物理データモデル作成のポイントは“森→木→森”ゼロからのデータモデリング入門(7)(1/3 ページ)

前回まで、システム企画段階における「概念データモデル」、基本設計段階における「論理データモデル」についてお話をしてきました。この2つの共通点は、企業のビジネス活動をデータモデルで可視化することでした。今回は、詳細設計フェイズにおける「物理データモデル」を解説します。

» 2009年08月14日 00時00分 公開
[沖冠吾株式会社アシスト]

物理データモデリングとは


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 B-TreeRDBMS

【参考】B-Treeとは

B-Treeは、Balanced Tree(バランス木)の略で、root(根)とbranches(枝)、leaves(葉)で構成される。最上位のrootから最下位のleavesまでが相互にリンクするポインタでつながっている。

●図1 B-Tree ●図1 B-Tree

関連記事:RDBMSで使われるB木を学ぼう(@IT Coding Edge)
http://www.atmarkit.co.jp/fcoding/articles/delphi/05/delphi05a.html



 このように物理データモデリングでは、「森を見て(ボトルネックの発見)、木を見て(アクセス方式の検討)、森に帰る(格納方式の検討)」という視点が必要となります。

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