ついに来た? 「真のIPv4アドレス在庫枯渇」移転・売買・返却〜枯渇問題の現状(1/2 ページ)

IANAが管理していたIPv4アドレスの中央在庫、そしてAPNIC/JPNICが管理するIPv4アドレス在庫が枯渇してから1年が経過しました。いま、静かに水面下で進行しつつある枯渇にともなう問題と、IPv4アドレスをめぐる現状を紹介します。

» 2012年05月14日 18時00分 公開
[あきみち,Geekなぺーじ]

運用の現場でも始まった「枯渇問題」

 2011年2月、IPv4アドレスの中央在庫であるIANA(Internet Assigned Numbers Authority)の在庫が枯渇しました。その2カ月後の2011年4月には、アジア太平洋地域でIPv4アドレスを管理しているAPNIC(Asia-Pacific Network Information Centre)のIPv4アドレス在庫も枯渇しました。これと同時に、日本におけるIPv4アドレス在庫も枯渇しました。

 APNICのIPv4アドレス在庫枯渇は、そのまま日本におけるIPv4アドレス在庫枯渇も意味します。日本ではJPNIC(Japan Network Information Center)がIPv4アドレス在庫の管理を行っていますが、JPNICはAPNICとIPv4アドレス在庫を共有しているためです。

【関連記事】

日本でもIPv4アドレス在庫が枯渇、分配方法は新ルールへ(@ITNews)

http://www.atmarkit.co.jp/news/201104/15/ipv4.html



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 1IPv4IPv4IPv42011
図1 図1 枯渇前は、ユーザー増加にIPv4アドレスを増やすことで対応できた

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図2 図2 枯渇後は、これ以上IPv4アドレスを増やすことができないため、既存のアドレスに詰め込むことになる

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1ISPIPv4IPv4使IPv4

JPNICのアドレス割り振り「1年ルール」


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 IANAIPv4APNICIPv4

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