MEANスタックを用いたWebアプリの開発方法について紹介していく連載。今回はMEANスタックの中心となる技術、Node.jsについて基本的な部分や環境構築方法、その周辺ツールとしてnpmとGulpを紹介します。
% node -v v0.10.33
インストールできたのでNode.jsの簡単な動作確認をしてみます。コンソールでnodeコマンドを入力すると、REPL(Read eval print loop:対話的実行環境)が起動します。これを使用すれば対話的にJavaScriptコードを記述して、その都度結果を確認することが可能になります。
% node //REPL起動 >
変数を定義してみましょう。
> var message = "hello"; undefined
変数を入力すればそのまま評価できます。
> message 'hello'
console.logで変数を出力してみます。console.log自体は何も返さないので、評価結果はundefinedになります。
> console.log(message + ",MEAN stack."); hello,MEAN stack. undefined
REPLを終了させるときは[Ctrl]+[c]キーで終了させてください。
では次に、jsファイルを記述してWebサーバーを動かしてみましょう。適当な場所にディレクトリを作成し、app.jsという名前で次のようなjsファイルを作成します。
//httpモジュールをインポート var http = require('http'); //Webサーバーの設定 http.createServer(function (req, res) { res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'}); res.end('Hello World\n'); }).listen(3000); console.log('Server running at http://localhost:3000/');
requireで標準のhtppサーバー用モジュールをインポートし、createServer関数でリクエストが来たときの処理を記述しています。そして、サーバーに対してlisten関数を実行することで、httpサーバーが待ち受けを開始します。listen関数の引数は起動時のポート番号です。
nodeコマンドを実行してみましょう。コマンドを実行すると3000番ポートでWebサーバーが起動します。
% node app.js Server running at http://localhost:3000/
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