Microsoft 365)Office 2021Excel
 2019
 XLOOKUP関数サンプル ()
 

 =XLOOKUP($B$2,マスタ!$A$2:$A$8,マスタ!$B$2:$D$8)
です。
XLOOKUP関数サンプル
この計算式はC2セルだけに投入しており、D2セル、E2セルは同じ計算式が数式バーに表示されますがグレー表示となっています。



関数概略説明
 XLOOKUP関数  範囲または配列を検索し、最初に見つかった一致に対応する項目を返します。 一致するものがない場合、最も近い(近似)一致を返します。
 引数は以下の通りです。(④以降はオプション)
 ① 検索値
 ② 検索範囲(検索する配列またはセル範囲)
 ③ 戻り配列(返す配列またはセル範囲)
 ④ 見つからない場合(初期値は#N/A)
 ⑤ 一致モード(初期値は0)
モードの説明
0  完全一致 見つからない場合は#N/Aが返される
-1  完全一致 見つからない場合は次の小さなアイテムが返される
1  完全一致 見つからない場合は次の大きなアイテムが返される
2  ワイルドカード一致(*、?)
 ⑥ 検索モード(初期値は1)
モードの説明
1  先頭の項目から検索を実行
-1  末尾の項目から逆方向に検索を実行
2  昇順で並べ替えられた検索範囲を使用してバイナリ検索を実行
-2  降順で並べ替えられた検索範囲を使用してバイナリ検索を実行
 



 MATCH
XLOOKUP関数サンプル


 =TRANSPOSE(XLOOKUP($B$2,マスタ!$A$2:$A$8,マスタ!$B$2:$D$8))
です。



関数概略説明
 TRANSPOSE関数  引数で指定されたセル範囲の縦横変換した内容を、数式投入したセルを起点にスピル展開します。
 


XLOOKUPTRANSPOSE
 
XLOOKUPExcel
 PCOffice2019()
XLOOKUP関数サンプル

 

 ={_xlfn.XLOOKUP($B$2,マスタ!$A$1:$A$7,マスタ!$B$1:$D$7)}
 
   XLOOKUP_xlfn.
 _xlfn.使  
 


_xlfn.Excel  Excel使
 


VLOOKUPN/A




 Excel
 VLOOKUPN/A
 MATCH関数サンプル2 ()
 0022
 MATCH関数サンプル2 0022002N/A
 




 MATCH関数サンプル2 VLOOKUP

=VLOOKUP(TEXT($B$2,"000"),マスタ!$A$2:$B$10,2,FALSE)
このように、「TEXT関数」を併用して数値の「2」を文字列の「002」に変換してから「VLOOKUP関数」に掛けるようにすればヒットするようになります。
逆のケースも同様に対処できます。
逆のケース(参照シートの方が「文字列」、マスタリストの方が「数値」の場合)はこのように対処します。
MATCH関数サンプル2
このケースでは参照シートの方の「文字列」を「数値」にするので、「VALUE関数」を使用して「型変換」します。

=VLOOKUP(VALUE($B$2),マスタ!$A$2:$B$10,2,FALSE)





関数概略説明
 TEXT関数  表示形式コードを使用して数値に書式設定を適用することで、数値の表示方法を変更することができます。
 引数は以下の通りです。
 ① 値(数値)
 ② 表示形式コード
 VALUE関数  「数値を表す文字列」を「数値」に変換します。引数は「数値を表す文字列」です。
     2  Excel