特集

Visual Studio 2005エディション比較

Professional? Standard? それともExpress?

デジタルアドバンテージ 一色 政彦
2006/02/02
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 23Visual Studio 2005VS 2005VS 200575


VS 2005 Express EditionVS 2005 Exp
   2006121414800



VS 2005 Academic Edition
   4800Standard Edition



VS 2005 Standard EditionVS 2005 Std
   2980019800



VS 2005 Tools for Office
   12800064800Professional EditionOffice64Bits



VS 2005 Professional EditionVS 2005 Pro
   12800064800



VS 2005 Team EditionVS 2005 Team
   75

* すべて推定小売価格。詳細は「マイクロソフトのプレスリリース資料」を参照してほしい。

*
VS 2005 Express Editionをダウンロードしてユーザー登録しておくと、VS 2005 Std、Pro、Tools for Officeをアップグレード価格で購入できる。よっていますぐに、取りあえずダウンロードしておくことをお勧めする。

 VS 2005 Exp使VS 2005 StdVS.NET 2003 Professional EditionVS.NET 2003 Professional Edition使VS 2005ProStdVS 2005 ProVS.NET 2003 Enterprise Architect

 Visual Studio 2005  Consume extensions 

 稿VS 2005ProStdExp3

 VS 2005 ProStd1IDEVS 2005 Exp


Visual C# 2005 Express Edition

Visual Basic 2005 Express Edition

Visual C++ 2005 Express Edition

Visual Web Developer 2005 Express EditionC#Visual Basic


 稿VS 2005 ExpVisual J# 2005 Express Edition

 稿2VS 2005

VS 2005IDE


IDE

 ProStdExpProStdExp

 ProExp
表示されるメニュー項目の比較(左:Pro、右:Exp)
Expではメニュー構成が省略されている。ちなみにStdはProと同じ構成である。

 ProやStdで表示されている機能(例えば[大文字に変換]など)は、実際にはExpにも搭載されているのだが、メニュー項目としてデフォルトで非表示になっている。もちろんこれはユーザーの設定によって表示させることもできる。

●アイコンやビットマップのエディタ

 Expに搭載されなかった機能の中で筆者が最も不便に思ったのが、アイコン・ファイルやビットマップ・ファイルのエディタの不在である。ProやStdではアイコンやビットマップをVS 2005のIDE内蔵エディタで編集できるが、Expでは編集できず、その代わりにOS付属の「ペイント」アプリケーションが起動する。



アイコン・ファイルやビットマップ・ファイルのエディタ(上:Pro、下:Exp)
ExpではアイコンやビットマップをIDE内で編集できない。代わりにOS付属の「ペイント」アプリケーションで編集する。

 ちなみにProやStdでは、さらにアイコンやビットマップなどのリソース関連データが提供されている。リソースのインストールされる場所は、次のとおりだ。

  • <InstallPath>\Common7\VS2005ImageLibrary\VS2005ImageLibrary.zip
* <InstallPath>はVS 2005をインストールした場所のことで、通常は「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8」になる。

 Exp



 VS 2005UML

 StdProExp使
クラス・ダイアグラム・デザイナ
StdやProでは利用できるが、Expでは利用できない。

●オブジェクト・テスト・ベンチのウィンドウ

 VS 2005では、オブジェクト・テスト・ベンチという機能が追加された。これは、IDE内で手軽にクラス内のメソッドを呼び出して、その動作を検証するための機能だ。

 ただしこれもExpには搭載されていない。オブジェクト・テスト・ベンチを利用したい場合は、Std、Pro以降を選択する必要がある。


オブジェクト・テスト・ベンチ・ウィンドウ
StdやProでは利用できるが、Expでは利用できない。

 vs. 

 VS 2005VS.NET使StdPro

   2Std

 Exp 
  
サーバー・エクスプローラとデータベース・エクスプローラ(左:Pro、中央:Std、右:Exp)
StdとExpには「サーバー」ノードが存在しない。

 これらのウィンドウにおいて「データ接続」ノードから新しいデータソースへの接続を追加する場合、選択できる接続先のデータソースにも違いがある。

 ProやStdはさまざまなデータソースに対して接続できるが、Expは基本的にローカルのデータベース・ファイル(Microsoft Accessデータベース・ファイルかMicrosoft SQL Serverデータベース・ファイル)にしか接続できない(ただしVisual Web Developer Express Editionのみはリモートのデータソースに対しても接続可能だ)。





データソースへの接続(上:Pro、中央:Vwd、下:Exp)
「Vwd」はVisual Web Developer Express Editionを意味する。基本的にExpの場合はローカルのデータベース・ファイルにしか接続できない。

●デバッグ関連のウィンドウ

 強力なデバッグ機能が備わっているのもVS 2005の特徴の1つであるが、この機能にもエディションによって少し違いがある。

 次の表はVisual C# 2005 Express EditionとStd、Proのそれぞれで表示可能なデバッグ関連のウィドウをまとめたものだ。

ウィンドウ
Exp
Std
Pro
ブレークポイント
出力
スクリプト エクスプローラ
ウォッチ
自動変数
ローカル
イミディエイト
呼び出し履歴
スレッド
モジュール
プロセス
メモリ
逆アセンブル
レジスタ
逆アセンブルの切り替え
表示可能なデバッグ関連のウィドウの比較
ExpはVisual C# 2005 Express Editionの場合。ちなみにVisual C++ 2005 Express Editionでは、スクリプト・エクスプローラ以外のウィンドウすべてが利用できる。

 このようにExpでは、デバッグ関連のウィンドウが大幅に省略されている。ちなみにVisual C++ 2005 Express Editionの場合は、スクリプト・エクスプローラ以外のウィンドウすべてが利用できる。

 それでは次にVS 2005機能面における主な違いを見ていこう。

 

 INDEX
  [特集] Visual Studio 2005エディション比較
  Professional? Standard? それともExpress?
  1. VS 2005のIDEユーザー・インターフェイス比較
    2. VS 2005の機能比較
 


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