文市の小箱茶室
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●インターネット上の電子書籍
電子データによる書籍の販売は、既にはじまっています。 ︵6/10/00更新︶
日本で、電子書籍パピレスが始まったのは大手パソコン通信上でした。
1995年の12月ASAHIネットで、翌1996年3月NIFTY-Serveで、同年5月PC-VANで、書籍をテキストデータとして買えるようになったのです。
そして1996年12月、現在のようにインターネット上にも出店となりました。
﹁品切れなし﹂﹁絶版なし﹂を売り文句にはじまり、着実に歩んできたパピレスも、現在ではすでに千数百種類の電子書籍の販売が行われています。
パソコン通信上では、そのパソコン通信の課金と同時に決済することができましたし、閉じた通信システムなので安全でした。
インターネット上では、データはオープンな経路で流れるため、クレジットカード決済は安全ではないと言われています。インターネット売買用の決済方法が各種考えられ、それぞれに行われているのもそのためです。
青空文庫や古典文献のように、フリーで流通させる場合は、決済の困難は伴いません。これらのフリーのテキストは、その点で優れています。
ところが、これだと読みたい本が読めるとは限りません。著作権の切れているものばかりではないし、著作者がフリーの配布を許すとは限らないからです。
決済方法の安全性だけでなく、値段が安いこともとても重要ですね。
さらに、問題があります。
パソコンやMacがなければ、買うことはともかく、読むこともできないという点です。
紙の文庫本なら通勤・通学中に吊革にぶらさがりながら読めるのに、まさかパソコンを持って読むわけにはいきません。
電車の中どころか、自宅で寝転がって、自宅の好きな場所で読むこともできず、パソコンの前まで行って電源を入れて立ちあげてソフトを起動して・・・使いにくいことこのうえないです。
インターネット接続等の通信・ダウンロードや、複数書籍の管理︵﹁本棚﹂の役割︶はPCやMacで行ない、携帯マシンで閲覧という方法が有効になってきます。
これについては後述します。
現在では、以下のように、多数の会社から様々な形でデータが提供されるようになりつつあります。
電子書店
◆電子書店パピレス
おすすめ!
日本での書籍データ販売の草分け。小説、ノンフィクション、実用、写真集、コミック、雑誌、アダルトと幅広く、1650冊の品揃え。
◆光文社
おすすめ!
小説を中心に455冊の品揃え。シャープ提供のブンコビューアとザウルス文庫あり。
◆EBOOK
電子本・デジタルコンテンツ販売。太宰治、寺田寅彦等の無料データと、有料の小説等を扱っている。電子自費出版あり。有料‥165冊、無料‥192冊、合計‥357冊
◆グーテンベルグ21
八十日間世界一周など古今の名作を中心に141冊の品揃え。
CD-ROM﹁新潮文庫の100冊﹂に入っていないものならおすすめ。
◆CyberBook Center
ダウンロード販売や製本代行サービス等。115冊。
◆オンライン版﹃本とコンピュータ﹄
電子文化と印刷物の未来を考えるオンライン雑誌。世界各地からのレポート、評論等。全ての記事を日英のバイリンガルで掲載。
1997年の夏に創刊された﹃季刊・本とコンピュータ﹄から、紙にとどまらず、オンラインにも展開している、この分野の嚆矢。
◆コンパラ電子書籍店
凸版印刷株式会社のコンテンツパラダイス。オンラインブック、ダウンロードブック。アダルト多めで93冊の品揃え。
◆DigitalBooksComKet
修文社の各種書籍のPDF形式による販売。小説から絶版本、さらに自費出版、同人JUNE小説まで!67冊の品揃え。
◆毎日新聞社BOOKS
ComKetの毎日新聞社の書籍のエキスパンドブック形式・テキスト形式での販売。
◆ピーノ電子本センター
NET−Uによる決済で、電子出版物をダウンロード販売。
グーテンベルク21より57冊、森翻訳事務所4冊、歴史作家の書斎3冊、メディカル情報通信1冊、中島らも事務所3冊、キャットウォーク出版局1冊。
◆旺文社モバイル書店
ザウルス文庫の新顔。ポー、ドイル、ルブランの作品を﹁幻の旺文社文庫﹂として100円〜200円で提供。23冊。
◆電子市場
デジタル・オンライン写真集販売など。
◆知の市場
デジタル写真データベース毎日フォトバンクなど。
◆銀河企画
エキスパンドブック形式による電子書籍の販売。2冊のみ。
◆THE ART WORKS
エキスパンドブックによる写真集、長崎に関するエッセイなど。
◆honya.co.jp
NIFTY-Serveのシェアテキストフォーラム (FSHTEXT)による、消え行く知的財産をネットワーク上に残していくことを目的としたプロジェクトから始まったサイト。
◆e-NOVELS
我孫子武丸さん、井上夢人さん他による、小説を書いた作者が読者に直接作品を販売するために作られたWebサイト。
◆ほん・まるしぇ
ネットワークの特性を活かして、作家と読者の関係を強化しつつ、同時に、挑戦作、意欲作などの発表の場を持てないだろうかという、作家有志による﹁実験の場﹂であり﹁運動の場﹂。一般の書店に流通している書籍をデジタル化して販売するのではなく、オンラインであるからこそ流通させることができる作品を用意し、販売。
◆ポシブル堂書店
すべての個人出版・電子出版を応援する電子本の百貨店を標榜するサイト。
﹁個人出版﹂によって電子出版された電子本を取り扱うオンライン書店。
◆猫乃電子出版
﹁エキスパンドブック﹂や﹁T-Time﹂という道具を使って電子本を作ったり、売ったり、見てもらったりする小さな個人出版社Web。
◆プリンタ出版
無料でPDF化されたオリジナル作品を公開。6コマ漫画。
◆barnesandnoble.com
巨大なインターネット書店。日本語のものはない。紙の書籍の販売以外に、Rocket eBook用のeBookデータの販売も行っている。PocketPC用のデータの配布、販売も開始した。PocketPC用のデータとRocket eBook用のデータには互換性がない。 ︵5/29/00︶
◆barobook
韓国のインターネット書店。日本語のものはない。約3,200冊を販売。独自の読書ソフトのWindowsCE版もある模様。 ︵5/30/00︶
アダルト専科
◆おとなの本屋・さん
アダルト専科。決済はNIFTYのみ。291冊の品揃え。
◆フランス書院
アダルト専科。クレジットカード決済。
本文テキストデータに、表紙のJPEG画像が付属。242冊の品揃え。アダルトではここがおすすめ。
◆二見書房 マドンナ社 おもしろ本屋
アダルトを中心とした書籍データ販売。35冊。
決済はNIFTYのみ。
コミック
◆FRANKEN
インディビジオによるコミック・アニメのオンラインショップ。
電子宅配ソフト e-Parcelを利用した配信。
◆まんがの国
小学館、講談社のコミック数タイトルを、富士ゼロックスが運営しアクセスチケットシステムにより販売している。特定のPC︵CPUやシステム起動HDDが違うと読めない︶で、一定期間内︵数日等︶だけPDFを読めるようにする仕組み。
◆ZDNet Japan WEB COMICS
小林源文、真鍋譲治、こやま基夫、岡崎つぐお、藤原カムイ、正子公也らのコミックが読めるWebサイト。
MacromediaShockwaveプラグインが必要。
◆Cyber Mangazine 花マル・ウィークリー
デンジロー、西野つぐみ等によるインターネット漫画誌。
◆Web Comic Ranking
インターネット上で公開されているオンラインコミック専門のランキング。 ︵6/10/00︶
◆まんがアクセス
オンライン!オリジナル!!ノーギャラ!!!を標榜する4コママンガサイト!!!
とても楽しい試みですね。
電子図書館
◆青空文庫
おすすめ!
﹁無料公開のインターネット図書館﹂を標榜するサイト。著作権が切れた作品、およびネット上での公開が許された作品を、テキスト形式、HTML形式、エキスパンドブック形式で公開。
既に664冊を揃える巨大なサイトとなっており、無料であることも合わせ、大きな流れのひとつとなりつつある。
◆日本文学Nihon-Bungaku
おすすめ!
岡島昭浩さん︵福井大学︶が作成された日本文学等古典文献テキストファイルへのリンク集。
◆日本文学関係テキストファイル等
菊池真一さんによる作品別・五十音順のリンク集。
◆電子化された日本語テキスト
M.Shibataさんによる、個人レベルで入手可能な、電子化された日本語テキストのリスト。
◆書籍デジタル化委員会
ネット上で無料で読める本を探せる電子図書館。
◆私立PDD図書館
著作権フリーの世界を創ることを目指した図書館。
◆ARIADNE アリアドネ
おすすめ!
翻訳家 二木麻里さんによる人文系総合ポータルともいえるサイト。﹁ものを考える糸口になる﹂ささやかな資料集でありたいとのことだが、人文・芸術や社会科学の領域に属する資料を海外のリソースを主体に、国内発信の基幹リソースなどを加えたもので、大変すばらしいリンク集。
◆法 庫
データ化された法律が多数収録されています。
◆法林 Lawtext forest
﹁日本の法令条文集﹂改め﹁法林﹂となりました。
lawtextさんの入力された条文が公開されています。
◆電子達摩
花園大学国際禅学研究所による﹁禅知識ベース﹂計画︵班長‥ウルス・アップ︶の一環として作成・管理されているサイト。東洋仏典資料を収録。CD-ROMの頒布も行っている。
メールマガジン
◆まぐまぐ
おすすめ!
メールマガジン配信サイトの草分け。最大のメールマガジンサイトであり、現在も急速に成長中。
多くは、趣味で発行されている無料のメールマガジン。このため、大量のメールマガジンの中から自分の趣味に合うものを探すことになる。
趣味ということは、それだけ高度にマニアックなものに出会える可能性もあるということ。実際、テレビを漫然とつけてコマーシャルを見させられるのと、情報をみずから選んで探していくのでは、その困難も違うし、得られる価値も異なっている。
まぐまぐの登録数の多さは、情報は発信するものだということを誰もが分かっているからなのかもしれない。
◆Pubzine
メールマガジン配信サイト。
電子雑誌
◆月刊アイピーネット
PDFオンラインマガジン
◆週刊ダイヤモンド
PDF形式による販売。
◆Web現代
講談社デジタルマガジン。
雑誌のインターネット版として、週刊現代OnlineやINTERNET FRIDAY、月刊現代インターネット等もあり。
◆インターネットフォーカス
フォーカスの一部サンプルをWeb雑誌化。
◆ASCII DOS/V ISSUE WEB SITE
本誌でおなじみの連載やWebでしか見られないページをオンラインで掲載 。
水玉螢之丞﹁どんなもんありゃ〜すかぁ/V﹂を,本誌掲載から1カ月遅れで掲載など。
◆Web新潮
ハイパーテキスト小説 井上夢人﹁99人の最終電車﹂、コミック 松本零士﹃神々の黄昏﹄、ぶらうん管ノベル﹃怪しい乗客簿﹄など公開。
新潮文庫絶版100冊のサンプルも公開。
◆WNN-U 星と友達になろう!
天文や宇宙についての情報を楽しく紹介するサイトNN-UNIVERSEで、松本零士の漫画﹁宇宙博物史﹂を公開。
小説家サイト
◆LUNATECHデジタルブックストア
平井和正の全作品電子化を予定。T-Time形式で販売中。
◆YAMAGATA Hiroo: The Official J-Page
紙の書籍でも発売されたオープンソースに関する文書の日本語訳がフリーで公開されています。
◆竹内真のホームページ
小説すばる新人賞受賞の竹内真さんのサイト。
ネット小説﹃9レターズ﹄、短編小説﹃スペースシップ﹄、シナリオ﹃IMPRESSION﹄があります。
◆筒井康隆ホームページ
残念ながら、﹁筒井康隆インターネット小説﹂は休載中です。現在、新規購読申込も受け付けていないようです。
◆WATCH SEIKO
いとうせいこうさんのサイト。﹁ノーライフキング﹂の英文テクストを、電子ネットワーク上において、権利を一切放棄して公開。
エッセイ植物生活︵BOTANICAL LIFE︶も公開されています。
◆OmniStory 小説情報交換サイト
小説家サイトの国内最強リンク集︵検索可能︶や、ファンサイトのリンク集などが充実した読書系個人サイト。
CD-ROM、FD販売
◆きらら
デジタル出版物︵CD-ROM︶の検索サイト。
◆ミモザ・パブリシング
FDによる書籍データの販売。2冊のみ。
◆新書店・そんせん
FD、CDによる書籍データの販売。11冊。
点字
◆電子点字図書館
点訳サークル﹃リラ﹄による電子点字図書館。
◆バリアフリー電子図書﹁FDブッククラブ﹂
視覚障害者を対象とした、安価なバリアフリー電子図書の提供サービスを行うクラブ。視覚障害者ならだれでも入会できる。
◆てんやく広場
日本IBMのバリアフリーの扉というサイトにある、視覚障害者情報ネットワークによる点字データの目録等の紹介。
◆パソコン点訳工房
NIFTYのパティオ ﹃BASING ROOM﹄で作り出されたデータやパソコン点訳のノウハウ等の紹介。
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文市︵あやち︶=青野宣昭