drizzle

Webサイトに求められるデータベースを考える
Drizzleプロジェクトの目指すもの、その先を読む


株式会社ミクシィ
研究開発グループ
前坂 徹 (http://torum.net/)
2008/09/03

クラウドコンピューティング環境のような“massively concurrentな世界”で使えるデータベースを目指すDrizzle。その開発の方向性からこれからのWebシステムで求められるデータベースのあり方が見えるかもしれない。一足先にDrizzleに触れてみよう(編集部)

Drizzleとは


 Drizzle MySQL使MySQLBrian Aker CTO/LabsMySQL Director of Architecture

 MySQLDrizzleMySQLmysqld1
fig1
 Drizzle 

 WebDBMSDrizzleBrian20087OSCON2 
 1Apachemod_xxPlagger 
2OSCONhttp://en.oreilly.com/oscon2008/public/content/home
 google videoBrian 
http://video.google.com/videoplay?docid=-1985562674353809731&hl=en
 
稿AkerAkerBrian

プロジェクトはこうして始まった!


 Drizzle CTOBrianmemcachedGearman使MySQL

 BrianMySQLMySQL 4.1MySQL 

 BrianLinux 

 


 Drizzle

 

 Drizzle使DBMSDrizzle 

 


 Drizzle 

Massively Concurrent(超並列)な世界で戦うデータベース


  CPUDrizzle321232 

 CAS OperationCompare AndSWAP OperationreadwriteDrizzleMySQL 6.0使 

モダンなCプログラミング


 Drizzle32bit64bit便C99DrizzleC99 

Drizzleのライセンス

 Drizzleは大きく分けてサーバ、クライアント、プラグイン、ドキュメンテーションの4つのコンポーネントがあり、それぞれに対して個別にライセンスを発行します。

Drizzleサーバ

 サーバはMySQLのコードベースを受け継いでいるためGPLv2 を採用しています。

Drizzleクライアント

  クライアントについては、特に規定はなく、Contributor Agreementも設けないフリーな形態です。

 Drizzleの開発チームで新しく作ろうと施策しているクライアントライブラリは、現段階ではBSDライセンスを使おうかという話になっています。

Drizzleプラグイン

 プラグインコンポーネントはクライアントと同様、プラグイン作者が自由にライセンスを選べます。

ドキュメンテーション

 ドキュメントのライセンス形態については現段階では未定です。

 ここまで紹介してきたとおり、Drizzleはモダンな仕様を目指しています。MySQLやSQLiteではなくなぜDrizzleのような仕組みが必要なのかについて、次ページで詳しく見ていきましょう。

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 Index
Drizzleプロジェクトの目指すもの、その先を読む
→ Page 1
・Drizzleとは
・プロジェクトはこうして始まった!
  Page 2
・SQLiteではできないこと
・MySQLそのものとの違いはどこにある?
  Page 3
・プロジェクトは完全にコミュニティベース
・いますぐDrizzleを試すには


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